山の情報・知識 Feed

2022年6月 3日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

先日、鳥取県の「伯耆の国ロングトレイル」を歩きました。

鳥取県内の素晴らしい景勝地や名所を結ぶロングトレイルの

「とっとり横断トレイル」の県中部エリアのコースになります。

Dsc06603_2   

日本百名山の大山山麓から、倉吉市内そして三徳山へ、

つながるトレイルで、自然や文化、歴史まで、

山陰エリア、鳥取の魅力を満喫出来るコース設定です。

 

今回はその中の 「とっとり湯梨浜コース」 をセレクト。

ゆ り は ま と呼びます。

ガイドマップでは全行程15.7㌔となっていますが、その中の

約13㌔を歩きました。

  

お天気は午前中は薄曇りで、昼過ぎからは晴れ。

気温は上昇し、最高27℃まで上がりました。

Dsc06481_2  

起点はJR泊駅から少し先の日本海に面した海岸線から。

まずは日本海を望む、シーサイドウオークからスタート。

砂浜にはピンクのハマヒルガオやハマボウフウの白い花が

咲き乱れ、気分は一気に夏モード。

Dsc06486  

Dsc06489_3

気持ちの良い海の絶景が広がっていました。

波は意外と有り、海岸線の先は波の飛沫で煙って見えました。

Dsc06500   

小さな集落を抜けたら、海辺の車道歩きへ。

潮騒を聴きながら、潮の香りに包まれた道のり。

Dsc06503  

道中では、トレイルを示す案内も確認! 

海沿いでは波の浸食等で崩落した箇所が意外と多く、

立ち入り禁止区域の設定の箇所も。danger

 

Dsc06520  

ハワイ海水浴場で、海から離れ、次なる山岳ステージへ。

馬ノ山(標高106.9㍍)に登ります。

Dsc06515  

ここは山陰最大級の馬ノ山古墳が有り、

しっかりと整備もされています。

Dsc06527

Dsc06530  

風土記館の展望台からは海、そして伯耆大山も、

360度の大眺望は見応えがありましたぁ!eye

 

Dsc06573

ここで午前の歩行を切り上げて、東郷湖畔のカフェへ。

日本初のウオーキングカフェ「ippo」shineを訪ねました。

 

Dsc06550_1

湖畔を眺めるのに最適なオープンデッキで、

日除けのパラソルを張って貰い、特上のランチタイムrestaurant

ここのモットーは「食事×ウオーキングで健康にsign01

メニュー多さにはびっくり!

「これも食べたいし…」「あれも美味しいそう…」

パスタ と タニタ食堂監修メニューが人気でした。

 

Dsc06554

スタッフは、「鰆のトマトソース煮込み定食」をチョイス。

東郷池特産のしじみを使った味噌汁も付いています。

これで、約550キロカロリー。ヘルシーです。

 

Dsc06557_1  

「こんなのんびりとしたトレイルウオークも良いねぇ…」cafe

夏に向けて、山談義にも盛り上がりました。

Dsc06537  

Dsc06562

Dsc06570_1

食後は再び馬ノ山から、山を縦断します。

新緑の山には、名産の梨畑も点在。

Dsc06582

Dsc06592

Dsc06602

  

東郷池のほとりに下山したら、ラストステージは

東郷池を周る、レイクサイドウオーク。

若干のアップダウンがあります。

 

Dsc06609

Dsc06619

最後は花しょうぶやハスの花が咲き誇る、

あやめ池公園でフィニッシュ。 

「あ~っ、楽しかったぁsign03

」「」「」を巡る、変化に富んだ

ナカナカの良いコースだと感じました。

季節を替えて、また歩きたいですね。

カフェで気になったメニューもまだまだ多いし...

湯梨浜コース、お勧めします! (happy01)good

歩行距離:約13㌔  タイム:約5時間弱(ランチ1時間含む)

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年6月 2日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

Dsc06439  

5月28日は、地元の讃岐路を歩きました。

「がんばらない遍路道歩き」第15期の第46行程。

いよいよ回は大詰め。5年掛けて歩いて来た長い道のりも

88番大窪寺・結願迄は今回を含めて、あと2回。scissors

 

Dsc06276  

46行程は、高松市内からスタート!

