うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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9月に入り、四国遍路は、秋のシーズン・イン。
まだまだ日中は30℃超えが続き、過酷な歩行条件ですが、
歩き遍路の方が一気に増えて来ました。
当店スタッフが同行・ご案内する㈱琴参観光主催の
「がんばらない遍路道歩き」も7月・8月の夏休みが明けて、
9月から歩行が再開となりました。
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9月14日は、17期生の皆さんと土佐路を歩きました。
今回は、第21行程。17期は9月始まりなので、3シーズン目に
突入したことになります。
高知県中央部からやや西側に位置する
四万十町から黒潮町へ縦断する...約22㌔の道のり。
それではレポートです。
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今回は四万十町窪川六反田を起点で歩く予定でしたが、
天気予報では昼前から雨が降り出す予報。
難所の片坂の下りを雨が降らない内に通過しようとして、
急遽、午前と午後の歩行を入れ替えることに。
まずは峰ノ上から歩行開始。
でも歩き出して5分で雨が降り出してしまいました。
小降りの中、傘を差して、秋の遍路道歩きがスタート
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のどかな山間を歩く道のり~。
久々の歩きなので、ゆっくり目で歩きましょう
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主幹道路となる国道56号線を歩けば、難所の
片坂の下りに近づいてきました。
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国道から、遍路道は谷側へ急降下
「遍路転がし」の山の下りがスタート
木の根、苔むした石、露石、細い路肩 等々の
要注意の難所が続きます。
雨は降ったばかりで、路面の濡れは少なく、助かりました。
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上~中部を下ると、雰囲気の良い緑のトンネルへ。
車道を歩くとクネクネの曲道が続き、歩行距離は長く、
車両も気になるので、天気が良ければ断然こっちがお勧め
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難所の下りでしたが、無事に下山。
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背後にそびえる山から、下りて来ましたよ。
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町境を越えて、黒潮町市野瀬を南下。
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拳ノ川(こぶしのかわ)を経由し、小黒ノ川まで
歩いて、午前の歩行を終了。
皆さん、夏休み明けだと思わせない歩きっぷりでした。()
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遥かなる足摺岬の金剛福寺まで、約73㌔地点に到達。
ここから長い道のりですが、一生忘れられないメモリアル・
ロードに,きっとなる筈...
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バスで人気の道の駅に戻り、ランチタイム
そして当初の歩き出しポイントの六反田に移動し、
午後の歩行を再開。
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この日は終日に渡り、変なお天気でした。
雨が降ったり、止んだりの...繰り返し。
でもその分、心配していた気温は結局30℃迄届かず、
最高27℃止まりで、風速1~2mの微風にも助けられ、
ほぼほぼ最高の条件の中の歩行となったのでした。
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窪川エリアはちょっとした台地上になっていて、寒暖差も有り、
清流四万十川の豊富な水で栽培されたお米は高知県では
「仁井田米(にいだまい)」として有名です。
道沿いには見渡す限りに田んぼが広がり、緑色から、黄色、
そして黄金色へと、随分色付いて来た様です。
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再び道の駅まで歩いて戻って来ました。
湿度は高く、クールダウンにアイスが大人気。
味も選べて、高知特産のショウガ味が好評でした。
「冷た~いスイーツが折れそうな心の支えなのだぁ」
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風情が漂う...窪川の街中を歩けば...
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四国霊場第37番札所岩本寺
「いや~長かったぁ」()
4月以来の3行程ぶりに念願の札所に到着となりました。
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岩本寺本堂で、しっかりと読経、参拝させて頂きました。
次なる札所は38番金剛福寺で、12月の到着予定。
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参拝後は午前中の歩き出しポイントの
峰ノ上を目指して、再スタート。
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道中では刈り取られた稲を干していたり、稲穂が
風に揺れたりして...日本の原風景が身近に感じられる...
郷愁を誘う道のりでした。
最近のコメ不足が嘘の様に思われる程、お米が一杯の、
田んぼに覆われたエリアでした。
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最後に峰ノ上まで歩いて、無事遍路道をつなぐことが
出来ました。
【歩行データ】
歩行距離:21.9㌔ 歩行時間:6時間5分
総上昇量:310m 総下降量:562m
消費カロリー:2216カロリー
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次回10月は、歴史ある熊井トンネルを抜けて、
再び土佐佐賀で豪快な太平洋に出会い、シーサイド・
ウオークを大方まで歩く内容です。
絶品のかつおのたたきのランチも愉しみですね。
ベースキャンプ高松店スタッフ