ベースキャンプ高松店です。
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9月14日、15日は、1泊2日のテント泊企画で、奈良県の日本百名山2座の
ベースキャンプ高松店です。
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9月14日、15日は、1泊2日のテント泊企画で、奈良県の日本百名山2座の
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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夏休み明けの9月から、再び当店スタッフがフル・サポートする
「遍路道歩き」の各班が再始動。
今春、新たに歩き出した「ゆっくり楽しむ3期生」も、
この9月21日(日)から歩行が再開されます。
休み前の6月のレポートを掲載して、厳しくも達成感に満ち溢れた
遍路ころがし行程を振り返りたいと思います。
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6月15日は第4行程を開催。お遍路さん泣かせの「遍路ころがし」の中でも
遍路道史上最難関と云われる行程の後半戦が開催されました。
「空海の最後まで残った道」と称される山岳路は、自然豊かな阿波の
山野の雰囲気、そして古から多くの先人が歩いて来た歴史が感じられる、
「信仰」と「癒し」の道のりです
この日は梅雨時期ながらお天気に恵まれて、更に午前中は涼しく歩けました。
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今回の歩き出しは11番藤井寺と12番焼山寺の中間点に位置する、柳水庵。
徳島県吉野川市と神山町の市町境に当たる、標高約500m地点です。
一路、12番札所の焼山寺を目指し、山岳路に足を踏み出しました。
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遍路道から北を覗き込むと、結構標高の高い所に来ていることを実感。
眼下にはホタルが有名な美郷の山村が広がっています。
谷から涼風が吹き上がり、とっても気持ち良かったです。
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柳水庵から緩やかな登り道が続きます。
「ひと山越えますよ」
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「へんろころがし」で云うと、4/6 の開始地点となります。
「まだ4/6 (
)」 or 「もう4/6 (
)/」
気持ちの持ち様ひとつで、ネガティブにも、ポジティブにも...
一人で歩き遍路をしていると自分の今まで気付いていなかった内面と
対話することになり、これがいわゆる「自分自身の再発見の旅」と
よく云われる所以だと思います。
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「う、ひょ~っ、樹間から射しこむ...神々しい陽射し」
まるで光に導かれている様だぁ![]()
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そして標高差245mを登り、浄蓮庵に到着。
別名「一本杉庵」とも呼ばれています。
一旦登りを終えて、多くの方が休憩される場所。
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石段の上には、お大師さんの大きな石像が、迎えてくれました。
厳しい登りの後に突然現れたその柔和なお姿を拝見すると、
全く信仰心の無い方でも、そりゃあ信仰心って芽生えるモノ![]()
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最初の登りを終え、今度は標高差約345mの激下り ![]()
この日は登って、ぐ~んと下って、ぐ~ンと登って、最後はまたまたぐ~ンと下る…
登りが2回、下りも2回のアップ・ダウンが伴う行程。
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今夏は梅雨が短く、雨も少なく、路面は比較的に乾いており、
例年に無く、歩きやすかったです。
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眼下が開け、神山町左右内(そうち)の集落が見えて来ました。
もうすぐ下山ですよ。
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そうしたら、今度は谷を隔てた焼山寺山へ登り返します。
堂々とした山塊に圧倒されます。
ナンカ、下るのがモッタイナイよねぇ。(
)~
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久々に出会う山村の風景 ![]()
この辺りは、ユズ、梅等の果樹栽培が盛んです。
南には剣山系に続く山並みが広がっています。
明るく開けた眺めは開放感に富んでいますね ![]()
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集落から更に谷底を流れる左右内谷川まで下ります。
水場にユキノシタが咲いていました。
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標高約400mまで下りました。次は12番札所を目指して、標高差が
約300mの登りとなります。そして遂に6/6の標識を通過。
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ほぼ樹林帯の歩きなので、強烈な陽射しを遮ってくれて、
ありがたいのですが、風がもう少し欲しいところ...
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結港、急な登りが続きます。この日はハイカーが少なく、
途上で出会ったのが3名で、全てトレランの方ばかり。
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途中の林道出合で、昼食タイム ![]()
熱中症対策で、しっかりと水分も補給。
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ここを抜けると札所は近いですよ。
なんとか、脱落者も出ず、登り切ることが出来ました。![]()
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四国霊場第12番札所、焼山寺(しょうざんじ)に到着。
札所の標高は約700mで、四国霊場では2番目の高さになります。
ちなみに一番高いのは、66番雲辺寺で標高約900m。
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この日のお参りは、この焼山寺の一箇寺のみ。
自家用車で廻られるお遍路さんが多く参拝されていました。
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スタッフからの本日のお接待は、半解凍のエビ。
じゃあ無くて、グレープフルーツ![]()
薄皮を向いて、少量の砂糖をまぶして、冷凍庫へ。
イスカ社の保冷バッグの性能は素晴らしく、凍らせた状態で
朝から4~5時間バックパックで背負っても、ほぼ半解凍状態をキープ。
今後も夏場の暑さ対策で活躍してくれそうです。![]()
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今回は大玉8つを使いました。
最近スーパーでは大玉の品揃えが少なく、探すのがひと苦労...
