うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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四国八十八ヶ所を歩いて廻る... 琴参観光主催の
「がんばらない遍路道歩き16期」も、春のお遍路
シーズンに突入!
3月19日は第32回目の開催で、愛媛県の44番札所の
大宝寺まで歩きました。
伊予の山間には、「ここは、桃源郷?」と想わせてくれる...
時空を超えた不思議な世界が広がっていました (@_@。
「本当に歩いたのかしら?」
今でも、夢のような?幻のような感覚を覚えます。
それではレポートです
今回の歩き出しは、愛媛県内子町の旧小田町の
本村周辺から、田渡川沿いを遡上し歩きます。
気温の上昇と伴に、この日はちょうど松山市の
桜の開花宣言が出た日だったそうです。🌸
道沿いには、早咲きの河津桜が咲いていました。
遍路道は大きく2ルートに分かれますが、私達は鴇田峠越えの
道のりをチョイス。上田渡から砥部町に入り、ほとんど車の往来が
無い...山間の道のりを緩やかに高度を上げて行きます。
この日は抜群の晴天に恵まれ、爽やかな日和に。
気温は約15℃で快適に歩くことが出来ました。
山間には、のどかな農村風景が広がり、俗界から
しばし離れ、心が穏やかになって行くのが分かります。
道端には黄色の菜の花が咲き乱れ、
むせるような強烈な春の匂い...
上には梅や桜の花が咲き誇り、
眩しい青空には白くたなびく雲...
しばし春の情景を満喫ウオーク
この区間の最高の季節の、最高の瞬間を
歩くことが出来ましたね。
臼杵エリアで、まずはひとつ目の峠越えとなる、
下坂場峠(標高570m)を目指します。
車道歩きを離れ、ようやく土道の山道へ。
「やっぱり、山道を歩けるのは良いですね。」
夏場は厳しい登りも、気温が低く、楽に登れました。
下坂場峠を越えれば、伊予の中予の久万高原町。
長かった南予を越えて来た感慨はひとしお。
宮成の葛城神社で昼食タイム。
午後は二つ目の峠越えとなる鴇田峠(ひわたとうげ)を
目指しました。横には川のせせらぎも聞かれて、
心地良いBGMが食後の眠気を誘います
下坂場峠よりも少しだけ登り応え有り
でも素晴らしい山岳遍路道でしたぁ。
標高790mの峠に到着。
峠から久万高原町の街中に下ります。
年によっては残雪も在りますが、今年は早々に
融けたみたいです。
フキノトウを見つけました。
春の収穫は嬉しいモノ。
「天ぷらに最高で~す!」
標高差約300mの下りになります。
水気の多い場所ですが、路面は乾き、今日は大丈夫。
今年は雪が少なかった様ですが、実は昨年のクリスマス前の
大雪の影響で、ここ久万高原町は自衛隊の派遣要請があった
ことを思い出しました。 その大雪の影響でしょうか?
雪の重みで無残に折れ曲がった木々が至る所で見られました。
眼下に久万高原の町の中心部が見えてきました。
ちょうど中心街では、ひなまつりのイベントが開催中
急な出来事で、今まで穏やかだった心に、一気に
火が付いてしまった模様()
それにしても各家が独自に試行を凝らしてお雛さんを
飾ってあるので、見応えは十分。規模も大きいです
こうなれば、歩行スピードも一気に低下
すっかり俗界に呼び戻されてしまいました()
「お風呂に入れなくなるよ」の声が効いたのか?
皆さん重い腰がようやく上がり、札所に向けて再び歩行開始。
背後には今まで越えて来た山並みが広がっていますが、
どこを越えて来たのか?全く分かりませんでした。
四国霊場第44番札所大宝寺(だいほうじ)の境内へ。
さすがの山寺で、参道の巨木に目を見張ります。
歴史と風格が漂う...名刹です。
標高約560mに建つ本堂を参拝し、歩行終了。
これで88箇寺のちょうど半分の寺数になりました。
つまり、ここが88ヶ所の中寺(なかでら)に当ります。
【コースタイム】6時間50分 【歩行距離】約19.3㌔
【消費カロリー】1735カロリー 【総上昇量】836m
【総下降量】438m
次回は、久万高原の山岳路を歩き、45番岩屋寺へ。
つつじやシャクナゲ、そして新緑の山歩きに期待大です。
ベースキャンプ高松店スタッフ