2016年6月

2016.06.11

本日は一日雨のため、無料のテント場で一日を過ごしました。

気になったので(暇なので)、昨日購入のFAN HOUSEの中身をすべて確認しました。

 

これがFAN HOUSEの全容だ。(数の多い順)

※これからFAN HOUSEの購入を検討している方、及び中身がどのような内容かをワクワクしながら楽しみにしている方は閲覧注意。

 

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Twizzels 54セット 

グミみたいなタイプで、歯にくっついてくるがクセになる。甘め。

 

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Starburst  43セット 

ハイチューとほぼ同じ感じで2個入り。甘め。

 

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Haribo 29セット 

直立した熊みたいな形をしたグミ。日本でも見たことのあるメジャー商品。甘め。

 

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Sour Patch kids  21セット 

子供の形をしたカラフルなグミで歯に付く感じ。酸っぱ甘い。

 

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Swedish fish  18セット 

魚の形をした歯にくっつくグミ。甘め。

 

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・Skittles 15セット 

コーティングされた小さな粒上のハイチュウみたいなおかし。甘め。

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Nerds レモン味5セット ピーチ味11セット 

コーティングされた柑橘系お菓子。甘め。

 

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Hot tamales  7セット 

シナモン系のコーティングされたグミ。甘辛い。

 

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・Mike and lke 6セット 

コーティングされたグミ。うまい甘い。

 

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Life savers gummies 6セット 

一番日本うけしそうなグミ。うまめ甘めフルーティ♪

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Gobstopper 2セット 

2セットしかないので、貴重すぎて食べられない・・・。多分甘い。

 

ちなみに、これだけたくさんありながらたった2個しか入ってない種類があるって、下手すると兄弟げんかの起爆剤にもなり得るような・・・。

 

FAN HOUSEを開封してみての結論

「全部甘い。そして、おいしそうなそのお菓子は、奴に見つかる前に確保せよ!」。

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夕食は昨日買った肉のスープ♪

 

しょぼい食料写真だけでは申訳ないので、夜撮影した、湖のきれいな写真を最後にどうぞ。

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(更新日時2016711)

2016.06.10

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トックという街に到着したのですが、ここの街がなかなか気に入ってしまったため、将来的利便性、収支バランス、現在の立場や今後のライフワーク等を念頭に検討、なんと家を購入してしまいました。

その家がこちらです。

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FUN HOUSE TREATS。

このボリュームで$21

 

食品ストアのグミやチョコを大体食べたこと、ちまちま選ぶのが面倒なこと、大量購入の方がコストがおそらく下がることを考慮し、購入に踏み切りました。

ちなみに、現状私の本物の家はこちらです。

http://www.kojitusanso.com/shop/g/g2304000008553/

 

好日山荘オリジナル、マウントギアテントMGP2。

ポールとテントに必要なすべてのパーツを集めてもコンパクトです。

ちなみに、忘れず別売のグランドシートを購入し敷きましょう。

テント本体の底の部分が痛みにくく、長持ちします。

現在、18日連続で住んでいるのですが、記録はいつまで続くのでしょうか。

 

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中はこんな感じで、最初から取り外し可能な天井の収納メッシュがついております。

この収納箇所、想像以上に便利ですので、間違いなく多用すると思います。

 

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テント横には空気の通気口があります。

 

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脇にはメッシュの小物入れが二か所。

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トックのスーパーで購入したケーキ。

多分人生で食べたケーキの中で一番甘いケーキ。

角砂糖が何個投入されているか分かりません。

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TOKのギフトショップにて、なんと「BILL」のサイン入りポストカードが販売されていました。

しかも一枚たったの$1!!!