でも喜んで貰えたのが、なによりでした。<(_ _)>
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最後は12番から、下界の鍋岩まで下る行程。
今度は標高差約470mの激下り![]()
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ここの下りもしっかりと整備は行き届いています。
次なる札所ですが、徳島市内の13番大日寺となり、
距離にすると、約21㌔先です。
次々回10月の行程での到着の予定。
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標高差約260mを下れば、杖杉庵へ。
ここは「お遍路さん第1号」、つまり私達の大大先輩となる方と
お大師さんが出会ったと伝わる、伝説の場所。
その出会った場面を再現したモニュメントが設営されています。
お遍路さん第1号は、衛門三郎さんと云われます。
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午後からはすっかり気温も上昇。疲れた顔も...
温度計は25℃をオーバー。(
)
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なんとか、鍋岩まで降りて来ました。
「いや~、よく歩きましたね。」
これにて「へんろころがし」行程の完了です。
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・
神山温泉で汗を流し、すっきりとして帰路に...
次回は神山町の山岳路、リバーサイドウオークの2本立てで
お送り致します。
是非気持ちはポジティブに、そして楽しく歩いて行きましょう![]()
【歩行内容】
歩行距離:9.8㌔ 行動時間:6時間25分
総上昇量:523m 総下降量:846m
消費カロリー:2,039kcal
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ベースキャンプ高松店スタッフ
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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9月17日(水)は、高知県と愛媛県の県境稜線にそびえる...
たおやかで美しい峰、平家平(へいけだいら)に登りました。
名前の由来は平家の落人伝説に由来するのだそうです。
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山頂部は一面が笹原に覆われていて、独特な景観を誇り、
四国のハイカーでも開放感に富んだ山岳風景に心惹かれる方が
多い様に感じます。
レポートです。![]()
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今回も高知県側の高薮登山口からの入・下山です。
比較的に楽に登れるので、入門者から初級レベルの方に
お勧めのコースです。アクセス道はほぼ問題無し。
夏場はアブに囲まれることもありますが、今回は大丈夫でした。
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下界は猛暑ですが、四国の山上は確実に秋の装い...
秋を代表する紫色のトリカブトの花を発見。
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派生尾根に至る道のりは、緑で包まれた回廊。
さすがに紅葉は全くしていませんでした。
登山口は約24℃で、汗がじんわり出て来ました。
道中、他の登山者は皆無。天気予報が芳しくなかったからかな?
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路面には落下した、青いどんぐり達。
怪しそうなキノコも数多く見掛けました。
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派生した尾根に取り付いたら、尾根の南側をトラバースし、
急な登りで尾根を乗越します。本日一番の登り![]()
路面は予想外ながら、余り濡れておらず、歩きやすかったですが、
全般的には、石や木の根はスリッピーなので、気を付けてください。
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登った後、下れば、後は緩やかな登りへ...
ここは左右共に急な断崖の痩せ尾根なので、慎重に![]()
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針葉樹、広葉樹が混ざった、美しい森を歩く感じ...
例年以上に気温が高いので、紅葉はやや遅れるのかな?
午前中は青空も覗き、木漏れ日が感じられました。
尾根の東側ではヘリの旋回が長く続き、訓練だったのかな?
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「笹が深く伸びて、歩きにくかったぁ」と聞いていたので、
足元はスパッツ、レイン下、ストックで笹をかき分けて...と
覚悟をしていました。また最近よく報道されていますマダニ対策で
「マダニ避けスプレー」をしっかりと準備してきました。
こちらは当店では防虫関連では人気の3本に入る商品になります。
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緩く登る道のりなので、本当に登り易いです。
周りの緑や森を楽しんだり、そうそう野鳥も多くて、
鳴き声も常に聞こえるので、ネイチャーハイクにもGOOD![]()
少しだけですが、セミの声も聞こえていました。
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登山道脇にはまだまだ青い、刈ったばかりの笹が...
多分先週の3連休後に刈ってくれたものだと思われます。
スパッツや雨具下を履くこと、ストックで笹をかき分けることを
想定していたので、凄くありがたかったです。
ほぼ全区間に渡り、下草は刈られ、整備は極めて良好でした。
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そして森林帯を抜け、いざ山頂部の笹原帯へ
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リンドウの花が開いていますよ![]()
四国の笹原帯で人気の秋の花になります。
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山頂が近付いているので嬉しいですが、傾斜は増す一方...
背後には今まで取り付いて歩いていた派生尾根が見えています。
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笹原に続く一本の登山道。
上空に白雲が覆い始めています。
急げ、急げ...
ガスが先か? 登頂が先か?