まずは84番札所屋島寺(やしまじ)を目指します。

お天気は晴れsun

最高気温は29.6℃まで上昇しましたが、

風速4~5mの風がそよぎ、湿度も上がらず、

歩行条件は最良でした。

Dsc06277  

四国4県の県庁所在地の中でも、高松市内の歩行ルートは

幾つも存在し、案内印を忠実に辿るのは困難を極めます。

いわゆる「お遍路さん泣かせ」のエリアですね。

新しい道路や宅地の建設で、かつての遍路道の所在を示す

名残が分かりにくくなっています。

 

Dsc06282

高松のシンボルの屋島の山並みが近づいて来ました。

平坦な山頂部の周囲に急な崖を持つ典型的なメサ地形の

特徴を持っています。

 

Dsc06313

標高292㍍の屋島のほぼ山上に建つ、屋島寺への登り道。

標高差は約280㍍ですup

最初の取り付きは急ですが、次第に緩やかに変わります。

路面は完全舗装され、高松市民の日常の山岳トレーニングの

場所になっており、この日も多くの方が登っていました。

緑のトンネルは陽射しを遮り涼風が心地良かったです

 

Dsc06323

山上から西側の展望。瀬戸内海が綺麗に見えました。

 

Dsc06329

屋島寺の境内でパチリ。camera

屋島は「日本三大たぬき」の太三郎狸が有名です。

 

Dsc06338

「ワァ、海が見えるよ。」eye

遠くには小豆島の山並みも。

 

Dsc06345

屋島寺からの下りは、遍路道史上でも最大の急勾配down

雨の日は回避したいぐらいです。

かなりの要注意danger

ストックがかなり有効ですね!

Dsc06367  

急な屋島の下りも終了。

コース上には屋島の源平合戦の史跡も多く残っており、

歴史を感じさせてくれます。

Dsc06371  

下山後、歩行を一旦中断。

他府県から来県されたお客様をお連れすることも多い

人気のうどん屋さんでのランチ。restaurant

 

Dsc06379

スタッフは、冷たいぶっかけうどん(大)を注文。

うどん玉が2.5玉ぐらい有り、久々に途中で1回

休憩を入れました(笑)

Dsc0999

うどんの太さは、太からず、細からず…

プリプリのモチモチで、程良いコシも有り、とにかく

うどんにはうるさい香川県人をもうならせる美味さは流石です。

 

Dsc06385

午後は屋島下から、再び五剣山の山腹に建つ

85番札所の八栗寺(やくりじ)を目指しました。

Dsc06402

今回はこの2つの山岳路をつなぐ道のりで、山歩きの

テイストも十分で、厳しい反面、面白いコースだと思います。

Dsc06407  

八栗寺の登りでは、参道の途中で名物のよもぎ餅をゲット!

よもぎもあんこもたっぷり詰まって、美味しいんです!

また名物女将さんとお話するのも愉快です。

うどんを食べたばかりですが、スイーツは別腹ですね。

 

Dsc06409

参道の横ではレトロで可愛い山上ケーブルが走っています。

今回も先達さんが乗車され、皆さんのお納経帳も運ばれて行きました。

Dsc06423  

かつての遍路道が復元された「七曲り道」を辿りました。

標高差は約210㍍ですup

ここも厳しい登りですが、古からの土道の風情はたっぷり。

Dsc06424

Dsc06425  

登った後は、頑張ったご褒美にアイスのお接待。

「ガリガリ君」の登場。

脳天に染みる程の爽快感でした!

 

Dsc06429

先程登った屋島(右奥)と歩いて来た高松市内の

大展望を心行くまでご堪能くださいね。eye

Dsc06436  

そびえ立つ巨岩峰が迫る八栗寺の境内へ。

緑のパノラマに心が癒されます。

 

Dsc06440

Dsc06444

八栗寺からは車道を下ります。

急こう配で、斜度は21%を誇ります。

下りが苦手な方や膝が弱い方には過酷な下りと

なりますが、今日は重力に任せて皆さん元気に

ガツガツと下りていました。

Dsc06459  

下山後は海岸線に沿って、志度の街並みを縦断。

 

Dsc06462

86番札所の志度寺を参拝。

五重塔が印象的です。

Dsc06474  

そして最後は1.6㌔歩いて、高速道路の高架下でフィニッシュ! 