他のポストカードが一枚$0,3、三枚セット$1で販売と比較をしても、サイン入りでこの価格は間違いなくお買い得。迷わず購入しました。

ちなみに、BILLが何者でどれだけすごい人物なのか、気になる方は自分で調べてみて下さい。

そして、もしよければ私にも教えて下さい。(コメント欄などを使って)

よろしくお願い致します。

 

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途中のビュウポイント♪

 

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宿泊場所はなかなかいい場所がなく、やむなくかなり遠くのテント場へ。

何とここが無料のテント場とのことで、非常に助かりました。

夜、カモの親子なんかが元気に泳いでいました。

 

(更新日時2016年7月10日)

2016.06.09

今日も基本はTOKまで進行あるのみ。

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途中ドライクリーク(乾いた川)との表記が。どんなものかみてみると・・・

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本当に乾いていました。いや、これ、川なの?

 

順調に進んでいる最中、何でもない山道で何やら5~6台くらいの車が渋滞しています。

私も案の定「STOP」の看板を持った女性に止められ、

「ここからは工事中で走って通れないから、10分くらい後に来るトラックに自転車ごと載ってくれ」みたいなことを言われました。

待っていると、意外に早くそのトラック(軽ワゴン)が到着。

看板の女性同様、運転手もヘルメットを被った女性でした。

 

女性運転手「OK、これがあなたの自転車ですね。荷台に乗せますがいいですか?」

私「OK。ただし、非常に重量があるので荷物を外します。」(トラック荷台は地面から1m以上の高さ。)

 

後ろ2つの、特に重量のあるバックを外し、荷台上にいる女性運転手へ荷物を手渡し。

私「バック1、バック2」

私「アンドバイセコー」

荷台に搭載完了。

 

女性運転手「OK。ファイナルバック」

私「・・・」

女性運転手「ファイナルバック・・・YOU。」

 

ああ、自分もこの荷台に乗り込めということか・・・。

私「マイネームイズ ファイナルバック。ナイストゥミーチュー」

とか言いながら乗り込めれば最高なんですが、咄嗟だったので

「え、ああ、YES、OK。」

みたいな対応しかできないのが悲しい。

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 それにしても、工事関係者が全員女性というのに驚くとともに、運転手のそういうユニークな表現がアメリカらしいなと感じるワンシーンでした。

ちなみに、渋滞で並んでいた車の先頭カップルが、荷台に乗り込む私を見て爆笑しながらケータイで写真を撮っていたので、結構珍しいことなのかもしれないです。

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夜は、「MOON LAKE(月の湖)」というキャンプ場へ。

水の確保場所もないのに$18、しかも、キャンプ場の指定場所が車の客で満席という、大変人気の状況でした。

仕方がないので、空いた適当なスペースにテントを張りましたが、キャンプ場で水がないのは、クレーターのように心がへこみます。

 

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ただし、ここの景色が非常にきれいで、心を癒されました。

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ついに見えてきたドーソンの街。

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ようやく到着。

ゴール地点、屋根すらなく荒地で何もなさ過ぎて焦りましたが。

 結構長かったような気がします。

最後がちょっと一気に色々あり大変でしたが、ようやく人間の多い世界に戻れます。

 

いや、カヤックを通じ、カナダは本当に自然を守ろうとする姿勢が非常に感じられました。

 

カヤック&カヌープレイヤーが非常に多い中、ユーコン川の川地図に載っているキャンプ場の案内看板もなければ、熊対策でのキャンプ場を柵で覆うなどのこともせず、できるだけ自然のままを保とうとする姿勢。

考え方はそれぞれですが、私は素晴らしいと思いました。

そして、カヤックの雄大な、静かな時間の流れは非常に有意義な時間であり、同時に素晴らしい体験でもありました。

いや、ちょっと長かったですが。

 

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美女もお出迎え。

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到着後は、続々とカヌーカヤックの人が到着する中、(大体の人が、ここゴール?みたいになっていましたが)カーマックスでお会いした神保さんに再び会い、なんだかんだ夜までその場で片づけなどしながら一緒にいました。

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神保さんの自転車。

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どこかで出会ったイギリス人からもらったというサンダルをもらいました。

夜は、それぞれ別の場所へ。

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私はよく分からない山道の空きスペースへ宿泊。

いや、明日は観光を楽しもう。

 

(更新日時2016815)

2016.06.08

昨日同様、TOKの街に向け進行。

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途中、ライブラリーにて少しインターネットをいじりつつの休憩。

89キロを走破。

最近、一気にアラスカの山間地域が変わったからか、蚊が少なく感じます。

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スクールらしいが外見が以前のイグルーの様な建物。

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ちなみに、奥の道を進んでしまうとアンカレッジに戻ってしまいます。

要注意!!!

