山の情報・知識 Feed

2023年4月 7日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                         ・

四国八十八ヶ所を歩いて廻る... 琴参観光主催の

「がんばらない遍路道歩き16期」も、のお遍路

シーズンに突入!

3月19日は第32回目の開催で、愛媛県の44番札所の

大宝寺まで歩きました。

Dsc02376

伊予の山間には、「ここは、桃源郷?」と想わせてくれる...

時空を超えた不思議な世界が広がっていました (@_@。

「本当に歩いたのかしら?」

今でも、夢のような?幻のような感覚を覚えます。

それではレポートですenter

Dsc02335

今回の歩き出しは、愛媛県内子町の旧小田町の

本村周辺から、田渡川沿いを遡上し歩きます。

気温の上昇と伴に、この日はちょうど松山市の

桜の開花宣言が出た日だったそうです。🌸

道沿いには、早咲きの河津桜が咲いていました。

Dsc02356

遍路道は大きく2ルートに分かれますが、私達は鴇田峠越えの

道のりをチョイス。上田渡から砥部町に入り、ほとんど車の往来が

無い...山間の道のりを緩やかに高度を上げて行きます。

Dsc02364

この日は抜群の晴天に恵まれ、爽やかな日和に。

気温は約15℃で快適に歩くことが出来ました。

山間には、のどかな農村風景が広がり、俗界から

しばし離れ、心が穏やかになって行くのが分かります。

Dsc02372

道端には黄色の菜の花が咲き乱れ、

むせるような強烈なの匂い...

上には梅や桜の花が咲き誇り、

眩しい青空には白くたなびく雲...

しばし春の情景を満喫ウオーク heart04

Dsc02378

この区間の最高の季節の、最高の瞬間を

歩くことが出来ましたね。good

Dsc02384

臼杵エリアで、まずはひとつ目の峠越えとなる、

下坂場峠(標高570m)を目指します。upwardleft

Dsc02389

車道歩きを離れ、ようやく土道の山道へ。

Dsc02397

「やっぱり、山道を歩けるのは良いですね。」

夏場は厳しい登りも、気温が低く、楽に登れました。

Dsc02412

下坂場峠を越えれば、伊予の中予の久万高原町。

長かった南予を越えて来た感慨はひとしお。

宮成の葛城神社で昼食タイム。riceball

Dsc02422

午後は二つ目の峠越えとなる鴇田峠(ひわたとうげ)を

目指しました。横には川のせせらぎも聞かれて、

心地良いBGMが食後の眠気を誘いますnote

Dsc02447

下坂場峠よりも少しだけ登り応え有りsign01

でも素晴らしい山岳遍路道でしたぁ。

Dsc02449

Dsc02453

標高790mの峠に到着。

Dsc02459

峠から久万高原町の街中に下ります。

年によっては残雪も在りますが、今年は早々に

融けたみたいです。

Dsc02466

フキノトウを見つけました。

の収穫は嬉しいモノ。

「天ぷらに最高で~す!」

Dsc02468

標高差約300mの下りになります。

水気の多い場所ですが、路面は乾き、今日は大丈夫。

Dsc02474

今年は雪が少なかった様ですが、実は昨年のクリスマス前の

大雪の影響で、ここ久万高原町は自衛隊の派遣要請があった

ことを思い出しました。 その大雪の影響でしょうか?

雪の重みで無残に折れ曲がった木々が至る所で見られました。

Dsc02479

眼下に久万高原の町の中心部が見えてきました。eye

Dsc02486

ちょうど中心街では、ひなまつりのイベントが開催中sign01

急な出来事で、今まで穏やかだった心に、一気に

火が付いてしまった模様(happy01

Dsc02491

それにしても各家が独自に試行を凝らしてお雛さんを

飾ってあるので、見応えは十分。規模も大きいですheart01

こうなれば、歩行スピードも一気に低下 down

すっかり俗界に呼び戻されてしまいました(coldsweats02

Dsc02494

「お風呂に入れなくなるよ」の声が効いたのか?

