うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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5月2日は、愛媛県の四国霊場第60番札所横峰寺の上の
石鎚山の「西の遥拝所」と云われる星ヶ森に登り、ぐる~と
山岳遍路道を周遊し、「紫の花々」を愉しむ山旅に出掛けました。

特筆すべきは横峰寺の500本のシャクナゲでした。
今年は開花が早く、少し盛りを過ぎた印象でしたが、
まさしく、圧巻の景色でしたぁ
それではレポートです。

歩き出しは西条市の湯浪(ゆうなみ)地区から...
靴だけを履き替えて、手ぶらで坂を登ります。
道端には白いシャガが咲き誇っていましたぁ。

そして最初の「紫」となる藤や桐の花が
新緑の山肌に現れました。(
)

約20分歩けば、標高300m付近の湯浪休憩所に到着。
ここから本格的な山道となるのですが...

その前に、お抹茶タイム (
)
この地では名水が汲めて、わざわざ遠方からこの名水を
目当てで訪れる方が絶えません。
と、なれば、そのお水を美味しく頂かない訳にはいきません。

各自でセルフでお抹茶を立ててみます。
見様見まねですが、何とか泡立ちました。
こんな野点も風流で良いですね
茶菓子は、桜餅と柏餅をセレクト。
この名水を沸かす時間の為に、わざわざ20分間ですが、
手ぶらで歩いて頂いたという訳だったのです。

さて、装備を整えて本格的な山岳路へ。
「遍路道/環境省管轄」でも有り、「しこくの道/国土交通省管轄」
でも有る... 歴史と信仰と交通の要衝を兼ね備えた道のりです。

まずは妙谷川の沢沿いの道のりを進みます。
とても涼やかで、気持ちの良い道のりです

最近雨が多いので、沢の水量は多く感じました。
苔むした沢沿いの風景もナカナカ風情があります。

涼やかな沢沿いから離れ出すと、登り勾配が次第に
急になってきます。


「遍路ころがし」と称される道のり...
汗が吹き出しますが、ゆっくり登れば大丈夫
道の整備状況も良くて、意外と距離は短いです。

林床にはホウチャクソウ。そしてスミレ。

四国霊場の60番、横峰寺に到着。
ここの標高は約745mで、四国霊場で2番目の高さを誇ります。
GWの平日の中日でしたが、お寺参りの方も多く、人並みは途切れず、
また歩き遍路の方も意外と居らっしゃり、ドイツから2人連れのカップルも
楽しそうに歩かれていました。

境内は咲き誇るお花がいっぱい
特にこのGWには、シャクナゲが見事に咲き誇ります。
ほんの少し盛りを過ぎた感がありましたが、これだけの
規模は四国の中ではナカナカお目に掛かれません。

しばしシャクナゲ鑑賞を愉しみました。

その後、お寺から更に登り、番外霊場「星ヶ森」へ。
石鎚山の「西の遥拝所」と呼ばれますが、この日は
山のかなり下までガスが掛かり、石鎚山を望むことが
出来ませんでした。
予報ではそんなに悪く無かったのに、本当に残念でした。(
)
吐く息は白く、お寺でザックに付けた温度計は10度位で、
かなり寒く感じました。

ちなみに条件が良ければ、こんな感じで谷を隔てて、
間近で、霊峰石鎚山を眺めることが出来ます。

食事を済ませたら、下山開始。
実は登りよりも、下りの方が遥かに長い道のりになります。

途中には時代劇にも出てくる様な街道風情の景色も...
長距離を縦走歩行するには最適なコースかも知れません。

新緑に溶け込み、心身共にリフレッシュ
電話も通じない...深い森をただひたすら歩きましたが、
ほぼフラットな道のりで、ナカナカ標高を下げることが
出来ません。

道沿いには「紫」の最後を飾る...ツツジが
チラホラと出て来だしました。

長々と歩き、ようやく標高60mの白滝奥之院に下山。
ようやく歩行を無事終えることが出来ました。
<歩行データ>
歩行距離:約13.6㌔ 行程時間:6時間10分
総上昇量:838m 総下降量:959m
消費カロリー:1,596カロリー
レベル:初中級

アフターウオークに、近くの農園ファームを訪ねました。
この時期はイチゴの時期で、秋はブドウを育てています。

お目当てのもぎたてのイチゴをたっぷり乗っけた、
イチゴのソフトクリームを頂きましたぁ。
新鮮なイチゴの果肉が楽しめて、濃厚なクリームが
一日の歩行の疲れを吹き飛ばしてくれましたぁ
ベースキャンプ高松店スタッフ