山の情報・知識 Feed

2024年5月 8日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

                                                 。

5月3日は愛媛県新居浜市の大永山トンネルから

赤石山系の綱繰山~西山~銅山峰への周回コースを

辿る山旅に出掛けました。

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アケボノツツジは開花が早く、もう山頂付近まで

咲き上がっている様です。

銅山峰では気が早いツガザクラもチラホラ...

今春は何もかも開花が早い様です。(coldsweats02)

それでレポートです。enter

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今日の登山口は大永山トンネル横。

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豊かな森林がお出迎え...

木々からは木漏れ日が射して、GW登山にふさわしい...

自由で束縛が無い、開放感がたまりません。

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前方に綱繰山の山頂が見えました。eye

若い緑の中に薄ピンク色の模様が見えましたぁsign01

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ミツバツツジが咲く道のり...

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急登を登り、綱繰山(つなくりやま/標高1,466m)に登頂sign01

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綱繰山から下り、西山へ向かいます。

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振り返り見上げた綱繰山は想像以上に

とんがった山容で、驚きましたぁsign01

「あそこに登ってたんですよ?」

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西山を越えると赤石山系の山岳パノラマが広がる...

素晴らしい縦走路へ。

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ツガザクラがもう咲いていましたよ。heart02

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上にツツジ、下にツガザクラと、

まさに春のお花に彩られた...稜線漫歩で~す。

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銅山峰に到着。

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ぐ~るっと廻って、登山口へ。

結構歩きましたね。

歩行レベルは初中級。

距離が約9㌔、上昇・下降共に900mで、

約6時間40分の行程でした。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年5月 6日 (月)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                   。

5月2日は、愛媛県の四国霊場第60番札所横峰寺の上の

石鎚山の「西の遥拝所」と云われる星ヶ森に登り、ぐる~と

山岳遍路道を周遊し、「紫の花々」を愉しむ山旅に出掛けました。

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特筆すべきは横峰寺の500本のシャクナゲでした。

今年は開花が早く、少し盛りを過ぎた印象でしたが、

まさしく、圧巻の景色でしたぁsign03

それではレポートです。enter

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歩き出しは西条市の湯浪(ゆうなみ)地区から...

靴だけを履き替えて、手ぶらで坂を登ります。

道端には白いシャガが咲き誇っていましたぁ。

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そして最初の「紫」となる藤や桐の花が

新緑の山肌に現れました。(lovely

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約20分歩けば、標高300m付近の湯浪休憩所に到着。

ここから本格的な山道となるのですが...

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その前に、お抹茶タイム (happy01heart04

この地では名水が汲めて、わざわざ遠方からこの名水を

目当てで訪れる方が絶えません。

と、なれば、そのお水を美味しく頂かない訳にはいきません。

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各自でセルフでお抹茶を立ててみます。

見様見まねですが、何とか泡立ちました。

こんな野点も風流で良いですねgood

茶菓子は、桜餅と柏餅をセレクト。

この名水を沸かす時間の為に、わざわざ20分間ですが、

手ぶらで歩いて頂いたという訳だったのです。

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さて、装備を整えて本格的な山岳路へ。

「遍路道/環境省管轄」でも有り、「しこくの道/国土交通省管轄

でも有る... 歴史と信仰と交通の要衝を兼ね備えた道のりです。

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まずは妙谷川の沢沿いの道のりを進みます。

とても涼やかで、気持ちの良い道のりですnote

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最近雨が多いので、沢の水量は多く感じました。

苔むした沢沿いの風景もナカナカ風情があります。

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涼やかな沢沿いから離れ出すと、登り勾配が次第に

急になってきます。

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「遍路ころがし」と称される道のり...

