山の情報・知識 Feed

2025年1月 7日 (火)

ベースキャンプ高松店です。

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1月5日は、日本百名山の剣山に登りました。

四国の百名山は2座で、石鎚山と剣山...

共に雪山登山でも人気の両雄ですね。

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今年のお正月休み、四国では天候に恵まれて、

多くのハイカーの皆さんが色んな山で初登山を

愉しまれた模様。

剣山はしっかり雪が有り、白銀をまとった山岳パノラマと

雪道歩きを存分に愉しむことが出来ましたぁ。

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今回は見ノ越登山口からオーソドックスな山頂を

ピストンするプランで、下山に大剣神社を経由する

ことにしました。

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無雪期は登山リフトで中腹の西島駅まで上がる人も多いですが、

冬季は営業外なので、汗を掻き掻き、登らなくてはいけません。

足回りはチェーンアイゼンや、6本爪の軽アイゼンでもOK good

アト、ダブルストックにスノーバスケットを付けて登ります。

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西島駅周辺から、日本二百名山の三嶺へ続く...

剣山系の縦走路上の山々が見えました。eye

四国のハイカーあこがれのトレイルのひとつ。

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西島からは、次郎笈峠にダイレクトにトラバースするよりも

剣山頂に向かって尾根道を登る方が断然安全です。

ここは刀掛けの松の分岐。

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雲間からお日様が...

そして頂上部も見えてきました。

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広い頂上部に登って来ました。

週末ながら、登山者はまばらで、静かな雰囲気。

思っていたのより、若干雪は少なく感じましたが、

深いところで、膝ぐらいは有りました。

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そして頂上に到着。標高は 1,955m。

石鎚山に次いで、西日本で2番目に高い山なのです。

気温は0度ぐらい...                                       

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横に見える大きな山塊は、次郎笈。

真っ白で美しい shine

あのピークまで足を延ばすと、往復で2時間位は

必要です。雪庇も出て来ますので、要注意danger

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周囲に広がる雪山の大パノラマは、見応え十分でしたぁscissors

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そして無事下山。

【歩行データ】

歩行距離:5.3キロ  行動時間:4時間10分

上昇量:572m  下降量:572m

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さて気になる道路状況ですが、今日は第3ヘアピンから

雪が出て来ました。アイスバーン状態でスタッドレスタイヤと

4WDでなんとか見ノ越まで行きましたが、帰りはチェーンを

巻いたほうが良いかも。皆さん気をつけて通行してくださいね。

                                                  

ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年1月 6日 (月)

ベースキャンプ高松店です。

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2025年、1月4日、初歩きです。

「初歩き」に選んだ山は、今年の干支にちなんだ山。

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 『 蟠蛇山 / ばんだがもり 標高770m 』 shine

~山に住んでいた大蛇が美しい女の人に化けて、

 この地の住民を惑わして、恐れられていたことに由来し、

 大蛇がとぐろを巻いている...その様な森が山名らしい~

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この山は高知県須崎市と高岡郡佐川町と津野町にまたがる、

不入山系に属する、四国百名山です。

今回は文久2年(1862年)3月24日、坂本龍馬が「脱藩の道」

として歩いた、朽木峠から山頂を目指しました。

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この日はお天気に恵まれました。sun

爽やかな正月登山に、打って付けの日和です。good

登山口は小さな標識があります。

「蛇」の名前が付きますが、冬場なので心配は皆無です。

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ここから、「龍馬の脱藩の道」が始まります。

四国では坂本龍馬は当然大人気で、龍馬が歩いた道のりを

一度は歩いてみたい...そう思うハイカーは多いと思います。

なんか、「志を高く持て」と、そんなことを言われている様な

気持ちになります。(笑)

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立派な石碑も設置されています。

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樹間からは遠くに風力発電の風車が設置されている、

鶴松ノ森、不入山辺りが見えました。

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朽木峠には往時の関所跡を模した門があります。

ちょっと休憩タイム cafe

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そして、山頂に登頂 sign01

「良い眺めです」 (happy01scissors

太平洋の大海原に、お日様が反射しています。

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展望台はただいま利用禁止になっていました。

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素晴らしい大展望も見られたし、今年も縁起が良いみたい...

「楽しい山歩きが益々出来ます様に...」

そして無事下山。

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この日のアフターウオークは、佐川町へ。

今も大人気の牧野富太郎博士ゆかりの公園で

誰もが見たいと思う、あの可愛いお花を愛でる

ことにしました。(lovely

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博士が一番好きなお花...

そう、バイカオウレン 。

ちょうど咲き始めたところでした。

今年もいっぱい、旬のお花を見に行きましょうね。heart04

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「蛇」の名を冠した山って、四国では意外と少ないですね。

この山は、2月後半~3月前半の「雪割り桜」が有名です。

是非、今年の干支にちなんだ山なので、登ってみて下さい。

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ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年1月 5日 (日)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                 ・

四国八十八ヶ所の全行程を歩いて完全踏破する...

主催琴参観光、ベースキャンプ高松店スタッフがフルサポートする...

