山の情報・知識 Feed

2025年6月11日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

                                              ・

6月5日、快晴の空のもと、霧島連山・高千穂峰(1574m)へ。

                                               ・

503994457_1299957402138473_795223_3

                                                      ・
 
ザレ場の稜線を抜けると、火山の迫力を感じるダイナミックな地形と、
360度の絶景が広がっていました。
                                                          ・
山肌にはミヤマキリシマが咲き誇り、赤褐色の火山礫とのコントラストが
なんとも美しい景色に (lovely
                                                             ・
あの坂本龍馬も歩いたと言われるこの火山の道。先人の足跡を辿る様に
一歩一歩進みました。
風が吹き抜ける稜線は変化の激しい気象条件。今日は穏やかでしたが、
改めて備えの大切さを感じた一日でもありました。
                                                      ・

504775696_1299957618805118_48028846

                                                  ・
登山口から20分ほど進むと早速目指す御鉢が見えてきました。
                                                    ・

503874331_1299976075469939_75561888

                                                ・
火山礫に咲くミヤマキリシマ。自然の厳しさと美しさが同居する...
高千穂峰ならではの光景 eye
                                                                                                                                                      。

504065850_1299957478805132_73613923

                                                     ・
ザレ場を越えて、高千穂峰の山頂へ。前方にそびえるのは火口の縁と御鉢の姿
                                                            ・

504332082_1299957538805126_35169191

                                                        ・
霧島神宮古宮址(こぐうし)は、かつて霧島神宮の本宮があった場所で、
高千穂峰の山腹・山頂直下に位置します。
古代神話「天孫降臨(てんそんこうりん)」の舞台としても有名な場所です。
                                                          ・

503968907_1299957628805117_10240271

                                                       ・
ほどなく山頂(標高1574m)に到達し、そこには「天之逆鉾」が
突き立てられています。
                                                       ・

503875266_1299957542138459_87866261

                                                 ・
山頂直下の避難小屋。赤い屋根に周りを囲むように咲くミヤマキリシマ。
                                                         ・

503994457_1299957402138473_795223_2

                                           ・
2日間とも快晴に恵まれ、噴煙立ちのぼる韓国岳と、
神話の舞台・高千穂峰へ。
今も生きている火山の大地を踏みしめながら、自然の力強さと
美しさを全身で感じた山旅でした。
 
ベースキャンプ高松店スタッフ
2025年6月 8日 (日)

ベースキャンプ高松店です。

                                                      ・

梅雨の合間の晴天に恵まれた韓国岳。

                                                      ・

504141441_1299009835566563_90456681

                                                       ・

山頂からは霧島連山の大パノラマが広がり、足元には
ちょうど見頃を迎えたミヤマキリシマが一面に咲き誇っていました。
                                                         ・
火山の雄大な景色と可憐な花々に包まれ、まさに初夏のご褒美の
ような一日でした!
レポートです。enter
                                                           ・

502715889_1299010012233212_19622934

                                                       ・
まずは県道1号線沿いにある登山口から山頂を目指します。
                                                        ・

503953201_1299009935566553_52411389

                                                      ・

硫黄岳展望台から今も水蒸気を上げる硫黄岳。

                                                    ・

503858419_1299010075566539_42262285

                                                       ・
直径300mの山頂火口。
                                                        ・

502738043_1299010258899854_428988_2

                                                     ・
山頂からだけのご褒美。ダイナミックな火口の中にも、そっと
ミヤマキリシマが咲いていました。
                                                      ・

503643736_1299010128899867_72195728

                                                          ・
韓国岳山頂より。眼下には大浪池、正面には新燃岳。奥には高千穂峰が。
圧巻の火山景観にしばし見入るひととき~  eye heart04
                                                           ・
 

503786625_1299010242233189_44399534

                                                    。
コバルトブルーの大浪池。薄っすらと桜島と錦江湾も展望できます。
                                                      ・

504141441_1299009835566563_904566_2

                                                        ・
標高1700mの山頂からは大浪池の青と花々のピンクが織りなす、
まさに霧島らしい絶景が広がっていました。(lovelyscissors
                                                         ・

502906123_1299010135566533_10471791

                                                   ・
木道の階段を下っていきます。
                                                    ・

502620435_1299010178899862_64225701

                                                  ・
5月27日まで通行止めだった大浪池の火口縁ルート。
火山レベルが下がり、ついに再開。
ダイナミックな火口を眺めながらの周回が叶いました。good
                                                      ・

503515290_1299009932233220_62714763

                                              ・
ハルゼミの合唱の中、ひっそりと咲くベニドウダンツツジ。
初夏の山の静かなひと幕です。
                                               ・

504116702_1299010085566538_26046514

                                                    ・

503778668_1299010018899878_73845589

                                                       ・
約2キロの大浪池の周回コースは、ミヤマキリシマの花道。
                                                        ・

503998996_1299009832233230_49484709

503153715_1299010168899863_63686243

                                                  ・

宿泊は湯けむりの上がる霧島国際ホテルに。spa
                                                    ・
*山行日は6月4日(水)。スタッフレポートを転用しています。
 
ベースキャンプ高松店スタッフ
2025年6月 4日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

                                                     ・

東京の最高峰・雲取山へ。

鴨沢から石尾根を辿り、往復およそ10時間の長い山旅。

                                                      ・

502411176_1295452105922336_14896958

                                                             ・

序盤は小雨に包まれながらも、樹林帯が優しく雨を遮ってくれた。                                                           
やがて稜線に出ると風が冷たくなり、山頂に近づく頃には本格的な雨。rain

