山の情報・知識 Feed

2023年1月19日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

先月の琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」

17期の第4行程のレポートです。

この日も晴れて、最高の歩行日和に恵まれました。

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今回は前回の「遍路ころがし」の続きで、

前半は山岳路、後半は車道歩きをつなぐ...

約21㌔のミックスルート。

特に後半が「長~く感じられる」行程です。

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歩き出しは標高約700mの四国霊場第12番札所の

焼山寺(しょうざんじ)。気温は10℃を下回っていました。

ここから標高差460mを一気に下ります。down

が、すぐに大きな蛇が現われて、一同ビックリ(bearing

実はこの焼山寺には大蛇伝説が有り、「その由来に

ちなんで出現したのかな?」そんな気も...

「まさか12月の寒さにまだ居るとはsign03

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杉木立xmasの植林帯を下って行きます。

道の整備状態は問題無し。

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途中で「元祖お遍路さん」と称される衛門三郎

(えもんさぶろう)とお大師さんが出会った場面を

再現したモニュメントが在り、お遍路さんには

大切な場所になっています。

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杖杉庵(じょうしんあん)の大イチョウの

色付いた落葉が綺麗でした。

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更に標高240mの鍋岩まで、急降下が続きます。

「木漏れ日射す道のりは、気分が良いですね。」

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鍋岩からは集落間をつなぐ、かつての生活道を

歩きますが、とにかく秘境ムードが凄く感じられます。

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車道歩きだとかなり大廻りするところですが、

遍路道だと随分と歩行距離が短縮されます。

基本下りなのですが、1区間のみ峠越えの登りが

在ります。

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再び標高差215mを登り、標高455mの玉ヶ峠で

少し早めのランチriceball 気温は約6℃。

日陰で極寒でしたぁ。

峠には風情あるお地蔵様が優しい眼差しで佇んでいました。

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南側に開けた、神山町ののどかな山間を

下って行きますnote 眼下には鮎喰川(あくいがわ)

流れています。陽射しをたっぷり浴びて、

昼食後の歩行は少し眠たい感じ... 

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標高約85mの阿野集落に下山。

ここで靴を「トレッキング」から「ウオーキング」にチェンジ。

まるで翼が生えた様に、足が軽く感じられます。heart04

ここでまだ10㌔地点。半分も来ていません。

後半戦のスタートsign01

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道端にはお遍路さんが休憩中?と思いきや...

なんと、かかし のお人形さん でした。(coldsweats01

ほのぼのとする情景です。

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遍路道の道端の人影は全て かかし ?

右の腰かけたご夫婦も、左前方の農作業の人影も、

全てが かかし でした。

たまに かかし が、急に動いて驚く事態も(笑)

本物と偽物、ほぼ分からないクオリティの高さです。

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鮎喰川に架かる潜水橋で、「ハイ、ポーズ!」

高所恐怖症の方には怖い高さです。

ちなみにこれらは、かかし ではありません。(笑)

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南北に高い山並みがそびえ、その間を鮎喰川が蛇行して、

その川の流れに沿って下って行きます。

駒坂エリアがちょうど本日の中間点です。

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ほぼフラットな車道歩きが続きます。

問題は日暮れまでに最終ポイントに着くか、どうか?

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単調な歩きに疲れたタイミングで、お接待タイムsign03

道端でテーブルを開き、温か ぜんざい を 振舞いました。

ヌクヌクで、甘くて、大好評 sign03

「パワーを頂きました」

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長々と歩いて来た神山町から、遂に徳島市内に入場。

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日の暮れる中、歩行は続きました。

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遂に四国霊場第13番札所大日寺に到着し、歩行終了。

おつかれさまでした。

本日も頑張って歩いて頂きました。

「前回の遍路転がしよりも厳しかった」との声も。

さて次回は約27㌔の長距離歩行に挑戦!