「がんばらない遍路道歩き」17期生の第24行程のレポートです。

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                                   ・

昨年12月14日~15日の1泊2日で、四国最南端の足摺岬を

目指す、約33㌔の歩行は、両日共にお天気に恵まれて、

豪快な冬の太平洋を感じつつも、かつての山岳古道を辿り、

足摺岬の山海の自然をしっかり堪能出来ました。good

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                                ・

歩き出しは四万十市の四万十野鳥公園。

ほぼ四万十川の最河口部に当たります。

気温は7℃で、少し風が強かったです。

足摺岬へは岬の東海岸を通る、オーソドックスな

コースを辿ります。

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基本は国道321号(サニーロード)を南下しますが、

旧道から生活感の有る集落の中に導かれることもしばしば...

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四万十市から土佐清水市の市境へ、峠越えの登り...

さすがに登りで汗を掻きました。sweat01

峠には長~い伊豆田トンネルが控えています。

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土佐清水市の下ノ加江川沿いを下り、下ノ加江の

集落を歩けば、海はもうすぐ。

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下ノ加江の海岸でランチタイム。riceball

海の向こうには明日通る予定の窪津の突端が見えています。

「足摺岬?」とよく聞かれますが、足摺はまだその奥になります。

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スタッフのランチは、行きのJAで購入した...

「四万十ビーフバーガー」なのだ。fastfood 

夕食を想定して、洋風の小食に徹しました。

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                                    。

さすがに南国土佐。12月中旬ながら、みごとな

大銀杏の黄葉。 気温はこの時間、10℃に達していました。

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海の色は手前はエメラルドグリーンで、沖に行く毎に、

コバルトブルーへ。またその水の澄んだことったらsign01

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太平洋に沿い歩く、シーサイドウオーク run

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そしてときどき山の中へ...

廃道と化していた、かつての古道を事業化して復元・整備

してくれています。今は「足摺遍路道」と称して、

お遍路さんに人気の道のりとなっています。

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この時期ならでは、道端には黄色のツワブキが一杯 note

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そして今日のメインの大岐の浜が出て来ました。

眼下に広がる白砂の海岸は約1.6㌔。

美しい砂浜が続きますが、ここもれっきとした遍路道sign01

四国有数の人気のサーフィンスポットでもあります。

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橋を渡って、砂浜に取り付きましょう。

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海の向こうの島がナント、浮いている様に見えています。

海面と上空との温度差が激しい時に見られる「浮島現象」です。

この状況だと日の入りに「だるま夕日」が見えるかも...

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                                                                                                                 .

靴を脱いで、冬の太平洋の波打ち際を歩く猛者も... (coldsweats02

でも意外と冷たくなくて、気持ちが良いモノです。good

固定概念を打ち崩し、新たな価値観を育むのも遍路道歩きの魅力。

その感受性やお気持ち如何で、「自分自身の再発見」の旅となるのです。

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砂浜歩きの厳しさを実感して頂けた様ですね。

一歩、一歩、砂に足を取られ、結構足に応えます。

楽なのは海水に濡れて固く締まった波打ち際ですが、

そこは押し寄せる波で、濡れることを覚悟しなければいけません。

でもこの非日常感、開放感は格別の体験となることでしょう。

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大岐の浜から急崖を登って、再び車道に戻ります。

「砂浜歩きは本当に遍路道?」と疑った方も、ここの

遍路しるべで「本当だったんだ」と納得されたことでしょう。

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初日のラストの以布利の港が見えて来ました。

【歩行データ】

歩行距離:20.27㌔ 行動時間:5時間42分

総上昇量:252m  総下降量:198m

総消費カロリー:1613カロリー

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宿泊先のホテルのプライベートビーチへ下り、

夕日を見ることにしました。

ゴツゴツした岩場、打ち寄せる波...

少し怖いぐらい...

黒潮で浸食された海岸は迫力満点。

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午後17時過ぎ...

ナカナカ条件が揃わなければ見ることが出来無い、

「だるま夕日」を見ることが叶いましたぁsign03

こんなに綺麗に見れたのは、過去一ぐらいかも。

素晴らしい自然が造り出したスペクタルショーに酔いしれました。

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そうしたら、別方向には満月が出ているし...

聞けば今宵はふたご座流星群の極大に近いらしい。☆彡

後で露天風呂に浸かり、夜空を眺めることにしましょう。spa

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初日を歩き終えた達成感に、だるま夕日の余韻が残り、

足摺温泉郷で汗を流しての夕食は、また素晴らしかった (happy01)/beer

豪快なワイン蒸し鍋の登場~ 

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更に新鮮な海鮮料理が並び、まさに豪華絢爛。

「全部食べられるかな?」

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                                                                                        。

宿泊行程ならではの楽しい夕食のひととき...

会話も箸も弾み、お酒も進みますね。

絶対完食出来ないだろうな、と思っていましたが、

全テーブル共にみごとに完食していましたぁ...

