うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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「やってきましたぁ! 今年も8月11日が...」
そう、今年の「山の日」は、鳥取県の日本百名山で
中国地方で一番標高の高い大山・弥山に登りました。
いつもはお店でお客様をお迎えしている「ヤ―マン」も、
毎年1回きりの出張の日。
今年で8回目の同行登山になりました。
それではレポートです。
今回は「伯耆富士」とも呼ばれる、美しい山容を
誇る人気の山。日本海が近く、独立峰なので、
気象状況が厳しいことが多々あります。
朝の時点では下の裾野だけが少し見えた程度で、
山はすっぽりと雲の中に包み込まれていました。
今回は「夏山登山道」を往復する、オーソドックス・コース。
お昼過ぎの天候回復の予報を信じて歩行開始
歩き出しはこんな雰囲気のある参道を登って行きます。
私も実に十数年ぶりの大山登山で、当時はとにかく
段差が大きく、女性陣には不評だった気がしたのですが...
今回は物凄く登山道の整備がされていることに
驚かされました。非常に歩きやすかったです。
ブナ等の樹林帯の中の階段状の登山道を登って行きます。
ゆっくり登って行けば、大丈夫なのですが、この日下界の
鳥取市では最高気温が37℃を記録していました、
山中も蒸し暑く、汗でグショ、グショになりました。
歩く道もそうですが、標識もしっかり設置されて、
〇合目の標識、標高〇〇〇mの標識は、歩く目安となり、
非常にありがたかったです。 <(_ _)>
*ここは6合目下の行者谷別れ。
ようやく6合目の避難小屋に到着。
登山者で賑わっていました。
9時前のスタートでしたが、多くの下山者と途中で
すれ違いました。
「この人達は一体、何時から登っているのかしら?」
トレランの方や小さな子供連れの家族で登られる方も...
この日は「山の日」で物凄い大混雑を心配していましたが、
意外と登山者は少なめで、200~300人ぐらいだったでしょうか?
皆さん、台風の影響を心配されたのかな?
登山道を譲り合いながら、スムーズに上下が流れていました。
傾斜的には6~8合目が、結構登り応えがありました。
樹林帯を抜けましたぁ
敢えて雲の中に突っ込んで登って来ましたが、
断続的に小雨が降ったり、止んだりの繰り返し...
雨具の上は時折羽織りましたが、結局ズボン下は
履くことが無かったです。
つまり完全な雨では無かったのです。
また台風の余波も心配でしたが、風は強くは無かったです。
9合目に到達。国の天然記念物指定のダイセンキャラボクや
高山植物を保護する為の木道が整備されています。
山頂部のお花は雨露に濡れて、綺麗でした。
盛りはこの白い、サラシナショウマ。
こちらはシコクフウロ。
「夏山花火」のシシウドも。
他にもシモツケソウ、キュウシュウコゴメグサ、クサボタン、
ソバナ、ヤマジノホトトギス等が見られました。
12時過ぎに頂上避難小屋に到着し、ランチタイム
天候不順時にはありがたい存在です。
気温は18℃で、皆さん汗で濡れた身体には肌寒い様子でした。
私はファイントラック社のドライレイヤー・クールで臨みましたが、
ベーシックタイプの選択がベターだったかな?と思いました。
水は2Lで十分でした。
小屋内では売店が営業中で、温かいココアを頂きました。
大山 弥山山頂(標高1709m)で記念撮影。
「ヤーマン」も高々と持ち上げられて、嬉しそう...
『山の日、バンザイ ヽ(^o^)丿』
時折周りが明るくなったりして、天気の急激な回復が
期待させられましたが、残念ながら、その淡い期待は
叶いませんでした。()
「また、登りに来なさい。」
きっと、そういうことですね。
往路を下山。路面はおしめり程度の濡れで、
スリップに余り注意が要りませんでした。
下ってくると樹間からは木漏れ日も...
そして蒸し暑さと大量のセミの声。
下山後の温泉とかき氷が素敵なご褒美になりました。
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素晴らしい山岳風景に最後まで出会うことは
出来ませんでしたが、「登ったぁ」という充実感で
満たされた「2023年の山の日」になりました。
山の仕事に携わる身で、この日に登れたことに感謝。
ヤーマンは来年、どの山に登りたいかなぁ?
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歩行データ:
行動時間:6時間27分 歩行距離:7㌔
カロリー:2589カロリー 総上昇量:946m
平均スピード:1.1㌔/h
ベースキャンプ高松店スタッフ