徳島市内の札所巡りです。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月14日 (土)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

今年の「初歩き」は、四国でもスノーシューが、

しっかりと愉しめる...剣山系の塔ノ丸(とうのまる)へ。

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昨年の「歩き納め」が白銀の剣山だったのですが、

頂上から眼下に白く延びた尾根がとても印象的で、

久々にスノーシューで歩きたくなっちゃいましたぁ。enter

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それではレポートです。

1月11日。快晴sun

剣山の北西に位置し、祖谷山系との間に位置する塔ノ丸。

一面笹原に覆われ、なだらかな山容を誇り、眺望がとにかく抜群sign03

比較的に登りやすい入門クラスの山ですが、冬場の雪量は結構多めです。

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登り口は国道438号線沿いの夫婦池(めおといけ)。

放射冷却の進んだ朝でしたが、陽が射し、外気温は3℃でした。

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まずは樹林帯の中を進みます。

ピンクのテープが木々にマークされて、幾つかの

トレースが残っていました。割と締まっていたので、

樹林帯はアイゼンも付けずに、ツボ足で歩行。

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樹林帯を抜けると、真正面に山頂部が白く輝く

塔ノ丸が見えました。が、結構な距離、そして高度感sweat01

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大きく、深い足跡を発見sign01

そして一歩進む毎に雪を踏み抜き始めました。

つぼ足での歩行も限界かな?

雪量は大体深い所でひざ上ぐらい...

「これはさすがに疲れるなぁ ~」 (bearing

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行く手に一面白銀の世界が広がりますnote

右から1682m峰、真ん中に塔ノ丸、左は二百名山の三嶺。

年末年始で好天が続き、雪量も後退気味かな。

途中で笹や地面が顔を出している場所も在りました。

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「ヤッタ~、登るぞ~sign03

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ホント久々に、TUBBSのスノーシューの登場sign01

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「うそ~、全然違う...」 

全く踏み抜かないし、快調に進める。

浮力と云うより、広い支点で体重を分散してくれる...感じ。

例え踏み抜いても、くるぶし辺りまでしか沈まない。

すっかり忘れていた、新鮮な驚きでした。

「スノーシューとダブルストックでどこまでも歩いて行けるぞ」

「スノーマウンテン・ハイup」になってしまっていました(笑)

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shine白銀の尾根道はまぶしい。shine

照り付ける陽射しで、顔は直ぐに焼けます。

この日は単独行2名、ペア2名の4名に出会いましたが、

皆同じように顔が真っ黒。(coldsweats01

そしてサングラスのフレーム跡だけが白い...

下山後、車のバックミラーに映った自分の顔に思わず、

笑ってしまいました。全く同じで、真っ黒。

雪山にサングラスは必携です eyeglassshine

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多くの方に「偽ピーク」と呼ばれる1682m峰の向こうに、

本峰が見えてきました。

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展望の尾根道からは、北に剣山、次郎笈の兄弟峰。

そして美しい雪紋(シュカブラ)も。

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1682m峰から一旦下り、登り返せば塔ノ丸山頂です。

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頂上直下の最後の登りです。

遮るものの無い、ただっ広い尾根なので、

天候が悪ければ、道迷いが心配ですね。

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塔ノ丸(標高1,713m)山頂に到着。

それでは素晴らしい眺望をどうぞ。

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祖谷谷を隔てて、日本二百名山の三嶺。

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北側には矢筈山を主峰とする祖谷山系の山並み。

順光を浴びて、屏風の様な佇まい。

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遥か彼方に雪を被った山容は、鳥取の大山。eye

「本当に見えるんですね」 驚きです。

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360度遮るものの無い...大展望が、

この山の最大の魅力。

特に冬のこの時期が素晴らしいですね。

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大展望に満足したら、スノーシュー履いて、下山開始。

天気さえ良ければ、冒険心や達成感がくすぐられる...