「す、すごい 」 (wobblyimpact

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2日目は昨日歩き終えた以布利港からのスタート。

朝の港では収穫された魚の選別作業がたけなわでした。

珍しい光景に皆さん興味津々。

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いきなり海辺を歩き、足摺遍路道へ。

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野趣あふれる道のりが続々出て来ます。

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でもどの道もしっかり歩かれた形跡が確認出来て、

単調な車道を歩く道のりよりも歩くのが愉しく感じられました。

雰囲気も独特で、足摺原生林を歩いている様で、秘境ムードも

たっぷり。

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今回は初めての道のりにも挑戦してしまいました。(coldsweats01

結構アップダウンが有りましたが、整備は良好でした。

昔からの遍路しるべが残っていて、感慨深しでした。

「こんな山の中も、かつては歩いていたのですね?」

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通り掛かった軽四トラックの運転手から声を掛けられたと

思ったら、いきなり下りて来て、「昔の遍路道を案内してあげる」と

云うことで、長靴ながら、しばし一緒に歩いて頂くことに...

現地の楽しいお話を聞きながら楽しく歩かせて頂きました。<(_ _)>

さすが土佐ならではの豪快で、気さくな人柄 ~。

一期一会のこんな出会いも、遍路旅の醍醐味ですね。

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足摺321号(サニーロード)をひたすら南下。

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豪快な太平洋と

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「これぞ、足摺shine」と云う...暖洋性の木々に覆われた道のり...

                                                                                                         .

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                                                                                                     .

そして遂に四国最南端の足摺岬に到達したのです。 \(happy01)/

対極に在る室戸岬から弓なりの土佐湾を遂に歩き切りました。

本当に土佐の行程は面白かったですね。

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岬に建つ四国霊場第38番札所の金剛福寺を参拝。

よくよく考えれば、実に3行程ぶりの札所になります。

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2日間に渡り、行きつ離れつで歩いたベルギーから来た

イケメンのお兄さんとご一緒に記念撮影 camera

聞けば2か月の休暇でお四国を歩いて廻るそうです。

お四国を愉しんで、是非、完歩してくださいね。

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参拝後は足摺岬観光へ。観光ではナカナカ訪れない、

白山洞門へご案内したら、皆さん大喜びでした。

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いわゆる海蝕洞門ですが、ハート形になっています。

ご夫婦でみごとなハートマークを完成。♡

GOOD JOB good 

                                                                                                             .

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                                                                                                 .

アト、以布利でジンベエザメも見ることが出来ました。(lovely

                                     。

次回は17期で云うと全行程の丁度半分、折り返し行程になります。

四国3番目の伊予の国へ、土佐からの越境越え区間を1泊2日で

歩く、2025年の初歩きですshineshine

                                               ・

ベースキャンプ高松店

2025年1月 3日 (金)

ベースキャンプ高松店です。

                                  ・

2024年の最終の山歩きレポートです。

最後は雪山入門レベルの内容で、一年を締め括りました。

                                    。

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12月25日(水)は、愛媛県上浮穴郡久万高原町と、

高知県高岡郡津野町、吾川郡仁淀川町にまたがる

標高1485mの天狗ノ森に登りました。

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天狗高原は大野ヶ原から鳥形山まで東西25kmに及ぶ

四国カルストの東部に位置し、天狗ノ森が最高地点。

『星ふるヴィレッジTENGU』の奥にある登山口までは、

アイスバーンの所が数ヶ所あるが、概ね安全にアプローチ出来ます。

                                                                                                                                            ・

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アクセス道の途中の展望所から、四国カルストを遠望。eye

お天気は抜群ながら、「エッ、雪はほとんど見えない」

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登山口には辛うじて雪が残っていました。「ホッ」

ここからの標高差は100m程度ですnote

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瀬戸見の森の展望所から、西の展望。

稜線上にのみ、白い残雪が見える程度でしたが、

最奥の大野ヶ原までクリアに見えました。sun

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こちらは太平洋側の眺望。

幾重にも連なる山々~~~ 

四国は山ばっかり~なのです。

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ほぼ稜線に登ってきましたので、後は稜線伝いに、

天狗ノ森を目指します。

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稜線上では、雪量が20㎝程度でした。

雪遊びにはちょっと物足りなかったですね。

でも雪道歩きの初体験には、ちょうど良かったかも...

南国高知でもこうして高嶺には雪が積もりますsign01

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この日は防水ハイカットのトレッキングシューズに、

6本爪の簡易アイゼンやチェーンアイゼンを装着して

雪道歩きを愉しみましたぁ。(happy01)/

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ナント、白い雪を抱いた石鎚連峰も見えましたぁ (lovelygood

ここまで見えることはナカナカ無いですよ。

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四国カルストの最高峰、天狗ノ森に登頂sign01

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東側は石灰の採掘場が在る...鳥形山。

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無事、下山。

雪道歩きを体験して、チョッピリ感覚が分って

頂けた様で、良かったです。

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今シーズンは昨年度より雪が多そうなので、四国でも

雪山を愉しめる期間が長くなりそうな気がします。

安全装備、安全計画、天候判断をしっかりして、

決して無理せずに雪山トレッキングをお愉しみください。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年12月23日 (月)