汗が吹き出しますが、ゆっくり登れば大丈夫sign01

道の整備状況も良くて、意外と距離は短いです。

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林床にはホウチャクソウ。そしてスミレ。

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四国霊場の60番、横峰寺に到着。

ここの標高は約745mで、四国霊場で2番目の高さを誇ります。

GWの平日の中日でしたが、お寺参りの方も多く、人並みは途切れず、

また歩き遍路の方も意外と居らっしゃり、ドイツから2人連れのカップルも

楽しそうに歩かれていました。

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境内は咲き誇るお花がいっぱいtulip

特にこのGWには、シャクナゲが見事に咲き誇ります。

ほんの少し盛りを過ぎた感がありましたが、これだけの

規模は四国の中ではナカナカお目に掛かれません。

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しばしシャクナゲ鑑賞を愉しみました。

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その後、お寺から更に登り、番外霊場「星ヶ森」へ。

石鎚山の「西の遥拝所」と呼ばれますが、この日は

山のかなり下までガスが掛かり、石鎚山を望むことが

出来ませんでした。

予報ではそんなに悪く無かったのに、本当に残念でした。(weep

吐く息は白く、お寺でザックに付けた温度計は10度位で、

かなり寒く感じました。

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ちなみに条件が良ければ、こんな感じで谷を隔てて、

間近で、霊峰石鎚山を眺めることが出来ます。

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食事を済ませたら、下山開始。

実は登りよりも、下りの方が遥かに長い道のりになります。

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途中には時代劇にも出てくる様な街道風情の景色も...

長距離を縦走歩行するには最適なコースかも知れません。

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新緑に溶け込み、心身共にリフレッシュsign03

電話も通じない...深い森をただひたすら歩きましたが、

ほぼフラットな道のりで、ナカナカ標高を下げることが

出来ません。

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道沿いには「紫」の最後を飾る...ツツジが

チラホラと出て来だしました。

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長々と歩き、ようやく標高60mの白滝奥之院に下山。

ようやく歩行を無事終えることが出来ました。

<歩行データ>

歩行距離:約13.6㌔ 行程時間:6時間10分

総上昇量:838m 総下降量:959m

消費カロリー:1,596カロリー

レベル:初中級

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アフターウオークに、近くの農園ファームを訪ねました。

この時期はイチゴの時期で、秋はブドウを育てています。

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お目当てのもぎたてのイチゴをたっぷり乗っけた、

イチゴのソフトクリームを頂きましたぁ。

新鮮なイチゴの果肉が楽しめて、濃厚なクリームが

一日の歩行の疲れを吹き飛ばしてくれましたぁsign01

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年5月 4日 (土)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                                 。

5月4日の「みどりの日」は、愛媛・高知県境の

東光森山(ひがしみつもりやま)に登り、まばゆい新緑の

みどりを身体いっぱいに浴びてきましたぁ!

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天気は快晴sun。朝は少し寒かったですが、

午後は一気に気温が上昇up.

でも谷から吹き上げる微風が心地良くて、

爽やかな季節を歩くことが出来て、ラッキーでした。

それにしても急登りポイントが多く、登り応えは十分 good

特に下りはズルズル路面に悩まされましたし、気が抜けない...

そんなスリリングな場面も多かったですsign01

他の登山者は10名前後。GWにも拘わらず、静かな山域です。

期待していたアケボノツツジ、その白花やミツバツツジの白花は

既に落花していて、見れませんでした、「残念sign03」(weep

それでは、レポートです。enter

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登山口の大田尾越から、いきなりの急登がスタート。

激登りポイントにはフィックスロープが設置されて、

登山道の整備は良好に感じました。

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ツツジはほぼほぼ終わっていましたが、代わって

シャクナゲの開花が始まっていました。

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稜線上でようやくミツバツツジの花に出会えました。

辛うじて何本か、花が残ってくれていました。

GW中の雨でだいぶ落花が進んだみたい...

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緑のトンネルが続く稜線から、行く手に東光森山が見えました。

端正で美しい山容ですね。

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美しい森は今がまさに新緑の盛りsign01

「み ど り の 日 、万 歳 \(happy01)/ 」

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立派なブナの木に遭遇 (lovely

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本峰の取り付きまで来ましたが、上空に見える山頂部は

大分高く見えました。そう、ここからが本日の本番がスタートsign03

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尾根を左に、右に巻き...