愉しい雪山歩きコースです。

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登って来た道を下って行きます。

尾根伝いには、登山口の反対側にそびえる丸笹山、

そして赤帽子山も見えています。

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仲良く並んで、剣山と次郎笈。

尾根道ではその眺望が、ず~っと見れます。

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樹林帯迄戻って来ました。

実はこの先の樹林帯中で少し迷ってしまいました。

複数のトレースに、ピーク回避のトラバース道も現れ、

何回か、往路を外れそうになりました。danger

やはり時間的な余裕は絶対、必要ですね。

下山時の気温は5℃でした。

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気になるアクセスですが、第1ヘアピンの手前から

雪が路面に現れてきます。年末年始はまだ白い雪状でしたが、

融雪そして朝晩の凍結が進み、雪が半透明で凍結している箇所が

下の方に多いです。下りのスリップにはご注意ください。rvcar

歩行データ: 行動時間:4時間  歩行距離:8.39㌔

消費カロリー:2,493カロリー   平均スピード:2.1㌔/h

総上昇量:522m  総下降量:485m

風が殆ど無く、上は長袖アンダーウエア、中厚ハーフジップシャツに

マムートの裏起毛の軽量防風ジャケットの3枚。

下はアンダーウエアに、薄手のタイツ、ミレーの中厚手のズボンの3枚。

アウターの上下を履かずに歩きました。条件がかなり良かったです。

Wkann

今回はスノーシューを使いましたが、最近人気の

「ワカン」もお勧めしますsign03

お勧め理由は、軽くてコンパクトで、持ち運びが便利。

更に歩行の際にスノーシューの様に左右の干渉も少なく、

歩きやすいことです。コストパフォーマンスも良いし、ね。

当店では人気のワカンが揃っています。

深雪に欠かせない雪山装備品です。是非!

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月12日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

1月9日は高知県仁淀川町の長坂山の中腹に在る、

通称「赤滝・白滝」へ行って来ました。

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厳冬期には高さ30m、幅20mに渡って、滝が岩肌に凍り付き、

幻想的な大自然のオブジェが楽しめます。eye

夢の森公園のトイレ前から、時計回りに進む周遊コースは、

登り降り共に、雪の急斜面のトラバースやロープ場が在り、

アイゼンなどの冬山装備が必携です。

それでは、レポートです。enter

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公園のトイレの前が登山口。

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岩場の危険な場所にはロープがあります。

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アイゼンを装着して慎重に登ります。

 

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分岐は右に、滝に向かいます。

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雪は多く、30センチほど。

可愛い滝でした。

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そしてお目当ての赤滝に到着。

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「凄~い、壮観な眺め~sign03

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今日の滝はまだ成長途中かな?

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中津明神山が白く輝く。

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氷瀑を愉しんで、慎重に下山しました。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2023年1月 9日 (月)

ベースキャンプ高松店です。

1月7日(土)が、今年の「初歩き」になりました。

初歩き」に選んだのは、徳島県の剣山(標高1,955m)。

四国では人気の雪山入門コース!

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見ノ越から登り始めましたが、今回は「夏道」とは別の

冬季ルート」を使いました。

積雪もたっぷりで、吹き溜まりでは腰辺りまで埋まります。(bearing

昨夜から早朝に降ったばかりのバージンスノーに感動しました。

この日は悪天予報の影響で、ほとんど登山者は居らず、

ゆったりと快適に登ることが出来ました。(happy01scissors

それではレポートです。enter

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第一ヘアピン辺りからはしっかり雪道です。

今回は四駆+スタッドレスタイヤで行きました。(チェーンも携帯)

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見ノ越をスタート。

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登り出しの剣神社で−3℃でした。

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「冬季ルート」は基本尾根道で、急な登りもありますが、

しっかりピンクテープもあり、分かりやすいです。

気温上昇時の「夏道」のトラバース道は、雪崩に要注意sign01

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冬季ルートは西島駅のリフト裏に出ます。

もちろんリフトは動いていません。

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刀掛ルートを行きます。

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刀掛けの松。

「物凄~く、積もっていました」

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頂上ヒュッテ手前で、ナント晴れ間が出てきました。

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剣山頂上ヒュッテ。営業はしていません。

ここで気温は−5℃でした。

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剣山山頂に到着。 \(happy02)/

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少し下りた岩場のところで写真撮影タイムです。camera