ベースキャンプ高松店です。

                                      ・

12月21日は、鳥取県の伯耆大山に登ってきました。

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この日は日本海に低気圧が通過して、標高約1,300m以上では

雪が降り、上部は強風予報でしたが、状況を見ながら山頂を目指しました。

レポートです。enter

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登山口到着前に正面の伯耆大山を撮りましたが、厚い雲に

覆われています。今からあの中に向かいます。(coldsweats01good

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                                                。

夏山登山口のすぐ横の南光河原駐車場に何とか停めれました。

この日は大山スキー場のオープンの日。今年は積雪も多く、長い期間を

通して楽しめたら良いですね。大山登山者は少なくて、50名ぐらい...

                                                                                                                                            ・

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準備をして9:00に出発です。

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一合目でもこれだけ雪があります。

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雪は多いですが、足元はしっかり踏み固められています。

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六合目避難小屋に到着。これより上は急登が続き、

風の影響も大きく受けます。ここで休憩して装備を整えます。

今回は雪山登山靴。10本~12本爪アイゼン。ダブルストック、

又はピッケル。十分な防寒装備。ゴーグル等々...

                                                                                                                         .

予報通り、登るにつれて雪が降り始め、六合目避難小屋より上は

風の影響を受け、八合目を過ぎると遮るものが何もなく、10m以上の

風雪の上、ホワイトアウトで視界が悪く、前に進むと微かに見えて

くる青ポールを辿り、無事山頂に着きました。

今回は特に強風で、ゴーグルの大切さが物凄く感じられましたsign03

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強風&ホワイトアウトの厳しい環境を抜けて下山している

ところです。視界はまだ悪いですが、この辺りまで来ると

あまり風を受けなくなりました。

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霧氷やエビのしっぽが見られました。

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六合目避難小屋に戻ってきました。登山口の駐車場に

下りてくると雨が降っていました。

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2日前にまとまった積雪があり、この時期の伯耆大山にしては
 
たっぷりと雪がありました。
 
万全な装備で、厳しい環境の冬の伯耆大山を体験できたのでは
 
ないでしょうか。
                                                   ・
ベースキャンプ高松店スタッフ
2024年12月20日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                     ・

四国八十八ヶ所を自分の足で歩いて完全踏破する...

毎月1回開催、全50行程プランの「がんばらない遍路道歩き」。

主催:琴参観光、ベースキャンプ高松店スタッフがフルサポートする

18期生の第7行程のレポートです。

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                                   。

11月23日は、「遍路転がしPart.3」となる山岳難所行程の

20番鶴林寺から21番太龍寺、更に22番平等寺までを歩きました。

険しい山岳路のアップダウンが続く道のりは歩き応え十分ながら、

期を重ねる毎に、歩行内容がアップグレードされている...珍しい区間。

お天気は、晴れ時々曇り。気温は10℃前後と申し分無い歩行条件に

恵まれました。

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歩き出しは、20番鶴林寺から1.3㌔程下った283号線出合から...

前回20番から少し歩いたことが功を奏して、行程にかなり余裕を

持つことが出来ました。やはり、貯金は大切ですね。

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標高差約140mを下り、阿南市の那賀川を渡れば、

背後には鶴林寺山の大きな山塊が現れました。

前回は雨と霧の中で全く見えなかったので、その存在感に

驚かされました。「あそこを越えて来たのかぁ?」(coldsweats02

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一路、次なる札所を目指し、太龍寺道へ。

山に取り付く前に、若杉谷川沿いを歩けば、

途中には辰砂(赤色顔料)が産出された古代の

遺跡跡が在りました。

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                                     。

そして太龍寺に続く...「遍路転がし」の登りへ...

阿波の三大山岳路の最後を飾る難所区間ですが、

夏場と違い、暑さを感じ無い分、かなり登りやすかったです。

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おまけに木漏れ日が射し込む遍路道は美しく、

歴史ある巡礼路の風情もたっぷり...

「これぞ、ザ・遍路道」と云わんばかりheart04

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標高差約470mを登り切れば、「西の高野」と呼ばれる...

大きな境内を有する21番札所の太龍寺に到達。

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今年は辰年で、ちょうど「龍」にちなんだ本寺に参拝出来て、

ご縁を感じました。龍が描かれた龍天井は必見sign01

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                                      ・

本堂を参拝し、大師堂に移動する時に見つけた木に付けられた枠 impact

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そこを覗き込むと、ナント谷を挟んで、

前の札所の鶴林寺が見えるのです。eye

凄い仕掛けですね。

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境内では、ちょうど紅葉が始まっていました。

今年はやはり少し遅めですね。maple

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それと巨大な杉の大木が立ち並ぶ様は、圧巻 sign01

歴史と風格が混在する、素敵なお寺です。

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                                    ・

この日は風が強く、また日向と日陰の温度差も大きくて、

ロープウェイの駅舎の横の日向でランチタイム。riceball

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                                    ・