歩行距離:約25㌔ 所要タイム:約10時間

 

次回はいよいよ最終の結願行程。

感動のフィナーレへ。 

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年6月 1日 (水)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

5月27日~29日で、新潟県のの島、

佐渡ヶ島 をトレッキング。

284933624_5546837582014699_14603941

大佐渡山脈を縦走した次に日に、

ミシュラングリーンガイド★★に

認定されている大野亀へ。

284846772_5546837742014683_52681960

海に突出した標高167mにある亀型の巨岩と約50万株の

トビシマカンゾウが群生する名所としても知られています。

284633511_5546837865348004_27538270

澄みきった青空とトビシマカンゾウの黄色のコントラストが

とても眩しかったです!

284853952_5546838082014649_44750015

285117673_5546837968681327_14693000

前日の大佐渡山脈の縦走は強風で、お花もしょんぼり。

何度か飛ばされそうな強風でした。

284802665_5546855492012908_63001666

このカニは冷凍ではないそうです。

「佐渡」って毎日カニが取れるそうです。(凄)

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月30日 (月)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

5月29日(日)は、二ッ岳 (ふたつだけ/1647m)に

登りました。

281791249_5547802291918228_70389308
愛媛県四国中央市と新居浜市の境にあり、

四国山地西部の石鎚山脈に属します。

281745979_5547802681918189_58117315

281854187_5547802455251545_62917737 

281878159_5547802391918218_397795_2

281761509_5547802101918247_19042941

 

281789077_5547801945251596_80887873

山頂東側の稜線上にはいくつもの岩峰があり、

特に「鯛ノ頭」と呼ばれる山名の由来である

二つの岩峰は代表格の存在。

281698315_5547802598584864_19131836

281781828_5547802141918243_13417016

天気は晴れ。

風が吹き、山上は涼しかったです。

遠望も効き、エビラ山から東赤石山へと続く

尾根もバッチリ見えました。

281756455_5547801895251601_58764289

四国において「岳」と付く山は少なく、四国百名山

にも選定されている人気の山です。

281688628_5547802255251565_23257750

281765563_5547802791918178_62870795

281775064_5547801698584954_682461_2

シャクナゲも見ることが出来ました。

281858688_5547801678584956_70522485

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月26日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

Dsc06223_1  

5月25日は四国から船に乗り、九州の

おんせん県に遠征。ship

別府のシンボルの鶴見岳(つるみだけ/標高1375㍍)に

登りました。

 

Dsc06135_1

今回の登山口は別府ロープウェイ高原駅。

お天気は曇り時々晴れ。

下界では最高28℃まで上昇したそうです。

見上げた頂上部は遥か頭上で、ガスが掛かっていました。

「結構、厳しい登りになりそう...」

 

Dsc06137

ここでは毎年春に恒例の海抜0mから山頂を目指す、

「べっぷ鶴見岳一気登山」が開催されていて、今回は

そのルートを辿ることに。標識が随所に設置されて、

心強い案内板になりました。

 

Dsc06150

御獄権現火男火売神社(おたけごんげんほのおほのめ)を経由。

体温調整と安全登山を祈願。

Dsc06163  

この山はれっきとした活火山に属し、火山特有の岩が

ゴロゴロしていました。

Dsc06166_1  

植林帯を抜けると、まぶしい新緑の森。

下界では暑さでどうなるものか?と心配していましたが、

木々が強い陽射しをさえぎり、吹き上がる涼風が心地良く、

快適に高度を上げて行きました。

 

Dsc06167

ゆるやかな道から、南平台分岐を過ぎると、

ジグザグの登りに。

登山道の整備は良好です。

Dsc06178_1  

急な箇所には鎖も設置されていて、安心!

 

Dsc06185

樹林帯を抜けると、そこは見晴らしの良い山上部。

気温が高い為でしょうか?遠望は霞んでいました。

Dsc06186

Dsc06217  

あこがれのミヤマキリシマの花heart01

花はほぼ満開状態で、最高の時期に登れましたぁ。

Dsc06193  

日本三百名山、鶴見岳山頂!

平日だったので登山者は少なめで、10数名に出会ったのみ。

その代わりに一般観光客が多かったです。

 

Dsc06202_1

ガスが掛かっていた対岸にそびえる由布岳も

一瞬ですが顔を出して、大感激。

Dsc06219

Dsc06223_1_2  

山上のミヤマキリシマの群生地を散策。

結構花色に差が有り、これがナカナカ面白い。

遠くでは遠雷が鳴り始め、雲が掛かって来たので、

うまい具合でお天気にも恵まれた山行になりました。

Dsc06231_1  

登って来た時にはガスで覆われていた別府の街並みや

別府湾の展望も開けていて、ビックリ。

Dsc06238_1  

眼下に登り始めたロープウェイの高原駅が見えましたが、

物凄い高度差で、「ここを登って来たのか?」と

改めて大感激!