気温は6度。底冷えする寒さの中、山頂直下の避難小屋で早めのお昼。

しっかりと身体を温めてから、再び歩き出す。

静かな山頂には誰もおらず、雲の中にたたずむ幻想的な景色。そして下山。

樹林帯に入る頃、空が轟き、雷と共に激しい雨が降り出す。thunder
あまりの土砂降りに思わず笑いがこぼれるほどの自然の洗礼。

それでも全員が無事に鴨沢の登山口へ戻り、この長い一日を歩ききった。

                                                       ・

502611113_1295451935922353_61191465

                                                      ・

鴨沢コース序盤の登山道。よく整備されていてトレランの人も

快適に走っていました。 run  run    run

                                                       ・

502473587_1295452229255657_36744075

                                                      ・

富士見ターンと看板には書いていますが、今日は木々の間や

山頂からは残念ながら富士山は見えませんでした。

                                                       ・

501587211_1295452099255670_61412074

                                                        ・

新緑のブナとミズナラの森に、
ひっそりと、それでいて確かな存在感を放つレンゲツツジshine


静けさの中に、彩りがそっと浮かび上がる初夏の山。

                                                         ・

502465840_1295451995922347_96574946

                                                     ・

七ツ石小屋の前のサラサドウダンツツジは見頃を迎えていました。

                                                      ・

501531900_1295452169255663_83791175

                                                     ・

新緑と霧に浮かぶ、トウゴクミツバツツジ。
七ツ石山の手前にて。

                                                      ・

502490266_1295452289255651_85709001

                                                       ・

標高1,757m。石尾根縦走路の中継点・七ツ石山。

                                                        ・

501537867_1295452149255665_65601597

                                                     ・

山梨県川の斜面にはミツバツツジが見頃でした。

                                                      ・

502411176_1295452105922336_14896958

                                                 ・

左に富士山を見ながら…と言いたいところですが残念ながら見えませんでした。

でも、雲取山といえば、この広々とした尾根道歩きじゃないでしょうか。

                                                        ・

502471245_1295451939255686_56220365

                                                     ・

鹿よけのゲートをくぐるとヘリポートと十人平野営場に到着。

                                                      。

501623771_1295452019255678_732604_2

                                                         ・

ブナ、カラマツの森と急坂をいくつか越えれば、避難小屋が見えてくる。

最後のもうひと頑張りで坂を登りきって待望の山頂に到着! (coldsweats01good

                                                           ・

502486379_1295452239255656_10682982

                                                     ・

雷雨の中、無事に下山。今日の温泉は丹波山のめこい温泉です。

雨に打たれた体をしっかりと癒やしてくれました。spa

温泉を出る頃には雨上がりの日射しが差し込んで来ていました。

雨と霧と静寂に包まれた、忘れられない雲取山の一日。

                                                      ・

*5月31日(土)に登った山行レポートを編集し、掲載致しました。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年5月30日 (金)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                                ・

5月20日(火)は、徳島県の剣山系の名峰2座をつなぐ...
雲早山〜高丸山縦走に行ってきました。
                                                   ・
この縦走路は咲き誇る春の花々が素晴らしく、幾つものピークを越える...
変化に富んだ縦走路は険しいのですが、さて無事に完歩出来たかな?
                                                 ・

499734488_1286459406821606_771605_2

                                                                                                                                                                  .
 
今回、雲早山はシャクナゲ尾根を登り、山頂からはヤセ尾根の登りと、
下りのアップダウンを何度も繰り返し、高丸山の山頂を目指しました。
                                                         ・
とっても暑かったですが、時折吹く風が涼しく、新緑の中、たくさんの
お花を見ながらの縦走になりました。(happy01good
                                                          ・
それではレポートです。enter
                                                           ・

499474350_1286459413488272_91490839

                                                ・
雲早山登山口の駐車場。今までは林道崩落の為、車は入れず
林道を長い距離歩いてここまで来ていましたが、今回は車で
入れたので時間短縮できました。
シャクナゲ尾根の登り口は100m程戻った所にあります。
                                                ・

499268269_1286459206821626_66164475

500063842_1286459453488268_28582269

                                                   ・
期待のシャクナゲですが、たくさん咲いていましたょ。(lovelyscissors
                                                   ・

499491808_1286431226824424_74882986

                                              ・
シャクナゲ尾根は急峻な登りで汗が噴き出します。sweat01
                                                ・

499507712_1286459260154954_74823435

                                              ・
分かりにくいですが、白いシャクナゲもありました。
                                               ・

499818944_1286459463488267_78259148

                                               ・

新緑が眩しい...ブナ林の中を歩きます。

「お天気にも恵まれて、最高ですねheart02

                                                ・

499330292_1286459506821596_83220895

                                           ・
雲早山(くもそうやま)の山頂(1,496m)に到着です。
これから歩く縦走路と目指す高丸山が見えます。eye
この間の距離は、約4㌔。
                                                    ・

499523985_1286459366821610_69960499

                                                      ・
ヤセ尾根を登り、幾つものピークを越えていきます。updownup
                                                       、

499734488_1286459406821606_77160593

                                              ・
周囲の山並みもズラ~リ...
お花も眺望も素晴らし過ぎます (happy02good
                                               ・

499917632_1286459200154960_60154384

499871382_1286459500154930_48666770

499866667_1286459330154947_65755016

                                                      ・

シロヤシオが咲いていましたshine
序盤はほとんど花が落ちてしまっていましたが、進むに
つれて木にびっちりと花がついていました。
                                                       ・

499481754_1286459173488296_353394_2

                                            ・
今年はツツジ系のお花の当たり年ですね。
                                              。

499931131_1286459266821620_39429431

                                                    ・
やっとの思いで、高丸山の山頂に到着です(たかまるやま/1,439m)
                                                       ・

499467910_1286459323488281_64748350

                                                     ・
高丸山登山口に車を回送してくれています。
車の所まで引き返さなくて良いので
雲早山の登りから高丸山の下りまで、ゆっくりの
ペースでお花を愛でながら歩くことが出来ました。
                                                     ・
レベルは中級☆☆☆。所要時間は約7時間。
                                                       ・
大満足の花めぐりのトレイルになりましたぁ。
                                                       ・
P.S.
                                                                                                                                                              .
当店ではただいま「好日山荘プレミアムメンバーズ」の
                                                        ・
ご入会キャンペーン開催中です。
                                                        ・

Premium_campaign_1080x1080_1_3

                                                     ・
お買い物時に、お得感満載のサービスが受けられます。
                                                     ・
プレミアムメンバーズの詳細は、こちらから。enter
                                                       ・
https://www.kojitusanso.jp/premium/

                                                        ・

是非、この機会にご入会のご検討をお願い申し上げます。<(_ _)>

 
 
