うどん県、ベースキャンプ高松店です。
10月8日は、琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」
第17期の第2行程が開催されました。

今回は徳島が誇る長大な吉野川を、北岸から南岸に
渡る行程で、四国霊場の札所を、4箇寺巡ります。
天気はほぼ曇り
。最低18℃~最高22℃。
前回は昼から過酷な暑さになり、大苦戦でしたが、
今回はかなり快適に歩けた様子。
参加者全員、めでたく完歩されました
それではレポートです。

本日の歩行開始点は、前回の終了点の四国霊場
第7番札所の十楽寺からです。


本日も撫養街道(むやかいどう)を西進します。
かつての主要街道だった道のりには、住宅が立ち並び、
各お庭には手入れの行き届いた花や木が印象的でした。
どうしても目がキョロキョロしてしまいます。
白衣や菅笠を着用していなければ、挙動不審な歩行集団だと
思われても仕方ありませんね(笑)

次なる8番札所の立派な山門が見えてきました。
高さ13㍍を誇る造りで、四国最大級の大きさ。
春には桜並木が美しい撮影ポイントなんです。

四国霊場第8番札所熊谷寺に到着し、参拝。
境内では立派な多宝塔とご詠歌が流れる...
独特な雰囲気を持った札所です。
7番
8番は、約4.2㌔。

8番からは約2.4㌔で9番なので、近い距離ですね。
北には阿波と讃岐を分ける...阿讃山脈が横たわっています。
ちょっぴり、のどかな田園風景に心和まされます。
昔は一面田んぼで覆われて、次の9番札所がよく見えて、
「田んぼの中の法輪さん」とも呼ばれていたそうです。

四国霊場第9番札所、法輪寺を参拝。
四国霊場公認先達と一緒に読経を唱えます。
あ、当ツアーは宗教的な拘束は全く無いので、
参拝をしなくてもOKです。ホント、自由です。

撫養街道を更に西進して行きます。
不思議ですが、この辺りのおうちのお庭には、
柿の木が植えられていることが多かったです。
もうすぐ色付いて、美味しくなりそうです。

9番から約3㌔弱の歩行で、10番の参道に到着。
ここから、標高差約90mを登り、山中のお寺へ。
「初登り」にチャレンジ。(
)

入り口から本堂までは約700mで、
なんと階段が333段もあります。
「ここを登るの?」 (
)
誰もが驚く急な階段が、頭上に延びています。

次の「遍路ころがし」の行程への試金石となる登り
皆さんの足取りをチェックしたら、ほぼ大丈夫そうかな?
「ホッ」と安堵したのでした。

四国霊場第10番札所切幡寺を参拝。
参拝後、境内でお弁当を開かせて頂きました。

1番から延々と続いて来た撫養街道の西進も
ここで終了。今度は一路、進路は南へ。
阿讃山脈の麓から、遠くに見える徳島平野南岸の
低山帯の麓を目指して、午後の歩行を再開。

そしていよいよ吉野川の土手を登り、中州へ。

吉野川の中州にある広大なエリアは善入寺島と呼ばれる、
約500ヘクタールも在る、日本最大の川中島だそうです。
この辺りは川の流れが2本在り、まずは大野島橋で、
北側の流れを渡ります。
河原では、のどかな釣りを楽しむ光景も。

まるで北海道を連想させる様な ...
周囲に人家が全く無い、広大な耕作地が広がる中、
1本の道を突っ切って歩いて行きます。

でも一旦台風などで大雨が降ると中州は冠水することも。
そして北側の阿波市と南側の吉野川市の市境に当たります。

南側の本流です。地元香川では決して見られ無い
水量に圧倒されました。

ここは歩き遍路では欠かせない撮影ポイント
。
吉野川に架かる川島潜水橋とお遍路さんは、
絵になる構図なのです

河原にそよぐ風が心地良く、水も澄んでいて、
とてもキレイ
テンションも爆上がり

川島城のすぐ横を通り、吉野川南岸を歩いて行きます。

10番
11番間は、約9.3㌔と長め。
一旦進路は逆向きに戻る様に、東進します。

本行程の最終点、四国霊場第11番札所藤井寺に無事到着。
お疲れさまでした。今日の歩行距離は、約20㌔。
第1回目よりも3㌔ほど長く歩きましたよ。

さて次回は...
今までの風景とは一変の、完全な山岳路へ。
第3回目にして、歩き遍路史上最大の難所の
藤井寺~焼山寺区間の「遍路ころがし」の登場です。
登って、下って、登って、急激に下り、最後急激に登る、
そんなアップダウン連続の、累積標高差1100㍍を誇る山岳行程。
でもここが一番人気のコースでもあるんです。(
)/
「最後まで残った空海の道」と呼ばれ、手つかずの自然が残る道のり。
是非、その人気の秘密をご体感ください。
ベースキャンプ高松店スタッフ