皆さん重い腰がようやく上がり、札所に向けて再び歩行開始。

背後には今まで越えて来た山並みが広がっていますが、

どこを越えて来たのか?全く分かりませんでした。

Dsc02497

四国霊場第44番札所大宝寺(だいほうじ)の境内へ。

さすがの山寺で、参道の巨木に目を見張ります。

歴史と風格が漂う...名刹です。

Dsc02501

標高約560mに建つ本堂を参拝し、歩行終了。

これで88箇寺のちょうど半分の寺数になりました。

つまり、ここが88ヶ所の中寺(なかでら)に当ります。

【コースタイム】6時間50分  【歩行距離】約19.3㌔

【消費カロリー】1735カロリー 【総上昇量】836m

【総下降量】438m

次回は、久万高原の山岳路を歩き、45番岩屋寺へ。

つつじやシャクナゲ、そして新緑の山歩きに期待大です。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年4月 6日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

                                                。

4月2日は岡山県鏡野町の伯州山/はくしゅうさん

(標高1044m)に登りました。

339769898_616593963849174_274396448  

この山には絶滅危惧種にも指定されている貴重な

イワウチワの群生地が在り、見頃を迎える4月上旬~

中旬には山野草を愉しむ人達で賑わいます。eye

                                                     。

それではレポートです。enter

336358288_1407304076476141_14110230

今回は赤和駐車場から、時計回りに周遊コースを選択。

登山道の日陰には残雪も...

336485298_547894027417299_334332643

レベルは初中級★★、歩行時間は約5時間を予定。

沢丹土線林道を詰めて、丸山(標高954m)から、

高清水トレイル縦走路に合流。

336180526_233410352534369_749124570

西方向に向かい、展望台を経由し、伯州山を目指します。

まだまだ冬木立の道ですが、陽射しがたっぷりと射し込み、

気分は爽快そのもの (happy01heart04

336668611_881625389578346_562813509

336251352_584639133622487_790228919

展望台が見えて来ましたよnote

この日は抜群の登山日和に恵まれましたぁ。

336516911_710075190908219_298319671

展望台でランチにしました。riceball

336892085_1345250682867959_44882747

本当に素晴らしい縦走路ですsign01

オススメします (happy02good

336145946_181685224723324_761670791

伯州山山頂に到着。

336165970_125862143715680_857264329

遠くに雪を抱いた伯耆大山も見えましたぁsign01

336248488_251956617177262_751396398

336163364_1376520659815375_737647_2

下山は滝谷コースへ。

336555038_1117941882933504_85979886

コース案内板 upwardright

339458210_257199016661667_547085321

339780348_1321757178748495_62309249

お花は丸山付近の群生地で、咲き始めていました。

四国では見ることが出来ないお花なので、出会えて

大感激でした。(lovely

336381450_1158224804853143_93063063

336274330_241423371666016_540330053

アフターウオークは、「裏見の滝」で有名な岩井滝へ。

春山満喫の山旅でしたぁ~。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年3月24日 (金)

ベースキャンプ高松店です。

                                                                              .

3月12日は、徳島県三好市の祖谷山系に属する、四国百名山の

寒峰(かんぽう/標高1604m)に登りました。

335697917_1220349891947750_417819_2

頂上付近は草原状で、360度の大展望が広がります。eye

そして山腹には、黄色の福寿草の群生が見られ、お花の

季節には大勢の登山者で賑わいます。

333049969_743132070652261_3545209_2

今回の登山コースは、東祖谷奥ノ井集落の住吉神社を

抜け、上部の林道から登る...短縮コースで登りました。

335522866_1386725815395906_189887_3

335618011_667778005348594_3668159_3

福寿草は、ちょうど見頃でした (happy01good

黄色の光沢のある花は、陽射しを一杯浴びて、

輝いていましたぁ。

この光景こそ、四国の山に春を告げる風物詩のひとつ。

お花を踏まない様に、慎重に歩きました。sweat01

333508751_895229688432848_2579333_2

標高を上げて行くと、残雪が出現。

333699815_3319543174973576_287934_2

この時期としては、少し雪量は少ないかな?

気温の上昇で大分融雪が進んでいました。

335710335_167179119473576_7879412_2

上部の群生地は雪解けしたばかりの中から、

ニョッコリと咲き始め状態でした。

335591856_664016275732784_2920894_2

冬木立の登山道には陽が射し込み...

明るい森が広がります。

336029570_576067727789047_2763944_2

寒峰の頂上直下。

気温も上昇し、まさに春の陽気に。

336290134_5752453648214926_872227_2

335594391_612212620269927_5105040_2

山頂に登頂sign01

遥か先には、剣山系の盟主、剣山と次郎笈も

バッチリ見えました。

333049036_552163023721629_2532192_2

東に延びるのは、祖谷山系の山々。

335488142_2152403444951740_420778_2

お天気に恵まれて、大展望を欲しいまま...