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ここで走行距離、通算1000キロくらいです。

※左下m数は気にしないください。

ようやくなここまで来ました。

ちなみに、長距離が望まれる日には必ず着用している機能性タイツ「ミズノ バイオギア9000」。

筋肉の引きしまりが増し、余計な体力を取られないとともに、圧着による疲労軽減もあります。そして何より軽い、薄い、そしてその他もろもろ!!!

その他もろもろに関しては、是非好日山荘へ!!!

現状、ほぼ一か月まるまる着用していますが、問題なし。

よろしければこちらからどうぞ↓

http://www.kojitusanso.com/shop/g/g4908087416355/

 

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夜、いつも通りきちんとテント泊します。

 (2016年6月23日配信)

 

2016.06.07

今日は一気に進行。

次の大都市ホワイトホースを目指しますが、まずはTOKという街を目指します。

フェアバンクスでの休息で、だいぶ体調を整えることが出来たので、本日一気に進行しました。

昨日フーディー爺さんに教えてもらった通り、この後はリチャードハイウェイという平らな道が続くとのこと。

平らな道って、本当スピードが出て気持ちがいい・・・。

走行距離もそろそろ1000キロを超えてくるため、パンクの一つくらいそろそろ起きてもおかしくないなとか考えていたところ、ほんとに後輪パンクしました。

ただし、空気の抜ける音が聞こえるくらい大きな穴のため、10分くらいで修理完了、即出発出来ました。

 

タイヤのパンク手順概要

    チューブのどこに穴が開いたか、を見つける。

変に小さい穴だと、水に入れながら穴の位置を探さないといけないため作業が大変。見つかってしまえばふさぐ作業は楽。

    チューブに穴を空けた原因が、まだタイヤに残っていないかを確認。

タイヤにガラスや釘など、穴を空けた原因が残っていると、またすぐパンクするので、タイヤの周辺もくまなくチェック。原因が残っている際は、必ず取り除く。

 

本当に道を走っていると、色々なものが落ちていて、空き缶、ガラス片、鉄くず、本やバナナの皮(マリオカート?)、アメリカンドリーム・・・。とりあえず、わけのわからないものがいっぱい落ちているので踏まないよう常に注意が必要です。

一回、ソファーがまるまる落ちていて、東北で行われる秋の芸術祭作品みたいになっていました。

 

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今回の場合は、後輪が何かを踏みつけ、穴が空いた模様。タイヤにも大き目な穴を確認。

 

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美しいバーチ湖のほとりでパンク修理。

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ゴールドラッシュに沸いた川のオブジェ前にて。

記念写真を自動撮影モードで撮っていると、わざわざUターンして車が停車。女性が写真撮ってくれました。

「走っていたら、あなたが窓から見えたから・・・」とのこと。アラスカの方々、優しすぎます。

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途中、岩場にペイント。

本日、結局130キロ弱を走行。

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テント場付近にて発見。

正直、最近はウサギを見ると、かわいいというより丸々しているからか「肉」として見るようになってきていている自分が怖い。

『サバイバル登山』を読んでいるからと言って、小動物を捕まえて食べるのは技術はもとより、精神的にかなりハードルが高いと言えるだろ・・・。

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今日も、順調に川のほとりで野宿です。

 (2016623日配信)

2016.06.06

「食」というのは、やはりその国や土地、生活する人々に対し、アイデンティティ形成の重要な一要因といえるだろう。探検部出身の私は、このブログでも何度か紹介したムースという動物に対し、昨日くらいから無性に食べてみたくなってしまっており、実はネナナの街のフードストアで、レジのおばあちゃんに肉は売っていないか聞いたりしていました。

「私は日本人で、二週間前に初めてアラスカに来て、一つ質問があると・・・ムースの肉を食べたいのですがここに売っていますか」と。

「そんなものないよ。そもそもムースの肉は食べる文化がない。」みたいなことを(多分)言われました。

その後も、フェアバンクスのスーパーマケット肉売り場なんかで探していたのですが、やはりない。

そんな中、たまたま今日、雨宿りで一緒になったおじちゃんと世間話をしている際、そういえばムースの肉を探しているんだけど食べられるところないか聞いたところ

「スープなら家にあるけど・・・」みたいなことを。

本当ですか!?