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この山はガスに包まれることも所中で、一旦覆われると
周囲の展望は皆無。更に吹きすさぶ風も強く、風の通り道にも
なっています。天気予報では午後から雨予報が多く、心配
していましたが、結局一滴も降りませんでした。
傾斜も緩み始めれば、山頂はもうすぐですよ。
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標高1,693mの平家平の山頂に登頂![]()
気温は20℃前後で快適でした。(
)/
風は吹き上がり、やはり高嶺は最高の避暑地ですね。
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折角なので、笹原帯の縦走路に足を踏み入れてみましたぁ ![]()
ご覧の通り、一面が緑色の笹に覆われています。
まさしく、雲上の大草原~![]()
四国の山上では笹を食べる鹿の食害が問題になっていますが、
ここはナントか防がれている様です。
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条件が良ければ、360度のパノラマ大展望が見れるのですが、
一瞬だけ、西側の冠山(標高1,732m)が姿を出してくれました。
近くに見えますが、歩いたら片道約1時間の行程。
往復ならば約2時間で、レベルは初中級に跳ね上がります。
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山頂に戻り、お昼にしましょう![]()
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下山すれば、よ~く分かったのですが、意外と路面に段差や
障害物(岩、石)が多く、深い笹で被われていたら、かなり神経も
使うし、労力も必要になったことでしょう。
更に笹は刈っているのに、リンドウ等のお花は刈っていないという
高度な作業をされており、感心しました。
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往路を戻り、無事下山。
木の香温泉で汗を流し、心身共にリフレッシュし、帰路に...
愛媛県四国中央市で物凄い土砂降りに遭遇。
![]()
山の中で遭わずに済み、ホッとしました。
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【歩行データ】
行動時間:5時間46分 歩行距離:5.7㌔
総上昇量:639m 総下降量:642m
消費カロリー:1,386kcal レベル:初級
ベースキャンプ高松店スタッフ
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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「遍路道歩き」の各班は、6月以降夏休みに入りました。
35℃を超える真夏の歩行は、かなり危険が伴いますので...
そして九月に入り、秋遍路のシーズン・イン。
・
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9月13日は主催琴参観光、当店スタッフがフルサポートする
「がんばらない遍路道歩き17期生第30行程」が開催され、
懐かしい参加者の皆さんとの再会、再び四国八十八カ所結願を
目指しての歩く旅が動きはじめましたぁ![]()
レポートです ![]()
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6月に歩き終えた愛媛県西予市宇和町下川の歯長峠入口が
今回の出発点。清流肱川に沿っての歩行から歩行開始。
最近四国では午後から降雨が多く、イマイチ天候が安定しません。
そして夏から続く暑さも、ナカナカ解消されませんね。(
)
この日の歩き出しは薄曇りが功を奏して、随分歩きやすかったです。
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遍路道沿いの田んぼでは稲刈りが既に終わった所も...
今日歩く宇和エリアは、清流肱川の美しい水と昼夜の寒暖差が
大きいと云う立地の利点を活かし、愛媛では「米どころ」として有名。
今ではこんな稲干し風景はほとんど見掛けなくなりましたが、
ノスタルジーが感じられる...日本の田舎の原風景です。
・
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宇和野村線から離れ、旧道歩き~ ![]()
分岐には遍路道の所在を示す道標が有り、この辺りは
「四国のみち」と「遍路道」が被った区間となります。
いつものことながら、3ヶ月ぶりとなる久々の歩きなので、
先頭の歩行ペース取りの感覚がナカナカ掴め切れません。
速いのやら、遅いのやら... (
)![]()
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そうそう、ここの特産品では、ぶどうや梨が有名。
遍路道の傍にもブドウ畑が点在し、皆さん羨望のまなざし(
)
8月末から出荷が最盛期を迎え、いまも収穫真っ只中でした。
・
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熱中症を警戒して、水分補給などの休憩を適時実施。
路面には葛(くず)の花びらが落下。紫色の絨毯の様。
参加者の方からよ~く冷えたぶどうのお接待を頂けば、
それが呼び水となり、「ぶどうを買いたい(
)」
そんな衝動が抑えられなくなってしまいました。
・
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近くの道の駅で休憩時間を利用して、産直を覗いてみると大量の
ぶどうがまだ残っていました。その瞬間、「ブドウ欲」に目が
眩んだのは、云うまでも有りません。
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道の駅どんぶり館を後にして、一路43番明石寺へ。
傘を差していますが、雨では無くて、日除け用として...
若干ながら、陽射しの照り付けが強まったかな?
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この辺りでは遍路道が幾つも存在し、分かりにくいかも...
今回はオーソドックスな道のりを選択しました。
道中には大きな遍路しるべが有り、行く手を導いてくれます。
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明石寺へ続く参道は、急な上り坂 ![]()
積雪時にはチェーンの無い車が立ち往生することも...
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四国霊場第43番札所明石寺に到着。
どっしりした本堂、そして赤い石州瓦の重厚感が印象的。
秋の3連休の初日でしたが、参拝者も少なく、静かで心落ち着く
素敵なお寺でした。久々の読経も...
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山門前の石段には青モミジの回廊が出来て、
晩秋の紅葉は更に見応えがありそうです。
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午前の歩行を終了。再び道の駅へ戻り、ランチタイム ![]()
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フリータイムのランチでしたが、レストランの利用が多かったです。
地元の特産品を使った定食から、丼ぶり、軽食、麺類まで...