335594174_6033266723386671_917520_2

往路をゆっくり下山しました。

                                                 。

さぁ、これからはが忙しい時期になりますよ。(happy02)/

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年3月 5日 (日)

ベースキャンプ高松店です。

3月4日に、徳島県の剣山と次郎笈に登りました。

330423933_6092049027521080_35199781

1月に登った時より雪は少なかったものの、まだまだ

しっかり雪は残っていました。snow

天気も良かったので、剣山山頂から、兄弟峰の次郎笈まで

足を伸すことに。下山時のトラバース道はピッケルを駆使して

慎重に下山。雪山登山を満喫出来ましたぁ!

それではレポートです。enter

330373269_225039099984414_1514162_2 

第三ヘアピン辺りから圧雪された雪道です。

330325098_592256342490134_8086922_2

登山開始。この時の気温は−1℃。

334787204_1874691082886661_829028_2

見ノ越登山口から、西島を経由して剣山を目指しました。

334738468_870320687361229_1170830_2

雪を被った次郎笈。「白いですねーheart01

330383951_112322581736307_5535443_2

剣山山頂に続く木道。

330364684_1680215835727862_11556194

剣山の山頂を経由し、次郎笈を目指します。

334795039_606125441529135_1968281_2

登山道は、雪と岩のミックス。

アイゼンを岩に引っ掛けない様に注意して、

下りました。danger

330423933_6092049027521080_351997_2

眼前に広がる...美しい次郎笈。

ここから鞍部に下り、吊尾根に出ます。

330288595_559684229461375_7120636_2

吊尾根から、次郎笈への取り付きへ。

334406475_695579765585211_6961538_2

雪庇が出来ていました。

334741989_188162517187609_8169155_2

次郎笈への急登。

334848856_1389976901766288_363225_2

縦走路の遥か先には、雪を被った三嶺。

330357727_571588444912036_350564661

後ろを振り返れば、先程登っていた剣山の雄姿が...

334699962_547011407410657_5070406_2

次郎笈直下。 「もうすぐですよ。」

330459280_781769412821721_9124689_2

次郎笈(標高1,930m)に登頂sign01

330307116_1365634017556611_924994_2

次郎笈で昼食後、下山開始。

334794594_9194449083929250_512036_2

吊尾根から、剣山のトラバース道へ。

左斜面は深い谷なので、慎重にsign03

330359935_1592320334566992_340617_2

この日は午後から、雪も緩み、足場もしっかりして来て、

歩行条件は良かったので、助かりました。

このトラバース道は、特に要注意dangerdangerdanger

出来れば剣山の山頂に登り返して、刀掛けの松を経由する、

尾根道ルートでの下山をお薦めします。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年2月 8日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

2月5日(日)は、広島県の比婆山(標高1,264㍍)

遠征して、雪量たっぷりの山歩きを満喫しました。

329338178_715074180117951_694758871

コースは県民の森公園センターを起点に、

出雲峠~烏帽子山~比婆山御陵を経て、

スキー場の隣を通る... 周遊コース。

積雪量は多かったですが、登山道はしっかりと

踏み固められて、とても歩きやすかったです。

積雪量はスキー場で、約1㍍50㌢だったそうです。

天気にも恵まれてsun、更にナカナカお目に掛かれない

スノーモンスターとの出会いは、驚きと感動がsign01

ホント最高に楽しい体験尽くしでした。(happy01scissors

それではレポートです。enter

329541589_1303605553531471_26512760

県民の森公園センターから出発です。

「いざ、白銀の世界へ~」

329157518_526113149379673_549413818

登山道は踏み固められていましたが、折角用意していたので、

スノーシューやワカンを装着して歩くことに...

322113087_1114371843347182_91294465

「ラッセルかな?」そんな予想を覆す...

しっかりとトレースが付けられていましたぁ。

321913243_936557597506280_577862255

出雲峠の避難小屋。

「雪の重みが心配..」

そして屋根に幾重に積もった雪の層が確認出来ました。

322117094_1197071874247334_73162817

329220412_1259217971363648_79800440

烏帽子山からは、遠くに鳥取県の伯耆大山が見えました。eye

まるで幻の様で、本峰横には烏ヶ山も...