「近くだから、来るか?」「名前は?」「え、本当に来る?」みたいなこと言われて、行きますと即答。

雨が止み、自転車でついていくこと10分弱。

住宅街の一件の家へ・・・

 

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そしたら、本当にスープきたーーーー。

カテゴリー【人様から頂いたもの】

 

正直な感想、普通においしい。肉は少しだけ、熊とか羊みたいな独特な風味はあるけど、全然問題なし。

 

どう入手したのか聞いたところ、ハンティングしたといって、銃の構えをし、写真を見せてくれました。また、スーパーにはやはり売っていないとのことでした。

 

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感激していたら、今度は骨付き肉きたーーーー。

カテゴリ【人様から頂いたもの

 

より肉の味がダイレクトにきますが、脂肪部分も含め非常においしい肉でした。

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コーヒーまでごちそうになってしまい、大変お世話になりました。

見ず知らずのたまたま出会った日本人に、ここまでいろいろしてくれるというのは、本当にアラスカの人は親切です。

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代わりと言っては何ですが、薪を作らせて頂きます。

 

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「水もしっかり持っていくんだ」と用意してくれ、最後の最後まで面倒を見てくれた地元生まれのフーディー爺さん。

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ちなみにこっちの水は冷蔵庫から出てきます。

珍しいので写真をピシャリ。

二日間過ごしたフェアバンクスでしたが、正直いい思い出しかない、素敵な街に巡り合えたことに感謝しました。

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フェアバンクス中央部。きれいな街でした。

夕方になりようやく出発。

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North Pole(ノースポール)の街を通過。

サンタクロースを売りにしているらしいが、詳細は不明。

寝床はいつもの感じで森で野宿です。

(更新日2016年6月22日)

 

2016.06.05

昨日はほとんど夜更かし状態でしたので、本日も完全に休暇としました。

ちなみに私にプレゼントされたコペルハーゲンとかいうなめたばこ、一緒にたき火を囲んでいた内の一人が持っていこうとしていたので、そのままあげました。

今後、夜誰もいないところで、テント付近で一人吐いてるとか想像しただけで悲しすぎるので。

 

街をぶらぶらしつつ、昼ごはんを探していると、手書風にファミリーレストランと書かれたいい感じの店を発見。こじんまりとしたファミリーで経営している店のことかと思ったら、日本と同じ意味合いのファミリーレストランでした。(ああ、なんか英語のためか思考能力が落ちている・・・。)

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入店していきなり

おじさん店員「スモンキー?」

私「パードゥン?」

おじさん店員「スモンキー?」

私「ファット?」

おじさん店員「スモンキー?」

私「ス・・・モンキー?」

 

そしたら若い女性店員がゆっくり「スモーキング?(喫煙or禁煙)」と聞いてくれてようやく判断がつきました。いや、本当こういうリスニングに関する問題が日常茶飯事でして、未だに大変です。また、おじさん店員は全く同じ口調で質問してきて、「はぁ?」という感じで顔だけどんどん険しくなっていくので若干怖いんですが、顧客満足度の向上という観点から、タバコを吸うジェスチャーとか、シガレットという単語を入れるとか、ちょっとした工夫はしてくれないのでしょうか・・・。

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ハンバーガーを頼む・・・カテゴリ【海外の食事】

 

ちなみにこのファミリーレストラン、食べ終わったお客にそろそろお時間ですみたいなことを言って帰ってもらっていて、おそらくファミリーレストランなのにお客の回転率を上げる戦略をとっていて珍しいと思いました。また、Wi-Fiは使えないとのことで、アラスカに来てWi-Fiのない店は、おそらく初めてでした。

