2016年10月

2016.10.17

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昨日の30キロトレイルの疲れがあるからか遅くに起床し、その後移動。

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途中立ち寄ったフィールドという街。

そこのビジターセンターが何と「51日まで休み」。

今が10月中旬ですから、今から51日までというと半年以上閉店です。そこまでやっていないと、逆になんかすがすがしいですね。すごいメリハリ。

トイレだけは開いているのですが、観光客がひっきりなしにトイレを使用しているので、少し工夫するだけで何かもっと面白いことがいろいろ出来ると思いました。

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フィールドの街で昼食。唯一、一軒だけ開いていました。

その後、10キロほど離れた、エメラルド湖へ。

明日のエメラルドベイスン、というトレイルを最後に基本的にトレイルは終了しようと思っています。

夜、雨がシトシト降ってはいますが、明日雨が降っていようと、基本は登山は決行しようと思います。

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(更新日時20161027)

2016.10.16

基本的に、「やらない後悔よりやる後悔」ということが最近マイブームなので、今日は「レイクオハラ」というカナディアンロッキーでは聖地と言われる奥地に行ってみました。聖地、とは少し言い過ぎかもしれませんが、なんでも訪れるためには夏のシーズン中は一日40組くらい限定のバスに乗るか(3か月前予約必須だとか)、それが出来ない場合は11キロもの道を徒歩で歩くしかないという場所とのことです。

今はオフシーズンなので、11キロを歩きます、しかも往復なので、トレイルが始まるスタート地点に行って帰ってくるだけで22キロ。スタート地点についてからトレイルが始まるので大まかな合計一日約30キロ歩行・・・。

30キロ・・・。

 

まあ、せっかくなので、では出発。

【コース総距離・コースコンディション】

約29km。

基本は全て雪道です。

11キロにわたるレイク・オハラ到着までの道は、多少の上り下りがありますが、除雪車が通っており、コンディションに関しては問題ありません。

レイク・オハラ到着後の道は一変、多少はトレース跡がついていますが、基本は誰も踏み入れていない状況を想定していくべきです。平均して太ももまでの高さの雪はが積もっています。

 

【所要時間】計7時間30分

トレイルヘッド⇒130分⇒デイシェルター⇒90分⇒、ビッグ・ラーチズルート分岐(レイク・マッカーサー行)⇒40分⇒デイシェルタ⇒20分⇒レイク・オハラ湖展望地(レイク・オエサ行)⇒35分⇒デイシェルタ⇒135分⇒トレイルヘッド

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たくさんの人が入山しています。

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レイク・オハラ。

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凍り付くシェイファーレイク。

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太ももまでの積雪とトレイル不明のため、ここで撤退。

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展望地より。

 

11キロの歩行は2時間で行くことが出来ました。途中、合計で30名くらいが同じく歩行で下山してきたので、この時期にこのエリアへの入山はメジャーであるのだと思われます。デイシェルター到着後は、目当ての「レイク・マッカーサー」に行くためのルートへ。

結論だけ言うと、基本的にはこの時期は、もう誰もそこまでは行ってないようです。つまりは、トレースに踏み入った後がありません。

頑張って1キロ程は進みましたが、基本ルートに太ももまで新雪が積もり始めると、体力以前にトレースが分からなくなるためあきらめました。マッカーサーが無理ならと、レイク・オエサという別の有名な湖に目標を変えましたが、同様、踏み入った後がないので諦めました。あの下山した何グループにもわたる大人数は、どこに何しに入山してきているのか、正直、謎としか言えません。

結果、スタート地点にある、レイク・オハラという湖を一周して帰るということになりましたが、聖地に足を踏み入れられただけで、満足ということにしておきます。

 

ちなみに最近報告を怠っていましたが、当然私のサスカッチ足跡探索は山登りの際も継続しています。

特に、生息地であると思われる「山の中」、そして、トレースがくっきり残る「雪」となれば、未確認動物の足跡調査では最高のコンディションと言えるでしょう。

そして、ついに、ついに見つけた足跡がこれです。(※冗談抜きで本当にやらせなし)

 

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撮影場所は、レイク・オハラ。

これは、明らかに他の動物との足跡とは異なります。

また、人間の足跡だった場合、雪の上をそのまま歩くのか、という疑問が残ります。

皆さんはどの様にお考えでしょうか?