329347739_3376167696045103_42273772

風も無く、暑いぐらいです。sweat01

329410975_697757465464418_466604136

左手に、これから登る比婆山御陵が見えています。

329254462_5893057630806988_51061166

山頂手前の樹林帯。

ここから、楽しいスノーハイクが始まりましたぁsign01

329525521_1220386741932313_58793965

スノーモンスター①

321560780_562640468919414_247417801

スノーモンスター②

329338178_715074180117951_6947588_2

山頂手前の樹林帯は、目くるめく雪の造形美の競演。

スノーモンスター化した木々を眺めての歩行は面白かったですnote

329202377_880139126772984_438112194

比婆山山頂(御陵)に到着。

ここからは、ノー・トレ-スの道のり...

329659335_851893962540334_328738438

各々好きなシュプールを描いての下山。

さすがにスノーシュ・ワカンの威力は素晴らしく、

ツボ足だと腰まで埋まるのに、ヒザ辺りで止まってくれます。

「これは楽しい~」   「爽 快!」 heart04

誰も足を踏み入れていない雪の中を思うままに...

Cid_1862b67ffcde4e019f73

童心に返っての雪遊び... snow

ぜいたく、過ぎますよねぇ。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年2月 7日 (火)

ベースキャンプ高松店です。

2月1日は、兵庫県の淡路島の南部をほぼ東西に連なる、

諭鶴羽山地の西側に在る、標高607.9㍍の関西百名山の

諭鶴羽山(ゆづるはやま)に登りました。

淡路島の最高峰でもあります。

328137614_920082485673134_799947670

スイセンの咲く季節には花の散策を兼ねて、

トレッキングを楽しむ登山者が多い...人気の山です。

レポートです。enter

328831128_573763224362762_277139016

今回の登山口は南東側の表参道登山口。

327470705_1313348496180470_84425516

「諭鶴羽古道」を辿ります。

323431752_6060530157301173_17466240

近畿自然歩道の道。常緑樹の中の道のりが続く。

326707110_1403790413760350_59196121

諭鶴羽神社に到着。

327906100_909792780048763_452941586

眼下には瀬戸内海に浮かぶ沼島が見えた eye

328347397_1291534648238276_81500103

こちらは大鳴門橋。

「結構、海岸線から登ってきましたねup

326207406_730712118465343_556227738

諭鶴羽山の山頂に登頂 \(happy01)/

326821688_3600158933603678_23350849

327958325_559985372722161_661645721

途中の日陰では、残雪も...

この時期は意外にも頂上部に雪が残ることが多いです

念の為に、軽アイゼンを持参されることをお勧めします。

328942074_1355812318536767_82813352

往路を戻り、無事下山。

329177414_685256736684048_107539250

327909990_2234753320047606_89214809

328536101_665064125451398_485521784

下山後は咲き誇る水仙郷で、お花見散策 run

「ひと足早く、春の到来を感じることが出来ましたぁ」

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月26日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

1月22日は高知県安芸市の東山森林公園

(ひがしやましんりんこうえん)行って来ました。

326998781_721751156176397_294219175

国道55号線沿いに在る、伊尾木洞の奥に在る、

標高360㍍の山林を整備した自然公園の最高峰へ。

山頂からは安芸市街や太平洋が見渡せて、春はツツジや桜、

秋にはモミジ等...四季折々に楽しめます。

それではレポートです。enter

326926202_1188848302026178_68955867

駐在所の横が入り口です。

325954505_450477237170364_499811246

入り口から約300m歩くと、最奥に滝が在ります。

325592924_1320470825403899_25725583

洞窟を抜けたら、左右に垂直の切り立った岩肌、

岩肌には天然記念物のシダ植物が自生しています。

そして不思議な空間が出現。ここが伊尾木洞。

この洞窟は周囲が海だった頃、波の浸食で出来た

天然の海食洞だそうです。

326379661_699840551593994_454609065


326848473_958042105175545_420461165

滝の手前で、沢歩きは終了です。

325427023_1151122432255818_42821981

青空が出て、早春を思わせる...山歩きですnote

325597104_1391791731577485_20043162

標高360mの山頂に到着。

326873502_741497994287288_499229816

下山は反時計回りの周遊コースを使用し、

無事下山しました。

雪の無い、低山陽だまりハイクもお勧めです。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月24日 (火)