ベースキャンプ高松店スタッフ
2025年5月29日 (木)

べースキャンプ高松店です。

                                         ・

九州に遠征し、祖母山に登りました。

今回歩いたのは神原コース。

日本百名山の深田久弥も歩いた由緒あるルートです。

                                               。

500650544_1291016663032547_13545534

                                                ・

朝は曇っていましたが、次第に晴れ間が広がり、爽やかな山の空気を満喫。

びっくりしたのは山頂の気温!標高1700mの頂上は10度前半で、
思わず一枚羽織りたくなる肌寒さ。
 
昨日までの雨で沢の水量は多く、登山道がヌルヌル…。
慎重に歩いてきました。
 
下山後は筋湯温泉へ直行!源泉かけ流しの名物「落差3mの打たせ湯」で
リフレッシュしました。
 
レポートです。enter
                                                        ・

500125294_1290988226368724_25344999

                                               ・
神原コースの核心部は尾根上部にある岩場。
                                                 ・

500065355_1290988513035362_48829928

                                                       ・
新緑の時期も良かったですが、紅葉もきっと素晴らしいと思える樹林帯。
                                                        ・

500056865_1290988406368706_71496243

                                                       ・
山頂から阿蘇山方面。その他にも久住連山と由布岳も望める展望でした。
                                                         ・

500104431_1290988423035371_42018677

                                                                                                                   .

黄色のウツギが開花中。

                                         ・

500037180_1290988356368711_51969100

                                               ・

ウスバサイシン
                                                 ・

500148225_1290988593035354_54311179

                                                      ・
ギンリョウソウ
                                                       ・

500126767_1290988296368717_40616341

                                                         ・
ツクバネソウ
                                                       ・

500206101_1290988576368689_21606456

                                                      ・
ヌルヌルと滑る登山道は緊張しました。
                                                        ・

500043478_1290988493035364_85825451

                                                       ・
5合目避難小屋から別れるもう一つのトレッキングコース。
こちらは今回使いませんでした。
                                                        。

499984115_1290988336368713_59987281

                                                ・
5合目避難小屋。トイレが2つ使えました。
                                                 ・

499810877_1290988236368723_70443730

                                                   ・
筋湯温泉の貸し切り岩風呂です。こじんまりとした筋湯温泉街は
沢山の入浴施設があり、お気に入りの温泉街です。
                                                     ・

500928440_1291016673032546_18473680

                                              ・
今夜の夕食料理。毎回手作りの料理が出て大満足です。
                                                ・
   moon3     moon3     moon3
                                                 ・

500985283_1292430546224492_25293853

                                                       ・
前日の祖母山に続いて、翌日は猟師岳(1423m)へ。
                                                           ・

500672947_1292430552891158_21453211

500806705_1292430576224489_55214189

                                               ・
山肌をピンクに染めるミヤマキリシマがちょうど見頃で、
登山道の両側には可憐な花たちが広がっていました。
尾根に出ると心地よい風と広がる景色に癒されました。
前日の雨で足元は一部ぬかるんでいましたが、慎重に歩きながらも
花と景色を満喫の山行となりました。
                                                  ・
P.S.
これから九州の高嶺ではミヤマキリシマのシーズン・インsign01
6月に入れば、尾瀬の水芭蕉を皮切りに、いよいよ夏山シーズンの開幕。
にわかに富士山の装備のお問い合わせも増えてきました。
                                                   ・

Sale2506_bnr_01

                                         ・
ただいま当店では店舗限定企画を開催中sign03
                                           ・
税込3,300円以上の店内商品に関して、10%OFF
お買い得な企画になります。
                                           ・
今回は好日山荘メンバーズに未登録の方も対象品の購入で
適応されますので、ご利用しやすくなっています。
 
夏山に向けての装備の新規購入、買い替えなどで、
とてもメリットが大きい企画になっています。
                                       ・
なお開催期間は、5月31日(土)まで...
 
是非、この機会を有効にご利用ください。
                             
 
ベースキャンプ高松店スタッフ
2025年5月24日 (土)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                                    。

「阿波の国一国参り」を歩いて完全踏破する...

「ゆっくり楽しむ遍路道歩き」第3期生の第3行程が、

主催琴参観光、当店スタッフのフルサポートの下、

5月18日(日)に開催されました。

P5180245

                                                ・

第3回目にして、遂に四国遍路最大の難所と呼ばれる...

藤井寺から焼山寺への「遍路ころがし」が登場sign01

お遍路さんが転がる位な、急な勾配の道のりが続きます。

果たして皆さん無事にクリア出来たのでしょうか?

それでは、レポートです。enter

                                                 ・

P5180002

                                                     ・

前回歩き終えた10番切幡寺から下った場所からスタート。

背後には讃岐と阿波の県境を分ける...阿讃山脈が横たわっています。

前回まで歩いて来た東西に延びる撫養街道から別れ、進路は南へ。

                                                  ・

P5180006_1

                                                     ・

阿波市の八幡エリアを歩いていると、なにやら奇声が?

ニワトリか?動物の様な変な鳴き声が聞こえて来て、

皆さん不思議がっていたら、ナント大きな神社の境内で、

剣道の打ち込み練習に遭遇。

「やぁ~」とか、「とらやぁ」とか... 甲高いウラ声だったので、

合点が行きました。それにしても朝早くから物凄い剣士の数...

                                                    ・

P5180008

                                             ・

次なる札所、11番藤井寺を目指します。

周囲は田畑が広がる、田舎の風景。

のどかぁ、ですねぇ。

                                                   ・

P5180012_1

                                                ・

そうしたら行く手を塞ぐ土手が現れ、そこを登ります。

                                                 ・

P5180022

                                                    ・

土手を越えると「四国三郎」吉野川の中州へ...

川は2つ流れていて、まずは北側の大野島橋を渡ります。

橋には欄干が存在せず、洪水時には水面の下に沈む...