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ちょうど山頂手前ぐらいから晴れて、雪をかぶった

次郎笈を見ることができました。

「最高です」 good

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一ノ森方面です。eye

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下山開始。木道の真ん中部分は空洞なので、

踏み抜き注意です。danger

結局、登りも下りも雪でしたが、山頂時のみ晴れていました。

物凄い心掛けが良い人がいらっしゃったのかなぁ?

そんな恵まれた2023年の「初歩き」でした。

今年も色んな山レポートをお届けしたいと思います。

宜しくお願い致します。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年12月29日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

12月27日に、西日本第2標高を誇る...

徳島県の日本百名山の剣山(つるぎさん)に登りました。

お天気は快晴で、素晴らしい雪山登山を満喫しましたぁ。

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四国では雪山の入門レベルで、人気の剣山。

今年は特に年末年始にお出掛けされる方が多い様で、

装備品や雪山情報の収集・ご相談のご来店も目立ちます。

今回はそんな方の為に、雪山レポートをお届けしますね。enter

まずアクセス道ですが、高松から行きに貞光経由の

国道438号を、帰りは439号で祖谷経由で帰りました。

どちらも除雪作業が行われた直後の様で、路面に雪の氷化も無く、

うっすら雪が均等に均されて、スタッドレスタイヤでも

大丈夫そうに感じました。rvcar

かつてヘアピンカーブで何度も90度の急回転を経験しているので、

2WDですが、登りは雪道が現れ始めた葛篭集落手前で、下りは

名頃集落辺り迄、安全策を取り、タイヤチェーンを装着しました。

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高松から行きは約3時間掛かり、登山口の見ノ越へ。

気温は-5℃でしたが、いきなりの登りで汗をかくので、

ファイントラックのベースレイヤーにドライレイヤーを重ね、

ノースフェィスの長袖ハーフジップを3枚目に、マムートの

裏起毛のウインドシェルを4枚目にして、前ファスナーを開けてスタート。

冬用のアウターシェル(5枚目)は結局着ることは無かったです。

厚手よりも、むしろ薄~中厚手を脱いだり...着たりする方が良いかも。

下はパンツに極薄手のタイツを履き、ミレーの中厚のズボンの上に

雨具下を羽織り、最後までそれで問題は無かったです。

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昨冬はアイゼンの装着タイミングが遅かったので、

今回は剣神社横で早々と6本爪アイゼンを装着しました。

今ならチェーンアイゼンでも大丈夫です!

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まずは登山リフトの下を潜る...トラバース道へ。

雪質は少し固めで、アイゼンが効く感じ。

しっかりとトレースは付けられており、

雪崩の心配も無い様なので、夏道を進みました。

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見ノ越から標高差、約260m程度の登りで、

西島へ向かいます。意外と急登に感じる箇所も

出て来るので、無理せずにゆっくり登ることが肝心。

体温調節も早めにすることをお勧めします。

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樹林帯を抜けたら、前方に剣山本峰(右上)と

リフト駅舎(左上)が見えてきます。雪質はサラサラの

パウダー状態で、ひざ下位の積雪量でした。

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陽射しがまぶしくて、サングラスを掛けました。eyeglass

天気が荒れれば、ゴーグルが要りますね。

晴天時は「雪盲」になる可能性も有るので、

サングラスやゴーグルの装備が必須です!

