うどん県、ベースキャンプ高松店です。
少し間が空きましたが、土佐から伊予の国境越えの
「遍路道歩き16期」の宿泊行程の後半戦のレポートです。
前日の雨から一転、素晴らしい天候の中、
「修行の道場・土佐」から「菩提の道場・伊予」へ、
とても重要な国境行程を歩くことが叶いました。
中村市内で宿泊した翌朝。
気温8℃。霧掛かった道のりをスタート。
出発点は昨日歩き終えた39番延光寺の参道入り口から。
宿毛市内(すくも)に向かう道中で霧が晴れて来ました。
上空はピーカンの青空 \()/
長々と歩いて来た土佐路の道のりも、ようやく
最西エリアに到達。市内の中心部を横断します。
北側に今から越えて行く山並みが広がって見えました。
コンビニでお弁当を購入し、靴をトレッキングに履き替えたら、
いよいよお待ちかねの国境越えの山岳遍路道へ。
宿毛貝塚から、急な山道に取り付きます。
後方には、宿毛湾と宿毛の町並みの眺望。
歩き遍路の方には、とても評判の良い道のりです。
アップダウンも程々で、陽射しを遮る樹林帯の道には
所々でミカン園が開けて、自然と人工が織り成す山間の
風景が、のどかで心地良く感じられます
加えて黄色のツワブキの花がまた艶やか~。
土佐名物の文旦の栽培が盛んです。
道端には遍路道の所在を示す石仏も...
前半は軽やかな3つの登り、下りの低山越えが在ります。
天気が良いので、山の緑も映えますね。
気温も一気に上昇。
ここが土佐の国、最後の集落。
そして前半の山岳行程の終了。
かつての松尾番所跡が在ります。
後半の山岳行程へ。
国境となる松尾峠を目指し、標高差約290mを
登って行きます。
木漏れ日降る道のりは、気分も明るくなりますね。
歴史と信仰の山岳路ならではの風情もたっぷり。
そして幻想的な光景も...
山登りの方にもお勧めしたいコースです。
巨木も。
眼下には輝く宿毛湾。
標高約300mの松尾峠に到着です
この峠には通夜堂が建立されています。
峠でランチ。
土佐・伊予の国境で記念撮影。
阿波⇒土佐⇒伊予 ...と、遂に3県目に入場。
土佐路は本当に愉しかったですね。
伊予路をスタート。
峠をはさんで、それぞれの県で道の雰囲気も
ガラッと変わったから、驚きです。
松尾峠から標高差を約200mの山道を下り、
車道へ下山。
愛媛県の最南に当たる、愛南町(あいなんちょう)の
旧一本松町エリアへ。
最後、札掛地区迄歩いて、歩行終了。
2日目は約19㌔の歩行でした。
次回からは再び伊予路の途中からの歩行です。
ベースキャンプ高松店スタッフ