いわゆる沈下橋ですね。

                                                    ・

P5180027_1

                                               ・

日本最大の川の中に在る島の善入寺島を縦断します。run

広さは500ヘクタールも有り、そこに家屋は一切無く、

広大な耕作地が広がっていて、まるで北海道の様な風景です。

「こんな広い場所が在るんですね。知らなかったぁ~」(coldsweats02

この日は、キャベツ、ブロッコリー、じゃがいも、ズッキーニ、

カボチャ、お豆さん、ネギに、スイカ等の畑を拝見しました。

                                              ・

P5180050_1

                                                  ・

そして南に流れる本流に架かる川島潜水橋へ。

予想外の水量と水流の速さに驚かされましたが、

川のせせらぎと川面にそよぐ風の心地良さは格別でしたぁ(happy02good

前2回は街道歩きの雰囲気が濃かったので、一気に解放感に

満たされたような空間でした。

                                                   ・

P5180054

                                        ・

実はこの潜水橋を歩くお遍路さんの風景は、遍路道の中でも

インスタ映えする、人気の撮影スポット。camera

そして吉野川を北岸から、南岸に渡ったことになります。

市町村的には、阿波市から吉野川市へ。

                                                      ・

P5180068_1

                                               ・

(旧)川島町界隈を歩きます。

眼前には川島城。

                                              ・

P5180079

                                                 ・

一時東進した後に、再び南下すれば、藤井寺はもうすぐ。

道沿いのお家のお庭には春のお花が一杯植えられて、

歩きながらフラワーウオッチングを楽しませてくれました。

春の4、5月は街中歩きもこんな楽しみ方があるのです。

                                               ・

P5180086_1

                                         ・

小高い丘に登って来ました。

遥か後方には、朝一で歩き始めた吉野川北岸の阿讃山脈が

ぼんやりと見えています。

この日は気温が少し高めで、遠望が霞んでしまいました。

                                   ・

P5180091

                                     ・

歩き遍路で無ければ決して通らない...藤井寺を逆方向から

訪れることに…

それまでとは風景が一変し、緑の世界に入った感じがして、

爽やか~、かつ、ひんやり~...

                                          ・

P5180097

                                   ・

お寺を参拝する前に、駐車場でロウカットのウオーキングから

ハイカットのトレッキングシューズに履き替えを...

バスが並走するので、荷物や装備を自在に替えられるのも、

この旅の魅力のひとつ。

「キャラバンC1-02S」は、お遍路の山岳行程では一番人気ですね。

基本設計はほぼフル装備で、履きやすく、リーズナブルな価格設定で、

初めてトレッキングシューズを選ばれる方にはお勧めsign01

                                                       ・

P5180098

                                               ・

またウオーキングにも、ハイキングにも兼用可能な

防水ミドルカットモデル(こちらは偶然にもメレル社)も

遍路道歩きには使い勝手が良いと思います。

こちらも履きやすく、軽量ながらソールがしっかりしていて、

香川の里山歩きによくお使い頂いている…人気モデル。

                                                ・

P5180103

                                                      ・

靴を履き替えて、お弁当とお水(約1L程度)、そして雨具・傘を

携行したら、11番札所藤井寺を参拝。藤井寺の標高は、約40m。

                                                      ・

P5180119

                                                      ・

ここから、いよいよ本格的な山岳行程のスタートsign03

12番焼山寺までアップダウンが続く「遍路ころがし」区間に

遂に足を踏み入れます。foot

                                                                                                                                                       ・

P5180135_1

P5180158_1_2

                                         ・

山登りが初めての方にとっては、まさに初体験。(bearing

ドキドキ、緊張と不安が交錯する中、いきなりの急登りから...

無理をせずに先頭はゆっくりペースで歩きますので、頑張って一緒に

登って行きましょうnote

                                                            ・

P5180170

                                                           ・

ひと登りで標高225mの端山休憩所に到着したら、ランチタイム riceball

お腹が空いた人は、元気な証拠sign01

かつてはこの周辺はきれいなお茶畑だったのに、今では

その面影は無くなりましたが、歩き遍路やトレランの方の

往来も多く、登山道の整備はとっても良好です。

この日は遅い入山でしたが、5~6名のトレイルランナーに遭遇。

                                                 ・

P5180189_1

                                                      ・

食後は緩やかな傾斜の登りにチェンジsign01

汗を掻き、身体も少しづつ順応してきました。

ナント、路面には落下したばかりの真っ白で可愛らしい無数の花。

極美ながら、この季節ならではの不思議な光景がしばらく続きました。

                                                   ・

P5180191_1

                                                    ・

花の正体は、エゴの木の花。

次から、次へとハラハラと花が落下していきます。

この日の遍路道には広範囲に、かつ花数が多く散乱し、

目を楽しませてくれました。

加えて、良い香り~ (lovely

ちなみに花言葉は、「壮大」そして「清楚」shine

                                                       ・

P5180203_1

                                                     ・

道は山腹を巻く、トラバース道へ。

ほぼフラットな道のりで少し余裕が感じられる区間。

新緑とツツジが咲いた道のりは深山幽谷の雰囲気。

今までが市街地の歩行だったので、ガラッと変わって、

周りには家も集落も全くありません。

多くのお遍路さんがその余りにも大きなギャップで、

心細く感じられるそうですよ。私達は集団歩行なので、

安心感があります。

                                                       ・

P5180210_2

                                               ・

誰もが思い浮かぶ、「これぞ、遍路道 heart04」と云わんばかりの

自然豊かな山岳エリアを縫い歩く道のりは、

「最後まで残った空海の道」とも称されています。

厳しいけれど、人気の高い道のりになります。

                                                ・

P5180220

                                                       ・

初めての下り行程に入ったら、長戸庵(ちょうどあん)に到着。

阿波市と神山町の境の尾根の上に当たります。

標高は約440mで、藤井寺から標高差400mを登りました。

「ちょうど良い休憩所」が名前の由来ではありませんが、まさしく

休憩にはGOODなポイントに建っています。

                                                      ・

P5180245

                                                  ・

本日最後の登り区間に入って来ました。

気温は意外と低く、森の中は18℃。

時折風もそよいでくれましたが、

それでも湿気が高く、蒸し暑かったです。sweat01

持参したお水の消費も早く、改めてお水の有難さが分かりました。

                                                    ・

P5180283_1

                                             ・

最後は本日の最終目的地の柳水庵(りゅうすいあん)に、無事下山。

ここの下りの石階段が苔蒸して、滑りやすく、要注意でした。danger

ちなみに柳水庵の標高は、約500m。

                                                   ・

P5180288

                                            ・

スタッフも大変心配していましたが、全員が無事に

歩き通すことが出来ました。

素晴らしいですsign03

天気予報では午後から降水確率が高くなっていましたが、

歩行後、神山温泉の入浴中に、雨が降り始めました。

汗をしっかり掻いた後のお風呂でさっぱりとリフレッシュ spa

これで「遍路ころがし」区間の約半分を歩き切りました。

次回はこの続きの山岳路を12番焼山寺を目指して、登って、

ガーンと下って、ググ~っと登って、最後は鍋岩に下る...

