うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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四国八十八箇所の全区間を歩いて巡る...㈱琴参観光主催の
「がんばらない遍路道歩き」第16期の第36行程が
9月17日に開催されました。
今回は松山市の旧伊予北条から、瀬戸内の海岸線を
今治市に向けて北上する...伊予路の約25㌔の行程。
夏休み明けで久々の歩行に加え、最高気温32度の酷暑、
更に日陰のほぼ無い中の歩行という悪条件の為に、
かなり過酷な歩きになりました。()
それではレポートです。
歩き出しは旧伊予北条の柳原エリア。
曇天で爽やかな風が吹く中の歩行で安堵していたのですが...
遍路道を1本外れ、海岸伝いに歩きました。
海辺で釣りをされている方が多く、声を掛けるも
どの方も釣果は無さそうでした。
沖へ約300㍍先の海上に浮かぶ、鹿島が見えてきました。
ここ伊予北条は、作家・脚本家の早坂暁さんの出身地で、
NHKドラマの「花遍路」の舞台となった場所。
そのモニュメントが在ります。
もう、すっかりお日様がサンサンと降り注ぐ...
抜けるような青空に激変 ()
周囲は稲穂が実る田園風景が続きます。
そしてここから前方の山越えの道を辿ります。
本区間は全て舗装された車道歩きが基本。
標高100㍍足らずの峠越えですが、悪戦苦闘中。
ようやく峠を越えることが出来ました。
峠を越えると、瀬戸内海... そして眼下に
浅海の集落。
そして浅海に激下り
青色に少し緑掛かった海の色こそ、瀬戸内海の色。
しばし瀬戸内シーサイド・ウオークを愉しむ...
筈でしたが、日陰も無く、気温の上昇が止まりません。
この辺りで歩行を一時中断し、バス内でお休みされる方が
出始めました。中には足が釣り始めた方も...
松山市から市境を越えれば、今治市菊間町。
ここ菊間は、瓦の一大産地として有名。
遍路道上にも沢山の瓦工場が建ち並んでいます。
でっかい鬼瓦ですね。
その口の中で記念撮影
歩き始めて、約12.6㌔地点の
遍照院さんで午前の歩行が終了。
ここの山門の仁王様ですが、ナント鬼瓦です。
皆さん、冷房の効いたバスの中で食事をされたのでした。
午後の歩行の再開。
菊間の町並みを歩きます。
随時バスが併走するので、各自の判断で歩行を
中断したり、はたまた再開したり...
無理をせずに参加出来るのが、「がんばらない遍路道歩き」の
良い所なんです。
海岸線に出たり、町中に入ったりを繰り返す道のり。
午後からは風がほぼ無く、日陰も少なく、過酷さは増す一方。
アスファルトの路面から、ム~ッとした熱風が湧き上がる感じ...
スタッフのザックに取り付けた温度計は既に35℃越え。
菊間には石油基地も在り、工業製品出荷額も多いそうです。
伊予亀岡の町並みを歩行。
もうすぐ16㌔地点を通過。
でも風が無い。風さえ有れば...
休憩時に日陰に座り込む人が多い。()
「ちょっと難しいかな?」
この状況を判断し、本行程の中断を決意。
プラティパスを凍らした冷水を首筋に掛けると
「生き返るわぁ()」と絶賛する人が続出
「その水を私にも掛けてぇ」と行列が出来てしまったぁ?
ホント、驚きです。
今まで抱いて貰って、体温を下げる使い方はして来たのですが、
まさか冷水を身体に直に掛ける様な使い方は初めて...
夏場の暑い時期に、これから流行るかも ()
歩き出しから、約21㌔地点の星の浦海浜公園で
歩行を終了。疲れた身体をクールダウンすべく、
鈍川温泉でゆったりと入浴して頂きました。
9月の中旬で、まさかここまで暑いとは
予想外の暑さに見舞われましたが、皆さん大人の判断で
無理をせずに歩いて頂き、本当に感謝です。<(_ _)>
次回は、今治市内の札所巡りの行程。
どうか、涼しくなります様に...
ベースキャンプ高松店スタッフ