食べたいモノが食べられれば... 皆、笑顔なのだぁ (
)/
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一番人気は、「ジオパノラマ膳 ¥1,540」
西予ジオパークの風景をお膳に取り込んだ一品![]()
豆腐サラダはヘルシーで、天丼はボリューミーで、GOOD![]()
すっかりお腹も満たされ、午後の歩行も頑張れそう。
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午後は明石寺の山越え行程から、歩行再開。
木々に覆われた...涼やかな山岳ルートになりました。
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やっぱり、木陰は涼しくて、時折涼風が吹いてくれて、
暑い時期の山岳路は良いですね ![]()
道幅も広く、整備は良好で、雰囲気は最高 ![]()
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山を越えれば、宇和文化の里。
風情あるレトロな町並みが出現。
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
ここからは、伊予の町並み歩きシリーズがスタート。
次回の「伊予の小京都」大洲、そして次々回は和ろうそくで栄えた「内子」。
四国でも有数の街歩きが楽しめる区間となります。
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明治15年に町民の寄付によって建てられた西日本最古級の小学校。
「開明学校」です。洋風のモダン建築がお洒落ですね。
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今日歩いて来た道のりには、この開明学校をモチーフにした
マンホールのフタが多く見受けられました。
この辺りはまさに歴史と文化に育まれた土地柄で名残が感じられます。
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一路、次なる大洲エリアを目指して、国道56号線伝いを
旧道に入ったり、出たりを繰り返して、北上。
さすがに陽射しを受けて消耗が激しかったですが、この日の西予の最高気温は
29℃止まり、薄曇りも多く、風は4~5mの南風だったので、背中から
押される様な感覚で、比較的に歩きやすかったと思います。
昨秋の今治エリアは過去一の厳しさでしたが、ここは日陰も結構有りました。
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周囲を山で囲まれた宇和盆地(標高200m前後)を北上。
見渡す限りに田んぼが広がる、雄大な穀倉地帯を突っ切ります。
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本日のおやつは、揚げたてのじゃこ天。
ヌクヌクのじゃこ天の美味しさは格別ですが…
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暑さでじゃこ天どころじゃあないみたい。
皆さん、大分疲労が感じられますね。(
)
ここは無理をせずに、当初予定していた歩行内容を
切り上げることで決断。
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道端には大きな栗の実をつけた木々や...
.
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首を垂れた稲穂などに、実りの秋が感じられたり...
秋の到来を肌で感じる道のりでした。
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大洲に入る山岳路の手前の 信里まで歩いて、歩行終了。
暑い中、大変おつかれさまでした。
次回はひと山越えて、大洲市内を縦断する遍路旅です。
涼しくなり、歩行条件がよくなります様に...
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【歩行データ】
歩行時間:6時間30分 歩行距離:16.9㌔
総上昇量:283m 総下降量:209m
消費カロリー:1,275kcal
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ベースキャンプ高松店スタッフ
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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9月10日、まだまだ残暑厳しい中、涼やかなハイキングに興じるべく、
高知・愛媛県境の高知県梼原町の自然豊かな山・川エリアを訪ねました。
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歩いたのは、先人達が築いた一本の農業用水路に沿って、
全長3㌔続く「癒しの遊歩道」と呼ばれる...久保谷森林セラピーロード。
現在全国に有る62ヶ所の森林セラピー基地の中では、5番目という早い時期の
2007年3月に指定されたコースです。
コロコロと変わる天気予報に翻弄されつつも、催行しました。
歩行の途中で、雷がゴロゴロ鳴り始め、一時降雨となりましたが、
傘で対応出来る位で済み、ホント良かったです。![]()
蒸し暑い一日でしたが、セラピーロードの区間に関せば、
暑さに苛まれることも無く、むしろ涼やかで気持ち良かったぁ~。
レポートです。![]()
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歩き出し前にランチを調達しに、現地の「森のパン工房」さんへ。
chez-moi/シェ・ムワ さん ![]()
セラピーロードの下流側の登山口に位置し、失礼ながら「山奥の中に
何でこんな素敵なパン屋さんが有るの?」と驚くぐらいの立地ですが、
パン好きにはたまらない、魅力に富んだお店です![]()
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ハード系、菓子パン、サンドイッチ、食パン、パウンドケーキと...
種類も豊富で、小麦本来の味わいを大切にした自家製の天然酵母パンは
是非とも味わって欲しい
です。
今回はランチにじゃがいもが丸ごと入った、ベーコンとブラックペパーが
利いたフランスパンをゲットしましたぁ。
ザックに詰めた至福のランチや行動食は山旅を盛り上げる重要なアイテムです。
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天気予報では午後からの雨予報だったので、当初の往復歩行から
急遽片道の通り抜けに変更し、上流側登山口から入山。
。
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今回は特別に現地ガイドの下元さんにお願いして、歩行の
サポートをして頂きました。地元ならではのお話が色々と聞けて
よりセラピーロードを詳しく、深く楽しむことが出来ました。
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清流、久保谷川にも沿った道のりにもなります。
水量はほぼ通常量ですかね。
久保谷川から農業用水路に取水する場所がスタート地点。
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歩く前は、セラピーロードは久保谷川に沿い歩くイメージだったのですが、
実際には1本の農業用水路沿いを歩く方がメインとなっています。
でも水路と川はほぼ一体化されているので、2つの流れの真ん中を
歩くと云った感じですかね。川側は水量や色調、周辺の風景に依り、
様々な表情を描きますが、水路側は物凄く澄んだ清流が常に定量で
流れており、両方を交互に体感出来るのが不思議な感覚で面白いですね。(
)
まぁ、ちょっとした「ダブルリバーウオーク」と表現しましょうか?