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雪山の必需品のダブルストックには、雪山用のバスケットを

必ず装着してください。多くの方がピッケルをザックに

付けていましたが、ダブルストック派が多かったですね。

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リフト駅横には休憩所が有り、中に入れそうでした。

吹雪いたら、退避場所として非常にありがたい場所です。

ここからはトイレと駅舎の間を抜けて、更に上へ。

刀掛けノ松を経由する、尾根ルートを登るのが冬場はベストです。

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青空に真っ白な霧氷shineがとても美しいですsign01

この日はお昼を過ぎてもず~っと見れました。

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しっかりとトレースが付けられています。

木々も減り、少しずつ雪量も増えて来ました。

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尾根からの東側の素晴らしい展望が広がります。eye

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この尾根道も急な登りが幾つか有ります。

パウダー雪なので、足場の踏ん張りが効かず、

安定せずに滑ることもありました。sweat01

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木々にまとわり付く雪で、ミニモンスター化していませんか?

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霧氷から、エビのシッポ状態に...

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時折、雪を踏み抜いた跡が出てきました。

体重が有る方や重装備の方には辛い状態です。

今日もテント泊、縦走される方が大きなザックを

背負い、登っていました。

雪量は股下ぐらい迄に上昇up

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標高は1800mを越えて、頂上ヒュッテが見えてきました。

トレースの幅が狭まった来ましたが、吹き溜まりの雪量は

1m程に感じました。

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冬季休業中のヒュッテを右に抜けて、頂上部へ。

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ただっ広い剣山の山頂部です。

これが有名な「平家の馬場」と呼ばれる所。

山頂の標高は1955m。登山口からの

標高差は約555mです。気温は約-6℃でした。

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展望テラスから北西のパノラマ眺望sign03

雪化粧された四国の屋根が開けていました。

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眼下には丸笹山と赤帽子山の連なり。

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手前になだらかな山容の塔ノ丸。

スノーシューを買ったら、絶対歩きたいコースです(笑)

奥に連なるのは矢筈山を主峰とする祖谷山系の山々。

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遠くには人気の日本二百名山の三嶺。

そしてここ剣山から三嶺へとつながる縦走路の峰々。

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吊り尾根の向こうには白く輝く次郎笈。

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約100㌔先の彼方には、石鎚山系の山々も...

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「素晴らしい大展望~」

この天気なので、平日ながら登山者も多くて、

大体20名ぐらいの方に出会いました。

皆さんお天気と展望に、大感激されていました。(happy02good

稜線はさすがに寒く感じたので、風があれば絶対シェルを

羽織りたいですね。

当然次郎笈まで足を延ばしたい所でしたが、

今回は断念して下山。

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もし吹雪いたり、トレースが消失した場合は、

木に巻きつけられたピンクのテープを目印にして

辿ってください。必ず視界の範囲内に次のテープが

見える筈です。山頂では携帯電話も繋がりました。mobilephone

そしてトレースを一歩外れたら、今なら股下まで

しっかりと埋まる感じです。誰も歩いていない道を

歩く場合は わかん が 必需ですsign03

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下りは登りで見えなかった方向での展望が愉しめます。

足を置くポイントも気にせずに、少し滑り気味に降りられ

ますので、時短も十分可能。

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この時期としてはナカナカ姿を見せない、鹿を

間近で見ることも出来ました。かすかに残っている

笹の葉を食べていました。

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写真撮影をゆっくりと興じながら、約3時間30分の

山行行程になりましたが、特に問題個所は無かったです。

ただ幾つかの分岐が有り、その選択如何ではとんでもない

状況になることも予想されますので、最初は経験者の方との

同行をお勧め致します。

また元旦のご来光登山の場合は極寒時での防寒対策は

しっかりとお願いします!fuji

神経の末端を温める...グローブ、ネックゲイター、

イヤーウオーマーやニット帽、厚手の靴下。

雪道に欠かせないゲイターも。

しっかり装備のご準備と、しっかりとしたプランニング。

十分な体調管理で、どうぞ安全な山旅を心掛けください。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年12月19日 (月)