ベースキャンプ高松店です。

1月21日に那岐山(なぎさん)に登りました。

323346747_1498990380587627_77539027

鳥取県八頭郡智頭町と岡山県勝田郡奈義町の境界の山です。

登山道も整備されて、アクセスも良いので、人気の山です。

日中は曇っていましたが、ほぼ風が無く、快適に歩けました。

それではレポートです。enter

323910971_2182556791915867_53377637

朝8:30過ぎの駐車場です。水分を多く含んだ

雪がうっすらと積もっていました。

323413615_882652682980792_595129523

今回は雪が少なかったので、Bコースから登りました。

昨日まではこの辺りは全く雪が無かったそうです。

323420454_924416015258768_211260523

323436745_24776645858616092_2201457

「お~っsign01この靴はラ・スポルティバ社の W’S

ネパールキューブGTX」今シーズンは、この白色に

一目惚れして購入された方もいらっしゃいました。(happy01good

323454076_1224151631870980_93626920

中腹辺りでは約5㌢の新雪の層。

昨晩から降った様です。

324080015_3408999556013953_385552_2

標高1000㍍を越えた稜線。新雪が10㌢位です。

握っても固まらない雪質です。

323912053_1181794856040932_63619992

霧氷がとても綺麗でしたheart01

323458167_827642828333693_521089918

黒い人だからが見える所が、山頂です。

標高は1,255㍍です。

325669417_591046249513203_381695945

山頂からCコース分岐のピークの景色です。eye

稜線の右側北斜面に多く雪が積もっていますね。

323894406_875317726888897_379025973

Cコース分岐へ向かう稜線で、山頂を振り返りました。

時間は13時過ぎで、山頂には誰も立っていません。

323299368_853491989244616_673582519

稜線上の標識には可愛いエビのシッポが付き始めていました。

下山はCコースを選択し、無事下山しました。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月21日 (土)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

先月18日開催の琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」

16期の第29行程が、2022年の歩き納めになりました。

Dsc00926

昨年末は四国でも結構雪が降ったエリアがありました。

特に九州の玄界灘から抜けて来た雪雲が愛媛県の南予の

平野部や中予の山間部に掛かり、大雪を降らすことがたまに有ります。

この日は南予の宇和島・西予市の市境からの歩行でしたが、

まさに前日夜半から降り続いた積雪で、一面雪世界に snow

高速道路も四国ではこの区間だけが通行止めでした。

Dsc00873

そんなこんなで、一部一般道を経由して、どうにか

出発点に到着。雪の足元対策をしっかり整えて歩行開始。

参加者一同、「まさかここまで...」

それぐらいの積雪量でした。(驚)

Dsc00877

予報では段々と天候が回復するとのことでしたが、

実は朝の歩き始めが時折晴れて、一番良かったです。

特に香川県人にとっては、雪って、日常に無い、珍しい

光景なので、最初はテンションが爆上がり状態でした。

Dsc00882

歩道帯は融雪が進んでいましたが、街路樹上は

融けずに真っ白な雪が残っていました。

「雪の遍路道歩きも風情が有って良いですね」

Dsc00892

当初は「直ぐに止むか?」と思っていたのに、断続的に

雪は降り続きました。ゴアテックス未搭載のウオーキング・

シューズは悲しいかな(weep)浸水が始まりました。

仕方なく、新しい靴下を買う羽目の参加者も。

Dsc00898

Dsc00905
約5.7㌔程歩いて、四国霊場第43番札所明石寺へ。

お寺迄歩いたら、一旦バスで近くの道の駅へ回送。

道の駅併設のレストランで温かい昼食を頂きました。

Dsc00886

この日、道の駅では催事が行なわれていて、店頭では

エビやイカ等の海産物を焼いたり、特産のお肉を焼いたりと

対面販売が行なわれていました。

お外は寒いけれど、胃袋はヌクヌクで満たされる...

Dsc00914

再び明石寺の参拝から、午後の部の再開。

雪をまとったお寺も風情がありますねぇ。

Dsc00926_2

明石寺から裏山を越えて、宇和の町並みへ。

山岳路には積雪がたっぷり。

皆さんの顔もほころびます。(happy01

「こんな雪の中を歩けるとは思いませんでしたぁsign01

Dsc00937

ほぼ新雪のバージンスノーの道のり。

フカフカの雪面をツボ足歩行。

簡易アイゼンを用意していましたが、結局使わず仕舞い。

Dsc00946

宇和の「卯之町」は風情ある町並みが保存されています。

「国の重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。

伊予では宇和・大洲・内子と歴史ある町並み歩きが

愉しめて、これからの3行程を私達は「伊予の町歩き

シリーズ」と呼んでいます。

Dsc00949_2

この辺りで観光スポットとして有名な開明学校。

明治に開設された洋館造りの学校です。

Dsc00959

雪が激しく舞ってきました。おまけに進行方向から強風。

この時ほど、「ゴーグルが欲しい」と思ったことは

ありませんでした。傘で顔を隠しての歩行。

Dsc00969

旧道から国道56号に出て、進路は北へ。

一面雪世界は、まるで北国に迷い込んだみたい...