山上近くの舎心ヶ嶽では、かつてお大師さんが19歳の時に、

100日間に渡り、修行をされたという伝えが残っており、

今はブロンズの「求聞持修行大師像」が建立されています。

近年パワースポットとして人気になり、私達もその聖地を訪れる

ことにしており、これがアップグレードの要因のひとつです。

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昼食後、舎心ヶ嶽経由で、22番平等寺を目指し、再スタート。

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お大師さんのお傍に向かうには、岩場に取り付かねばなりません。

周囲は切り立った断崖絶壁danger 「慎重に...」

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岩稜帯を3点支持で、慎重に攀じ登ります。

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「素晴らしい体験~heart01

 お大師さんからパワーを頂ける様です。

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お大師さんの視線の方向には、太平洋が広がっています。

物凄くありがたくて、幸せな気分を頂きました。

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                                       ・

古い遍路しるべが指し示す、👈 に従い、進みましょうnote

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太龍寺山に連なる東西尾根のトラバース道の「いわや道」と

「平等寺道」をつなぎ歩きますが、フラットな道のりながら

これがまた距離が長くて、ナカナカ下ることが出来ません。

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そしていきなりの急降下が現れると、下山は近し...

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                                                                                                    .

長かった太龍寺の山岳路を下り、阿瀬比集落へ下山。

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さすがにもう山岳路は無いだろう...と思っていた方も多かったのですが、

更に遍路道は、標高200mの大根峠を越える山岳路へと誘います。

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峠を越えると、周囲は竹林に変貌。

そう、ここ阿南はタケノコの産地として有名。

熊は居ませんが、イノシシは滅茶苦茶多い様です。

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阿南市新野エリアに下山すれば、周囲はのどかな田園風景。

厳しい山岳行程を終えて、ホッとする瞬間。

達成感に包まれて、みんなで乗り越えて来た一体感も感じられました。

最後の22番札所は、もうすぐ。

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                                      。

気が付けば、私達の前方にクッキリと虹が...

そう云えば、最近はナカナカ見ることが無かったです。

久しぶりに見た虹は、感動的でしたheart02

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平等寺に到着。山門には五色の幕が張られていて、

色彩が豊かな札所です。

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更に寺内には、五色の鮮やかな布が本堂まで伸びており、先程の虹が

私達をこのお寺に導いたかの様な、不思議な感覚を覚えました。

ひょっとしたら、舎心ヶ嶽でお会い出来たお大師さんのお導き?

ありがたや、ありがたや... (happy01heart04

次回はいよいよ阿波の国の最後の札所、23番薬王寺を目指し、

師走路を巡ります。そして紺碧の海との出会いも...

【歩行データ】

歩行距離:17.46㌔  行程時間:7時間40分

総上昇量:898m   総下降量:1,030m

消費カロリー:2,054カロリー

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ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年12月19日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

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南国、四国の高嶺でも、しっかり積雪しています。

今年は雪が多そうですね。

12月18日は、祖谷の国見山に登り、冬ならではの絶景を

愉しんで来ました。

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登山道は新雪で美しく、冬ならではの静寂と白銀の

世界が広がっていました。


山頂までの道のりはアッという間でしたが、初級レベルの

雪の上を歩くコースとしてはちょうどよい距離でした。

それではレポートです。enter

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国見山の上の登山口へ続く林道の状況❄️🚗

硬く締まった雪の上にうっすらと新雪が積もっています。

下の登山口は雪の心配はありませんでした。

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登山口に到着。 雪質はサラサラの純白♪

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冬枯れのブナ林の尾根❄️🌲

雪をまとったブナの木々が静寂に包まれ、

美しい冬の芸術作品のようでした。

澄んだ空気の中、足元の雪を踏みしめながらの尾根歩きは、

冬山ならではの特別な時間です。

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すすきの穂先にまとう氷の結晶が、

まるで自然のレースのようです。

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                                     ・

山頂(標高1,409.1m)。

濃いガスに覆われていました。

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冬のブナ、生命の力強さ🌳❄️を感じます。

幾度もの冬を耐えてきたブナの大樹。

その枝は霧氷をまとい、まるで自然が描いた芸術作品の様です。

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冬山登山を楽しむ皆様、しっかり装備を整えて安全第一で!

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ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年12月18日 (水)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                   ・

四国八十八ヶ所を完全踏破する...主催琴参観光、

ベースキャンプ高松店スタッフがサポートする、

「がんばらない遍路道歩き」18期生第6行程の

レポートです。

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                                     ・

前回、徳島市内を縦断した遍路道は、勝浦川を沿い歩き、

その後、再び山岳路を20番札所鶴林寺へと導きます。

いわゆる「遍路転がし」区間が再登場する難所の行程。

更に雨天というシチュエーションで、ダブル苦行となるか?

それではレポートです。enter

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                                    ・

第6行程は徳島県小松島市の18番恩山寺からのスタート。

ここ小松島は、かつて源義経が四国に上陸した地。

ここから讃岐の屋島に向かったとされる場所なので、

義経にまつわる伝承が多く残されています。

「弦張り坂」とか、「弦巻き坂」とか...