・
・
なお遊歩道では若干狭い所も有ります。川側に落ちると
大事故にも繋がりかねません。要注意![]()
![]()
水路に手を入れてみましたが、水温はかなり低めでした。
すくい上げて飲みたい位のきれいな水です。
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つい、素通りしてしまう様な場所や見落としがちな所でも、
足を止めて、しっかりと説明頂きました。
・
・
久保谷川の移ろい行く川色、川の表情もしっかり楽しめました。
またせせらぎ、蝉の鳴き声、鳥のさえずりも「癒しの道のり」には
欠かせない音色を奏で、聴覚でも癒される様に感じました。![]()
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また山側には豊かな森林帯が連なります。
![]()
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水路の水面には、まるで水鏡の様に周りの風景が映し込まれていました。
流れには一切の淀みがありませんし、ゴミなどの浮遊物も皆無。
たまに落ち葉とサワガニが流れる程度...
ガイドの下元さんは歩きながら、水路の保全も行っていました。
なるほど、いつ歩いても道の整備状態が良いのは、これだったのか![]()
これにはすっかり感心させられました。<(_ _)>
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道中には数か所、ベンチや椅子が設営されており、
休憩に最適です。こんな所で先程購入したパンを
食べたら、本当に楽しいピクニックになりますね。
この後に雷が鳴り、雨が降り始めました。![]()
ザックカバーを付け、傘を差して歩行。
。
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こちらは、存在感が際立つ、不動のケヤキ。
かなりの巨木になります。![]()
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時折、山側から沢が流れ込み、涼みの良ポイントを演出。
ロード内では5カ所の谷がありました。
特に暑い時はついつい長居したくなる場所です。
新緑の春と紅葉の秋がお勧めの季節ですが、暑い夏場には、
「避暑ウオーク」がピッタリとハマる様に思えての、今回の訪問になりました。
この日も下界は30℃近くまで上昇しましたが、ロード中では25℃位でした。 ・
・
チャボホトトギス
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ミヤマウズラ などの花にも出会えましたし、
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大きなヒキガエルは全く動かず...
苔むした岩場を3点支持で登ろうとしていました。
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.
約3㌔歩いたら、下界の風景が見えて来ました。
完全踏破の終了です。
なお、ロードの高低差ですが、3㌔区間ながら、
僅かに10㍍しかありません。ほぼフラット。
かなり歩きやすいので、入門クラスに最適コースですね。
生憎の天候だったので、他の入山者は皆無でした。
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降雨の為にロード内でのランチは見送り、歩行後に
パン屋さん周辺でお弁当を開けましたぁ。
![]()
このパン屋さんにはイートインスペースも有り、パンを頂きながら、
優雅にお茶をすることも出来るのです。![]()
当然、お土産にパンの購入を追加される方も...![]()
・
・
歩行後は雨降る中でしたが、梼原(ゆすはら)の町の中心部へ。
高知県北西部に位置し、面積の91%が森林に覆われて、
最大標高が1,455㍍と云う町は、別名「雲の上の町」とも
呼ばれています。最近では建築家の隈研吾さんの建築に
触れられる「町まるごとミュージアム」として人気。
隈さんは(新)国立競技場のデザインを手掛けたので有名です。
香川からだとかなりの遠路に加え、山を登っているとナカナカ
街歩きなんて出来ないので、良い今回は良い機会に恵まれたかも...
梼原の街中をぶらり散策してみることに...
写真は梼原町総合庁舎。梼原産の杉の木材をふんだんに使っています。
隈さんの建築だそうです。
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木造の芝居小屋は、ゆすはら座。
とても立派な造りで風情があります。
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非常にコンパクトに観光スポットがまとまっているので、
気軽に歩いて廻ることが出来て、面白かったですよ。
・
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「雲の上の図書館」は壮観でしたぁ (
)
これも隈さんの建築。
こんな図書館が近くに有れば、読書家になれたかも (
)
・
・
梼原川に架かる屋根付きの木橋「神幸橋」。
いつか橋を渡った先の三嶋神社で伝統の津野山神楽を
拝見したいものです。
最後は「雲の上温泉
」で汗を流し、帰路に...
.
・
今回は叶いませんでしたが、木漏れ日射すセラピーロードも
気持ちが良くて 水面がキラキラと光って、素晴らしいです。
水路の両側には鮮やかな緑の苔が2本線を形取り、僅かな蛇行に
沿い歩き、「水」の道を追い掛ける楽しさったら...
またパンを買って、ダブルリバーの森の中へ...