Dsc00981

道中の標識。こんな雪の日にも歩いているお遍路さんは

数名、いらっしゃいました。

まさか、四国で雪に遭うとは... きっと面食らったことでしょう?

Dsc00983

当然、歩くだけでは無くて、しっかりお買い物も。

この辺りも、じゃこ天が特産品です。

Dsc00991

結局、雪は止むことなく、降り続きました。

歩きながら、高速道路の通行情報をチェックし続けましたが、

やはりこの西予宇和~大洲間だけが通行止めが継続でした。

Dsc00994

Dsc01004

冬至間近で日暮れが早いということも考慮し、

残念ながら途中で歩行を断念。

結局最後の鳥坂峠越えはあきらめました。

歩行距離は当初21㌔を予定していましたが、

最終で15.7㌔で、歩き納めとなりました。

帰路、本当にこの区間を抜けたら、みごとに雪は無く、

皆さん、呆気にとられた感じでした。

忘れられない雪道行程は、きっと記憶に深く刻まれることでしょう。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月20日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

少し間が空きましたが、土佐から伊予の国境越えの

「遍路道歩き16期」の宿泊行程の後半戦のレポートです。

Dsc00560

前日の雨から一転、素晴らしい天候の中、

「修行の道場・土佐」から「菩提の道場・伊予」へ、

とても重要な国境行程を歩くことが叶いました。

Dsc00404

中村市内で宿泊した翌朝。

気温8℃。霧掛かった道のりをスタート。

出発点は昨日歩き終えた39番延光寺の参道入り口から。

Dsc00409

宿毛市内(すくも)に向かう道中で霧が晴れて来ました。

上空はピーカンの青空 \(happy01)/

Dsc00424

長々と歩いて来た土佐路の道のりも、ようやく

最西エリアに到達。市内の中心部を横断します。

Dsc00429

北側に今から越えて行く山並みが広がって見えました。

コンビニでお弁当を購入し、靴をトレッキングに履き替えたら、

いよいよお待ちかねの国境越えの山岳遍路道へ。

Dsc00434

宿毛貝塚から、急な山道に取り付きます。

後方には、宿毛湾と宿毛の町並みの眺望。eye

Dsc00442

歩き遍路の方には、とても評判の良い道のりです。

アップダウンも程々で、陽射しを遮る樹林帯の道には

所々でミカン園が開けて、自然と人工が織り成す山間の

風景が、のどかで心地良く感じられますnote

加えて黄色のツワブキの花がまた艶やか~。

Dsc00446

土佐名物の文旦の栽培が盛んです。

Dsc00463

道端には遍路道の所在を示す石仏も...

前半は軽やかな3つの登り、下りの低山越えが在ります。

Dsc00470

天気が良いので、山の緑も映えますね。

気温も一気に上昇。up

Dsc00476

Dsc00503

ここが土佐の国、最後の集落。

そして前半の山岳行程の終了。

かつての松尾番所跡が在ります。

Dsc00525

後半の山岳行程へ。

国境となる松尾峠を目指し、標高差約290mを

登って行きます。

Dsc00541

木漏れ日降る道のりは、気分も明るくなりますね。

歴史と信仰の山岳路ならではの風情もたっぷり。

Dsc00543

そして幻想的な光景も...

山登りの方にもお勧めしたいコースです。

Dsc00546

巨木も。

Dsc00560_2

眼下には輝く宿毛湾。

標高約300mの松尾峠に到着ですsign01

Dsc00573

この峠には通夜堂が建立されています。

峠でランチriceball

Dsc00583

土佐・伊予の国境で記念撮影。

阿波⇒土佐⇒伊予 ...と、遂に3県目に入場。

土佐路は本当に愉しかったですね。

Dsc00596

伊予路をスタート。

Dsc00602

峠をはさんで、それぞれの県で道の雰囲気も

ガラッと変わったから、驚きです。

Dsc00607

松尾峠から標高差を約200mの山道を下り、

車道へ下山。

Dsc00609

Dsc00618

愛媛県の最南に当たる、愛南町(あいなんちょう)

旧一本松町エリアへ。

Dsc00621

最後、札掛地区迄歩いて、歩行終了。

2日目は約19㌔の歩行でした。

次回からは再び伊予路の途中からの歩行です。

ベースキャンプ高松店スタッフ