ベースキャンプ高松店です。
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7月19日〜20日で、尾瀬沼から尾瀬ヶ原を歩きました。
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『夏がくれば思いだす はるかな尾瀬 遠い空』で有名な
尾瀬は、群馬、福島、新潟の3県にまたがっています。
お天気に恵まれ、夏のお花畑を愛でながらの楽しい歩行になりました。
レポートです。
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前夜、福島県側の尾瀬御池ロッジに宿泊。
ここからバスに乗り、登山口の沼山峠へ
1日目は燧ヶ岳の噴火による溶岩流によって河川がせき止められた、
高山湖の尾瀬沼の湖岸を見晴まで歩く行程。
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沼山峠から、歩行開始
「まずはひと山越えますかぁ~」 ()
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山を下れば、美しい緑の湿原が現れました。
大江湿原ですね。
湿原の先には尾瀬沼が在ります。
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今はニッコウキスゲが真っ盛り
雪解けの6月の水芭蕉と並ぶ、尾瀬を代表する花のひとつ。
白いワタスゲの咲いた後に最盛期を迎えます。
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ヤナギランの丘の向こうにそびえるのは、燧ヶ岳。
日本百名山で、東北エリアの最高峰になります。
ちょうど別班が、あそこに登っている最中ですが、
かなり厳しそう...
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尾瀬沼東岸の山小屋で、ひと休み。
陽射しが強くて、とっても暑かったです ()
ここで標高は、約1660m。
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尾瀬沼北岸の周遊道を歩き、沼尻へ。
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幾つかの湿原と森の中を交互に歩き、沼尻平に到着。
尾瀬沼と尾瀬ヶ原の見晴をつなぐ道のりでは唯一の
屋根が在り、ゆっくりと休憩できる休憩舎が在ります。
そしてここで尾瀬沼エリアとお別れ。
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白砂峠を越えて、ダンゴヤ、イヨドマリの両沢を下ると
燧ヶ岳分岐で、ナント燧ヶ岳登頂組と合流。\(゜ロ\)(/ロ゜)/
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今宵は、山岳縦走組と弥四郎小屋で宿泊。
小屋からは広大な尾瀬ヶ原が眼前に…
山小屋に宿泊するのが初めての方も多かったですが、
温泉付きなので、リラックス出来たみたいです。
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早朝…まだまだ暗いうちから、燧ヶ岳に登った班が、
今度は至仏岳の登頂を目指して、先行出発しました。
尾瀬ヶ原に浮かぶヘッドライトの明かり
霧が立ち込めていますが、今日もお天気に恵まれそう
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陽も随分と昇り、こちらの班も見晴を出発。
2日目は本州最大の高層湿原の尾瀬ヶ原を、龍宮小屋、
ヨッピ橋を経由して、尾瀬ヶ原の西端の至仏山の山麓に在る
山ノ鼻まで歩き、群馬県側の鳩待峠まで登り返し、縦断するプラン。
背後には燧ヶ岳がそびえています。
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福島県から県境を越えて、群馬県へ。
いきなり東北から関東エリアへ来たことになります。
ここは竜宮十字路。
標高は約1400mで、昨日の尾瀬沼より約260m程、低いです。
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湿原に伸びる2本の木道。
右側通行が原則です。
湿原にはほとんど高い樹木が無いので、否応無く
陽射しがサンサンと照り付けます。
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何も無い湿原の中ですが、川が流れている所だけ、
川に沿って、木々が生えています。
「拠水林/きょすいりん」と云います。
前方には至仏山が見えています。
「至仏山登頂班は、どの辺りを登っているのかな?」
いつしか周囲にはニッコウキスゲが咲き乱れ、
日常から掛け離れた、本当に桃源郷の様な空間にウットリ
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尾瀬ヶ原を挟んで、対峙する...こちらは燧ヶ岳。 ・
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中田代から、牛首を越えて、上田代へ。
そして見晴から、約6キロ歩き、山ノ鼻を経由し、
下山口の鳩待峠へ。
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最後の鳩待峠への登りは、最後の難関で、標高差が
約200m、約1時間の登りになります。
木道の待機場でしばし休憩し、水分補給。
そして無事、尾瀬の「沼」と「原」の縦走の達成
夏の良い思い出になった様ですね。
おつかれさまでした (^_-)
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ベースキャンプ高松店スタッフ