木の幹や根っこやロープに捕まり...

急な登りが山頂まで続きますsign01

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振り返ると、標高1587.6mの大座礼山。

山腹の新緑が鮮やかです。

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傾斜は増す一方...

露石は浮石も多く、踏ん張ると落石を起こしますdanger

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岩場でようやくアケボノツツジに出会えました。

ミツバと明らかに違うショッキングピンク色で

木々の中に浮かんでいる様に見えます。

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頂上直下で最高傾斜に挑みます。upwardright

もはや崖の様相です。

この辺りは足場が悪くて、ズルズルの状態で踏ん張れません。

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そして東光森山山頂に登頂sign03

標高は1486.2m。

山頂でランチにしました。riceball

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石鎚連山の素晴らしい眺望 eye

筒上・手箱山~平家平~笹ヶ峰・ちち山~沓掛山 shine

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ちょっぴり尾根を東へ散策し、盛りのミツバツツジを鑑賞。

いつの日か、別子山まで縦走してみたいですね。

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下山開始。いきなりの激下りdownwardright

安全策でお尻で降りるという手もあります。

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とにかく足場が悪いので、8ミリ×30mのフィックスロープを

張ることにしました。

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その後も往路を慎重に下りましたが、

ほぼ登りと同じ時間を要しました。

「本当にこんな急な所を登ったの?」と

疑いたくなる様な場面も多かったです。

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無事、下山。ナカナカ歩き応えがありましたぁgood

<歩行データ>

歩行距離:4.08㌔ 行程時間:5時間8分

総上昇量:805m 総下降量:840m

*フィックス張りで数回往復したので高度を稼ぎました。

通常は、上昇・下降量が約538m位です。

総カロリー:1,841カロリー

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アフターハイクは、日本最大級の藤棚を見学しました。

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ちなみに4月30日に下見で入った時のフォトです。

ここのツツジの勢いは素晴らしくて、上空にも、

そして路面にも赤紫色で染まった光景が忘れられませんsign01

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そして白いアケボノツツジが3花だけ、なんとか、

見ることが叶ったのです。

雨の日は危険なので、天気の良い日に再チャレンジしてみたいですね。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月26日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                     。

4月23日は、山口・島根県境の「ヤマシャクヤクの山」として

人気の十種ヶ峰(とくさがみね)に登りました。

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もう何年も前から、この山のヤマシャクを見たくて、見たくて...

ようやくその夢が叶いましたぁ \(happy02)/

お目当てのヤマシャクヤクはほぼ見頃を迎えており、

まさしくドンピシャに嵌った...素晴らしいお花見山行になりました。

それではレポートです。enter

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数日前から、天気予報とにらめっこを繰り返し、

小雨決行を決めましたが、朝から車窓は生憎の雨模様rain

登山口は神角八幡宮の駐車場。

多い時は平日でも150台の車が押し寄せると聞きましたが、

この日は10台にも満たない車の数。

それでも地元の方が温かく迎えてくれました。

「今年は雨が多くて、登山者も少なめ」なんだとか...