・
ベースキャンプ高松店スタッフ
ベースキャンプ高松店です。
・
・
9月6日は北海道の日本百名山の雌阿寒岳(めあかんだけ/標高1,499m)に、
登りました。今回の山旅で一番のお天気に恵まれて、暑過ぎず、
涼し過ぎずの絶好の登山日和。休憩中は1枚羽織らないと寒い位で、
山の空気の澄み渡りを実感出来ました。
レポートです。![]()
・
・
苔むした森とキノコ。3合目までの針葉樹林帯では、
苔の上に瑞々しいキノコが点々と顔を出していました。
季節の移ろいを実感。
・
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下山後は摩周湖へ。外輪山の遊歩道を散策 ![]()
摩周ブルーのソフトクリーム (
)/
摩周湖を背景にいただく名物ソフト。湖水と同じ鮮やかな青が印象的。
・
・
摩周ブルーの絶景 ![]()
摩周湖の外輪山を一望。
澄んだ青がどこまでも広がります。
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・
雄阿寒岳のシルエット。その右奥に雌阿寒岳。
・
夕暮れの光を背に立つ雄阿寒岳の麓にある阿寒温泉に宿泊。
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・
アイヌコタンの入口。
巨大なフクロウのゲートをくぐれば、アイヌの伝統文化が息づく街並みへ。
・
・
阿寒湖のシンボル・フクロウ像。
夜の街を見守るように翼を広げる、アイヌ文化の守り神なのです。
・
![]()
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この山旅では、「熊スプレー」を携えて行動しました。
今年はヒグマの事故も多く、安全登山のため「熊スプレー」は必携![]()
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・
ただいま、当店エントランスにて、熊スプレーを販売中![]()
今から秋~初冬が最も注意が必要な時期となりますので、
対策はしっかりと講じておく方が良いですよ。
ベースキャンプ高松店です。
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北海道・道東に遠征中のスタッフより、斜里岳の登山レポ―トが
届きましたので、早速掲載させて頂きます。
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早朝5時、登山口へ向かう途中で...
清里町のジャガイモ畑と斜里岳。
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斜里岳の隣は手前から海別岳、遠音別岳、羅臼岳、知床岳と...
知床連山が並んでいました。
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登山口。清岳荘駐車場代は100円、トイレは清岳荘の中に...
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7時前、やっと谷にも朝日が射し込んで来ました。![]()
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滝の横を登る緊張のひとコマ![]()
スリリングだけど達成感抜群です。![]()
見晴らしの滝の横を上ります。
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方丈の滝 ![]()
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霊華の滝で、岩脈に流れる滝の横を登るのは終了。
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赤茶けた沢を登るスリル満点の場面。(
)![]()
自然の色合いが印象的。
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胸突八丁を稜線に向かって進みます。![]()
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馬の背の標識。この先、山頂までは稜線歩きのハイライトです。
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岩場を抜けて振り返ると、摩周湖と屈斜路湖のパノラマ。![]()
この日は知床連山の稜線は雲に覆われていましたが、それでも
北海道らしい雄大な景観を堪能出来ました。
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日本百名山の斜里岳の山頂、標高1547m。
頑張って辿り着いたご褒美の大パノラマ!
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ヒグマ誘因のためザック置き禁止![]()
知床の山ならではの注意書きですね。
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新道コースから見上げた、斜里岳。
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沢を慎重に渡りながら一歩一歩前進。
水音に包まれる斜里岳ならではの道。
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夕食はホテルの近くにある斜里駅前のラーメン店。久々に行ってみると
地元の方でほぼ満席。人気店の様です。![]()
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ベースキャンプ高松店スタッフ
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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7月の終わりに、徳島県の祖谷山系の盟主の矢筈山に
登った時のレポートです。
標高は徳島県では第5位に入る、1849mを誇ります。
その堂々とした山容は、どこからも識別しやすく際立っていて、
「矢筈山ここに在り...」そんな感じです。
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この日もお天気に恵まれて、周囲の山もしっかりと見渡せて、
素晴らしい山行となりました。![]()
四国ではお盆前までは過去に無い位に天候が安定していて、
普通は午後は雷雨が多い筈ですが、この日も全く問題無かったです。
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歩き出しは徳島県三好市東祖谷の標高1520mの落合峠。
車でのアクセスが良くて、四国では人気の山です。
谷を隔てた先には、剣山系がド・ド・ド~ン
と屏風の様に
広がっていて、まさしく壮観~ ![]()
左から三嶺、西熊山、天狗塚のピークが続きます。
ここの縦走路は四国有数の人気がある区間です。
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今回は落合峠から、矢筈山のピストンの山行スタイル。
まずは緑が鮮やかな笹原の丘を登って行きます。
心配された笹は刈ってくれており、物凄く歩きやすかったです。
深い時は路面が笹で隠されて見えず、その都度ストックでかき分けて
歩かなくてならず、笹が朝露で濡れていたりして、大変なこともあります。
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高度を上げると落合峠の反対側の山並みが見えて来ました。
(左)前烏帽子山~(右)烏帽子山/標高1670m。
こちらも祖谷山系の山になります。
北側にはかすかに香川県の讃岐富士までもが見えていました。
当然、気温が低く、空気が澄んだ時には、讃岐富士からこちらも見えます![]()
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眼下には落合峠。ようやくひとつ丘を越えました。
ここからの眺めも開放感が有って、ハイカーに人気です。