 

残念なのが、サスカッチ(別名ビックフット)の名前通り、大きな足跡ならよかったのですが、せいぜい25~27cmくらい。そして、一番残念なのが、足跡を湖畔から追うと結局20m先にある「STAFF RESIDENCE」と書かれた、なんか営業して煙突から煙がモクモク出ている建物へと向かっているということでしょうか。

後の判断はお任せしますが、個人的には、雪の上で5本指シューズを履いているのだとしたら、真面目にサスカッチや雪男を探している人の迷惑なのでやめてほしいと思いました。表面積の関係から、シューズの方が温かいですよとも助言したい。本当に素足で歩いているのなら、凍傷になるから気を付けて。

万が一ではあるが、サスカッチを建物内で働かせているのだとしたら、そんなことで人件費を削減するより世紀の大発見を発表した方がよほど儲かると申し上げたいし、詳しくは知りませんが動物愛護の観点からも引っかかるのでは?

サスカッチだけで建物を利用しているケースのことを考えましたが、私の頭では状況に追いつけないため、残念ながら推測はここまでとします。

 

とにかく、最初発見した時は本気で「えっ!?」と叫びました。

結構、大きな声だったと思います。

 

(更新日時20161019)

2016.10.15

今日はついにレイクルイーズの街を去ります。

商店街がまとまった小さな街ではありますが、結構色々な思い出があり、特に停電の日は印象深かったです。ほぼ毎日通った中華料理屋さんのおばちゃんとも仲良くなり、最後にお別れの挨拶をしました。

今日からは、ルート上またブリティッシュコロンビア州に戻り、ヨーホー国立公園というエリアの「パジェットルックアウト・トレイル」を軽く行い、景色の良さを楽しみました。

 

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ちなみに本日、自転車走行中、線路内にグリズリーが普通にいるのを見て、引きました。

黒いのが、もぞもぞ動いていました。

 

【コース総距離・コースコンディション】

約7㎞。

基本は全て雪道です。

特に、湖との分岐から、つまりはパジェットルックアウトに向かう道は、誰も踏み入れていなかったので、トレイルを探しながらふくらはぎ付近まである雪道を進まなければなりませんでした。また、2キロくらいの距離で400mも登るルートのため、かなりの急騰が続きます。私は出発時間が遅かったため急ぎ足で登りましたが、時間をかけマイペースに登られることをお勧めします。ちなみに、ゴール地点となる見晴らし台からの景色は、確かに素晴らしかったですが、連日の登山が続いているからか「フェアビューマウンテン」の方がおすすめです。

【所要時間】計2時間10分

トレイルヘッド⇒30分⇒ルックアウト分岐⇒50分⇒パジェットルックアウト監視小屋⇒30分⇒ルックアウト分岐⇒20分⇒トレイルヘッド

 

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分岐で先に進めばシェアブルックレイクという湖まで行くことも出来ましたが、今回は体力、時間の関係で省略しました。

それにしても、レイクルイーズの街から比べると標高がかなり下がるため、雪はそこまで残っていないと予想していましたが、かなり積もっていました。また、誰かが先に登ってトレースが付いていると思っていたのも誤算でした。

正直、膝までの新雪をかき分けながらの急騰はつらいです。カナダにおいては、そろそろ登山のオフシーズン、ということなのだと思います。

 

(更新日時20161019)

2016.10.14

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最近では毎度のことながら、朝トイレに起きたらテントがこの有様でした。

あまり経験がなかったのですが、雪に埋まっているテントの中は結構寒いということを知ることが出来ました。

冷気が四方八方から流れ込み、冷蔵庫の中にいるみたいです。

あと、書きませんでしたが、昨日中国のバスドライバーが親切心でくれた自転車用ランプが、この雪で速攻壊れました。

 

5日間連続登山の後は、問答無用で休息日とすることにしましたので、本日もお休みです。

いやー、寝れてはいますが、寒くなってきましたね。

一言だけいうと、もう登山どころではないです。

早く標高を下げるため移動します。

一昨日の「フェアビュウマウンテン」は、天候にも恵まれ、運が良かったのだと思われます。

それにしても、雪景色を見つつ喫茶店でコーヒーを飲んだりしている時間は,

正直最高です。                                                      

 

(更新日時20161019)

2016.10.13

本日は9月20日ぶりに、若干風邪気味のため休養日。

 

前回9月の際は「5日間連続登山→体調不良」となりましたが、

今回は「5日間連続登山→1日休暇→2日間登山→体調不良(軽症)」となりました。今回のことから、「5日間連続で登山はしない方がいい」ということを身をもって学びました。

