うどん県、ベースキャンプ高松店です。
・
8月21日は、岡山・鳥取・兵庫の3県境に位置する...
若杉原生林(わかすぎげんせいりん)を久々に訪ねました。
・
・
標高950m~1,200m付近に位置する天然林ですが、
氷ノ山後山那岐山国定公園の特別保護区に指定され、
ブナやミズナラ等の約200種の植物が在る自然の宝庫。
「森林浴の森百選」にも選定されているので、
今回は下界の喧騒を抜け出して、のんび~りと...
深遠なる森の中でハイキングに興じるプランです。
・
天気予報では、午後14時過ぎに一時雨の予報だったので、
それまでに下山する様にしました。なんせ、この時期は
雷が凄まじく、その雷鳴にいつもビビらされます
この日は平日で、他の登山者は1名のみでした。
標高約910mに位置する駐車場からスタート。
。
・
この森には涼やかな沢が流れていて、「涼」を感じる
ことが出来るので、夏の避暑ウオークには最適なのです
岡山県の吉井川の支流となる、吉野川の源流になるそうです。
雨が最近少ないみたいで、水量は少なめでしたが、身近に
水の流れを感じられる、その距離感がとっても良かったです。
写真は第1徒渉点になります。
・
・
そして広がる... こ の 緑 の 世 界 ~ ()
「 美 し い 」
・
・
ゆるやかに登って行きます。
木漏れ日が射し込み、森を明るく照らします。
登山道沿いでは木々の間隔が広めで、息苦しさを
全く感じさせない、開けた印象があるので、それも
お気に入りの理由かな?
・
・
高い木々に囲まれて、陽が当たらない場所には、
お抹茶色の苔が蒸していました。
緑でも沢山の色調が見られるのが愉しいです
・
・
沢沿いの道を歩くので、水音に野鳥のさえずりが合わさり、
心癒されるBGMが流れています。
水は心持ち冷たく、澄んで、清らか...
四国ではナカナカお目に掛かれない空間ですね。
第2徒渉点を通過。
・
ブナが点在。その木々を縫い歩くような感じ...
ここは本当にブナの木が多いです。
・
登山者には「ブナ好き」の方って、結構多いですよね。
。
・
途中には湿地帯も出て来ます。
中国自然歩道にも選定された道は、所々で看板や標識も
在り、道の整備状態はとても良好です。
今回は約5キロの周遊コースを歩きました。
・
・
若杉峠に到着。
かつては多くの人の行き来が在った、岡山と鳥取を最短で
結ぶ要路だったそうです。
・
・
「展望所」の東屋で、ランチタイム。
かつては眼下を見下ろせた展望は木々の成長で、すっかり遮断
されてしまっていました。
午前の歩行中は蒸し暑さを感じていたのに、アラ不思議?
食後は全く暑さを感じない...涼やかさに包まれていました。
ちょうど尾根筋に出て、微風が吹いて来たみたいです。
・
・
食後はごめんなさい。<(_ _)>
アップダウンを伴う尾根道歩きへ。
時折、微風に「涼」を頂きました。
・
・
急な登りが数ヶ所... でも短時間でクリアされます。
・
・
そして下りへ...
・
・
ド、でか~いブナの木に戯れたり...
「沢」と「森」が奏でる自然豊かな山での
森林浴ウオークを満喫し、下山。
.
ここは県境なので、この晩夏の時期は、
岡山のぶどう、桃。 鳥取のスイカ、梨 等の
季節の味覚が楽しめるのも魅力のひとつなのです。
下山後は、朝に道の駅で購入し、冷水に冷やしていた
小玉スイカと話題の鳥取ブランドの梨の「新甘泉/
しんかんせん」を頂くことに...
。
・
歩行後の甘味は最高でしたぁ ()
「今年最初の初モノの梨になりましたぁ」
そして地元の温泉で汗を流し、帰路に就きました。
・
・
さて大自然に囲まれたエリアなので、当然クマの生息地でも
あります。今回も熊鈴を鳴らしながら、万が一に備え、
撃退スプレーを持参しました。
・
そして今夏の異常な暑さに対応すべく、しっかりと
水を凍らせたプラティパス2.0Lも熱中症対策で用意。
これを抱くだけで、体温は急激に冷やされます。
。
・
それと温度計も。外気温を常にチェックし、
歩行強度や水分補給のタイミングの調整の目安に
使っています。この日の鳥取市内は36℃超えでしたが、
森中では25℃前後でした。
・
そうそう、この森は、秋の紅葉も素晴らしいそうです。
積雪季を除いて、ハイキングやバードウオッチングが
手頃に楽しめますので、お勧めのスポットになります。
・
ベースキャンプ高松店スタッフ