個人的にはゆったりと座れるチェアーとアイスコーヒーを携えて、
ボーッと寛ぎたい...そんな特等席の展望所です。
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矢筈山に続く稜線が見えて来ました。
「あの先っぽまで登るの?」(
)![]()
ピーク迄は大分距離が有るように感じますよね。
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笹原帯を越えると、次は樹林帯へ。
針葉樹林、広葉樹林と植生も変わり、進むに連れて、
周囲の風景も変わるので、ナカナカ面白い山だと思います。
実にこの日は下界は36℃を超える猛暑日だったのですが、
照り付ける陽射しを遮る樹林帯では涼風が吹き、心地良かったです。
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「楽勝
」だった筈が、途中から笹は伸び放題と化し、
矢筈山本来の道のりとなりました。でも整備は良好なので、
ご安心ください。
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下には笹原、上には広葉樹林の道のり。
息苦しさを感じさせない...木漏れ日降る、美しい森は
春の新緑、秋の紅葉にも素晴らしいですよ。
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サガリハゲの分岐の手前にフィックスロープが張られた、
急登が有りますが、路面がしっかりしていて、この日は
問題無く、スムーズに通過出来ました。降雨で路面が濡れると
やはり大変になる区間です。![]()
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サガリハゲの分岐からは前衛峰のトラバース道へ。
笹原帯が復活。歩行帯が極めて狭いのと
斜め勾配の道のりは滑り易いので、要注意![]()
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前方に矢筈山の本峰が見えて来ました。
トラバース道では陽が当たるので、夏のお花畑が見られるか?と
考えていましたが、この日はコバイケイソウだけが咲いていました。
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北側の景色も開けて来ました ![]()
トラバース道は後半で若干分かりにくい箇所がありましたが、
基本は余り下らずに、フラット又は登る感じが正解かな?
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本峰と前衛峰とのコルに出ると、今まで隠れていた南側の
景色が飛び込んできます。ここで初めて百名山の剣山と兄弟峰の
次郎笈が顔を出していました。
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本峰に取り付けば、痩せた尾根道を岩峰に取り付いたり、
迂回したりを繰り返し、高度を上げて行きます。
それに連れて周囲の山並みも徐々に姿を現してくれます。
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この笹原の上に頂上が...
もう少しですよ。
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ウヒョ~
遂に剣山系のスカイラインが連なって、顔を出しました。
山頂部からは圧巻の眺めが楽しめます。
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矢筈山に登頂
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)/
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絶景のご褒美に乗じて、お待ちかねのランチタイム ![]()
眺めは最高なのですが、陽射しを遮る木々が無いのが、
ちょっぴり残念なところかな。いや~、暑かったぁ (
)![]()
こんなお天気ながら、出会ったハイカーは3人のみでした。
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昼食後、下山開始。
西側には遠くに石鎚山系も見えましたぁ![]()
しばし、呆然と四国の山並みを眺めていました...
今日登れて、本当に良かったです。![]()
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下りも慎重に、慎重に...
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途中で登った山を振り返れば、感慨もひとしお。
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再び美しい笹原の道のり...
爽快な道は、安心感と達成感に包まれて、
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無事に落合峠へ、下山となりました。
レベルは初級ながら、山登りの魅力が詰まった、
バランスが非常に取れた、面白い山です。![]()
山登りを始められて、少し自信が付き、次に面白い山は何処か、
無いかな?そんな方にお勧めですね。
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【歩行データ】
行動時間:5時間32分 歩行距離:6.2㌔
総上昇量:497m 総下降量:496m
総消費カロリー:1162kcal
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ベースキャンプ高松店スタッフ
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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8月6日(水)、京都東山の大文字山の
ハイキングに出掛けました。
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「京都の夏は暑い
」と聞いていましたが、この日も
最高気温が37.7℃の猛暑日になりました。![]()
「何故、そんな暑さの中に大文字山に登ったか?」と云うと、
有名な京都五山の送り火の火床を実際にこの目で見てみたい...
そんなミーハーな興味本位からです (
)/
10日後の8月16日の夜のニュースでは必ず取り上げられる、
日本の夏のお盆の一大イベントなのですから...
レポートです。![]()
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今回は火床を見ること、加えて京都トレイルを歩くことを
目標にしていました。当初は蹴上からの歩き出し、銀閣寺に
縦走し、下山を目論んでいたのですが、試歩きの結果、
「これは厳し過ぎる(
)」との評価で、逆コースに変更。
銀閣寺側からスタートし、門前前通りを通り、入山。
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京都トレイルとは若干コース取りが違いますが、ポピュラーな
銀閣寺道を歩き、大文字の火床を目指しました。
大文字川を渡ると、一気に傾斜が増して来ました。
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戦国時代の古戦場だった千人塚を越えて登ります。
汗が吹き出しますが、ありがたいことにこのコースは
樹林帯に囲まれており、照り付ける陽射しを遮ってくれるのです。
風化した花崗岩がザレた登り道は滑り易くて、要注意![]()
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ケーブルの下を通ると、急階段の激登り![]()
ここを頑張れば、火床はもうすぐ...
時折、谷間から涼風が吹き上がり、助けられました。
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「大」の字の中心の金尾(かなわ)へ到着。
眼下に広がる、京都盆地の眺望...