Dsc06240  

下山はロープウェイで。

約3時間の登りが僅か10分に短縮。

まぁ、四国から日帰りなので、仕方ありませんね。

Dsc06252

Dsc06248  

おんせん県に来たのだから、当然、温泉でしょう!

別府明礬温泉spaで汗を流し、リフレッシュ!

大露天風呂からは鶴見岳がしっかり見えましたぁ!

湯舟から登って来た山を見上げるなんて、

最高の贅沢ですね。happy01

入浴後は温泉名物の「温泉蒸しプリン」と「温泉玉子」を。

これまた火山の恩恵にちゃっかり預かることが出来ました。 

歩行距離:5.13㌔  タイム:3時間26分

総上昇量:871㍍     山頂気温:20℃(PM14)

 ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月20日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

 

519日は愛媛県の久万高原町のなだらかな高原が

広がる大川嶺連峰の尾根歩きを愉しみました。

Dsc06076  

何たって、この時期のお目当てはこの山域に

自生するツルギミツバツツジの大群落!

 

Dsc06077

ちょうど当日の地元の新聞にツツジの見頃情報が

掲載されたばかりで、数百名の方が押し寄せて、

山上は無茶苦茶に賑わっていました。

 

昨年は花付きが良く無かったと聞いていたので、

今年は早々と狙い目を付けていたところ、

ドンピシャにハマりましたぁ!

いわゆる、「当たり年」に遭遇。happy01)/

 

Dsc05989

美川峰東側から、車道歩きをスタート。

「西の明」手前の「ツツジヶ森」は壮観!

緑の山腹を咲き誇るツツジ赤紫に染めて、

思わず歓声が上がる程。

行き交う車もここでは一時停止で、

皆さん、写真をパチリ!camera

 

「本当に四国なのか?」

まるで九州大分の久住山にミヤマキリシマを

見に来ているかのような錯覚?

Dsc05999  

その下には伊豆ヶ谷のブナやナラの原生林の新緑

モコモコと湧き上がるかの様な勢い。

Dsc06003  

のんびりと牧歌的な高原漫歩を満喫しながら、

まずは大川嶺を目指します。

Dsc06009  

車道から笹とススキで覆われた牧草地へ、取り付きます。

この辺りの笹は低く、歩きやすかったです。

Dsc06010  

登山道はこんな感じ。

何となく分かりますよね(笑)

Dsc06026

 

ここは四国カルストの北端に位置し、

隆起準平原の地形で、山頂部はなだらかで、

山歩き超初心者にはお勧めのコースです。

 

でも不思議なことに気が付いたのですが

ツツジは西側斜面にだけ咲いていて、

東側斜面にはその木自体が全く存在して

いない様に感じました。

 

背後には石鎚連峰や東温アルプスの峰々も

うっすらと見えています。

 

早々と大川嶺(おおかわみね/標高1525㍍)に到着。

ピークらしく無い、なだらかなピークです。

かつてはこの辺り一帯は一大放牧地だったそうです。

Dsc06027  

ここからは笹が深くなるので、スパッツ雨具下装着

ダブルストックで笹を掻き分けて、決して踏みたくないモノ、

踏んだらヤバイモノを回避しなくてはいけません!

また虫も多く、虫除けネットと防虫スプレーは必携!

 耳の中に入り込むモノに悩まされました。

Dsc06036  

道沿いには残置の有刺鉄線も有り、気が抜けません。danger

Dsc06039  

大川嶺を後に、笠取山に向かいます。

Dsc06048  

笠取山に向かえば、やはり山腹の西面にだけ

ツツジ咲き誇っており、素晴らしい

壮観な眺めでした。eye

Dsc06054

Dsc06105  

チゴユリが開花したばかり

マイヅルソウも

Dsc06062  

ツツジは、大分開花が進んでいました。

今がまさに見頃の最終ピークに感じました。

Dsc06065

Dsc06066  

笹が腰位まで伸びている中を進みます。

濡れておらす、歩きやすかった方ですね。

Dsc06069  

愛媛・高知県境に立つ中津明神山も見えています。

Dsc06073  

笠取山西斜面のツツジの群落が素晴らしい!

