ベースキャンプ高松店です。
10月22日~24日で、下ノ廊下を歩いて来ました。
下ノ廊下は、ルートの大半が黒部渓谷の高さ100m以上の
岸壁をくり抜いた所を歩くので、常に危険が伴い、集中力を
切らさずに、かつ長距離を歩く体力も必要です
下ノ廊下を歩けるのは、例年9月下旬から約1か月間のみ...
年には開通しない時も有る様です。
今回は、キレイな紅葉の中、沢山の景勝地を通り、全長30㌔の
道のりを2日間掛けて、無事歩き切ることが出来ました。()
初日は扇沢から黒部ダムへ。山の上は雪が積もり、
黒部ダム周辺の紅葉は、まさに見頃
翌朝 雪を被った立山を照らすモルゲンロート。
見れたのはほんの少しだけ...
現地ガイドさん曰く、「こんなに綺麗なのは珍しく、
これを見れただけでも来た甲斐があるとのこと...」
さぁ、黒部ダムまで下り、いよいよ歩行開始
黒部ダム方面の歩いて来た道のりを振り返ります。
景勝地として名高い 「十字峡」。
黒部川に剱沢と棒小屋沢が交わり、十字になっている、
珍しいスポットになります。
高度感が有り、ず~っと物凄い所を歩いています。
特に危険な箇所には、番線の手すりが在り、カラビナを
掛けて安全を確保しながら進みます。
ヘルメット、ハーネス、カラビナ(環無し・大型)、
スリング(120cm程度)、グローブは必携です。
こちらも景勝地の 「S字峡」。
黒部川がSの字を描いて流れています。
仙人谷ダム手前の東谷吊橋。
高度感、長さ、加えて 揺れ.. ()
仙人谷ダム。 「九賽湖みたい~」
水がとってもキレイです。
ダムの施設内を登山道が通るんです。
小説「高熱隧道」で有名なスポット。
途中で線路が在り、熱気が有ります。
阿曽原温泉小屋の名物カレー
美味しくて、お代わりが続出。
もちろん、秘湯の露天風呂にも入りました。
「良く歩きましたね...本日の行動時間は11時間でした」
翌日も 水平歩道を歩きます。
行程は約10㌔の道のり。
折尾の大滝。
こちらは 奥鐘山。
「黒部の怪人」と呼ばれ、黒部三大岸壁のひとつ。
気が全く抜けない、緊張感のある道が続きます。
有名なスポットの 「大太鼓」。
志合谷。 真っ暗な、長~いトンネル。
ヘッドライトが必要です。
足元に水が溜まり、下ばっかり見て歩くと、
頭上が低く、頭を打ちます。
欅平駅に到着する、最後の最後まで
気が抜けませんでした。()
欅平から宇奈月まで、のんびりとトロッコ列車に
乗り、移動
窓が無い、オープン車両は天気が良くても、風が
冷たいので、防寒着の準備が必携です。
ベースキャンプ高松店スタッフ