うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先月の琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」
17期の第4行程のレポートです。
この日も晴れて、最高の歩行日和に恵まれました。
今回は前回の「遍路ころがし」の続きで、
前半は山岳路、後半は車道歩きをつなぐ...
約21㌔のミックスルート。
特に後半が「長~く感じられる」行程です。
歩き出しは標高約700mの四国霊場第12番札所の
焼山寺(しょうざんじ)。気温は10℃を下回っていました。
ここから標高差460mを一気に下ります。
が、すぐに大きな蛇が現われて、一同ビックリ()
実はこの焼山寺には大蛇伝説が有り、「その由来に
ちなんで出現したのかな?」そんな気も...
「まさか12月の寒さにまだ居るとは」
杉木立の植林帯を下って行きます。
道の整備状態は問題無し。
途中で「元祖お遍路さん」と称される衛門三郎
(えもんさぶろう)とお大師さんが出会った場面を
再現したモニュメントが在り、お遍路さんには
大切な場所になっています。
杖杉庵(じょうしんあん)の大イチョウの
色付いた落葉が綺麗でした。
更に標高240mの鍋岩まで、急降下が続きます。
「木漏れ日射す道のりは、気分が良いですね。」
鍋岩からは集落間をつなぐ、かつての生活道を
歩きますが、とにかく秘境ムードが凄く感じられます。
車道歩きだとかなり大廻りするところですが、
遍路道だと随分と歩行距離が短縮されます。
基本下りなのですが、1区間のみ峠越えの登りが
在ります。
再び標高差215mを登り、標高455mの玉ヶ峠で
少し早めのランチ 気温は約6℃。
日陰で極寒でしたぁ。
峠には風情あるお地蔵様が優しい眼差しで佇んでいました。
南側に開けた、神山町ののどかな山間を
下って行きます 眼下には鮎喰川(あくいがわ)が
流れています。陽射しをたっぷり浴びて、
昼食後の歩行は少し眠たい感じ...
標高約85mの阿野集落に下山。
ここで靴を「トレッキング」から「ウオーキング」にチェンジ。
まるで翼が生えた様に、足が軽く感じられます。
ここでまだ10㌔地点。半分も来ていません。
後半戦のスタート
道端にはお遍路さんが休憩中?と思いきや...
なんと、かかし のお人形さん でした。()
ほのぼのとする情景です。
遍路道の道端の人影は全て かかし ?
右の腰かけたご夫婦も、左前方の農作業の人影も、
全てが かかし でした。
たまに かかし が、急に動いて驚く事態も(笑)
本物と偽物、ほぼ分からないクオリティの高さです。
鮎喰川に架かる潜水橋で、「ハイ、ポーズ!」
高所恐怖症の方には怖い高さです。
ちなみにこれらは、かかし ではありません。(笑)
南北に高い山並みがそびえ、その間を鮎喰川が蛇行して、
その川の流れに沿って下って行きます。
駒坂エリアがちょうど本日の中間点です。
ほぼフラットな車道歩きが続きます。
問題は日暮れまでに最終ポイントに着くか、どうか?
単調な歩きに疲れたタイミングで、お接待タイム
道端でテーブルを開き、温か ぜんざい を 振舞いました。
ヌクヌクで、甘くて、大好評
「パワーを頂きました」
長々と歩いて来た神山町から、遂に徳島市内に入場。
日の暮れる中、歩行は続きました。
遂に四国霊場第13番札所大日寺に到着し、歩行終了。
おつかれさまでした。
本日も頑張って歩いて頂きました。
「前回の遍路転がしよりも厳しかった」との声も。
さて次回は約27㌔の長距離歩行に挑戦!
徳島市内の札所巡りです。
ベースキャンプ高松店スタッフ