ベースキャンプ高松店です。

12月18日(日)は、日本百名山で、西日本一の標高を

誇る...愛媛県の石鎚山(1972m)に登りました。

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この日は上空1500mで、-9℃の寒波が到来。

予報では石鎚山頂で-13℃風速15m

「雪」の荒れ模様でした。snowtyphoon

予報通りで、すっごく寒かったですが、事前に分かっていたので、

しっかりと防寒・防風対策をして臨みました。

行きは始発のロープウェイに乗り、帰りは最終2つ前に乗り、

無事に登頂、そして下山しました。

それでは、レポートです。enter

A2

本日は始発便が定員満杯で、臨時便が出る程の

盛況ぶりでした。

ロープウェイを降りてから、成就社まで雪道が

続いていました。
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成就社に到着です。

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一度、八丁鞍部迄下り、雪の木道を登ります。

装備は10本~12本爪のアイゼンを装着し、

ダブルストックやピッケルを使用。

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素晴らしい霧氷の世界へshine

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夜明峠。「霧氷の名所」です \(happy01)/

残念ながら石鎚本峰は雲に覆われて、見えませんでした。

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「ウワ~白い桜?」息を飲む...美しさの極みです。

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ニノ鎖避難小屋手前の鳥居さん。

まだそれほど積もっていませんが、厳冬期には

これが隠れる程に積もることも...

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ニノ鎖避難小屋の中でお昼を食べました。riceball

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ほぼバージンスノーの真っ白な路面。

そして霧氷の「白い世界」に感動です。

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厳冬期には手すりもステップもすっかり雪に

埋もれますが、本日はまだ鉄階段も出ていました。

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頂上山荘も凍っています。

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石鎚山 弥山山頂1972m。「やったぜ、登頂sign03

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天狗岳は少しだけ見えました。

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寒いので、写真を撮ってすぐに下山開始です。

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ニノ鎖小屋でピッケルからストックに換えました。
 
装備の大切さが良く分かった...そんな山行になりました。
 
ベースキャンプ高松店スタッフ
2022年12月12日 (月)

ベースキャンプ高松店です。

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12月11日は、鳥取県の日本百名山の

伯耆大山に登りました。fuji

レベルは中級。★★★

天気予報では終日、雪予報snowでしたが、予想外の

晴れ間も有り、悪天の影響で登山者も少なく、

頂上の避難小屋では、ゆっくりと昼休憩を取ることが

出来ました。(happy01)-riceball

下山時には雪が降り続いていたので、明日以降の

積雪に期待大です。heart04

それではレポートです。enter

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登り始めは雨。駐車場までの道の積雪・

凍結は無かったです。

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雨が上がり、弓ヶ浜方面に虹shineが出ました。

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五合目。まだほとんど雪はありません。

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晴れて、三鈷峰(さんこほう)が見えます。eye

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六合目避難小屋に到着。大山北壁もバッチリcamera

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雪道ですsign01

ようやく待ちに待ったシーズンの到来sign03

木々には霧氷も見られました。

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雪は降り続けていますが、風はほとんどありません。

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もう少しで、頂上避難小屋に到着です。

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避難小屋に到着。ここで昼食にしましょうnote

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昼食後に山頂に行きました。標高は1709m。

少し吹雪いていて、寒かったです。気温は-3℃。

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下山開始。down

 

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行者谷コースを下ります。

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元谷にて。残念ながら北壁は見えませんでした。

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大神山神社奥宮からの石畳の参道。

滑りやすいので要注意。danger

ベースキャンプ高松店スタッフ

ベースキャンプ高松店です。

奄美エリアの南国島歩きの後編です。

最終日は、徳之島へ移動し、奄美トレイルを歩きました。

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レポートの続きです。enter

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奄美大島を朝5時出発のフェリーで徳之島へ。ship

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白い砂浜に青い空。

最終日はお天気が良かったです。sun

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発は畦プリンスビーチです。白波が立つ所までが

地元ではイノー(礁池)と言われる所です。

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トレイル途中で見られる島バナナ

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プルメリア

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ハイビスカス

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トレイルは交通量の少ない島の舗装道路から、

砂浜に下りて海岸を歩くコースもあります。

砂浜歩くときはサンダルで...