Dsc06087  

キスミレ、ようやく発見!

Dsc06090  

笹漕ぎ歩きは大変でしたが、目くるめくツツジ

群落を追い掛けて歩くのは面白かったです。

Dsc06093  

山上近くまで車道が延びていて、ほとんど歩かずに

咲き誇るツツジを間近で見物することが出来るのです。

でも今回は20人程度のハイカーがいらっしゃいました。

Dsc06095  

Dsc06102

笠取山山頂(かさとりやま/標高1562㍍)に到達。

南には四国カルストが広がって見えました。

よく歩いてきましたね。

ここでランチにして、車道を歩いて無事下山。

Dsc06126  

下山後、真新しいカフェに寄り道。

お茶して帰香。cafe

 

歩行距離:6.3㌔  タイム:3時間10分

総上昇量:237㍍

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月19日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

Dsc05955  

517日は、徳島県の祖谷山系の矢筈山と石堂山の

2座をつなぎ歩いて来ました。

天気は曇り時々晴れ。気温は低めで、歩行条件は最良。

笹深い山域ですが、今回は登山道の笹が刈られており、

物凄く歩きやすかったです。本当に感謝です。

Dsc05719  

登山口は三好市の落合峠。標高1520㍍。

明るく開けた峠で、開放感が抜群!

車道の向こうには烏帽子山・寒峰へと続く

一本の縦走路が見えています。

Dsc05727  

ちょうどミツバツツジが開花したばかり!

笹原の高原に赤紫の花が良く映えます!

左手には石堂山、右手には矢筈山が見えています。

Dsc05733  

笹原に新緑のブナが立ち並ぶ

樹林帯の中の素敵な登山道。

モミやダケカンバの木々も見られます。

アップダウンも少なく、お散歩感覚で歩けます。

Dsc05745  

サガリハゲ分岐手前に、物凄い急登があります。

ロープが張られており、助かります。

Dsc05760  

分岐を越えると、笹原のトラバース道。

雪で倒されていた笹が、茎に沿って滑りやすい道のり。

「慎重に!」

Dsc05773  

途中にお花畑が出現!

ワチガイソウの群落。

Dsc05776  

オオカメノキの白い花も咲いたばかり!

ツツジ赤紫に対して、白い清楚な花が印象的。

Dsc05788  

いよいよ矢筈山の本峰に取り付きます。

Dsc05799  

登って行くと、やせ尾根の岩場の通過も有り!

ちょっぴり緊張します。

Dsc05802_2 

 

振り返ると、法皇、赤石、石鎚山系の山並みの

連なりが幻想的に見えています。

北に瀬戸内海や島々も見えていました。

「素晴らしい展望!」

Dsc05814  

Dsc05818

樹林帯を抜けると、一面笹原の

矢筈山(やはずやま/標高1849㍍)に到達。

気温が低く、空気が澄んで、周囲360度の

大展望が見渡せました。eye

Dsc05819

Dsc05821

 

特に南側には東西に連なる広大な剣山系が望める、

素晴らしい眺望!

日本百名山の剣山、その兄弟峰の次郎笈、

日本二百名山の三嶺、三角錐が際立つ天狗塚、

土佐矢筈山と

四国のハイカーが「いつかは登りたい」と想う、

そんな名峰が連なって見えています。

Dsc05829  

さあ、石堂山を目指し、再スタート。

いきなりの急降下。

北東方面が切れ落ちており、高度感、狭い路肩も

相まって、物凄く緊張する箇所でした。danger

Dsc05831  

急降下後には、コミヤマカタバミの群落がありました。

Dsc05857  

矢筈~石堂間も笹は浅く、かなり歩きやすかったです。

途中に崩落箇所、そして何度もアップダウンを繰り返す道のりで、

距離の割に、時間も掛かり、精神的にも疲れます。coldsweats02

Dsc05859  

最後の石堂山への登り返し。sweat01

 

Dsc05865

石堂山山頂(いしどうやま/標高1636㍍)で、

矢筈山を望みながらの昼食。riceball

 

Dsc05867

少し下れば、石堂山の名前の由来となった

「御塔石(おとういし)」が見えます。

Dsc05872  

石堂山山頂から見上げた矢筈山shine

立派です!!

