うどん県、ベースキャンプ高松店です。
・
9月26日は、石鎚山系に在る、頂上部の笹原帯が美しい...
平家平(へいけだいら)に登りました。
・
・
かつて壇ノ浦の戦に敗れた平家の落人伝説と関係がある
山名です。高知県と愛媛県の県境稜線に位置しており、
今回は高知側の高薮(たかやぶ)登山口から山頂をピストン。
ほぼ真北に向かって、尾根筋を登るコース取り。
お天気に恵まれて、とっても愉快な山行になりました
それではレポートです。
・
・
今回利用するコースは、かつて高知国体で使用された
コースで、当山に最速・最短で登れる人気のコース。
当時は真新しく若干の違和感を覚えた登山道でしたが、
今ではすっかり風景に馴染んでいました。
アクセスの林道寒風大座礼線も支障はありませんでした。
・
・
「秋の花は無いかな?」
登り始めて直ぐにトリカブトが咲いていました。
・
・
登山道の整備状態は良くて、快適に登れました。
最初は稜線に向かい、派生尾根を登って行きますが、
緩やかな傾斜ながら、風は無く、蒸し暑くて、汗が噴き出ました。
「う~っ、風が、風が欲しい ()」
笹がガサガサと音を立てたと思ったら、真っ白のお尻の
鹿が1頭、走り去りました。
・
・
派生尾根を東から西に移動したら、崩れているガレ場へ。
慎重に通過し、トラバース道から尾根筋に取り付きます。
・
・
物凄く急傾斜の階段状の登りが待っていました。
この辺りにリンドウが多く見られましたが、ほとんどが
つぼみ状態。でも厳しい登りに一服の清涼剤となり、
早速「リンドウ・ロード」と名前が付けられました。
・
・
笹原に広葉樹が立ち並ぶ...美しい森の中へ...
傾斜も緩み、森林浴に最高の道のり。
ブナの木も一杯出て来ましたよ。
そして嬉しいことに...爽やかな涼風が
・
そしてようやくリンドウの開花花が出現
秋本番を感じる道のりへ...
。
。
いつしか周囲の木々は消え、一面笹原帯の中へ。
ミヤマクマザサに覆われています。
かつては身の丈以上に伸びた笹原に雨具を着て
分け入った記憶がありますが、今回は全く問題無く、
笹は刈り取られていました。
振り返れば、登って来た尾根、背後には高知の山々。
・
・
抜群の展望でしたが、結構急な笹原の登りでしたね。
・
・
標高1,693mの平家平の山頂に登頂 \()/
ピーカンの青空で、陽射しが強い。
登りでは風が有ったのに、山頂は全く風が無し。
「不思議ですね」 気温は24℃でした。
平日ながら、6名の登山者に出会いました。
皆さん、この天気、眺望に大満足のご様子。
・
・
陽射しを遮ることも出来ず、山頂でまさしく青空ランチ
なんたって、隠れる木が無いので...
。
・
山頂からは、どの方向も山、山、また山。
四国の名だたる山の展望が欲しいまま。
こちらは石鎚連峰の連なり...
左から、手箱、筒上、石鎚山、瓶ヶ森、西黒森、伊予富士、
寒風山、冠山、笹ヶ峰、ちち山と...大展望パノラマ
こんな良い条件はナカナカ無いですね ()
・
・
北側には赤石連峰の連なり...
瀬戸内海は、空とちょっと判別出来ませんでした。
。
・
折角なので、ちょっぴり縦走感覚を味わいますか?
西へ、笹原の1本道をお散歩しましょう
移り変わる大展望にうっとりしながら...
「あこがれの縦走路...気持ちが良い~」
・
・
「ヤッホ~」
・
・
左に台形上の石鎚山。 右奥に瓶ヶ森。
お昼にガスが沸き上がり始めました。
残念ながら、稜線上に紅葉の兆しは余り感じられず...
若干、北側の木々が少し色付いているかな?そんな程度...
紅葉はやはり遅めかな?
・
・
広い笹原の大海原は、まさに天空の楽園の様。
素晴らしい大展望をしっかりと愉しみ、大満足で下山開始。
・
往路を戻り、無事下山。
・
・
下山後の林道には栗の実が大量に落ちていて、
秋の到来を物語っていました。
そう云えばこの日は虫が全く居ませんでした。
【歩行データ】
歩行距離:6.28㌔ 行動時間:4時間35分
総上昇量:719m 総下降量:682m
消費カロリー:1,720カロリー
グレード:入門~初級
・
ようやく四国の高嶺にも微かながら、秋の気配が...
今年の紅葉前線はどんな感じになるのか?
まだまだ予測が付かない状況ですが、
もう10月を迎えようとしています。
ベースキャンプ高松店スタッフ