今回はこの山のオーソドックスな「周遊コース」を選択。

本当に不思議でしたが、雨は上がり、曇天の中、スタート。

一応雨具のパンツだけ履いて、ジャケットは着ずに登りました。

と云うのも、結構急登が続くのです。

Photo

林道を詰めたら、花の群生地までは沢沿いを歩きます。

途中にはフィックスロープやハシゴ等が設置されていて、

登山道の整備は良好で、とてもありがたいです。

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ちょっぴりスリル感も味わえますが、天候不順時は

慎重さが求められますね。苔むした石は要注意sign01

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沢沿いにはラショウモンカズラが真っ盛りsign01

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ナカナカ簡単には花園には辿り着けませんsweat01

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「うわ~、咲いてますよ」

「ほぼ完璧な状態~」(happy02good

沢を越えたら、ようやく群生地の入口へ。

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小さな水滴をまとって、生き生きと映りました。

可憐で清楚な花姿は、ホント美しいですね。

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開けた、広い斜面に出てきましたぁ。

ここからが本日のメインストリート。

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「う、そ~、こんなに咲いてるのsign02

噂では聞いていましたが、実際にこの光景を目の当たりにすれば、

誰もが度肝を抜かれる...それ程の大群落ですsign03sign03

四国ではまずお目に掛かれない...夢の様な光景です。

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それもまだ花が開いたばかりの無垢な状態。

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ニコニコ笑顔が零れます。

そりゃあ、喜びますよねぇ。

お花は3~4日しかもたないそうです。

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当然ながら、撮影会が始まりましたぁscissors

どうぞ、ゆっくりとお楽しみください。

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そう云えば、ここの花はどれも大きくて、

見応えがあります。

見ていて飽きることがありません。

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登山道の左右にお花畑は広がって、それが遥か上まで

ず~っと続いていました。

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他の登山者はほぼ居なくて、花園の貸し切り状態でした。

物凄くスローペースで、ゆっくり、ゆっくりと、お花を

鑑賞しながら登っていきます。

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上部に来ると、今度は横に広がりを見せてきます。

「これは凄いやぁ」

写真を撮っても、撮っても、キリがありません。

どこをどう撮っても、ほぼ同じに見えてきました。

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群生地を越えれば、結構急こう配だったことに

気付かされました。お花に夢中で全くそのことに

気付くことが無かったですから...

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山口と島根県との県境の尾根に出て来ました。

涼風が吹き上がり、抜群の心地良さ。

でも長く吹かれると、少し肌寒いくらい。

周囲は雲に覆われて、近景が少し見える程度。

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この尾根道も結構な急こう配でした。

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十種ヶ峰の山頂、標高989mに登頂。

周囲を見渡せる展望の山ですが、この日は視界が得られませんでした。

風が強くて、少し寒いので、山頂での予定のランチタイムは少し

下った樹林帯の中で...

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ヤマシャクヤク以外にも、林床には春の山野草が

咲いていました。

こちらは、ヒトリシズカ。

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イカリソウ。

結構たくさん、咲いていました。

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山頂からは神角コースへ、ぐる~と周遊。

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木々の芽吹きはこれからですね。

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チゴユリ

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そして無事下山。

下山の10分前から、雨が降り出しましたが、傘で

対応出来ました。

今日この日に、登ることが出来て本当に良かったですgood

一期一会のお花との出会い...

2日経っても、まだ興奮冷め止まぬ中で記事を書いています。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月18日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

                                                      ・

4月14日は鳥取県と岡山県の境に位置する、上蒜山(標高1,202m)、

中蒜山(同1,123m)、下蒜山(同1,100m)から成る...

人気の蒜山三山縦走を愉しんで来ました。

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この日も素晴らしい天候に恵まれましたが、

かなり暑かったです。その分、かなりハード山行になりました。

でも春の山野草に出会ったり、山岳パノラマに心ときめいたりの

春山満喫の山旅になりました。

それではレポートです。enter

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今回も犬挟峠登山口からスタートです。

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笹原の美しい風景が広がります。

「これぞ、蒜山~heart04」という景色ですね。

まず下蒜山に登ります。

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結構ハードな登りが続きます。

グレードは中級☆☆☆

約7時間の行程。

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まずはひとつめのピークの下蒜山に登頂。

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これから目指す山並み eye

「結構、遠~いです」

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途中でカタクリの花に遭遇sign03

「今年初のカタクリですheart02

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陽射しを浴びて、ピーンと花びらを反り返していました。

これを見るだけで、テンションが爆上がりup

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これは珍しいsign03 白い花を見つけましたぁ。

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素晴らしい稜線歩きが続きます。

「縦走ファンの方には、超お勧めコースです」

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そして2番目の中蒜山の山頂へ。

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眼下に広がるのは、蒜山高原。

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ラストピークの上蒜山ですが、下って、また、登って...

