うどん県、ベースキャンプ高松店です。
5月5日に愛媛県西条市の星ヶ森に登り、
縦走スタイルで四国のみちを歩きました。
天候は晴れ。気持ち良い気候でした。
「星ヶ森(ほしがもり)」はかつて弘法大師空海が
修行をした場所で、谷を挟んで霊峰石鎚山がそびえ、
「石鎚山の西の遥拝所」と呼ばれる標高約780㍍の
抜群の展望所です。
歩き出しは西条市(旧小松町)の湯浪(標高180㍍)。
最初は車道歩きからで、ここから四国のみちを
辿って登って行きます。
頭上にはこれから目指す星ヶ森周辺の山上が見えています。
周囲は新緑の始まった木々が若々しい!
湯浪休憩所で登山準備をして、山に入って行きます。
この日は駐車場がほぼ満車で、登山客で賑わっていました。
ここでは山から湧き出す石鎚山系の名水を汲むことが出来ます。
折角なので、お抹茶タイム にしましたぁ!
コーヒーも用意しましたが、皆さんの希望で、
下山後に取っておくことに!(笑)
さぁ、登りのスタート。「四国のみち」ですが、実は60番札所
横峰寺に続く、由緒ある「遍路道」でもあります。
途上には遍路道の所在と距離を示す「遍路導」が点在。
沢沿いの涼やかな道のりに、心がホッとさせられます。
めちゃくちゃ、水が澄んで綺麗でした。
沢を離れると、登り傾斜もアップ。
汗が噴き出ます。
お寺迄の距離を示す表示板が急に減ったり、逆に増えたりと
色々で、皆さん一喜一憂されていました。
高度を上げるとようやく谷間から吹き上げる風有り。
札所への最後のストレートな登り道。
この日は「シャガが咲き誇る花街道」となっていました。
標高約745㍍に建つ横峰寺に到着。
山門付近のシャクナゲはほぼ満開状態。
境内にはヤマシャクヤクの開花花も。
お寺に荷物をデポさせて頂き、空荷で星ヶ森を
往復しました。
「素晴らしい光景!」
石鎚山が目の前に広がっていました。
何度も訪れていますが、これだけクッキリと
見えることはそうそうありません。
星ヶ森からは、鉄製の鳥居を額縁代わりに、石鎚山を
はめ込んで眺めるのが、ナカナカ良い感じ。
どっしりとした屏風の様な山容は、さすが西日本一高い山。
横峰寺に戻ると…
誰もが「エッ?」と驚く!!!
それも素晴らしい光景が!
ちょうどシャクナゲが、ド満開!でした。
境内の背後を埋め尽くすシャクナゲの大群落。
余りに凄いので、お昼ごはんを兼ねて、
ゆっくりさせて頂きました。
噂では聞いていましたが、これだけの規模とは、驚きです。
横峰寺からは次の61番札所の香園寺の奥の院まで
約7.6㌔の下りの行程。
さすがに参拝者や登山客はほぼ居なくなり、静かな
山道に変りました。4名の方に出会ったのみ。
登りは植林帯の中が多かったですが、下り道は自然林の中を
結構歩くことが出来ました。
ツツジも何とか見ることが出来ました。
緑の回廊に心癒されっ放し…
急な下りという訳では無いのですが、距離が結構
長く感じられました。
標高約180㍍地点の車道に無事下山。
最後標高約60㍍の奥の院まで歩き、フィニッシュ!
「お疲れさまでした。」
沢道、石鎚山の展望、シャクナゲ大群落、新緑の道のりと
色々な内容が詰まった山行になりました。
歩行距離:13.3㌔ 所要時間:約6時間30分
総上昇 約780㍍ 総下降 約873㍍
ベースキャンプ高松店スタッフ