多くの先人達が歩いてきた信仰の道のりを辿ります。

                                                 ・

【歩行データ】

歩行距離:15.01㌔  行程時間:6時間50分

総上昇量:822m  総下降量:498m

総消費カロリー:2,084カロリー
                                                              、

ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年5月22日 (木)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                                      ・

5月8日は愛媛県の西赤石山(にしあかいしやま)登りました。

四国では有数のアケボノツツジが広範囲で咲き誇る...

ピンク色が山肌を染める光景見たさに、誰もが必ず一度は

登った経験がある...そんなお馴染みの山です。

週末は訪れるハイカーが一杯で、路駐必須の覚悟が要ります。

                                                      ・

P5080148_1

                                               ・

今年は春先の寒気の影響で開花が遅れていましたが、GW辺りから

気温上昇に伴い、ようやく開花が始まったばかり...

この日はピークには早かったですが、見応えは十分でした。good

それではレポートです。enter

                                                  ・

P5080010

                                                     ・

今回は山系の南側の新居浜市旧別子の日浦登山口から、

山頂をピストンする...オーソドックスなコース取り。

かつて銅の産出で栄えた別子銅山の遺構が随所に点在し、

山と渓谷に広がる豊かな自然と歴史遺産を同時に楽しめる...

ナカナカ面白い山行エリアだと思います。

緩やかな登りでダイヤモンド水に到着したら、冷水で喉を潤し、

銅山越えを目指して、登りのスタート。up

                                                 ・

P5080013

                                             ・

川を左岸に渡れば、銅山越えへの近道。

登山道の整備は良好で、道幅も広く、歩きやすい。

                                             ・

P5080017

                                           ・

かつての坑道跡を見学したりして、往時の繁栄ぶりを

伺い知ることが出来ます。

こんな山奥にかつて1万人以上が暮らす山岳都市が在ったなんて、

にわかに信じ難しです (coldsweats02

                                            ・

P5080025

                                                  ・

銅山越え(標高1294m)で、稜線まで到達したことになります。

ここまでの区間には紫色のミツバツツジが多く咲くのですが、

この時は既に開花済みの木が多かったです。

代わりに開花したてのオオカメノキの白花がお出迎え。

                                                    ・

P5080031

                                          ・

尾根道を北東へ登って行きます。

周辺は新緑の真っ最中sign01

背後には石鎚連峰の山々が顔を出しています。

                                                   ・

P5080040

                                         ・

前方の山肌が色とりどりの春の色で賑わいで居ました。

「ウワ~、キレイ heart01」「今日登れて良かったぁ」

嬉しそうな声が聞かれましたが、まだまだ...

お楽しみはこれから、ですよ。

                                           ・

P5080054

                                                       ・

東山を越えて、じんわりと高度を上げて行くと、

樹幹の奥に、なにやらピンク色のドット模様がぁ...

遂に西赤石山の山容が見え隠れし出しました。

どれだけピンクが広がっているか?

楽しみですねnote

                                                     ・

P5080083

                                              ・

上空には青空が広がり、お天気は良さそうだったのに、

急に瀬戸内海側からガスが湧き上がり始めました。

この日は平日ながら登山者は多く、50~60人位に遭遇しましたが、

ガスを気にして下山を急がれる方も目立ちました。

それにしてもこの稜線は長い...

もうすぐかと思わせて、いわゆる偽ピークが多いのです。 

                                                         ・                                               

P5080090

                                             ・

ミツバツツジのエリアから、アケボノツツジのエリアに

入って来ました。周りは贅沢にも、ピンク色のアケボノばかり...

                                                                                                                                                      .

P5080098

                                                                                                                         .

青空にピンク色が浮かぶ様に、咲いています。

どちらかと云うと。か弱く、デリケートな印象。

                                                     ・

P5080099

                                                  ・

咲いている花数は多めで、今年はアケボノツツジの当たり年かも。

                                                   ・

P5080117

                                                  ・

西赤石山の山頂(標高1,626m)に到着。

南西側斜面にもチラホラとピンクのドットが...

                                                                                                                    .

P5080123

                                                                                                                     .

主稜線の東側には、日本二百名山の東赤石山がそびえます。

                                                   ・

P5080127

                                                ・

ガスが上がるのを待って、山頂付近でランチ riceball

山頂は17℃でした。

頃合いを待って、北側の兜岩(かぶといわ)へ。

これがまた物凄い急傾斜の道のりで、登降者の

すれ違いで結構渋滞する、大変な箇所。

足元も良く無い...スリッピーな路面...

                                                                                                                           .

P5080133

                                                                                                                       .

一旦大下りの後は、この岩壁を登り返し、岩山の頂上へ。

この山域独特の赤茶色の路石が印象的です。

                               。

P5080148_1

                                             ・

実にこの兜岩から見上げた西赤石の北面にこそ、

アケボノツツジのピンク色が広がって見える...

大絶景ポイントsign03

頑張って来た甲斐がありましたね。

素晴らしい光景に心が弾みます。heart02

今年は久しぶりに良く咲いている様です。

                                                ・

P5080149_2

                                         ・

北斜面の下側までピンク色が広がっていました。

                                             ・

P5080160

                                            ・

いやいや、大満足の展望台です。scissorshappy01scissors

                                               ・

P5080165

                                            ・

大満足で往路を戻ります。兜岩の不安定な

岩稜帯は特に慎重に...