ちなみに、朝はマイナス8度なので寒さも体力回復を鈍らせているのかもしれません。あと、紹介が出来ていなかったかもしれませんが、私の使用しているテントはMSRというメーカーのメッシュテントです。

テントを片づけている際に全てが凍るので、結露の多寡とか正直どうでもいいのですが、とりあえずメッシュテントを使用しています。下にもまとめましたが、マイナス8度でのメッシュは涼しくて快適ですよ♪

 

★メッシュテント使用時の特徴【気温と結露の関係】

狙いはとにかく結露によるテントの濡れを防ぐこと。寒さ対策は寝袋に一任。

・夏⇒涼しい。結露なし。・・・快適。

・秋冬⇒寒い(寝袋で対応)。結露なし、もしくは少量。・・・ギリギリ快適。

・厳冬⇒寒い。結露の多寡に限らずただただ全てが凍り付く。・・・一人負け。

真冬にメッシュテントを使おうか悩んでいる方は参考にしてみて下さい。 

本日は、空も曇りで雪もちらついているので、休息日にはちょうどいいかもしれませんが、最大の誤算はこのレイクルイーズという街全体が工事点検のため電気が一切使えないという状況ということです。中心街のほぼ全部の店が閉まっています。そして、開いている店は、店員が懐中電灯やランタン、ヘッドランプ片手に営業と正直異常な感じです。飲食店こそ頑張ってほしいのですがほぼ全滅、代わりにギフトショップが営業していたりしますが、ギフトショップはそこまで頑張らなくてもいい様な気もします。

ちなみに写真の店はどちらも営業しています。

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知らずに車で寄った観光客のほとんどが、戸惑いながら去っていきます。

 

充電も出来なければインターネットも使えず、明かりは外の曇り空からの日光のみ。当然電源がないので暖房もありません。

ここは一体なんなのでしょうか。

事前に知っていれば移動や対策が出来たのですが、朝街に来てから各店の入り口に張られた紙で知ったので、精神的ショックも大きく何も出来ません。

 

16時に電気が回復した際は、ビジターセンター(市役所みたいなところ)に歓声が沸き起こりました。

今日は少し昔にタイムスリップをした感覚を楽しんでいます。

 

(更新日時20161013)

2016.10.12

昨日に引き続き、本日も天気が完全晴天のため登山を行います。

本日は山頂2744mの「フェアビューマウンテン」。

レイクルイーズ西側に位置し、カナディアンロッキーの中ではハイキング感覚で登頂できる数少ない山とのこと。

早速登山開始。

昨日の「レイクアグネス&ビーハイブス」「プレイン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ」は観光客がたくさんいましたが、こちらのルートはほとんど人がいません。

途中、下山する日本人女性と出会い、こちらの山情報をたくさん提供して頂きました。この雪が降る時期でもまだまだ山行は可能なようで、結局は山登りをどこまで行うか、自分が納得する線引きが必要と感じました。

最後は急騰400mの登りと結構きついですが、山頂には360度の大パノラマが待っています。

寄り道で、帰り道途中にあるサドル・ピークという山頂にも行きました。

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【コース総距離・コースコンディション】

約12㎞。

トレイルの全てが雪道です。また、トレイル最初の雪が微妙に溶ける標高はアイスバーンになっていますので要注意です。

山頂付近では膝、場合によっては腰まで雪に埋まる箇所もあり、かつ急勾配が続くので注意して下さい。

 

【所要時間】計5時間10分

トレイルヘッド⇒100分⇒サドルバック⇒70分⇒フェアビュウMT山頂⇒40分⇒サドルバック⇒20分⇒サドルピーク⇒20分⇒サドルバック⇒60分⇒トレイルヘッド

 

帰りは、レイクルイーズに隣接する城のようなホテル「シャトーレイクルイーズ」へ。

レストランに入ろうとするといきなりホテル全体にサイレンが鳴り響き、あれよあれよという間に数百人レベルで全宿泊者、全従業員が別館に避難する羽目に。

いやー、多分この辺では一番の高級ホテルでそういうことってあるんですね。

避難誘導やオペレーション等は正直かなりグダグダだった気がしますが、とりあえずレストラン運営どころではなさそうでしたので街へ帰りました。

 

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(更新日時20161013)

 

2016.10.11

朝起きたら、自転車に着けていた1,5Lペットボトルが一滴も水なく凍っていました。気温見たらマイナス8度でした。

 

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さあ本日は、レイクルイーズにある「レイクアグネス&ビーハイブス」「プレイン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ」というトレイルに行ってきました。