壮大な歴史を感じさせる道が遍路道と交錯しています。

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                                  ・

歩き出して、直ぐに雨が降り出しました。

予報よりも早くて、ビックリ (coldsweats02rain

ちょうど周りはミカン園で、たわわに実った黄玉が

とっても美味しそうに見えて、仕方ありませんでした。

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                               ・

降雨なのですが、数ミリ程度かな?

ナントか、傘で凌げそうです。

気温は17℃~20℃で、余り暑くならずに本当に助かりました。

次に目指す19番札所の立江寺までは約4キロの道のり。

田舎の車道歩き... run

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                                                                                ,

19番札所の立江寺に到着して、参拝。

このお寺は、阿波の国の「関所寺」と呼ばれ、

邪悪な人は先に進めないと云われています。

今回も皆さん問題無く通過出来ました。scissors

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                                     ・

山門の横の有名な和菓子屋さんが久しぶりに開いていて、

名物の「たつえ餅」を購入することが出来ました。

今日のお接待に決定shine

もち米と黒米を使った紫色が特徴で、中は上品なこしあん。

塩味が少し利いて、柔らかくて、ペロリと行けちゃいます。

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                                      ・

次の20番札所の鶴林寺までは、約13.1㌔。

本行程は、比較的距離は短めの設定。

櫛渕エリアののどかな田園風景が広がる道のりへ。

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小松島から、勝浦町へ入り、沼江大師を参拝。

ここは当ツアーでは有名なパワースポット。

今までに「ご良縁」と「子宝」に恵まれた方、

マジで沢山いらっしゃいます。(lovelygood

「ここ十数年来、子供が出来なかったのに...実は」とか、

「あそこにお参りした後、本当に偶然に縁談がトントン拍子に...」とか、

ちょっと凄過ぎるので、絶対立ち寄る様にしています。

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勝浦川右岸を遡ります。

南にはこれから登る鶴林寺のお山に連なる山塊が...

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                                                                                  ,

また北側にも山稜が連なり、その間を勝浦川が流れている感じ。

この日は北側の山並みに滝雲が掛かった様に見えました。eye

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今日は地元のJAでの自由食 restaurant

面白い、地元ならではのお寿司が並びます。

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そして大量の柑橘類、みかんが山積み (happy01heart04

ここは徳島でも有名なみかんの一大産地です。

歩きながら眺めっ放しだったので、食べたい欲求を

抑えることなど、出来ません。sweat01

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標高約30mから、一路、雲が掛かる山上を目指します。

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いよいよ、「遍路転がしPart.2」の急な登りがスタートsign01

まず、レインスーツは、暑くて着れません。

かつてレインスーツから湧き上がる蒸気の凄まじさに驚嘆した

ことがありましたぁ。モワァ~と、まるでオーラのごとく...

その印象がこの急こう配には付き纏います。

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足場も滑りやすく、要注意 danger

この辺りから更に傾斜が増します。up

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道端には歴史を感じさせる遍路しるべが数多く...

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何度か、車道を横切り、更に登って行きますが...

先程JAで仕入れた甘いミカンに疲れを癒して貰いました。

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高度を上げるに連れて、ガスの中に入り込んだみたい...

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標高差にして約470mを登り切り、山門へ。

ここの仁王様は、ナント鶴です。

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四国霊場20番札所鶴林寺は雨と霧に覆われて、

とても幽玄で幻想的な雰囲気に佇んでいました。

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18期生の皆さんは健脚揃い...

今回の時間経過はかなり優秀なので、先の行程を鑑み、

ちょっぴり貯金させて頂くことにしましたぁ。dollar

次なる21番太龍寺までも「第3の遍路転がし」の山岳区間。

少しでも余裕が欲しいので、先に進ませて頂きました。

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この下りは山歩きのベテランの方でも、結構膝に

負担が掛かる...激下りになります。

増して路面が濡れているので、スリップにも要注意 danger

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お寺から、約1.9㌔、標高差310mほど下り、

283号線に出たら、歩行終了。

「おつかれさまでした」

次回も「遍路転がし」の難行程が続きます。21番太龍寺に登り返し、

22番平等寺まで山岳路の連続です。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年12月12日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

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10月20日、琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」

16期の皆さんが、遂にみごと結願されました。

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思い起こせば、歩き始めは2019年3月17日だったので、

5年半も掛けて、四国八十八か所を巡って来たことになります。

この間、新型コロナの影響をモロに受けて、四国八十八ヶ所霊場会様を

はじめ、国や県の県外への移動の自粛要請を受け、大分足止めされました。

本当に長かったですね。でも思い出せば、アツという間にも感じられます。

それでは感動のフィナーレのレポートです。enter

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この結願行程は、第48行程になります。

毎月1回、第3日曜日に開催してきました。

今回の歩き出しは、さぬき市志度の高松道の高架下から...

