うどん県、ベースキャンプ高松店です。
5月28日は、地元の讃岐路を歩きました。
「がんばらない遍路道歩き」第15期の第46行程。
いよいよ回は大詰め。5年掛けて歩いて来た長い道のりも
88番大窪寺・結願迄は今回を含めて、あと2回。![]()
46行程は、高松市内からスタート!
まずは84番札所屋島寺(やしまじ)を目指します。
お天気は晴れ![]()
最高気温は29.6℃まで上昇しましたが、
風速4~5mの風がそよぎ、湿度も上がらず、
歩行条件は最良でした。
四国4県の県庁所在地の中でも、高松市内の歩行ルートは
幾つも存在し、案内印を忠実に辿るのは困難を極めます。
いわゆる「お遍路さん泣かせ」のエリアですね。
新しい道路や宅地の建設で、かつての遍路道の所在を示す
名残が分かりにくくなっています。
高松のシンボルの屋島の山並みが近づいて来ました。
平坦な山頂部の周囲に急な崖を持つ典型的なメサ地形の
特徴を持っています。
標高292㍍の屋島のほぼ山上に建つ、屋島寺への登り道。
標高差は約280㍍です![]()
最初の取り付きは急ですが、次第に緩やかに変わります。
路面は完全舗装され、高松市民の日常の山岳トレーニングの
場所になっており、この日も多くの方が登っていました。
緑のトンネルは陽射しを遮り、涼風が心地良かったです。
山上から西側の展望。瀬戸内海が綺麗に見えました。
屋島寺の境内でパチリ。![]()
屋島は「日本三大たぬき」の太三郎狸が有名です。
「ワァ、海が見えるよ。」![]()
遠くには小豆島の山並みも。
屋島寺からの下りは、遍路道史上でも最大の急勾配![]()
雨の日は回避したいぐらいです。
かなりの要注意![]()
ストックがかなり有効ですね!
急な屋島の下りも終了。
コース上には屋島の源平合戦の史跡も多く残っており、
歴史を感じさせてくれます。
下山後、歩行を一旦中断。
他府県から来県されたお客様をお連れすることも多い
人気のうどん屋さんでのランチ。![]()
スタッフは、冷たいぶっかけうどん(大)を注文。
うどん玉が2.5玉ぐらい有り、久々に途中で1回
休憩を入れました(笑)
うどんの太さは、太からず、細からず…
プリプリのモチモチで、程良いコシも有り、とにかく
うどんにはうるさい香川県人をもうならせる美味さは流石です。
午後は屋島下から、再び五剣山の山腹に建つ
85番札所の八栗寺(やくりじ)を目指しました。
今回はこの2つの山岳路をつなぐ道のりで、山歩きの
テイストも十分で、厳しい反面、面白いコースだと思います。
八栗寺の登りでは、参道の途中で名物のよもぎ餅をゲット!
よもぎもあんこもたっぷり詰まって、美味しいんです!
また名物女将さんとお話するのも愉快です。
うどんを食べたばかりですが、スイーツは別腹ですね。
参道の横ではレトロで可愛い山上ケーブルが走っています。
今回も先達さんが乗車され、皆さんのお納経帳も運ばれて行きました。
かつての遍路道が復元された「七曲り道」を辿りました。
標高差は約210㍍です![]()
ここも厳しい登りですが、古からの土道の風情はたっぷり。
登った後は、頑張ったご褒美にアイスのお接待。
「ガリガリ君」の登場。
脳天に染みる程の爽快感でした!
先程登った屋島(右奥)と歩いて来た高松市内の
大展望を心行くまでご堪能くださいね。![]()
そびえ立つ巨岩峰が迫る八栗寺の境内へ。
緑のパノラマに心が癒されます。
八栗寺からは車道を下ります。
急こう配で、斜度は21%を誇ります。
下りが苦手な方や膝が弱い方には過酷な下りと
なりますが、今日は重力に任せて皆さん元気に
ガツガツと下りていました。
下山後は海岸線に沿って、志度の街並みを縦断。
86番札所の志度寺を参拝。
五重塔が印象的です。
そして最後は1.6㌔歩いて、高速道路の高架下でフィニッシュ!
歩行距離:約25㌔ 所要タイム:約10時間
次回はいよいよ最終の結願行程。
感動のフィナーレへ。
ベースキャンプ高松店スタッフ



























