2024年10月15日 (火)

遍路道歩き17期 ~土佐路~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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10月12日は、「がんばらない遍路道歩き」(主催琴参観光・

当店スタッフがフル・サポート)の17期生第22行程が開催され、

土佐路を歩いて来ました。

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今回は高知県西部の黒潮町小黒ノ川から、同町の

道の駅ビオス大方まで、約21㌔の区間の歩行。

久々に真っ青な太平洋に出会えて、とても爽快な

気分になりましたぁ。    レポートです。enter

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10月に入り、大分気温も落ち着き、この日の出発時は

ナント18℃で、爽やかな気分でスタート。run

国道56号をしばし離れ。伊与木川右岸の旧道を歩けば、

道沿いには黄色のセイタカアワダチソウがいっぱい。

ススキは穂を開いて陽を浴びて輝き、路上には栗の実が落下。

稲刈りが済んだ田んぼの上空には赤とんぼが舞い、秋の気配を

体感しました。移ろい行く季節に身を置くのも歩き遍路の魅力のひとつ。

季節感を肌で感じれば、生きている実感が湧き上がり、明日への活力に

なってくれます。

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川に沿い歩くリバーサイドウオークですが、同時に

土佐くろしお鉄道の線路沿いを歩く道のりでもあります。

電車が通れば、嬉しくて思わず手を振ってしまいます。paper

電車のキャラクターはやなせたかしさん(高知県出身)が描いており、

来春の朝ドラがまたまた「らんまん」に引き続き、高知が舞台となるので、

地元では盛り上がっている様です。

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周囲を山に囲まれた...のどかな山村の田舎道を歩けば、

ノスタルジックな風情に、心穏やかで、癒されます。

前回は雨でしたが、この日は抜群の天候に恵まれました。sun

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伊与喜から旧中村街道の山越えの道を辿ります。

と、云っても山はトンネルで越えるのですが...

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「こんな山道があるなんて、聞いてないよ~」 (gawk

いきなりの急傾斜の登りに面食らう面々...

                                 

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                                  。

でも直ぐに熊井トンネルに到着しました。

明治に造られた、長さ96mのレンガ造りのトンネル。

今はここを通るのも、歩きのお遍路さんぐらい...

歴史的な価値が有る立派な建造物も苔を蒸して、

味のある趣を見せていました。

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このトンネルは山間と海辺を隔てる様な位置に在り。

感受性の強い人は、前後で空気感が違うとよく仰います。

「う、うん。」 確かに風の質感が「湿」leftright「乾」に変わった様な...

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実はここ数年、この区間は新たな自動車道の延伸工事で

遍路道自体が通行止めだったのですが、この春から

通行が可能となりました。だから久々に歩くことが出来ました。

遍路道の所在自体もその時代に影響されることが分かります。

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土佐佐賀エリアに入って来ました。

ここはかつおの一本釣り船団の漁獲量が県下一で有名な所。

ちょうどこの時期は、脂ののった「戻りかつお」のシーズンnote

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佐賀漁港の在る鹿島ヶ浦へ。                                   

数か月ぶりに山間部を抜けて、再び青い海との再会heart01

「太平洋に出ましたよ」 \(happy01)/

開放感が最高ですね。good

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「かつおの揚がる有名な漁港」と来れば、食べずに

通り抜けるなんて、許されません。

更に今回は鮮度、厚切り度、本格的な藁焼きの3拍子が

揃った人気店で、かつおのたたきのランチを戴きました。fish

誰もが納得の美味しさで、ひよっとしたら今まで食べた中でも

「最高峰だったかも...」の声が上がった程でした。

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土佐西南大規模公園の海に突き出た展望所へ。

抜けるような青い海...格別ですね。(lovelyscissors

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いつもは慌ただしく歩いて頂いていますが、

たまには海の見渡せる芝生の上に寝転んで、

お昼寝なんてどうですかsleepy

緩急を付けた行程もたまには、ね。

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海岸線には白波が立ち、豪快な潮騒が聞こえてきます。

遥か先に見えるのは、井ノ岬。

「遥か先で、随分と遠いわねぇ」と云われますが、

ホンノ1時間程度で歩けるのです。。

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午後は太平洋を眺め歩く、シーサイドウオーク note

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豪快な太平洋に沿い歩き、南下。

そして井ノ岬の手前から進路は西へ。

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午前中と打って変わって、午後は気温がぐっと上昇up

更に陽射しが強くて、のどが渇きます。sweat02

最高気温は26℃まで上昇し、皆さん大分お疲れモードへ。

完全ロード歩行で、足の負担もかなり応えます。

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ちょっぴり単調な歩行だったですが、浮津から

「四国のみち」に乗り換えて、海辺の道へ向かったところ...

ちょうど砂浜に出るポイントで、潮が満ちてきたから、さぁ大変(wobbly

スタッフ的にはお一人、お一人、おんぶして渡すつもりだったのですが、

皆さん、海を歩くことに覚悟を決められた様です。

急ぎ、靴を脱ぎ、ズボンをたくし上げて、海へ飛び込むことに。 

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それにしても潮の満ちるのはアッという間ですね。

すぐにひざ下まで冠水。

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でも一度濡れてしまえば、後は一緒。sweat01

波打ち際を気持ち良さそうに、歩く姿がそこにありました。

眠気も吹っ飛び...テンションが爆上がりしたそうです。

この後で第2の渡渉ポイントも現れて、もうギリギリの突破。

とんでもないアトラクションが続いてしまいました。

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「今日もしっかり歩けて、楽しかったよheart04

手前は17期を表す... 「1」 「7」の数字。

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前方には入野松原の風景。

左にはこれから目指す足摺岬方面も...

「空」と「海」を前にして佇む、穏やかな時間...

空海の名前の由来は、こんな風景を前にして

付けられたのかも知れないな...そう感じました。

この後、最後に道の駅ビオス大方まで歩き、歩行終了。

まさか、海の上まで歩いて頂くことになろうとは...

少しやり過ぎたかな、ごめんなさい。 <(_ _)>

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次回はあこがれの四万十川を渡ります。

ぐ~っと、足摺岬が近付きますよ。

こう、ご期待ください。

ベースキャンプ高松店スタッフ