次の87番長尾寺を目指し、南進。

少しづつ高度が上がっていきます。

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遥か先に長い山脈が見えていますが、実はあの向こうに

最終目的地の88番大窪寺が在るのです。(coldsweats02)えっsign02

この日は曇りときどき晴れ。高松市内は17℃~20℃で、

まだまだ暑かったです。それでも風速3~4mの微風に

助けられました。雨は降らず、結願日和 heart01

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移り行く季節を五感で体感して来ましたが、

今回は素敵な匂いが道のりに漂っていましたぁ。

ちょうどキンモクセイの季節に遭遇shine

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そして色とりどりの可憐なコスモス~。

心がウキウキする...秋本番の遍路道。

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眼前には「讃岐七富士」にも数えられる...秀麗なおむすび山。

別名「東讃富士」とも呼ばれる白山(標高203m)。

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この橋がお遍路さんの往来が絶えない...

「へんろばし」と、マジで呼ばれています。

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四国霊場第87番札所の長尾寺に到着。

88番へリーチが掛かりました。

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ここではちょうど地元の有志の方々から、秋シーズンの

お接待を受けることが出来ました。<(_ _)>

そしてかつて一緒に本ツアーを歩いたOBさんと偶然に再開。

ご自身の結願後、お遍路さんにお接待の活動をされているそうです。

素晴らしい心の持ち主さんですね。

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長尾寺から、いよいよ残すお寺はアトひとつ。

はやる気持ちを抑えることが出来ません。

歩行ペースは何だか?早くなった様な...

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                                       .

前山ダム湖畔の「前山おへんろ交流サロン」に立ち寄り、

貴重なお遍路にまつわる資料や展示物を拝見しました。

そして昼食スペースまで、お借りすることが出来ました。

ここでは「お遍路大使任命書」の授与をありがたく受けました。

今後、お遍路文化を全世界に向けて発信する、大事な役割を

担うことになったのです。

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ここからは幾つかのルートが有るのですが、今回も

古式に乗っ取って、旧遍路道を忠実に辿ることにしました。

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額峠に下り、最近ちょっぴり復元された遍路道を経由し、

多和に下りました。この道も随分整備された印象を受けました。

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多和の旧小学校前ではコスモスの群生地がちょうど見頃を迎え、

寄り道を note

ここからは足が痛い方も頑張って、最後は一緒に歩きましょうsign01

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「あと〇〇キロ」 の標識が待ち遠しくなって来ました。

でも周囲はひたすら山間の風景が続いて、大きなお寺が

近くに在る様には全く感じられません。

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はやる気持ちがどうしても歩行スピードを上げてしまいます。

「もう少しなので、最後は皆で一緒にゴールを切りましょう」

「さぁ、夢に見た瞬間が近づいていますよ」

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アレッ、気が付けば、アレ程遠くだった山並みをしっかりと

越えてしまっていましたぁsign01

人間の歩く力は、やっぱり凄いのです。

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「前にお寺らしきモノが見えるよ~」 (happy02)/

それは前触れも無く、突然に...

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遂に歩行距離約1,100㌔にも及ぶ、

長大な四国遍路道を完全踏破sign03

「おめでとうございます。」

みごとに歩き切りましたぁ、ぁ、ぁ~

「ガ ハ ハ、」どの顔にも笑顔が弾けています。

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地元香川では紅葉の名所として有名な大窪寺ですが、

まだまだ青もみじ状態でした。見頃は毎年11月中旬。

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最後はしっかりと読経して、有終の美を飾りました。

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「結願証」や 当店からは「完歩証」を授与

させて頂きました。

長きに渡り、ご参加頂きまして、本当におつかれさまでした。

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何か有る時には、讃岐人はうどんが欠かせません。

結願を果たし、やはり締めは「さぬきうどん」

それもこの地の名物は、打ち込みうどん なのだぁ。

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毎月1回、集まって、雨の日もまた雪の日も、そして灼熱太陽が照り付ける中、

一緒に歩いた皆さんと、全く同じメンバーで歩くこともこの日が最後...

苦しい時、挫けそうな時もお互いに励まし合って、ここまで来ました。

また楽しいこと、嬉しいこと、奇跡の様な時間を共有してきました。

全てが名残り惜しく、尊くて、キラキラしていた瞬間、瞬間...

決して終わることが無い様に感じていた楽しい時間にも、

やはり終わりって、あるのですね。

16期は香川と徳島の混成チームでした。

とっても素晴らしいチームに恵まれて、最後までご一緒出来て、

本当に本当にスタッフ一同、幸せでした。

帰りの車中では声を詰まらせてしまい、お伝え出来ませんでしたが、

本当に最後までご参加頂きまして、ありがとうございました。

次回は結願叶ったご報告を兼ねて、高野山へお礼参りの旅へ...