レイクルイーズ東側に位置するこのコースは、この付近では非常に有名かつ人気らしく、観光客で溢れかえっております。2日に分けて行こうか悩みましたが、天候のことも考え一日走破での計画を組みました。結局はこの二つのトレースは繋がっているので、比較的楽に行くことが出来ました。

 

「レイクアグネス&ビーハイブス」のコースはいくつも分岐が出てきますが、頻繁に建てられた分岐案内と地図を片手に間違えず進むことが出来ます。また、観光客が多く歩いているため雪道でしたが精神的に安心でした。途中のミラーレイクは完全に凍っていたため、ミラーどころではありませんでしたがレイクアグネスは凍っておらずキレイでした。

また、リトルビーハイブ、ビックビーハイブは景色が良好なビューポイントなので、体力に余力があれば行ってみて下さい。

「プレイン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ」のコースは、奥にある氷河方面に進むにつれ日本では見たことのない地形に変化していくため、景色的に非常に楽しめます。どちらかのトレイルにしか行けないようなら、「プレイン・オブ・ザ・シックス・グレーシャーズ」のコースを強くお勧めします。

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凍り付くミラーレイク。

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レイクアグネス。

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ウォーターメロンスノーというバクテリア。本当に甘い匂いがしました。

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【コース総距離・コースコンディション】

約15㎞。

全てのトレースが雪道ですが、観光客が多いためトレースがはっきりしています。ただし、多くの個所がアイスバーン状態なので注意が必要です。

 

【所要時間】5時間5分

トレイルヘッド⇒45分⇒ミラーレイク⇒15分⇒リトルビーハイブ⇒15分⇒レイクアグネスティーハウス⇒30分⇒ビックビーハイブ⇒110分⇒ビクトリア氷河展望地⇒90分⇒トレイルヘッド

 

正直、レイクルイーズ付近は標高が高いのでビビっていましたが、この天気とトレイル状況なら、2700mを超える「フェアビューマウンテン」登頂にもチャレンジできそうです。明日行ってみて、状況を見ながら挑戦してみます。

(更新日時20161013)

2016.10.10

今日は朝、ボトボトと鈍い音が響いているので見てみたら、この状況でした。

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昨日までで気が付けば5日間連続トレイル。

5日「ブーム・レイク・トレイル」 10.2km

67日「ロックウォール・トレイル」 33km

8日「スタンレー・グレイシャー・トレイル」 12km

9日「ロックバウンド・レイク・トレイル」 18km

9日「キャッスルマウンテンルックアウト・トレイル」 8.6km

 

流石に今日は移動10キロ前後にし、レイクルイーズにて休息日とします。

それにしても、コンクリートの道路でこの感じです。

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最近聴いているオメガドライブ「二人の夏物語」という曲に「10月が来ても夏は終わらない」とありますが、カナダでは流石に無理がありそうです。

一応、きちんと寝れています。

 

 (更新日時20161013)

2016.10.03

昨日、アシニボイン・ハイライントレイルを走破し無事に下山致しました。

当初の予定通り4泊5日の行程となりましたが、後半2日間は大量に雪が降り、テントとトレースに雪が積もるという状況で、厳しい冬の寒さが着実に近づいてきていることを実感しました。

 

それにしても、美しい山でしたアシニボイン。

余力が戻りつつ、情報発信していきます。

 

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トレッキング本をまねて撮影してみました。

下山後は車で即刻帰宅し、温かいお風呂にでも入り、寝る前にTVでも見ながらリラックスして、予備日分に取っておいた明日の休日をどう過ごそうか考えながら布団に入ろうかな・・・という状況であれば天国ですが、私の場合は終わりのないテント泊がこの後も永延と続くので、正直登山のテント泊を自転車旅に入れ込むのは、出来ないことはないのですがかなり大変だなと思い知らされました。

下山後がまた大変で、クタクタの中ザックから自転車へパッキングの移し替えを行い、自転車で漕いで街まで帰り、汚れた洋服の洗濯やら、その日の寝る場所の確保やら・・・。

正直、下山し終わってから、下山日は相当ゆとりを持った方がよかったということに気が付きました。

自転車と登山(テント泊)を組み合わせて行う予定のある方は、参考にしてみて下さい。

とりあえず久々に疲れたので、本日は一日休息日とし、明日、もしくは明後日以降出発し、日帰り登山を続けつつ南下する予定です。

 

(更新日時2016103)