アップダウンと暑さで、疲労が出てくるところ...

過去にも足をつる人が続出sweat01

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余りの急登りで、鎖が設営されています。

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またまた春の山野草を発見sign01

キクザキイチゲshine

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こちらは、イワナシ。

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ヤッタ~sign03 

遂に三山のピークの登頂を達成 \(happy01)/

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歩いて来た山並みを振り返りました。

ちょこんと下蒜山が出ています。

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雪を抱いた大山は、直ぐ近くにそびえています。

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無事、なんとか下山出来ましたぁ。

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伯耆大山の雪解けはもう少し先の様ですね。

ひと足早く、蒜山で春山縦走を満喫出来ましたぁ。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月17日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

                                                           。

今回は台湾トレッキング3日目のレポートです。

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本日は草嶺(そうれい)古道を歩きます。

草嶺古道とは、130年余りの歴史を持つ...

新北市貢寮区遠望抗から宣蘭県頭城鎮大里までの

山間に続く道を指します。

約9㌔程のシダ植物の森を抜けると太平洋の大展望。

そして大寺院に下りて、縦走の完了sign01

その後は夜市に出て、夕食を食べて、3日目の終了となりました。

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草嶺古道の入口で、現地ガイドと一緒に歩くコースを確認。

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台湾月桃です。

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古道では常緑広葉樹林、針葉樹、そして亜熱帯雨林の

特色を備えたヒカゲヘゴ(大型のシダ科植物)が見られます。

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苔むす、石の階段を登ります。

今日の登る標高差は約300m。

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オオタニワタリが寄生する樹林帯。

下山口では新芽をキレイに摘んで、露店で

地元の方が販売していました。

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しばらく歩くと休憩所が在るピクニックエリアに到着。

ゴミ一つ落ちていない...気持ちの良い場所です。

写真の右手には(見えませんが)トイレ棟があります。

水洗でとても清潔でした。洗面台は本物の大理石製。

さすがに大理石の本場だなぁ...と感心しきり。

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更に歩いていくと、だんだん周囲に大きな木が少なくなり、

ススキの原になって来ました。

峠の向こうには、太平洋~sign01

強い風の影響で大きな木が育つことが出来ません。

低木ばかりで急に視界が明るくなってきました。

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峠のすぐ手前に「虎字碑」という石碑が有りました。

風が強く、歩行が困難な辛い道を開拓した精神が

伝わってくる様です。こちらも国家三級古跡指定です。

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遥かに登って来た谷を振り返って眺めます。eye

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峠の展望台から、太平洋~。 \(happy01)/

この海岸線を南に約200㌔辿れば、先般の

地震のあった花連県があります。

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大里へ下って行きます。

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石段の道も終わり、海も近づいて来ました。

大きなオレンジ色の屋根...

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「大里天公廟」(またの名を草嶺慶雲宮)は、玉皇大帝(天公)を

祀る寺院で、地元の人の信仰を集めています。広い海を眺める

敷地に多くの建物が建っていました。

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本殿の中は、このきらびやかさ shine

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清代に開かれた...この道のり。

一味違った台湾を垣間見た、古道歩きになりました。

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古道歩きを終えてホテル近くのシーリンの夜市へ。

土曜日ということも有り、道一杯の人です。

大混雑、大賑わいでした。

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地元で人気のお店で、各自食べたいモノをゲットしての

ディナータイムrestaurant

私の締めは牛肉麺で、決まりsign01

牛のテールスープにそうめんに似た麺が入った...

