うどん県、ベースキャンプ高松店です。
・
暑~い夏の山歩きは、正直厳しいです。
なんか、スカッとする様な...
夏季の山歩きの提案って、出来ないモノかなぁ...
.
.
そんな中、8月23日に四国を抜け出し、
広島市内で 夏山涼スペシャルと題した、
「トレッキング」&「滝修行」のドッキング企画に
出掛けて来ました。
今回も現地の広島湾岸トレイル協議会の強力なサポートを
頂きました。
まずはトレッキングへ。
台風接近で、朝から蒸し暑い中のスタート。
.
広島市内では紅葉で有名な三瀧寺から、宗箇山(そうこやま・
標高356m)を目指します。この山周辺は「広島南アルプス」と
称される山岳エリアになります。
緑溢れる...美しいお寺は、外国からの参拝者が多かったです。
。
・
境内は見所も多く、三の滝、二の滝、そして「三滝の名水」を
経由して、一の滝。そこから山に取り付きました。
青モミジの世界から、竹林へ。
・
案内して頂いたのは、有名な着物女子リーダー。
例え北アルプスでも、どんな山でも着物で登るから、
驚きです。そして頼りになります。 ()
。
・
物凄く歩きやすい...快適な道のりで、更に眺望が
得られる、山歩きが楽しくなる道のりでした。
更に風が通り抜けて、下界の暑さがウソの様な、
涼やかなトレッキングとなり、一同大感激。
心配していた虫も余り居ませんでした。
・
。
宗箇山(標高356m)に到着。
瀬戸内海、島々、そして眼下には広島市内も見渡せる、
大パノラマ~ 青空と澄んだ空気感~「最高で~す 」
。
宗箇山からは縦走スタイルで、237.0峰(高峠山)へ。
こちらの展望も素晴らしく、木陰でランチタイム。
・
さすが中四国の中心地、広島市。
でもこんな大都会ながら、近郊の周囲には山々が
張り巡らされていて、自然を間近で感じることが出来る、
素敵なエリア。
広島市内の山並みをぐる~と廻る、全行程約293.8㌔を
誇るロングトレイルの『広島湾岸トレイル』は歩き応えが有り、
またアクセスに交通機関が利用できる利便性も有り、是非とも
挑戦して頂きたいトレイルです。
・
。
尾根を下れば、市街地へ下山。
ここからしばし住宅地の中を、滝修行の地まで歩きました。
お山区間は涼しかったけど、さすがに下界は暑かったぁ。
いや、暑過ぎましたぁ 気温は35℃超え~()
・
距離約7㌔。上り約487m、下り約345m。
レベル入門~初級の歩行内容でした。
教順寺の「滝の観音」まで歩いたら、いよいよ「滝修行」体験。
。
静かで落ち着いた お寺の広い境内に、1本の綺麗な滝。
神聖な空間です。
・
いざ滝を前にすると、意外と水圧を感じる程の迫力。
チョロ・チョロでは無く、ダ・ダ・ダ~ァ~ という感じ。
雨が少ないと聞いていたのですが、意外に水量が有り、ビックリ。
.
勇壮なほら貝の登場 ()
かなり本格的です。
そして滝入り前の入念な作法を教わりました。
教えて頂いたのは、「献水の滝物語」の皆さん。
優しく、分かりやすく、緊張を解きほぐす様に...
白の装束をまとい、経を唱え、お不動さんにお祈りして、
お塩を撒いて、いざ滝入り。
・
・
皆さん、初体験でしたが、ナカナカの度胸っぷり
左右に揺れる水流を正面で受けて、全く体がぶれる
ことも無く、堂々とした滝入りでした。
聞けば、水圧が凄くて、息が出来ない...そんな感じらしく、
でも水温は26℃で、 冷たい感じでは無くて、爽快な気分で
滝に打たれたそうです。
折角なので2回打たれましたが、2回目は落ち着いて望めたみたい。
「心身共にしっかりと整いましたぁ ()」
・
・
滝行を終えたら、温かいドリンクを頂き、
この滝にまつわるお話を、ナント紙芝居でお聞きしました。
半世紀上に渡り、たった一人でこの滝のお水を
原爆で亡くなられた犠牲者の方の慰霊碑に献水をされた
宇根さんのお話でした。
。
偶然遊びに来ていた中学生達も加わり、平和の尊さを学ぶ
機会を得ることが出来ました。
・
サポート頂きました皆様、本当にありがとうございました。
色んな体験が出来て、本当に良かったです。<(_ _)>
ただ登って、下るだけじゃあ無い...
そんな山旅を今後とも提案して行けたら、と改めて思った次第です。
ベースキャンプ高松店スタッフ