                                              ・

P5080173

                                              ・

そして再び、西赤石山の山頂へ戻り、下山開始。

                                                    ・

P5080180

                                                    ・

いつしかガスも晴れて、日本二百名山の笹ヶ峰と沓掛山とが

描くU字尾根の奥に、遠く石鎚山も顔を出していました。

                                                 ・

P5080184

                                                 ・

特に難しい所はありませんが、岩場は慎重に...

                                                     /

P5080186

                                                 ・

登っていた西赤石の山容を振り返る...

                             ,

P5080192

P5080204

                                                 ,

日本の南限で県の天然記念物に指定されているツガザクラ。

ようやく咲いたばかりで、可愛らしい薄ピンク色をしています。

                                         ・

P5080206

                                                ・

銅山越えで振り返り見た広大な山岳パノラマ。

左奥の緑色の無い山容が、西赤石山のピーク。

微かにピンク色で染まって見えました。

確かに西赤石山までは遠い道のり…

                                                    ・

P5080211

                                 ・

ダイヤモンド水まで戻れば、下山はもうすぐ。

折角の名水を前に、しばしコーヒーブレイクしませんか?

冷たい湧水でアイスコーヒーを作りました。

「う~ん。美味いねぇ」

お供はフィナンシェで heart04

                                                    ・

【歩行データ】

歩行距離:12.22㌔  行程時間:7時間45分

総上昇量:1,080㍍  総下降量:1,050㍍

総消費カロリー:2,623㌍

グレード:初中級 ☆☆

ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年5月21日 (水)

ベースキャンプ高松店です。

                                                    。

496127635_1279417200859160_69944232

                                                      ・

花の百名山・アポイ岳を歩いてきました!
 
この山は、地球深部の岩石「かんらん岩」が地表に
現れた世界的にも珍しい山。
 
特異な地質が育む高山植物の宝庫で、登山道沿いには
サクラソウ科の花々が色とりどりに咲き誇っていました。
固有種ヒダカソウは立入禁止区域で大切に守られていて、
ビジターセンターで鉢植えの保護株を見ることができます。
 
尾根に出る頃には空が晴れ、太平洋と日高山脈を一望する
大パノラマが広がりました!
 
レポートです。
                                      ・

496940207_1279434377524109_63001372

                                                  ・
1泊目は襟裳岬。4時にはもうこの明るさです。
                                                    ・

496947328_1279417177525829_90999605

                                                          ・
襟裳岬のずっと奥にうっすら見えるアポイ岳。
                                                           ・

496151933_1279417377525809_30905936

                                                              ・
登山口に移動して出発。桜がまだ咲いていました。
                                                               ・

496949397_1279417290859151_57756068

                                                     ・
エゾオオサクラソウ
                                                      ・

495944471_1279417237525823_20464474

                                                         ・
アポイアズマギク
                                                           ・

496598113_1279417057525841_70227780

                                                          ・
尾根に出ると太平洋と海岸線が良く見えます。 eye
                                                           ・

496146701_1279417117525835_19362430

                                                     ・
サマニユキワリ
                                                       ・

497772761_1279417384192475_34024298

                                                     ・
ヒダカイワザクラ
                                                       ・

497615780_1279417020859178_83677223

                                                        ・
サマニユキワリ
                                                         ・

496127635_1279417200859160_699442_2

                                                          ・
標高800mほどの山ですが、高度感のある景観。
                                                           ・

495621194_1279417310859149_66573436

                                                     ・
エゾキスミレ
                                                      ・

496146923_1279417257525821_46646883

                                                    ・
9号目の奥に山頂が見えてきました。
                                                       ・

496427216_1279434380857442_11984052

                                                       ・
アポイタチツボスミレ
                                                        ・

496945788_1279416947525852_83367593

                                                       ・
山頂を後にダケカンバの稜線を歩き、旧幌満花畑方面へ。
                                                         ・

496097820_1279416964192517_31249516

                                               ・
旧幌満花畑にはヒダカソウの保護区の手前で通行止め。
咲き始めのアポイキンバイがありました。
                                                   ・

497108583_1279417007525846_44854362

                                                  ・
標高800mくらいの山ですが、植生は2000m級の素敵な山でした。
                                                   ・

496095041_1279417074192506_70119728

                                                     ・
希少なヒダカソウ。ビジターセンターで満開になっていました。
                                                       ・

496116652_1279417127525834_40128138

                                                    ・
様似(さまに)のマンホール。かつてヒダカソウも
この時には沢山咲いていたんでしょうね。
                                                      ・
ベースキャンプ高松店スタッフ
2025年5月20日 (火)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                                        ・

5月4日のGWの最中、愛媛県と高知県の県境にそびえる...

四国山地の東光森山(ひがしみつもりやま)に登りました。

                                                        ・

P5040034

                                              ・

この山はツツジの木が非常に多く、4月末から5月中旬に掛けて、

花を愛でる山行にはもってこい。とりわけ、珍しい白いアケボノ

ツツジが見られるとあって、知る人ぞ知る、花の名山です。

但し、急登とスリッピーな足元には注意が必要ですが...

レポートです。enter

                                                         ・

P5040007

                                                      ・

今回は大田尾越の登山口から、東へ伸びる尾根に取り付きました。

逆の西側には大座礼山が対峙しています。

登り口からは、いきなりの急登となり、安易に登られると

きっと「まじっ...」となると思います。 (coldsweats02

登り始めはやや肌寒く感じたのですが、薄着にしていて正解でした。

                                                        ・

P5040005   

                                                      ・

尾根道には、ちょうどシャクナゲがつぼみから開花に

向かっていました。昨年に比べて、一週間程遅めかな?

この山域では、ツツジの開花から少し遅れて、シャクナゲが

開花するので、アバウトですがどちらかは見れると思います。

                                                      ・

P5040025

                                                    ・

急登を登り切るとフラットな道のりへ...

ホッとするや否や、辺りには赤系の艶やかな花が

ポツリ、ポツリ... そしたらその数は増して行き

遂には圧巻の素晴らしい光景が広がっていました。

「ツツジのトンネルだ~い」 tulip\(happy01)/tulip

                                                      ・

P5040028

                                                        ・

この日はお天気に恵まれて、青い空に咲き誇る花々が

物凄く映えて、心はウキウキ状態に heart02

朱色はミツバツツジ。

ピンク色はアケボノツツジ。

単色に無い2つの色が混ざり合った... 