素晴らしい山容ですが、またあそこに

登り返すのかと思うと、かなり大変です。

 

Dsc05876

縦走路にはミツバツツジが時折見られて、

一服の清涼剤となってくれました。

 

Dsc05895

縦走路から先程登った石堂山が見えます。

Dsc05905  

矢筈山へ最後の登り。

がんばって♡

Dsc05934  

往路を戻ります。

本峰からトラバース道への取り付きで道をロスト。

過去にもロストしたことが有り、要注意!

朝に通過したお花畑では、イチリンソウが開花していました。

 

Dsc05952

木漏れ日が射し込めば、風景もまた変わって見えます。

Dsc05955_2

ピョコピョコと3つのピークが並ぶ矢筈山。

左奥が本峰です。

初夏を彩る

素晴らしい山旅になりました。

 

Dsc05974

グレードは中級レベル。

歩行距離:9.63㌔  タイム:7時間20

総上昇量:995

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月18日 (水)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

Dsc05628  

歩いて四国八十八ヶ所を完全踏破する5年越しの企画の

「がんばらない遍路道歩き」。

515日は16期生の第26行程が開催されました。

今回歩くのは、愛媛県愛南町の「柏坂」と呼ばれる山岳路。

四国遍路の山岳路で人気のナンバー3に入るコースです。

Dsc05517  

愛南町の旧内海村の柏エリアからの歩行開始です。

海辺なので、海抜は5㍍程度からのスタートです。

「眼前に屏風の様にそびえ立つ山並みを越えて行きますよ♪」

Dsc05524  

登り口で再準備。

新緑に包まれた山の美しさが際立っていました。

「風車の建つ、あんな上まで本当に登るの?」

ちょっぴり心配そうな声も (bleah

 

Dsc05529  

柏坂越えのいよいよスタート!

標高差は約460㍍を登ります。

前々日に降った雨の影響も無さそうで、ひと安心。

Dsc05535  

順調に高度を稼いで行きます。

道の整備状況も良かったです。

下の方は蒸し暑さを感じましたが、

上に上がれば風がそよぎ、

むしろひんやりとする感じで、

歩行条件は最良でした。good

 

Dsc05557

道中では古びた石畳、苔むした路面が随所に現れて、

昔ながらの生活道でも有り、旧遍路道でも有った

往時の風情を感じることが出来ました。

緩斜、急斜を繰り返し、柳水休憩所まで到達。

Dsc05561  

お大師さんが柳の杖を突き立てて、甘露の水

湧き出したと伝わる水源が在ります。

お加持水」として重宝されていたのでしょう。

Dsc05562  

水は枯れていなくて、ありがたく頂戴しました。

Dsc05566  

柳水からも、更にジグザグに高度を上げます。

Dsc05575  

「アラ、不思議?」

山上には立派な車道が通っていて、横切って、

更に柏坂の峠を目指しました。

Dsc05577  

遍路道沿いには詩人の野口雨情の歌碑が点在し、

一服の清涼剤となってくれています。

Dsc05582  

峠に到達すれば、急な登りは終了!

嘘みたいな水平道に変ります。

まるで水戸黄門の時代劇に出てくるような、

素晴らしい山道の出現です!

Dsc05602  

樹林帯ばかりの道のりでしたが、ようやく展望が開けた場所へ。

つわな奥展望台に到着。

宇和海と横たわる由良半島の絶景が広がっていました。

*ちなみに「つわな」は、植物のツワブキとのことです。

Dsc05612  

この素晴らしい展望所でランチタイム。restaurant

曇天でしたが、ここでシトシトと、雨が降り始めました。

Dsc05636  

展望所からは下山の開始。

緑の回廊は雨をさえぎり、雨具の装着は不要でした。

Dsc05640  

粘土質や小石の路石帯の上に苔むした路面が現れて、

この下りが究極にスリッピーな要注意箇所dangerとなり、

精神的に疲れましたね。coldsweats02

 

