2017.03.17

4月1日からパプアニューギニアに新種の犬を探しに行きます。

近況報告と次の探検内容

帰国してから無性に日本語の本が読みたくて、あっとゆう間に6冊程度の本を読みあさったここ最近。

ただし、妙に体がダルいのと、くしゃみ、鼻水が止まらない現象が続き、時差ボケか風邪でも引いたかな、いや、まさか、またマラリアに感染したなんてことはないだろうとか思っていたりしたのですが、よく考えたら単に花粉症だと気が付いた今日この頃です。

そういえば帰国後、街中にマスクをした人が歩いていて、今まで気が付かなかっただけで日本という国はこんなに自己予防大国で、体調管理に関して意識高いんだなあと驚いていたのですが、謎が解けました。

 

さて、そんなことはともかく、次の探検内容が決定しましたのでご報告致します。

次の探検は「パプアニューギニアに新種の犬を探しに行く」です。

厳密に言うと、4月1から15日間で、パプアニューギニアのニューブリテン島に住む、とある民族が目撃しているという新種の犬の様な謎の生物を探しに行く、ということになります。

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本来は「ローペンという名のパプアニューギニアの翼竜の生き残り」を10年ぶりに探しに行く気満々だったのですが、急遽変更し、帰国後一から計画を見直したという状況です。

そもそも、一人で翼竜を探しに行くとか、アイテム制限とかいう以前に治安上多分無理、ということに気が付かなかったことが最大の敗因でしょう。そう、計画した段階で、既に私はローペンに負けていたのです。

とりあえず、そのことに気が付けるようになった危機管理能力の向上という意味だけでも、自転車長期旅行は無駄ではなかったと言えるでしょう。皆さんも恐竜とかの生き残りを探しに行く際は、最初から二名以上で計画を立てることをお勧めします。恐竜見つけても一人じゃ捕まえられないという根本的な問題も出てきますからね。(ガイドにそこまでの情熱は求めてはいけません)。

 

探検内容とそこに至るまで

パプアニューギニアの探検が一人では流石に無理と気が付いた数か月前から、海外遠征経験者で、かつ4月に長期休暇の都合がつく社会人隊員を募集したのですが思うように集まらず、ようやく藁をも掴む思いで大学時代の後輩が一人16日間の休暇が取れたという状況となりました。

ただし、翼竜が住む島には船でしか行くことが出来ず、飛行機と船との日程調整をしても島には一週間しか滞在できないことから、結局住家と言われる奥地まで往復するのは無理、という結論が導き出されたのでした。

ある人は、翼竜ローペンを捕まえそれに乗って街まで帰ってくればよいと言いますが、私からしてみればあまりに非現実的と言わざるを得ません。

 

そんな絶望的な気持ちへと追い詰められた中、急遽飛び込んできた情報が今回の新種の犬情報だったのでした。

今回はたまたまパプアニューギニアのニューブリテン島に住む日本人が知り合いで、何か面白い未確認生物の話がないか聞いたところ出てきた話になります。

詳細はまた記載しますが、大まかにどの様な話かというと、

「ある民族がすむ山奥の村に、明らかに他の野犬とは異なる生態を持つ犬の様な生物がいて、村人は明確に区別しているのだが、実はその生物が新種の犬なのではないか・・・と噂になっている」というものです。

この話だけでは判断は難しいのですが、新種かもしれないという噂が出るほど他の野犬と特徴が異なるのであれば、本物の新種、つまりは大発見に繋がる可能性は否定できません。そもそも、現時点では犬なのかどうかも分からず、下手をすると犬っぽいただの恐竜の生き残りだった、ということもあるかもしれません。

 

また、今回の探検内容のアドバンテージを要約すると以下の4点です。

・探検場所の治安が比較的よく、そこまで都会ではないこと。

・現地に住んでいる人しか知らない(と思われる)レベルの話であること。また、全くの噂のみではなく、一応海外の隊が一度は調査をしたという話はあること。

・現地の中規模な街までなら、知り合いの居住区であるため案内してもらえること。また、新種犬の噂がある村まで行く手配も手伝ってくれること。

・新種の犬の噂がある山奥の村の村長が、私のその知り合いの直接的な友達であること。

 

ここまで条件が優遇されていたら行くしかありません。

私個人としては、インターネットに出てこない現地の人しか知らない情報を調査するというのは、未確認生物調査の中でも可能性に満ちた、実は有望なジャンルであると思っています。このジャンルの特徴は、ハズレも多いがまさかの大当たりもあり得るということです。

俄然やる気が出てきました。

ただし、翼竜調査が白紙になってから20日前後で全ての計画を立て直し出発というのは、正直かなり時間がないと言えます。

そう、一日も無駄にせず準備に取り掛かります。

 

最後に一言・・・

個人的には、確かにもう30歳になったのだから、あまり夢みたいなことを言っていないでもっと現実を見つめるべき歳だな、と思ったりしています。そういうことからも、自転車縦断旅行に関しては、1年間でアラスカからアルゼンチンまで行くという当初の甘い計画は深く反省しており、結果としてみれば、翼竜の生き残り探しより新種の犬探しの方が発見確率は多少なりとも高い、つまりは、より現実的な探検内容になったのではないかと思っています。

私もいつの間にか少し大人になったということなのかもしれませんが、とにかく、その反省も生かして今回の探検に臨んでいきたいと思います。

 

いやーそれにしても、一緒に翼竜を探しに行こうぜと16日間休みを取らせておいて、実は船の関係で行けないから、やっぱり新種の犬を探しにいくのはどうかなと切り出したときは少しヒヤヒヤしましたが、物わかりのいい後輩で良かった・・・。

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海外長期旅行での利点としては、少なくともアメリカ、カナダでは立ち寄った全てのアウトドアショップで取り扱われていたブランドなので、何かしらのトラブルの際も安心です。プレヒートと言われる加熱作業も慣れてしまえば手間には感じませんでした。今のところ特にトラブルもなく使用しています。使いやすさや収納性など、総合的に見ても燃料系ストーブの定番と言えます。

 

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私の場合は、燃料ボトルはこの30オンス一本のみ使用しています。個人的には、少し大きめのボトルの方が詰め替え回数が少なく楽に感じています。ちなみに燃料の予備の持ち運びは、アウトドアショップ等で販売されている、液体燃料入っている缶ケースをそのまま使いまわしています。

 

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携帯水筒の定番。何といっても、使わない際は小さく折りたたんでしまっておけるということが最大のメリット。軽くて小さく、しかも丈夫なので何回も使いまわしが出来ます。長期海外旅行にも重宝しています。衛生面上、純粋な水だけ入れて使用しています。

 

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