優しいお味のメニューでしたgood

明日はいよい帰国です。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月16日 (火)

ベースキャンプ高松店です。

                                                      ・

今回は台湾トレッキング2日目のレポートです。

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今日は台北市で最も高い山に登りましたsign01

台北市の北部にある陽明山国家公園に在る七星山(ななほしやま)で、

標高は1,120mです。国家公園とは、日本で云うと国立公園のことで、

登山口にはビジターセンターのありました。

山と火山と温泉がセットになっているところは、日本と同じですね。

写真は登山口の小油坑。

爆裂火口と標高が800mを越える避暑地になっているので、

観光客と登山客で賑わっていましたぁ。

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よく整備された登山道を出発。

私が台湾のポケットWiーfiを持っていたので、

日本と同じようにヤマップを起動して出発する人も...

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急な階段状の登りを終えて、振り返りました。

20分くらいでしたが、25℃以上の気温で、汗が吹き出ます。sweat01

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「ヤダケ」と云う背丈程の笹とススキに覆われた山なので、

木陰が少ないですが、風が吹くと清涼感が有って、

気持ち良かったです。

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七星山の主峰に到着sign01

小油坑から約1時間半のトレッキングで、

こんな簡単に来て、良かったのか?と思うぐらい...

360度の大展望の筈ですが、北東側は金山・太平洋方面で

水分が上昇する為に、雲海やガスになっていることが多いです。

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山頂を後に、おんせ~ん note

急な場所も石の階段でしっかりと作り込んでいるので、

ホント歩き易かったです。

下山後は大きな温泉街が在る山麓で、温泉に浸かり、

汗を流しました。

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北投温泉街のマンホール。

3種類の温泉が楽しめる観光地。

日帰り入浴施設とホテルも有り、皆さんご存知の

「加賀屋」さんも有りました。

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北投温泉博物館を覗いてみました。当施設の前身は、

「北投公共浴場」で、百年前は東アジア最大の公共浴場でした。

「公共浴場」はまさしく、長い歴史を持つ日本の「銭湯」文化が起源です。

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お食事は薄味で、出汁がしっかり効いています。

日本人にも安心の味でしたぁgood

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愛媛県のゆるキャラの みきゃん??

道後温泉と台湾の北投温泉は、古い歴史や同じ

「松山」という地名を縁に、友好協定を締結しています。

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ホテル周辺の様子。ホテルの前にはこんな立派な

お寺がありました。夜も安全なので、皆さん周辺を

ぶらぶらしていました。

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台湾はセブンイレブン、ファミリーマート等...

日本でもお馴染みのコンビニがたくさん有ります。

品揃えはもちろん違うので、見るだけでも楽しいですよ。

ちなみに煮卵と紫芋の焼き芋がお気に入りです。(coldsweats01

明日は草嶺古道を歩いて来ます。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月12日 (金)

ベースキャンプ高松店です。

                                             ・

海外トレッキングが、遂にスタートしました!

今回久々の海外ということで、最初に選んだのは台湾。

出掛けたスタッフよりレポートが入りましたので、

早速ご案内させて頂きます。

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今回は台北地域の山や古道を歩いて、温泉とグルメも
楽しもうという内容です。
 
先週起きた地震で現地のことが心配でしたが、全く余震も
影響もありません。
人気の九份も沢山の観光客で賑わっていました。
今日は九份にある基隆山へ。
気温が30度近く、階段の山なので、歩いて15分で滝のような汗…。
皆さんお疲れ様です。
明日は先月のヤマケイにも案内されていた七星山を登ります。
 

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基隆山の登山口です。

多くの日本人が訪れる九份老街から、さらに車道を登ったところに登山口があります。
よく見ると「雞籠山」と書いてありますが基隆山の別名。

さあ、ここから滝汗の石段を登っていきます。

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片道約1.5キロの登山道。階段と石畳でよく整備されていました。

高い木も無いので見晴らし抜群です。

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8号目付近から振り返って九份の町並みを見下ろします。

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山頂。大きな休憩用の東屋がありました。

滝汗を掻いた後の高原の風は気持ち良かったです。
360度の展望を楽しんだら、ゆっくり下山。

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雨の多い九份ですが、今日は晴れてて助かりました。

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お昼は基隆港周辺のシーフードが美味しい...基隆海産楼でランチです。

