うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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1月16日は、ちょっぴり面白い山行に出掛けました。
「伊予の国」、「阿波の国」、そして「讃岐の国」の
3県を完全徒歩で歩いて巡る...「3県跨ぎハイク」です。
県境を越えて歩く...ワクワク感が堪りません
四国4県をぐる~っと廻れたら、最高なのですが、
今回は真冬の3県境越えに挑戦
暖冬の影響でルート上には凍結・積雪が皆無でした。
「軽アイゼンで駆け抜けるぞ~」と意気込んでいたのに
雪無し は本当に残念 ()
それではレポートです。
歩き出しは、愛媛県四国中央市川滝町下山地区。
国道192号線の標高約290m地点からスタート!
まずは徳島県への県境越えを目指します。
今は県境越えに立派なトンネルが出来ていますが、
かつてはこの道を使い、多くの人が行き交ったことでしょう。
「境目峠/さかいめとうげ」標高約380m。
ここが愛媛・徳島の県境。
峠には県境を示す、道標がありました。
古道マニアには堪りませ~ん。 ()
ひとつ目の県境を越えたら、山間の集落を抜け、
再び国道へと下りました。周りには田んぼや畑が
広がる...のどかな風景に心がすっかり癒されました。
積雪時には路面が凍結して滑って、滑って、
歩きにくいのですが、今回は全く問題無し。
この日は3県共に「曇り時々晴れ」の予報でしたが、
早朝には小雪、そして小雨がパラ付きました。
徳島県三好市池田町の佐野集落を歩けば、
どこか懐かしい...ノスタルジーを感じる町並みに遭遇。
そして次なる県境越えを目指して、急登がスタート!
高速の徳島道を越えて、雲辺寺山に取り付きます。
今回はクラシカルな「遍路道」を登りました。
冬枯れの樹林帯の中を、降り積もった落ち葉を踏み締め、
一歩、一歩...
夏場は物凄く汗をかく厳しい道のりですが、冬の寒さで
意外と快適に登ることが出来て、「ラッキー」
気が付けば、予報通りにお日様が出て来ました。
標高約290mの登り口から、主稜線(標高約605m)まで
登って来ました。瀬戸内側の北からの風が強く、風音が
とにかく凄まじかったです。
尾根道を北東に進めば...
四国霊場88箇所で最も標高が高い...66番札所雲辺寺に到達。
標高は約900m。
昨日は境内で雪がチラついたとお聞きしていましたが、
ここでも雪は皆無。この時期に雪が無いのは珍しいですね。
おトイレをお借りし、参拝もさせて頂きました。
本堂横には「物事を成す」に掛けて、茄子を模した
潜り輪と腰掛が設置されていて、願い事を祈願。
「おたのみなす」
お納経所では能登半島地震の支援の御朱印が出来るとのこと。
聞けば昨日地元のテレビ局のニュースで大々的に取り上げられて
いたそうです。青色の半紙がとても色鮮やかに感じました。
雲辺寺山(標高927m)の山頂直下で
非常に分かりやすい県境ラインがあります(笑)
その県境ラインをまたいで、香川県に入場
「遂に3県跨ぎの完成」()/
眼下には瀬戸内海と讃岐平野の絶景が広がっていました
お昼は暖房の効いた元スキー場のレストラン跡で
窓越しに大展望を望みながらのランチ
雲辺寺山の冬場のトレッキングは、この場所が
最高にありがたい場所なのです!
地元香川でインスタ映えする人気のスポットが、
この「天空のブランコ」です。
山頂から下界に飛び出すような錯覚が味わえます。
ちなみに外気温は3℃でした。
山頂からは北側の香川県観音寺市側に下りました。
いわゆる雲辺寺山の南北縦走です。
標高約170mの観音寺市粟井に無事下山。
「結構、歩きましたね」
【歩行データ】
歩行距離:17.44㌔ 行動時間:6時間46分
総上昇量:868m 総下降量:989m
消費カロリー:2,189カロリー
ベースキャンプ高松店スタッフ