そして真下には「大」の字の右はらいの火床が続きます。
「わぁ~
意外と大きいよ~ (
)」
実にこの3画目は長さ約120mも有るのです。
当初はこの右はらいの階段を登ってやろう
と計画していましたが、
誰も「登りましょう
」とは云いませんでした。
そうですよね。なんせ、陽射しが照り付ける中の急登は消耗が激し過ぎるので...
。
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「さぁ、大文字のポーズを決めてぇ~ ![]()
」
自撮りして分かったのですが、意外と足の開きが甘くなりがち (
)
それにしても、素晴らしい展望で、ここに登るだけでも十分な
感動が得られると思います ![]()
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しばし展望を楽しんでいると、凄いことに気付いた人が居ました (
)![]()
そう、ここから西側へと点火される他の送り火の山が見えていたのです。
こちらは、「妙」と「法」が同時点火される山並み。
「南無妙法蓮華経」の「妙」と「法」だと、初めて知りました。
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こちらは西方浄土に向かう精霊船の「舟形万灯篭」。![]()
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そして「左大文字」。
壮観な眺め~ ![]()
夜空に浮かぶ五山の送り火の光景が目に浮かぶ様 (
)
「いつから始まったのか?」諸説あるそうですが、昔から現代まで、
絶え間なく伝統行事が受け継がれていることに素晴らしさを感じずには
居られませんでした。
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「大」の字の2画目の上へ。
横には松明から火を点火される火床が並びます。
そして盆地の対岸には「火伏の神」宿る...愛宕山。
そして大文字山山頂へ。
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大文字山へは登り一辺倒かと云うと、そうでは無くて、
緩やかな道のりもあります。木漏れ日降る道のりでは
心が癒される感じでした。
あと、非常に分岐、脇道が多いので、道迷いには要注意![]()
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大文字山(標高466m)に無事到着 ![]()
東山三十六峰では、如意ヶ岳とも呼ばれます。
ここでしばしランチタイム ![]()
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山頂からも京都市街地の展望が開かれています。
気温は30℃でしたが、涼風がそよぎ、涼しくて心地良かったです。
心配していた暑さも、これなら大丈夫。
皆さん、しっかりとご飯も食べられているし...
予定通り、蹴上へ縦走することにしました。
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上空には怪しい雲が上って来ましたが、今年の夏は不思議なことに
お盆頃までは夕立が少なかったです。この日も雨は降らず仕舞。
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京都一周トレイル・東山コースを忠実に下ります。
基本的に下り中心なので、凄く楽に感じられます。
但し路面に岩がゴツゴツした箇所も多く、滑らない様に![]()
また日当たりが良い所も多いので水分補給はしっかりと![]()
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さすがにこの暑さなので、行き交うハイカーも少なく、
10数名に出会ったのみ。トレランの方が多かったかな。
下界の寺社も観光客は少なくて、京都の夏は意外と穴場かも...
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〇〇差路?物凄い道が交差する場所が、七福思案処。
ここを過ぎると一旦登り返し、日向大神宮を経由し、下山。
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市街地に下山すると、大きな水路に遭遇。
ここが琵琶湖疎水。京都の近代化に貢献した人工の運河で、
歴史的にも貴重な産業遺産だと思います。
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しばし涼やかな疎水に沿い歩きましょう![]()
夏場にはお勧めの水辺の道のり。
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南禅寺の水路閣に到着。ここでハイキングの終了。
お寺の境内に在る少し場違いな建造物ですが、このレトロな
ミスマッチした景色がインスタ映えすると大人気。
建物の上には、琵琶湖疎水が流れています。
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南禅寺でフリータイム。拝観に、御朱印に、散策に...
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歩き出しの銀閣寺に戻り、ここでもフリータイム。
「哲学の道」を歩いたり、銀閣寺を拝観したり...
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「我ながらよく歩いたと...」かき氷を食らう人も...
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【歩行データ】
歩行距離:7.4㌔ 歩行時間:4時間30分
登り:471m 下り:482m
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コースを逆コースにして、やはり大正解でした。
観光客のオーバーツーリズムを恐れて、しばらく京都から
遠ざかっていましたが、また少しずつ通ってみようかな。
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夏場の低山には、暑さ対策が必須です。
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特に、冷水は必須![]()
今回もプラティパス2Lに水を入れて.冷凍庫で凍らせて持参。
熱中症気味の人に抱きかかえらせて、体温を低下させたり、
首後ろ、脇、背中等に当てがって、クールダウンさせたり...万能です。
氷が解けても、冷たい水を飲むと、ホント生き返ります![]()
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それとよく足を吊る方は塩分不足の方が多いです。
汗でNa(ナトリウム)が体外に出て行くと、Na不足になります。
夏場は必ず定期的に塩分の補給をしましょう。
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今回は里山レベルなので、靴底がスリップレスなロウカットモデルでも
大丈夫。スポルティバ TXー5を着用しましたが、非常に快調でした。
またアブが居ますので、肌の露出には注意が必要。
C3フィットのサポートタイツ+防虫スプレーで対策を講じました。
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ベースキャンプ高松店スタッフ
ベースキャンプ高松店です。
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