うどん県、ベースキャンプ高松店です。
・
・
昨年、8月に大文字山に登り、京都の五山の送り火が実際に
焚かれる火床を見学して、非常に興味を掻き立てられました。
その際、開催日当日は入山禁止だけれど、翌日はその燃えカスを
お守りにする為に、多くの方が山に登るとの情報を得たのです。
「送り火の翌日に再チャレンジ
」そう、心に決めていました。
1年越しのプランのレポートです ![]()
・
・
今年も8月16日(日)が五山の送り火でした。
当然、日本の夏の伝統行事と云うことでニュースでも流れていました。
そして8月17日(月)に、大文字山ハイキングへ。
朝から名神は、大津ICを先頭に16キロの大渋滞でした (
)
10時前にようやく到着。銀閣寺の麓から歩行開始。
参道は外国の観光客がパラパラ。
少し閑散とした印象を受けました。
・
・
道沿いの看板には「確かに当日の入山禁止」と記載。
それにしても、やたら下りて来るハイカーが多いこと![]()
聞けば早朝から多くの人が登っているとのこと...
まだまだ登っている人も結構多かったです。
その数は数百名の規模に感じました。
・
・
今回は、ポピュラーな銀閣寺コースを登り、そこから西へ
「京都トレイル東山コース」を辿り、蹴上の南禅寺へ下る...
縦走コース、歩行レベルは初級の設定です。
気温は30℃前後と蒸し暑く、汗が滴り落ちますが、木陰に入ると
意外にも涼しかったです。大文字山の山麓は樹林に覆われています。
天候は曇り時々晴れで、午後から一時雨の予報でしたが、
結局山中では降られませんでした。
・
。
大文字川を渡り、本格的な登りがスタート。
結構急な階段や花崗岩が風化した道のりが続きます。
。
・
戦国時代の古戦場だった千人塚で、ひと休み。
下山の方はビニール袋に消し炭を入れて、大切に抱えて降りて行きます。
お話をお伺いすると「まだしっかりと残っていますよ
」とのこと。
早朝から登られる方が多いみたいで、実は「もう残っていないのでは?」
そんな心配をしていた矢先の有難い情報だったのです。<(_ _)>
*「消し炭」とは、大文字山の送り火で燃やされた木々の消火されて,残った炭のことで、
「厄除け」や「無病息災」のお守りとして、奉書に包み、水引を掛け、玄関等に吊るす、
習慣が古都京都ではあるそうです。
・
・
今回は目的のひとつが送り火の消し炭を持ち帰ることだったので、
通常コースから離れて、火床の「大」の文字の右払い「\」へ直行。
・
・
山腹の上に、伸びる階段の道が右払いの部分になります。
「大」の中心部は「金尾(かなわ)」と呼ばれますが、そこから
右払い最下部までの距離は約120m。火床は27カ所を数えます。
・
・
どこで頂いても良いのですが、文字の中心部の金尾か?
文字の最後に心を込めて筆を払う、最終箇所か?
そんなこんなで最終火床でありがたく頂くことにしました。
消し炭は燃え残った木々の板や棒を想像していましたが、
それよりも細かな断片状で、沢山残っていました。
各自軍手を履き、拾い集めて、持参した缶に無事収納。
東京から観光で来て、前日の夜に送り火を下から見て、登りに
来たご夫妻に出会ったり、地元のご婦人にお守りの作り方を
教わったりと...楽しい交流もありました。
で、拾っている姿は、時候柄、負けた球児が「甲子園の土」を
大切に持ち帰る姿とダブってしまいました(笑)
・
・
思っていたのと全然違う。小さく砕けた感じ...
でも不思議なことに、14時間前に燃え盛った現場は
焼け焦げた匂いは全くせず、周辺の草も全く影響は
見られず、消火は万全を期しており、環境にとても
配慮された印象。「素晴らしいですね」![]()
・
.
「大」の右払いを登って行きます。
実際に歩いて、その規模や大きさを実感して頂けた筈。
眼下には京都の市街地が大パノラマで広がっています ![]()
階段は間隔が上手に作られて、意外と登り易かったです。
・
・
これが「大」の字の中心の金尾になります。
夜20時に京都五山の送り火の開始で最初に点火される場所。
そして大文字の各火床に点火された後、北から西へと山々の
点火が続くのです。
多くの方がここで休憩を取り、眺望を楽しまれていました。
・
・
この日は遠望が利き、京都盆地とそれを取り囲む山々、比叡山や
愛宕山、そして大阪の高層ビル群、あべのハルカスも...
実際に送り火が開催された他の山も3つが目視出来ました。
・
・
火床からそのまま上に登り、山頂を目指しました。
時折、冷風が吹き上がり、その気持ちの良さったら... (
)
夏場にしたら嘘の様な涼しさで、物凄く条件が良かったです。
・
・
標高466mの大文字山の山頂に到着。ここで展望を楽しみ、
優雅にランチタイム
。 多くの方が最終目的地を火床に
設定されているみたいで、山頂は登山者が少なかったです。
気温は約27℃。この日の京都市の最高気温は31℃でした。
・
、
火床の標高が約330mなので、そこから約136mほど登っているので、
展望もまた違って見えました。市街地が随分遠ざかった感じ。
・
、
山頂を後に、一路京都一周トレイル東山コースを蹴上に
下ります。要所にトレイルの標識が有るので、それを確認しながら
基本は下り道がず~と続きます。道の整備は良好ですが、コース横の
松の木の傷みが激しく、気候変動の影響が懸念されます。
・
・
セミの声をBGMに下りました ![]()
こんなゴツゴツした岩場が何ヶ所も出て来ます。
路面が濡れていなければ、特に問題はありませんが、
ゴツゴツ露石群では、ゆっくり慎重に下りるのが良いですね。
・
・
時折、樹間から吹き上がる涼風に助けれました。
風の所為か?アブやブヨは全く居ませんでした。
本コースは蹴上起点で銀閣寺へ下るコース設定が多いですが、
特に夏場のここの登りは厳しいので、銀閣寺起点が断然お勧めです。
・
・
蹴上へ無事下山。涼やかな運河は琵琶湖疎水。
しばし疎水に沿って、クールダウンを兼ねて、避暑ウオーク ![]()
・
・
・
疎水は南禅寺横の水路閣へと続きます。
レンガ造りのモダンでレトロチックな建造物は、京都観光でも
人気のスポットになっています。
・
・
アフターハイクは南禅寺と銀閣寺周辺の自由散策。
特に銀閣寺は物凄い観光客で拝観チケットの購入すら出来なかったらしい...
冷たいスイーツで火照った身体を冷やし、帰路へ...
・
日本の夏の一大イベントの現場へ足を運び、その舞台となる火床を
歩いて古都の伝統文化を感じたハイキング。いつから、どのように
始まったか?さえ分からないのに、今も脈々と続いている五山の送り火。
この先も後世にず~っと受け継がれ、明けた翌朝には消し炭を求めて、
多くのハイカーが、また山に登ることでしょう。
・
ベースキャンプ高松店スタッフ
