Dsc05659

古びた遍路道導(しるべ)が所在を示してくれます。

これを見つけると、遍路道を歩いている安心感が得られます。

Dsc05663  

新しくキャラバンのトレッキングシューズの人気モデル。

C1―02S(赤)をご購入頂きました。

「履き心地はいかがでしたか?」

Dsc05666  

振り返り見ると、風車があんなに遠くに

ちょうど山の反対側に出て来たんですね。

Dsc05682  

雨の勢いが少し増したところで雨具の装着を。

大体は雨具を付ければ、雨が上がるので、

期待を込めて

Dsc05687  

愛南町を縦断し、南予最大の都市、宇和島の津島に

入りました。山間は田植えがすっかり完了していました。

日本の田舎の風景に心が和まされます。

Dsc05698  

大門で国道56号を横断したら、山岳路から車道歩きへチェンジ。

旧の国道と思われる田舎道を北上。

道端にはもうウツギが咲いていました。

 

Dsc05704

旧国道から、自転車専用道に替わりました。bicycle

車も来ないので、ひと安心。

予想通りに雨も上がり、雨具を脱いで、快走中~♡

 

Dsc05705

雨後、山並みが一段とに輝いて見えました。

 

Dsc05707

芳原川沿いのリバーサイドウオークを

津島岩松IC手前まで歩き、今日の歩行は終了。

今回もたっぷり歩けました。

次回は宇和島の街中を縦断します。

名物の鯛めしや宇和島チャンポン、

そして人気のじゃこ天等の

グルメも楽しみですね。

 

歩行距離:約14.4㌔ 活動時間:約6時間

累積標高差:503

ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月17日 (火)

ベースキャンプ高松店です。

280655673_5507016992663425_17743175

5月15日は鳥取県と岡山県の境に位置する、
上蒜山(1,202 m)、中蒜山(1,123 m)、
下蒜山(1,100 m)からなる蒜山三山
(ひるぜんさんざん)に登りました。

280632790_5507015975996860_70505142 

今回は回送にタクシーを使い、下蒜山登山口から
ササ原を抜け、下蒜山山頂へ。

280658520_5507016742663450_88167040

280649843_5507016139330177_46393039

次に中蒜山に登り、上蒜山へ縦走する登山道は、
アップダウンの繰り返しで、かなりハードな行程。
薄曇りで気温か低かったのか幸いでした。

280580011_5507016615996796_54273743

280623213_5507016155996842_42904959

280660574_5507016239330167_82100313

280609029_5507016855996772_78870202

280737087_5507016882663436_44188854

280630869_5507016395996818_56210985

山頂からは大山や烏ヶ山が眺望でき、
縦走路にはカタクリの群落が見られたり、
可憐な花々がたくさん咲いていました。

280653573_5507016352663489_58576152

280654181_5507016512663473_61089525

280619992_5507016759330115_57393192

280648338_5507016642663460_55879643

280625322_5507016485996809_76363173

280631348_5507016279330163_32061657 ベースキャンプ高松店スタッフ

2022年5月16日 (月)

ベースキャンプ高松店です

九州の久住山(くじゅうさん)へ、
テント山行へ行ってきました。

280967900_5506859162679208_58424226

5月13日の金曜日、雨の降る夜に出発しました。
翌朝、長者原駐車場付近はまだ小雨が降っていましたが、
登山口では見事に天気復活!

280650320_5506859712679153_89477618

280931705_5506859466012511_389654_2

久住山山頂。eye

280615491_5506859312679193_26108170

北千里ヶ浜

280995211_5506859589345832_72900867

北千里ヶ浜からくじゅう連山の大船山が目の前に。

 
281029574_5506859482679176_80645965
 
法華院山荘。白濁した源泉はお肌がツルツルに。spa
入浴後は、生ビールが進みます。beer(笑)
  
 

280623887_5506859329345858_74902446

法華院山荘では月夜に照らされたキャンプ場でテント泊。

法華院山荘のキャンプ場は下の水はけが良いので助かります。

280619591_5506859182679206_78221304

法華院山荘の夜のキャンプ場です。

満月と山とテントsign01

朝方は4度くらいまで冷え込みました。

280967900_5506859162679208_584242_2

翌日は平治岳を登って長者原へ下山。
 

280654938_5506859632679161_954049_4

平治岳山頂直下からミヤマキリシマと久住山、

中岳、三俣山方面。

今から気になるミヤマキリシマの開花ですが、
場所によって異なりますが、今が3分咲きなので、
来週辺りが綺麗なのではないでしょうか。
ただ、標高差もありますし、北斜面の群生地は
まだまだのようなので、5月下旬頃まで楽しめそうですね。
 
ベースキャンプ高松店スタッフ