2023年12月 6日 (水)

因島アルプス縦走 ~山レポート~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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12月4日は広島県の芸予諸島北東部に位置する

因島(いんのしま)を訪ねました。

以前広島県の天満屋福山店さんの店舗レポートで初めて知った

『因島アルプス』に是非とも登ってみたい と思っていて、

ようやく実現出来ましたぁ。

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今回は東側の椋浦峠を起点に、島内最高峰の奥山を越えて、

西側へ縦走。青影山まで歩いて、往路を戻るピストン行程です。

お天気に恵まれて、微風がそよぎ、紅葉が残る道のりは

とても歩きやすく、樹間から時折覗く青い海と移ろう島影が

特に印象的でした。それではレポートです。enter

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登山口の椋浦峠は水軍スカイラインから少し入った場所に

在りました。標高は117m。市町村では尾道市に属します。

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冬枯れの木立を想定していましたが、登山道沿いには

まだまだ紅葉木が点在し、明るい道のりが続きました。heart01

植林帯よりは、自然の常緑・紅葉木が多かった気がします。

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登山道の整備は良好で、看板の設置も整い、

歩きやすい道のりです。

ただ登りはクヌギ系の油分の多い落ち葉でスリッピー、

落ち葉の下は花崗岩の砕けた真砂土が乾いた状態で、

更に踏ん張りが効きにくく、若干登りにくく感じました。

遥か上にまで木道が伸びていて、直ぐに体温調整を実施。sweat01

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最初から厳しい登りでしたが、最高峰の奥山(標高390m)からは、

眼下に素晴らしい瀬戸内のパノラマ・ビューが広がっていました。

期待していた四国山地の展望は残念ながら、無かったです。

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奥山に登れば、フラット道が出現

しばし心地良い道のりでしたが...

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そこからは下り道となり、大山峠へと続きます。

風をさえぎる谷間には素晴らしい紅葉模様が

しっかりと残っていました。

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縦走路は意外とアップダウンが伴います。

里山と舐めていたら痛い目に遭うかも?

今回のグレードはそこをを加味し、初級レベルに設定★。

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そして昼前に青影山(標高275m)に登頂sign01

ここは村上水軍ゆかりの城址が在った場所。

赤いのぼり旗は水軍を意味するのかな?

絶景を眺めながらのランチタイム。


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眼下には因島の町並みと穏やかな瀬戸内海、

長崎瀬戸を挟んで、対岸には愛媛県のゆめしま海道の島々も。

多島美を満喫出来る、素晴らしい展望所ですね。

気温は8℃~14℃で、陽射しが強く、遠望は利きませんでした。

他の登山者は1組2名のみで、静かな山道でした。

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ちなみにゆめしま海道側からは因島アルプスが

こんな感じに見えます。eye

まさしく「洋上アルプス」みたいですね。

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昼食後は往路を戻りました。

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当然ながら、登りのアップはダウンに、

ダウンはアップに変わり、登り返しも多くて、

時間的には行きも帰りも大差は無かったです。

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午後は若干陽射しが緩んできました。

周囲も少しだけクリアになって来た様です。

対岸には岩城島の桜の名所の積善山の雄姿も。

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奥山から登山口までの急坂は慎重に danger

下山後はズボンの裾や登山靴の砂埃が凄かったです。(coldsweats01

【総歩行距離:8.55㌔】【消費カロリー:1,671カロリー】

【総時間:5:05分】【総上昇量:788m】【総下降量:825m】

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アフターウオークは皆様のリクエストにお応えして、

因島グルメの通称「インオコ」(因島お好み焼の略)を食べに、

土生港界隈を散策し、路地裏のお店に吸い込まれる様に入店を果たしたのでした!

多くのお好み焼屋さんは夕方からの営業も在り、14時辺りで一旦営業を終了する

お店も多いらしく、温かく迎え入れてくれた「越智おこのみ店」さんに感謝でした。

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創業来の40年を有した大きな鉄板を囲んで、

この道30年以上の女主人と談笑しながら、

まずは麺を焼く所から、その無駄の無い工程を拝見するのは、

本当に貴重で、楽しい時間となりました。

「ソースはおたふくですかぁ?」

   「うちは特製のそんなに甘くないソースです」

   「のしいかを入れるのが特別やねぇ」

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薄い生地に、大盛りキャベツと天かすと鰹節、のしいか、

うどんや中華ソバを挟んで、豚肉を乗せて、再び溶いた生地を掛けて、

最後は玉子をトッピングして、濃厚なソースをたっぷり掛けて完成~sign03

ハフ、ハフしながら、口に頬張れば、モチモチの麺の触感と蒸し焼きの

キャベツや具材達の混然一体の旨味、ホクホク感がたまりませ~ん(bearinggood

「のしいかが効いているup」「これは美味いね」

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お山では決してお目に掛かれない笑顔が零れています。

ランチ後にも拘わらず、全員完食とは驚きです。

このお好み焼きは油を一切使っておらず、意外と

あっさりしていたのも印象的でした。

食後にお接待でおミカンまで頂きました。

『ごちそうさまでしたぁ』『良い体験になりましたぁ』

その後に、これまた因島名物の『はっさく大福』を購入して、

上機嫌で、島を後にしたのでした。

『あ~っ、愉しかったぁ』

今後も「ご当地アルプスの山旅」は続きます。

ベースキャンプ高松店スタッフ