それなりにどんどんお客が入ってきていたので、経営としては成功しているのかもしれません。

 

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その後、アンカレッジでも紹介した、アウトドアショップ「REI」へ。

ちょっといろいろあり、個人マットが壊れたので$100でオリジナル品に買い換えました。

 

夜は昨日と打って変わり、静かな夜に・・・

そしたら、昨日とは違う不法滞在者がフレンドリーに話しかけてきて、結局この人と深夜まで、たき火を囲み語りながら過ごしました。

 

この人が一番コミュニケーション能力がしっかりしていて、通りかかる車を呼び止めたりしながら交渉し、戻ってくると薪やらタバコやらをもらってきたりする交渉役、いわばリーダー役のようでした。

また、2つのテントにそれぞれ2人づつ、計4人で住んでいて、食料は政府から配布されるみたいなことを言っていました。

ちなみに、私の英語力の問題なのか、答えにくかったのか、

「今は暖かくていいですが、冬の寒くなった時はどこに行きますか。」

と聞いたところ、なぜか

「ラストサムライだ」

みたいなことを言われ、映画の話題になり終了しました。

 

2日間一緒にいて分かった、不法滞在者の内訳をまとめてみました。カテゴリ【様々な考察】

 

A・・・グループのリーダー役。唯一しっかりしていて交渉役。街の通りかかる人々に積極的にアプローチし、得た物資をB、C、Dに振り分ける役。ほとんどテント内にはいない。

B・・・酔っぱらうと背中にアメリカの国旗を指す。腕の筋肉がしっかりしていて、ブルースリーとか言いながら何回も見せてくる。アルコール中毒なのか大体ビール缶を持っていて、通常時もあまりろれつが回っていないし、内容もよく分からない。

C・・・一番体格がいいが無口。なぜか自分の名前をタバコのアルファベットを利用し何回も説明してくる。表現が直球で「タバコ持ってる?あるならくれ。」ないと答えると「なら金は?」渡せないというと「OK、なら仕方ないよね・・・。」みたいなやり取り。悪い人ではないのだが、名前の説明の後、いきなりそんなこと言われたら怖いわ。

D・・・病気がちで、大体テントに寝込んでいる。せき込んでいて常に体調が悪そう。

 

二日間のコミュニケーションで分かったことは、こんな感じです。

ただ、私が一番感心したのは、この人達が(多少いじられながらも)しっかり地元に溶け込んでいること。そして、街のいろんな人たちが、結構頻繁にここのテント場に様子を見にきては会話をし、場合によってはいろいろ物を提供していることでした。

おそらく、「お金を払ってください」という張り紙は、その他のキャンプ利用者への建前で、ここのキャンプキーパー(キャンプ管理者)も、お金をもらうつもりも出て行ってもらうつもりないように感じました。(違っていたら申訳ないのですが。)

どのみち、日本ではあまりみない光景だったため、私は非常に感心し、このフェアバンクスという街が、とても温かみのある素晴らしい街だと思いながら寝袋に入るのでした。

※ただ、Aが誰かからタバコをもらうと、真っ先に病気がちのDに「おい、D、タバコだ。タバコをもらったから早く起きろ。そしてこれを吸って元気になれ。」みたいなやり取りをしていて、それだけはちょっと考えものだとは思いましたが・・・。

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(2016622日配信)

2016.06.04

特に問題なく朝になり、念のためテントとくっ付けておいた自転車も変化ありません。

ただし、連日の100キロ走行が思いのほか影響してかかなり体がだるく、本日は完全に休暇としました。

体を慣らしつつ、フェアバンクスの街をブラブラ走り回ってみます。

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途中、「AJIMI」という日本食レストランへ・・・

そしたら、普通に日本食がでてきて、非常においしかったです。

しかも値段もリーズナブル(確か$13くらい・・・)

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従業員やオーナーとも会話し、こちらの旅の計画に関しては非常に驚かれました。

みんな非常にフレンドリーでしたので、もうオーナーが韓国人で日本人ではないということは気にしません。

 

夜はどこからか来たキャンパーに一緒に話そうぜと誘われ、すぐ隣のたき火場へ。

そしたら、34人のメンバーがいましたが、問答無用で隣の不法滞在している人とも知り合いになりました。

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なぜか背中にアメリカの国旗を指していて、かなり酔っぱらっていましたが、何回も握手を求められ常にフレンドリー。

途中抱き着いてきて髪の毛をほっぺたにグリグリ押し付けられた時以外は基本大丈夫でした。

みんな地元の人同士の知り合いで、仲がいいとのこと・・・。

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なめたばこ?