【歩行データ】

総歩行距離:23.85㌔ 総行動時間:8時間

総上昇量:950m 総下降量:544m

総消費カロリー:1,897カロリー

歩行レベル:初級

ベースキャンプ高松店スタッフ

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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11月9日は、「がんばらない遍路道歩き」(主催琴参観光・

当店スタッフがフル・サポート)の17期生第23行程が開催され、

土佐路を歩いて来ました。

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今回は高知県西部の黒潮町の道の駅ビオス大方から、

四万十市の野鳥の森まで、約16㌔の区間の歩行。

遂に海の向こうに四国最南端の足摺岬を視界に捉え、

延々と続いた土佐湾の歩行も残すこと、僅かです。

遅くなりましたが、ようやくレポート掲載になります。enter

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この日もお天気に恵まれました。朝は13℃でしたが、

日中は22℃まで上昇。気持ちの良い歩行日和。

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かつて津波で大被害を受けて、クロマツの植林を進めたと

云われる...約2㌔にも続く松原は、「入野松原」と呼ばれ、

今では有名な観光スポットになりました。

秋はここで「潮風のキルト展」が開催され、松原にディスプレイ

された各作家さんの自慢のキルトを眺めながら歩くことが出来ます。

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その松原から、東へ抜け出ると、広大な美しい砂浜、

そして豪快な太平洋が広がっているのです。(happy01scissors

遍路道ではありませんが、ちょこっと波打ち際を歩行。

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トテツモ無い開放感~sign01

この爽快感、た、たまりません。

背後には前回越えて来た井ノ岬。

海にはサーファーを愉しむ人達も大勢...

そしてこのビーチでは毎年5月に「Tシャツ・アート展」が

開催されて、ビーチ一杯に個性溢れたオリジナルのアートが

描かれたTシャツが並びます。それもまるでTシャツを洗濯して

干している様な状態で... 風に吹かれて...

是非一度ご覧頂きたい光景です。good

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海の向こうには四国最南端の足摺岬方面も見えています。

でも、まるで蜃気楼の様で、まだまだ遥か先の様に思われます。

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松原の反対側には、砂地に微かな緑色の草が一杯植えられています。

これはこの地の名産の ラッキョ です。

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遍路道はこの先、田野浦地区を越えて、

一旦海から離れます。

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そして三浦小学校を越えて、午前の歩行を終了。

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お昼は中村市内の巨大な物産館での自由食restaurant

併設のレストランでは、やはりかつお料理が大人気。

かつおのタタキが豪勢に乗っ掛かったサラダを

美味しく頂きました。

こちらの産直のお弁当もバラエティ、ボリューム、

価格的にもナカナカの好評でした。

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午後は車道歩きから、黒潮町を抜けて、四万十市へ。

さすがにこの時期なので、長いモノは居ないと公言して

いたのですが、いきなり道路の真ん中で居てビックリ(bleahsweat01

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草がボウボウの中、ちょっとした坂道を登ると...

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あこがれの四万十川(しまんとがわ)が出現sign01

思えば、本当に遠くまで歩いてきましたね。

地元香川ではあり得ない、長大な川幅を渡りました。

それもその筈。ここが最河口の橋になるそうです。

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今回は、高知産のミニトマトをお接待。

これが甘くて、濃厚で、皆さん大絶賛でした。

高知は美味しいもので溢れています。heart04

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対岸に渡ると、次の札所の金剛福寺まで、38.1㌔の石柱を発見。

つまり足摺岬の突端までが、あと38㌔。

次回は1泊2日の宿泊行程で38㌔を歩いて、足摺岬に到達予定。

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四万十川の後ろを流れる...後川の河原を歩いて、

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最後は四万十野鳥公園まで歩き、無事歩行終了。

今までに無い...楽勝な歩行内容でした。

まぁ、現地までの距離が如何せん長いので...

次回12月は遂に四国最南端の足摺岬への道のり。

豪快な太平洋が続く、シーサイドウオークは、一生モノの

特別なメモリアルウオークとして記憶に刻まれることでしょう...

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今回お見掛けしたお洒落さんです。

FOX・FIREの今季の白のカットソーを青いシャツと重ねて、

お帽子は白色で、とってもお洒落コーディ~note

斜め掛けのバッグもGOOD。

更に足元はメレルの青色のウオーキングシューズを履いて、

これまた青いシャツとさり気無く合わせています。(lovelygood

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ウオーキングシューズでも、履き下ろしたての方を発見sign01

こちらはザ・ノースフェィスの軽量・厚底ランニングシューズ、

アルタメサ500ですね。

舗装道路も山岳トレイルもこなしてくれる、今注目度が高いモデル。

お遍路さんは白色が基調ですが、それにも合致しているのも素晴らしい。

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そしてこちらはスタッフも履いているON社の

クラウドサーファートレイルウオータープルーフです。

こちらもロードからトレイル迄、滑らかなラン&ウオークを叶える

全天候型トレランシューズで、長距離ウオークにお勧めですsign01

私もこれに変えて、20㌔を越えて歩く様な時の終盤の足の疲労感から

解放された気がします。抜群のクッション性能です。

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アウトドア商品は日々進歩しています。今秋からは厚底シューズが

入荷し出して、当店でもナカナカの活況です。気になる方は是非...

ベースキャンプ高松店スタッフ