快適なホステルにて爆睡し、午後起床。
昨夜テントを張ろうとした際、大型ミミズやナメクジが大量にいて除去に20分くらい費やしたのですが、そんな無駄な労力分もホステルだとしっかり回復しています。
外がなんか静かなので天候が回復したのかなとドアを開けたら、昨日と変わらぬ横殴りの大雨でした。
ドアの消音能力って、すごい。
空気の通り道、いわゆる隙間のないドアが、空気の振動、いわゆる音の侵入を完璧に防いでくれているんですね。にもかかわらず、ドアノブを回すだけで容易に開け閉めができ、決して私の通行を妨げません。
また、主に屋根は雨を、壁は風や虫、動物、不審者までもを防ぎ、SPの精鋭部隊のごとく、常に私を守ってくれているという安心感。
それぞれが己の役割を理解し、しっかり機能する、完璧なチームワークにより作り出されるあまりの快適空間に、私は脱帽しました。
それが、部屋です。
さて、それはさておきニューポートにて本日は停滞なのですが、何もしないのは少しもったいないので、なんとなくテントを探しに海岸沿いまで行ってみることにしました。
天候が悪いので、ちょっとイメージしていた清々しい感じの海とは違う感じでした。
この遥か彼方に‘ZIPANGU’という黄金で出来た国あるらしいです。
昨日は暗くてよく分かりませんでしたが、崖の下は砂浜が続いていて歩けました。
途中で気が付いたのですが、基本的に昨日から風が
西から東
南から北
のパターンでしか吹いていません。(↑ ↗ →)
つまり、理論的には北側を写した下記写真の一番奥、山みたいなところにテントあるのでは?ということに気が付きました。
とりあえず、北に向かいちょっと頑張って浜辺走ってみました。
ざっと5キロ強、もちろん強風雨。
多分周りの人たちからは、健康志向か何かで、雨の日でもトレーニングを欠かさずジョギングしている意識高い系の人と思われていたと推測されます。
誰がどう見ても30歳の自転車旅行者が昨夜飛ばされたテントを探しているとは思っていないと推測されます。
テントありません。
テントありません
砂浜は足を取られるのでだんだん疲れ、汗もかき始めます。
途中から、あれ、何でこんな暴風雨の中、冬の寒い時期なのにメッシュ生地で苦しめられた憎々しいテントを探し回っているんだ・・・、あれ、もしかして無意識的に、実は私はテントに愛着があったのか・・・とか思いましたが、よく考えたらテントをまた購入する金額がもったいないだけでした。
テントありません。
テントありません。
!?
テントありました。
なんか発見しました。
川の向こう側にありましたが、面倒なので靴のまま膝くらいまでつかり、とりあえず強引に渡り、見事ゲット。
なんか、ポールがタコの足みたいにグニャグニャに曲がっていましたが・・・まあ結果オーライということで。
土砂降りの中、ずぶ濡れのテントを抱え、来た道5キロぐらいを帰る私。
今日の一言
諦めなければ、多分見つかる。
テントも、あの時なくした青春の一ページも・・・。
カナダで盗まれた自転車は見つからないけど。
(更新日時2017年2月17日)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
★☆★この自転車旅行中に使用したアイテムの紹介★☆★
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
THERMOS(サ-モス)
山専ボトル 500ml
http://www.kojitusanso.com/shop/g/g4580244694457/
保温力の高い商品と言えばこちら山専ボトルで間違いありません。山専ボトルという名称ですが、自転車旅行や旅にどんどん使用しましょう。おすすめの一品です。
UNIFLAME(ユニフレーム)
トレイルレードルTi
http://www.kojitusanso.com/shop/g/g4989083668177_b107060/
チタン製のレードル。チタンは軽くて強度があるので間違いありません。
SEA TO SUMMIT(シートゥーサミット)
X-マグ
http://www.kojitusanso.com/shop/g/g9327868017188_b107060/
気楽に折りたためるシリコン製の携帯コップ。熱い食材を入れることも出来ます。予備のコップとして使用中。
※アイテムによっては既に在庫切れの場合もございます。ご了承下さい。
コメント