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ランチはカフェとうぐらで。集落のあまちゃん(お母さん)達が

作る郷土料理です。メインは猪ハンバーグ。restaurant

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ソテツのトンネルもくぐります。

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徳之島の北を歩いたのですが交通量が少なく、

クロウサギがよく出るそうです。

高橋尚子さんと小出監督がよくトレーニングに来ていたので、

この沿岸の道は「尚子ロード」と名がついていました。(happy01

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小さい空港ですがお土産沢山ありました。

別名 「子宝空港」って言うんだそうです。airplane

奄美ならではの自然や文化にふれ合うことのできる島旅でした。

ベースキャンプ高松店

2022年12月11日 (日)

ベースキャンプ高松店です。

11月25日から、3日間で奄美大島へ。

奄美は「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、

希少生物が多く生息する南の島です。

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到着した初日は、金作原原生林(きんさくばる)へ。

世界自然遺産となった島の魅力を体感すべく、

手つかずの自然が残る金作原原生林を歩きました。

翌日は奄美大島最高峰の湯湾岳に登り、午後は

マングローブの原生林をカヌーで散策しました。

それでは、レポート、行ってみましょう。enter

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この保護地区では専任ガイド同行が義務付けられています。

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シラタマカズラ。

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神聖な空気が漂うパワースポットのオキナワウラジロガシ。

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金作原原生林の見どころの一つが、ジュラ紀から

存在するという巨大なシダ植物ヒカゲヘゴの群生地。

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2日目は島の最高峰の山登りnote

湯湾岳では、すっかり霧の中でした。(wobbly

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登山道はキレイなボードウオーク。

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エビネ属のトクサラン。

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何故か分からないのですが、天然記念物のアマミクロウサギの

目がここだけ赤くなっているスポット。

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名物の鶏飯。優しい味でした。(happy02scissors

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午後は住用川でカヌー体験。

出発前に説明を聞きます。

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潮と川の水が混ざる汽水域に、マングローブがあります。

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数分でみんなカヌーイスト、ナカナカ様になっていました

そして徳之島へ。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年12月 9日 (金)

ベースキャンプ高松店です。

12月7日は徳島県三好市西祖谷に位置する

標高1409㍍の国見山(くにみやま)に登りました。

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四国の登山の入門編として知られる...

隠れた名山です。標高1500㍍に満たない山でも、

条件さえ揃えば、美しい積雪や霧氷を十分愉しむ

ことが出来るんです。

日中に気温が上がると霧氷が落ちてしまうことも多いですが、

冷え込んだ日の午前中は山頂一帯を埋め尽くす...

圧巻の霧氷を心行くまで堪能することが出来ます。\(happy01)/

では、レポートです。enter

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登山口をスタート。

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上の登山口に到着。

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防火帯をジグザグに登ります。upwardrightdownwardrightupwardrightdownwardrightupwardright

高度を上げると、「アレッ 雪かな?snow

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ナント、冬山の風物詩、霧氷shineでした。

稜線は、霧氷のトンネルが続きます。

本当に夢のような世界が待っていてくれましたぁsign01

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日が射し込んで来ました。

「これがまたキラキラ輝いて、素晴らしかったですheart01

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山頂に到着。まさに国を見渡す,,,

360度の大展望が広がりますeye

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気温マイナス3度ですが、山頂部は風も弱く、快適でした。

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下山は第二駐車場の方に降ります。down

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国見山古道を歩きます。

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林道まで下山。

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林道を歩いて、上の登山口まで戻りました。

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後山登山口へ、無事下山。

冬山が始まったかな?

そんな季節の移り変わりを感じる...

山歩きになりました。

ベースキャンプ高松店スタッフ