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腹ごなしに近くの公園をぶらぶら。

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九份に戻り、町並み散策。

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ちょっと休憩。お茶の時間を楽しみます。

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奥の山が午前中に登った基隆山。手前の建物が

よくパンフレットに載る「阿妹茶楼」です。

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夕食後にライトアップされた阿妹茶楼ですがこの大混雑ぶり。

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実は香川県の琴平町と九份のある台湾瑞芳区との間で

友好交流協定が結ばれていて、この赤提灯120個が

金比羅山の麓でも使われているそうです。

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「台北」と言えば九份。

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今回はここまで...

次回のレポートが愉しみです。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月11日 (木)

ベースキャンプ高松店です。

                                               ・

4月7日は岡山県鏡野町の伯州山(はくしゅうさん/標高1,044m)に

登りました。絶滅危惧種にも指定されている、貴重な花「イワウチワ」の

群生地が在り、この時期は山野草を愉しむハイカーで賑わいます。

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「咲いていましたよ heart04

可憐で、可愛らしい薄紫のイワウチワの花。

四国では見れない花なので、見られて超ラッキーsign03

それではレポートです。enter

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今回は赤和瀬駐車場から、時計回りの周遊コースを選択。

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まだまだ冬枯れの木々からは木漏れ日が射して、

とっても明るい道のり...

道中にはブナの原生林も在りました。

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沢丹土線林道を詰めて、丸山(954m)まで来ました。

ここからは高清水トレイルの縦走路に合流します。

高清水トレイルは、岡山県鏡野町と鳥取県三朝町の県境の

尾根に沿って歩くコースで、中国地方の人気のハイキングコース。

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お目当てのイワウチワは丸山付近の群生地が

ちょうど咲き始めでした (lovelyscissors

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西側に向かい、伯州山を目指します。

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この日も、お天気に恵まれました。sun

ホント、気持ちの良い縦走路ですね。

春山満喫と云ったところ...

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気温も上昇し、10℃近くに...

遠く雪を抱いた、伯耆大山が微かに見えましたぁ eye

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中国山地の山岳絶景が見渡せる、展望所でランチタイム riceball

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さすがに標高が高い日陰では雪が残っていました。

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標高1,044mの伯州山に登頂sign03

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山頂下には、「伯州山荘」があります。

ちょっと寄り道...

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イチリンソウが咲いていました。

少し紫を帯びて、まだまだ咲き始めたばかり...

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バイカオウレンの開花も確認。

牧野博士が愛したお花として、最近は人気があります。

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イワナシ。

花三昧のコースに、お花好きは大興奮sign03

やっぱり、春のお花見山行は愉しいですね。(happy01

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無事、周遊して来ました。

いよいよ春の山野草ハイクもシーズン・インで

本格的な始動に。

お花めぐりが忙しく、でも愉しい季節の到来です。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2024年4月 9日 (火)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                  。

4月8日は奈良県の明日香エリアをハイキングで巡りました。

随所に散りばめられた史跡を訪ね、古の古都に思いを馳せる...

歴史とロマン薫るハイキング三昧に満開の桜が彩を与えてくれました。

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*写真は石舞台で、周囲を桜で囲まれて壮観でしたぁheart04