2つのハーモニーが奏でる極美の空間~shine

まさに今こそ、花盛りのとき...

                                                                                                                                                    。

P5040034_2

                                                  ・

急に眼前にこれから登る、東光森山の山頂部が見えました。 eye

際立った、美しい山容ですが、登りが手強そう...

                                                                                                                                                ・

P5040041

                                               ・

折角急登を登ったのに、鞍部へと下ります。

冬枯れだった森は、ようやく芽吹きが始まったみたい...

そう云えば、5月4日はまさに「みどりの日」。

若葉色に染まり行く森で、みどりをしっかり体感し、

リフレッシュ出来ましたぁ \(happy02)/ 

                                                    ・

P5040051

                                          ・

鞍部から本峰に取り付きましたが、これがまた急で~ (weep

木や根に捕まり、足元を確認しながら、身体をよじって登って行きます。

                                                    ・

P5040052

                                                 ・

谷を隔てた対岸には、どっしりとした大座礼山の山塊。

ちなみに大座礼山の標高は、1、587m。

                                                  ・

P5040061

                                                   ・

ドンドン、傾斜は増す一方...

例年スリッピーでぬかるんだ様な路面状況に泣かされますが、

今年は意外と乾いていて、物凄く歩きやすく感じました。

GWにも拘わらず、訪れるハイカーは少なく、10数名程度。

本当に静かな山域です。

                                                  ・

P5040065

                                                    ・

念願の白いアケボノツツジに出会うことが出来ましたぁ(lovely

早い、遅い、ヤレ風が吹いて、ヤレ雨が降って...

そんなこんなで、ナカナカお目に掛かれない、貴重な花なので、

素晴らしいタイミングでの山行となり、ホント感謝です。

今年は全般的に花の開花が遅れ気味なので、それが功を奏したみたいです。good

                                                    ・

P5040069

                                                        ・

山頂直下は更に傾斜は増し、恐るべき激坂に up

                                                         ・

P5040070

                                           ・

「登って来ましたよheart01

まさに四国は山ばかり...

                                            ・

P5040074

P5040075

                                              ・

標高1,486mの東光森山山頂に登頂 sign01

山頂でランチタイム riceball

尾根では風がやや強く感じられましたが、

アラ不思議?山頂はほぼ風も無く、陽射しが照り付け、

ポカポカ陽気でしたよ。

                                                          ・

P5040085

                                                   ・

しばしツツジを求めて山頂部をお散歩...

立派なブナの大木にも遭遇出来ました。

                                                   ・

P5040089

                                             ・

下山開始... 

急登だったポイントは、今度は急下りと化しますdanger

フィックスロープを頼りに、ゆっくり、ゆっくりと...

                                                 ・

P5040093

                                       .

もはや、崖下りに近いかも... (coldsweats01

                                         ,

P5040105

                                               ,

この日、一番、二番を競う、花数を付けたアケボノツツジ。

上空にピンク色が浮かんでいるような感じ...

去年に比べると、確かに4~5日遅い開花ですね。

散ったばかりの花びらも有り、上も下もピンク色。

                                                    ・

P5040119

                                             ・

直下りが有れば、トラバースも有り...

ナカナカ歩き応えがありました。

登降が同じコース取りなのに、登山道をロストして

しまう場面も... 巻き道を直下降してしまいそうになる箇所が

幾つかありました。「アレ、おかしいなぁ?」そんな時は

尾根の左右をよく確認してくださいね。

                                                   ,

P5040125

                                             

鞍部から振り返ると、その勾配の厳しさが分かりました。

そして山頂部にはピンク色に染めるアケボノがやたら多かったです。

                                                    ・

P5040135

                                                    ・

下山時に登りでは気付かなかった白いミツバツツジも。

これもナカナカ見ることが出来ないですよ。

                                                     ・

P5040141

                                                ・

いつしか上空には、太陽の周りに虹色の輪っかが...

「ハロ現象」と呼ばれるモノで、別名「白虹」とも云うそうです。

                                                            ・

P5040150

                                               ・

北側には別子の谷を挟んで、赤石山系の日本二百名山にも名を

連ねる東赤石山も見えました。登山口の筏津登山口には広い駐車場が

ほぼ満車で、四国外ナンバーも多く、人気の高さが伺えました。

                                                       ・

P5040165

                                                   ・

下山後、アフターウオークに直径45mを誇る...日本最大級の

藤棚を観にゆらぎの森へ行きました。こちらも開花しており、

壮観でした。良いGWのお花見山行になりました。good

【歩行データ】

歩行距離:3.8㌔  行程時間:4時間18分

総上昇量:572m  総下降量:489m

総消費カロリー:1、602カロリー

歩行レベル:初中級★★

                                                  ・

ベースキャンプ高松店スタッフ                                           

2025年5月17日 (土)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

                                             。

5月15日は鈴鹿セブンサミットのひとつで、非常に人気の高い...

竜ヶ岳(りゅうがたけ)に登りました。

ちょうどこの時期は山腹に白い羊の群れが現れると聞き、

「是非ともその光景を観てみたい!」と云うことでのセレクトです。

                                                            ・

P5150116

                                                 ・

果たしてその羊たちは現れてくれたのでしょうか?

レポートです。

                                                 ・

P5150004

                                                  ・

今回は宇賀渓の登山口からのスタート。さすがに平日で、

駐車場は余裕で駐車出来ました。

コースは登りが遠足尾根、下りは金山尾根の周遊コースを

辿ることにしました。レベルは初中級に設定。☆☆

渓谷沿いの川のせせらぎを聞きながら林道を歩行。

前週に結構雨が降ったみたいで、川の水量は多かったです。

                                             ・

P5150018

                                                ・

竜の雫を越えて、遠足尾根に取り付きます。

尾根上まではほぼ3ステップを踏む登りですが、最初が

最も急こう配で、ジグザグを刻みながらの植林帯の登り。

一気に汗が吹き出しました。sweat01

第2、第3では、階段状の登りが減り、随分登り易く感じました。

                                                  ・

P5150029

                                              ・

尾根の上部に出ると、風景は一変。

自然林の豊かな森が広がっていました。

新緑に染まったグリーンシャワーを浴びる様な道のり。

そんな中に際立つ真っ赤なレンゲツツジが時折現れて

その対比にすっかり心奪われてしまいました。

「白」を求めて来たのに、「赤」に魅了されるとは...

