うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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10月初旬、京都一周トレイル・東山コースの人気区間の
伏見稲荷~東山展望台を歩きました。京都の人気スポットを
つなぐ道のりに、古都京都らしい風情を感じつつも、熱狂と静寂の
挟間に揺れる...まさに今の京都の姿を目の当たりにした気がしました。
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月末の涼しさを考えれば、初旬の暑さは異常でしたね。
この日は晴れ時々曇りで、気温は26℃~30.5℃、風速は2~4m。
日陰は比較的涼しかったですが、照り付ける陽射しは物凄く強くて
とにかく暑かったです。(
)![]()
レポートを掲載致します ![]()
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朝の京都市内は比較的スムーズに車が流れました。
「平日なので空いていて良かったぁ~」と、この時は安堵...
伏見稲荷の大鳥居を潜り、トレイルウオークがスタート。
ほぼピーカンの下、朱塗りの鳥居の赤が青空に映えます ![]()
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境内に入れば、そこには人、人、人でしたぁ (
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まぁインバウンドの方しかり、修学旅行生しかりで...
さすがに京都きっての人気のスポットだと再認識。
全国の「お稲荷さん」を束ねるだけ有り、境内はとにかく広くて、立派![]()
参拝後は人気の千本鳥居を潜り歩きます。
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稲荷山に登る道中には、絶え間なく、色鮮やかな鳥居が立ち並び、
独特な雰囲気を醸し出し、まぁこれが海外の方には大人気なのですが、
スマホで撮影しながら歩く人ばかり... まさにインスタ映えのメッカ。
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「おもかる石」にも挑戦してみましたぁ。
「予想していたのより、重かったのかな?軽かったのかな?」
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三辻、そして四辻へと登って行きます。
登っているうちに人だかりも、少しずつ少なくなってきました。
四辻から進路は東から北へと変わり、急な下りを終えれば、行き交う
観光客もほとんど居なくなり、京都の静かな郊外を歩く感じに...
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住宅地から山麓の道に入れば、そこは皇室ゆかりのエリア。
都会の喧騒から隔絶された、木々に覆われた静かで厳かな佇まい。
近くには泉涌寺が在ります。
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トレイルから少し離れますが、折角なので、西国札所15番の今熊野観音寺へ
立ち寄ることにしました。境内は今は青モミジで覆われ、美しく、心和む
空間。四国人にはお馴染みの弘法大師空海ゆかりのお寺。
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トレイルは住宅地を縫い歩く様な区間も有り、
これがまた凄く面白く感じられる所でもあります。
京都の日常を垣間見ることが出来たり...
地元の方とあいさつが交わされたりするのも良いですね。
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そしていつしか再び山の中へ...
「京女 鳥部の森」。
なんと京都女子大所有の森だそうです。
鬱蒼とした山の中に、整備された散策路が伸びて、
本当に京都の中心近くに居るとは思えません。
道端でお弁当を広げさせて頂きました。![]()
木陰から吹き上がる微風が涼しくて、汗がす~っと引きました。
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国道1号線の下を地下道路で潜ります。
このトレイルは山と山とを上手に結ぶコース取りで、住宅地や
舗装路を巧みに繋ぎ合わせ、非常に熟慮して作られていますね。
標識も要所に設置され、整備状況も良く、とても歩きやすいです。
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「歌の中山」と呼ばれるエリアでは、やたら海外組が増えて来ました。
その数は尋常じゃあ無いレベルで、「?」。
皆さん、清閑寺方向へ歩いているので、「この先に何が有るのか?」
興味を覚えたので、予定外でしたが、しばし寄り道を敢行。
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この区間は5回以上は歩いていますが、清閑寺は初入場になります。
静かな古刹で、の~んびり出来ましたぁ。
でも外国の方に人気の理由が結局の所、分かりませんでした。(
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近くには京都タワーも見えて、街の中心部が近いことは分かりました。
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気温の高さを考慮し、急遽歩く内容を調整させて貰い、
最速のトラバース道を通り、次なる清水寺へ向かいました。
周囲には着物を着た海外組がやたら目立ち始めました。
暑い日だったので、少し大変そうに映りました。
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清水寺も西国札所ですが、ひょとしたら伏見稲荷と人気を分ける...
いやそれ以上の超人気スポットじゃあ無いでしょうか?
音羽の滝にはこの行列。
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清水坂の参道はこの人混み。とにかく活気が溢れています。
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広い境内をぐる~と周遊し、フリータイム。
「清水の舞台」も大盛況で、写真を撮るのもひと苦労。
人気スポットの地主神社は社殿修復工事中とのことで、
今回は残念ながら参拝出来ませんでした。
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「皆さん、拝観が大変かな?」との心配を他所に、
冷たいかき氷を前にしてマッタリしていたのには、ビックリ![]()
まぁ、暑かったので...ねぇ (*^_^*)
ただ歩くだけじゃあ無い、ゆとりも欲しいですよねぇ。
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台風で路面が崩れ、清水寺へは通行止めと聞いていましたが、
う回路を利用し、お寺から本来のトレイルに復帰出来ました。
通常は清水山山頂を経由し、途中から清水寺へ下って、
再び同じ道を登り返す所ですが、今回は「かき氷タイム」に
その労力が充てられることになったのでした。
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照葉樹の森を歩き、最終点となる東山展望台を目指しました。
午後は雲も出て、陽を遮り、幾分涼しく歩けました。
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眼前にひときわ大きな山塊が現れたかと思ったら、この先に続く
東山コースの最終点となる比叡山(標高848m)でした。
この先、またトレイルの続きを歩き、登りたい山ですね。
但し、熊の出没も有る様なので注意は必要 ![]()
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今回は東山展望台で、歩行は終了。
本来はここから蹴上に下って、本コースの終了となりますが、
「いつもここで終わりたい...」そう思わさせる、感動的な眺望が
今回も待っていました。
眼下には京都盆地、それを取り巻く山並みが広がる、圧巻の眺め ![]()
いや、いや、京都は大都会ですね。
豊かな自然と大都会と世界が融合しながらも、古い歴史と文化を今に踏襲する
魅力に富んだ街。山歩きと街歩きを交互に楽しみながら、時に誰もが知る、
有名なお寺に寄り道をしたりするのも面白い... 京都トレイルは色んな
楽しみ方があるトレイルですし、決して色あせない京都ブランドに彩られた
道のりでもあります。特にこの東山コースはお勧めのコースです。 ![]()
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【歩行データ】
歩行距離:12.6㌔ 行動時間:6時間12分
上昇量:506m 下降量:324m
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ベースキャンプ高松店スタッフ

























