2016.11.30

ホームステイパート2と最近思うこと

 

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27日~30

現在、26日よりペンティクトンの街でホームステイ(パート2)を行っております。

気が付けばオカナガン湖の周りでオゴポゴに関する情報収集を行うこと早1か月。

当初の10日間くらい・・・という計画を考えると予想以上の滞在となりました。

 

滞在が長引いた理由はいろいろ考えられますが、主な理由に私の関心が「未確認生物(及び妖怪や怪物)の地域社会における影響」にも及んでいることが関係しています。

この「未確認生物が地域社会にどのような影響を与えているのか」とは、簡単に言うと、生物調査には役立たないオゴポゴのその他の情報研究、具体的にはその地域の住民がその生物(ここではオゴポゴ)を信じているか、信じていないか、それら伝承自体が存在することに好意的か、好意的でないか、関連商品等がどれくらい存在しているか、ということの調査であったりします。

また、オゴポゴ伝説のあるオカナガン湖の周り地域でも、街ごとの関心に大きな差があり、その差は一体どこから生まれているのかということの研究であったり、いつ頃からマスコット化や商品化、観光に利用され文化として進化してきたかという過程の研究であったりします。

更に大きく言うと、世の中には多くの未確認生物の伝承がありますが、これらに対する認識や伝説の受け継がれ方、様々な文化としての発展の仕方にそれぞれ大きな特徴、変化がある(と考えている)ため、それらをタイプごとに分別し、なぜそのような違いが生まれるのかということを考察してみようという研究です。(君は一体何を言っているのという感じかもしれませんが・・・。)

 

今回のオゴポゴに関しては、ケロウナでは市役所のマークに、ウェストケロウナでは街のシンボルマークに、その他の湖周辺の街でも必ず観光マップにオゴポゴが登場していたりと、文化面でもしっかり地元に根付いている印象を受けました。しかし、聞き込みをする感じでは多くの人がオゴポゴ自体の存在には否定的でフィクションであると感じているようですが、ファーストネーションか移民かによってもその認識に大きな差がある、という話が聞けたことも興味深いと感じます。

 

とにかく、この未確認生物の地域社会における影響を判断するには、実際足を運ぶことはもちろん、各街をただ通り過ぎるだけでもだめで、どうしてもある程度滞在しないと見えてこない部分があると判断したため、大幅な長居となりました。

26日より宿泊させて頂いているエミリー夫妻の家ですが、非常に親切にして頂き、正直感謝の言葉しかありません。

たくさんのカナダの方々への恩返しとして何ができるか考えている今日この頃ですが、私なりの方法として、一つはやはりオゴポゴの研究に注力し還元出来ればと思っています。

 

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(更新日時2016125)

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