まるでワイン選びで「白」か?はたまた「赤」か?

悩める子羊ちゃんなのです。(sad

                                                ・

P5150030

                                                   ・

昨秋に訪ねたときは、ここの紅葉の素晴らしさに感動でしたが、

モミジも多く、思った通りで新緑もピカイチ。good

                                                    ・

P5150032


真上を見上げるとこんな感じ...     

緑のグラデーションが折り重なって...

本当に良い季節に来ることが叶いました。

                                     ・

P5150033

                                                ・

林床の花は意外と少なくて、イワカガミとカタクリ、

スミレと山頂直下のキランソウぐらいしか確認出来ず...

                                                 。

P5150041

                                               ・

尾根の北側をトラバースして、再び尾根に出ると、西側が開けて、

うっすらと竜ヶ岳の山頂が姿を現しました。

「結構、遠いね」そうなんです。でもその分、しっかりと縦走を

楽しむことが出来るので、ロングハイカー好きにはお勧めのコース取り。

                                                    ・

P5150061

                                         ・

「咲いていましたよ heart01 シロヤシオがぁ...」

ようやく羊を一頭、確認 (happy01)/

                                          ・

P5150082

                                               ・

遠足尾根に関せば、多くの開花木に遭遇しました。

既に落花したものも有りイの、まだつぼみのも有りイの、

尾根の北斜面にも多くの木が開花して、まさにピークに

向かっている印象。今年はひよっとして大当たり年かも。

                                                 ・

P5150063

                                            ・

気品があり、清楚な花ですね。

見惚れてしまいます heart04

しかし1本の木に付く花数が半端無いです。

良いモノが観れて、本当にラッキーでした。

「赤」も良かったですが、さすがにこの純白を観れば、

「白」かなぁ (lovelygood

                                                ・

P5150068

                                           ・

更に尾根を進むと、「?」

「なんじゃあ、これは...」

花が無ければ理解できなかったです。

馬酔木(あせび)の若葉が造り出した多色美。

黄色、緑、赤色、茶色...

これはこれで素晴らしい景色に遭遇出来た気がしました。

そしてその中を縫う様に登山道が伸びています。

                                              ・

P5150088_1

                                               ・

谷を隔てた向こうの山塊は、同じく7サミットの藤原岳。

                                                ・

P5150089

                                               ・

ここを登れば、金山尾根との分岐点です。

登山道はとても整備されていて感心~。

真新しい緑色のロープがそれを物語っていました。

下山後、任意の入山料を少し奮発。

                                                ・

P5150093

                                             ・

稜線には笹原が広がり、チラホラと登山者の姿が見え隠れします。

竜ヶ岳はたくさんの登山道が有り、色んな方面から登ってくるので、

40~50名ぐらいのハイカーが登っていた様に感じました。

                                                   ・

P5150098

                                             ・

いよいよラスト。山頂へのダイレクトな登り。

なだらかで優美な印象を受ける山容ですね。

周囲の展望も開け、気持ちの良くなる道のり。

                                                  ・

P5150102

                                          ・

気温が高ければ厳しいと思いますが、山頂部は16℃ぐらい。

かなりコンディション良く、登頂出来ました。

この日は風がやや強くて、急ぎ1枚防寒着を羽織り対応。

体感は10℃ぐらいに感じました。

                                                     ・

P5150113

                                                ・

ほぼコースタイムの3時間で、ゆったり登ることが出来ました。good

終日曇天で、残念ながら周囲のクリアな展望は無く、残念~。

広い山頂部に腰を下ろし、風を避けてのランチタイムriceball

多くのハイカーが今年初の羊の出現を目撃しようと登っていましたが

「1週間早かったわ」の声が聞こえてきました。

                                                       ・

P5150116

                                                  ・

お天気がこの先、悪くなる予報だったので、下山を開始。

                                                    ・

P5150126

                                                     ・

下山の金山尾根の上部で、またしてもシロヤシオの群落に遭遇。

この日、一、二を争う花数の木です。

凄い花数に圧倒されました。

さすがにこれだけの花が咲くならば、毎年咲くのにも大変さが分かります。

やはり当たり年、外れ年って、有りますよね。

                                                      ・

P5150133

                                                    ・

金山尾根は比較的に短時間で登れるコースなので、

登りに人気のコースみたいです。

                                                     ・

P5150138

                                            ・

結構急傾斜の下りも有り、ゴツゴツした岩場でスリップすれば、

大事故につながるので、ナカナカ気が抜けません。
                                              ・

P5150148

                                                   ・

途中からは脂分の含んだ落ち葉が降り積もった道のり。

その下には露石が隠れていて、難儀しました。

                                            ・

P5150160

P5150164

                                                    ・

白滝まで下り、川を徒渉すれば、朝歩いた林道に戻ります。

1週間前は増水して丸太橋が冠水していたそうですよ。

                                                 ・

P5150166

                                                ・

ぐる~っと二つの尾根を廻って、無事下山。

背後には竜ヶ岳が遠くに幻の様に聳えて見えました。

それは山頂直下で見えた優美さとはかけ離れたシャープさを

際立たせていました。

今回は羊の大群には出会えませんでしたが、咲き誇るシロヤシオに

出会えて本当に良かったです。

これで鈴鹿セブンは「御在所岳」「入道ヶ岳」「藤原岳」と続いて4座を

登頂したことになりました。来月は天気が良ければ「鎌ヶ岳」にチャレンジ予定。

うん。やはり個人的には竜は大好きな山ですね。

【歩行データ】

歩行距離:10.6㌔  行程時間:6時間15分

総上昇量:912㍍     総下降量:930㍍

総消費量:2,214カロリー

ヒルに遭遇しませんでした。

                                                          ・

ベースキャンプ高松店スタッフ