天気予報では曇り後雨(降水確率80%)の予報で、

午後13時から降り始める感じでしたが、朝の歩き初めに

少し降られた程度で、後は曇り。結局傘で遣り過ごせました。

ただ異様に蒸し暑く、気温は18~21℃、風速1~2m。

決して桜目当てで日程を決めた訳では無かったのですが、

桜のほぼド満開に遭遇したのでしたgood

他のハイカーはチラホラで、観光客もまばらで、

静かな歩く旅路になりました。

それではレポートです。enter

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歩き出しは高松塚古墳にしました。

ここから奥明日香エリアへ、丘越えのコース取り。

今回のレベルは入門~初級で、約4時間の歩行。

多少のアップダウンが伴います。

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朝風峠を目指しての登りupwardright

途中で小雨に遭遇して、雨具を着た方も居ましたが、

余りの蒸し暑さにひと汗かきましたね。sweat01

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峠を越えれば、「日本の棚田百選」の稲渕の棚田。

秋の彼岸花が咲く頃に「案山子ロード」と呼ばれる散策路ですが、

稲積みを眺めながら、ゆっくりと下って行きます。

のどかな日本の原風景に、すっかり心が癒されました。

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黄色の菜の花が所々に咲いて、明るい春色を演出sign01

のどかですねぇ。この風景こそ、明日香ならでは...

いつまでも残って欲しいものです。

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奥明日香と呼ばれるエリアにやって来ました。

飛鳥川の飛び石も渡りました。ここは万葉集でも

歌われた...名物スポットです。

午前の歩行は約4キロ、1時間30分の行程で、

登り165m、下り90m、消費カロリーは395カロリーでした。

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そして巨石を積み上げた...古墳時代後期で

日本最大級の古墳の石舞台を見学。

周囲を満開の桜が囲み、圧巻でしたぁsign01

 🌸🌸🌸🌸\(lovely)/🌸🌸🌸🌸

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本日のランチは、古民家のカフェで... restaurant

平日ですが予約必須の超人気店になります。

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ガンガン歩くのも良いけれど、まったりした時間も

大切にしなくちゃ、ね。 cafe

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午後の部の歩行スタート~。

明日香をぐる~と周遊の道のりです。

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かつて都だった... 飛鳥宮跡に寄り道。

確かに広い平原で、広大な敷地を誇ったのでしょうね。

香川ではすっかり見なくなった紫色のレンゲが多く咲き、

それを見られたのが懐かしく印象的でした。

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謎の石造物を見学したりして、飛鳥寺へ。

ナカナカ風情が有って、良いお寺です。

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物凄い偶然ですが、4月8日はお釈迦様の誕生日に当たり、

飛鳥寺さんではちょうど毎年1回の「花会式」を催行される前でした。

見事なお花を飾られた下にはお釈迦様像が有り、甘茶を柄杓に

掬って、掛けてあげ、お誕生をお祝いする風習があります。

そして私達もお寺さんのご厚意で甘茶を頂くことが叶いました。

不思議なご縁に感謝です。

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日本で初めて作られた時計と云われる...

飛鳥水落遺跡を見学したら、

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甘樫丘(標高約140m)に登頂sign01

ここは抜群の展望所です。eye

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東側は先程迄歩いて来た道のりが見渡せます。

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西側は金剛山・大和葛城山から二上山。そして生駒山まで...

大和三山も近くに見えました。

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加えて、この さ く ら 🌸

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甘樫丘を縦走し、下山したら亀石を経由し、

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聖徳太子ゆかりの橘寺へ。

伸びやかな田園風景の奥には、大阪との県境を分ける、

金剛山とツツジが有名な葛城山が並んで見えました。

ダイヤモンドトレイルの山並みです。

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橘寺は本当に美しく、全てに行き届いた印象を持ちました。

桜もほぼ最高の状態。

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ここでも「花まつり」が取り行われており、

お釈迦様の誕生日をお祝して、甘茶のお接待を頂きました。

そして石舞台迄戻り、歩行終了。

午後は歩行距離が約9キロで、約3時間の歩行時間。

登りが156m、下りが約130m。消費は800カロリーでした。

帰路、大雨に遭遇。こんなのに出会わなくて、本当に良かったぁ。

明日香は1日では歩いて絶対に廻り切れません。

キトラ古墳エリアや猿石周辺も歩きたかったのですが...

また別の機会にチャレンジしたいですね。

ベースキャンプ高松店スタッフ