2023年9月30日 (土)

酷暑の伊予路 ~遍路道歩きレポ―ト~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                            。

四国八十八箇所の全区間を歩いて巡る...㈱琴参観光主催の

「がんばらない遍路道歩き」第16期の第36行程が

9月17日に開催されました。

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今回は松山市の旧伊予北条から、瀬戸内の海岸線を

今治市に向けて北上する...伊予路の約25㌔の行程。

夏休み明けで久々の歩行に加え、最高気温32度の酷暑、

更に日陰のほぼ無い中の歩行という悪条件の為に、

かなり過酷な歩きになりました。(weepsweat01

それではレポートです。enter

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歩き出しは旧伊予北条の柳原エリア。

曇天で爽やかな風が吹く中の歩行で安堵していたのですが...

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遍路道を1本外れ、海岸伝いに歩きました。

海辺で釣りをされている方が多く、声を掛けるも

どの方も釣果は無さそうでした。

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沖へ約300㍍先の海上に浮かぶ、鹿島が見えてきました。

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ここ伊予北条は、作家・脚本家の早坂暁さんの出身地で、

NHKドラマの「花遍路」の舞台となった場所。

そのモニュメントが在ります。

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もう、すっかりお日様がサンサンと降り注ぐ...

抜けるような青空に激変 (bearing

周囲は稲穂が実る田園風景が続きます。

そしてここから前方の山越えの道を辿ります。

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本区間は全て舗装された車道歩きが基本。

標高100㍍足らずの峠越えですが、悪戦苦闘中。

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ようやく峠を越えることが出来ました。

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峠を越えると、瀬戸内海... そして眼下に

浅海の集落。

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そして浅海に激下りdownwardright

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青色に少し緑掛かった海の色こそ、瀬戸内海の色。

しばし瀬戸内シーサイド・ウオークを愉しむ...

筈でしたが、日陰も無く、気温の上昇が止まりません。

この辺りで歩行を一時中断し、バス内でお休みされる方が

出始めました。中には足が釣り始めた方も...

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松山市から市境を越えれば、今治市菊間町。

ここ菊間は、瓦の一大産地として有名。

遍路道上にも沢山の瓦工場が建ち並んでいます。

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でっかい鬼瓦ですね。

その口の中で記念撮影 cameraannoy

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歩き始めて、約12.6㌔地点の

遍照院さんで午前の歩行が終了。

ここの山門の仁王様ですが、ナント鬼瓦です。

皆さん、冷房の効いたバスの中で食事をされたのでした。

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午後の歩行の再開。

菊間の町並みを歩きます。

随時バスが併走するので、各自の判断で歩行を

中断したり、はたまた再開したり...

無理をせずに参加出来るのが、「がんばらない遍路道歩き」の

良い所なんです。

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海岸線に出たり、町中に入ったりを繰り返す道のり。

午後からは風がほぼ無く、日陰も少なく、過酷さは増す一方。

アスファルトの路面から、ム~ッとした熱風が湧き上がる感じ...

スタッフのザックに取り付けた温度計は既に35℃越え。

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菊間には石油基地も在り、工業製品出荷額も多いそうです。

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伊予亀岡の町並みを歩行。

もうすぐ16㌔地点を通過。

でも風が無い。風さえ有れば...

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休憩時に日陰に座り込む人が多い。(coldsweats02danger

「ちょっと難しいかな?」

この状況を判断し、本行程の中断を決意。

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プラティパスを凍らした冷水を首筋に掛けると

「生き返るわぁ(happy02)」と絶賛する人が続出sign03

「その水を私にも掛けてぇ」と行列が出来てしまったぁ?

ホント、驚きです。

今まで抱いて貰って、体温を下げる使い方はして来たのですが、

まさか冷水を身体に直に掛ける様な使い方は初めて...

夏場の暑い時期に、これから流行るかも (coldsweats01

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歩き出しから、約21㌔地点の星の浦海浜公園で

歩行を終了。疲れた身体をクールダウンすべく、

鈍川温泉でゆったりと入浴して頂きました。spa

9月の中旬で、まさかここまで暑いとはsign01

予想外の暑さに見舞われましたが、皆さん大人の判断で

無理をせずに歩いて頂き、本当に感謝です。<(_ _)>

次回は、今治市内の札所巡りの行程。

どうか、涼しくなります様に...

ベースキャンプ高松店スタッフ