うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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4月23日は、山口・島根県境の「ヤマシャクヤクの山」として
人気の十種ヶ峰(とくさがみね)に登りました。
もう何年も前から、この山のヤマシャクを見たくて、見たくて...
ようやくその夢が叶いましたぁ \()/
お目当てのヤマシャクヤクはほぼ見頃を迎えており、
まさしくドンピシャに嵌った...素晴らしいお花見山行になりました。
それではレポートです。
数日前から、天気予報とにらめっこを繰り返し、
小雨決行を決めましたが、朝から車窓は生憎の雨模様。
登山口は神角八幡宮の駐車場。
多い時は平日でも150台の車が押し寄せると聞きましたが、
この日は10台にも満たない車の数。
それでも地元の方が温かく迎えてくれました。
「今年は雨が多くて、登山者も少なめ」なんだとか...
今回はこの山のオーソドックスな「周遊コース」を選択。
本当に不思議でしたが、雨は上がり、曇天の中、スタート。
一応雨具のパンツだけ履いて、ジャケットは着ずに登りました。
と云うのも、結構急登が続くのです。
林道を詰めたら、花の群生地までは沢沿いを歩きます。
途中にはフィックスロープやハシゴ等が設置されていて、
登山道の整備は良好で、とてもありがたいです。
ちょっぴりスリル感も味わえますが、天候不順時は
慎重さが求められますね。苔むした石は要注意
沢沿いにはラショウモンカズラが真っ盛り
ナカナカ簡単には花園には辿り着けません
「うわ~、咲いてますよ」
「ほぼ完璧な状態~」()
沢を越えたら、ようやく群生地の入口へ。
小さな水滴をまとって、生き生きと映りました。
可憐で清楚な花姿は、ホント美しいですね。
開けた、広い斜面に出てきましたぁ。
ここからが本日のメインストリート。
「う、そ~、こんなに咲いてるの」
噂では聞いていましたが、実際にこの光景を目の当たりにすれば、
誰もが度肝を抜かれる...それ程の大群落です
四国ではまずお目に掛かれない...夢の様な光景です。
それもまだ花が開いたばかりの無垢な状態。
ニコニコ笑顔が零れます。
そりゃあ、喜びますよねぇ。
お花は3~4日しかもたないそうです。
当然ながら、撮影会が始まりましたぁ
どうぞ、ゆっくりとお楽しみください。
そう云えば、ここの花はどれも大きくて、
見応えがあります。
見ていて飽きることがありません。
登山道の左右にお花畑は広がって、それが遥か上まで
ず~っと続いていました。
他の登山者はほぼ居なくて、花園の貸し切り状態でした。
物凄くスローペースで、ゆっくり、ゆっくりと、お花を
鑑賞しながら登っていきます。
上部に来ると、今度は横に広がりを見せてきます。
「これは凄いやぁ」
写真を撮っても、撮っても、キリがありません。
どこをどう撮っても、ほぼ同じに見えてきました。
群生地を越えれば、結構急こう配だったことに
気付かされました。お花に夢中で全くそのことに
気付くことが無かったですから...
山口と島根県との県境の尾根に出て来ました。
涼風が吹き上がり、抜群の心地良さ。
でも長く吹かれると、少し肌寒いくらい。
周囲は雲に覆われて、近景が少し見える程度。
この尾根道も結構な急こう配でした。
十種ヶ峰の山頂、標高989mに登頂。
周囲を見渡せる展望の山ですが、この日は視界が得られませんでした。
風が強くて、少し寒いので、山頂での予定のランチタイムは少し
下った樹林帯の中で...
ヤマシャクヤク以外にも、林床には春の山野草が
咲いていました。
こちらは、ヒトリシズカ。
イカリソウ。
結構たくさん、咲いていました。
山頂からは神角コースへ、ぐる~と周遊。
木々の芽吹きはこれからですね。
チゴユリ
そして無事下山。
下山の10分前から、雨が降り出しましたが、傘で
対応出来ました。
今日この日に、登ることが出来て本当に良かったです
一期一会のお花との出会い...
2日経っても、まだ興奮冷め止まぬ中で記事を書いています。
ベースキャンプ高松店スタッフ