プレゼントされ初めて経験しましたが、三回くらいなめていたらくらくらして、しまいには気持ち悪くなり吐きました。

 

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いや、たき火の木でかすぎでしょ。


朝方4時くらいまで、たき火を囲って語り合い、アラスカの人ってワイルドだなと思う一夜を明かしました。

 

 

 

2016.06.03

 なんだかんだで昨日の疲れが激しかったらしく、起床後の出発準備が遅れ、昼頃までかかってしまうことに。

だらだらテントを収納していると、なんと管理人夫婦が昼ごはんにホットドックを一緒に食べないかと・・・。

もちろん食べます!!!

 

キャンプ場内の広場に行くと、おじいちゃんおばあちゃんが2ペア登場、子供たちも6人集まり、みんなでホットドックタイムへ。

ホットドックをほおばりながら、頑張って英会話を楽しみました。

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こちらがネナナの街の人口を聞くと、

街のおばあちゃん「大体500人くらいかしら・・・」

街のおじいちゃん「そして、君で501人目だ・・・わははははは」

多分これがアメリカのノリなんだな、と勉強になりました。

 

また、キャンプ場運営は20年前から始めたこと、集まった子供6人中、5人が自分の子供であることなどを話しました。管理人、5人の子供のお母さんでした。多い!

「今、日本では子供を産まない夫婦も多く、日本の重要な社会問題となっています。」

というと、

「そうなの?」

と驚いていました。

続けて「さらに日本では数多くの社会問題、例えば年金問題、消費税の増税、政治家の定員削減や高齢者の再雇用促進などを抱えておりますが、最も根底的解決策の糸口は、やはりいびつな人口ピラミッド、いわゆる少子高齢化の改善、平たく言うと若い人口が増えることによる新たな労働力の獲得だと私は考えます。しかし、その若い世代に限り政治不信に陥り、かつ選挙の投票率が低いため、政治家もなかなか若者優遇の解決策が打ち出せずにいる、そんな悪いループが続いている状況です。」

と言おうかと思いましたが、おそらく伝わらないなと思いやめました。

 

あと、2日前まで大阪出身の日本人がこのテント場に自転車で来て泊まっていった、とも教えてくれました。

アラスカに来てからの初めての日本人情報・・・しかも2日前・・・

果たして、どこかで遭遇することはあるのか、どんな人物なのか、些細な価値観のすれ違い等でつまらぬケンカなどしてしまうのか・・・乞うご期待である。

 

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テナナの街の家。ペイントされた家が多い。

 

そんなわけで、昼過ぎから出発しましたが、これがまたこれでもかというアップダウンが続きに続き、多分平らな道が10パーセントもないという状態でかなりきつい・・・

 

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走行途中、いきなりぬいぐるみが道路を見つめています。

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足早に立ち去りましたが、こういう、「単体だと何でもなのに場所とセットになると急に気味が悪く思える現象」ってなんていうんだろう・・・。


ようやくフェアバンクスに到着したころには22時過ぎで、結局この日も100キロ以上走りました。ようやく見つけたテント場、しかも自転車乗りが三人くらいすでにテントを張っていて、ここなら安心して泊まれそうです。

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テントを張り終え、深夜の食事も終わらせ寝るための準備で何気なく歩いていたら・・・

 

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金を払ってくれとは・・・

ああ、なんか、確かにすごいワイルドだなと思っておりましたが、周り、単なる不法滞在者でした。

お金払ってここに泊まることにしましたが、果たして・・・