特に足先なんかが常に冷えていて、でもなんか今から熱いお風呂に入れるから、まあ冷えたままでもいいよね、すぐお風呂に入れるんだよねみたいな会話をしていて、早く入りたいなと思っていたら夢でした。
しかも、なんとそんな夢を二回も見ました。
朝、凍えながら温度計を見ると7度。
いや、6月にテントの中で7度って寒すぎでしょ。
しかも雨で外に出る気をなくすし、テント内はジメジメしているし寒いといいことなし。
気温の話をすると、私は暑いのはいくらでも大丈夫で、夏なんかは最高のパフォーマンスを出せるのですが、真冬の寒い時期などはかなり苦手としています。多分能力値でいうと6:4、下手をすると7:3くらいの差があるような気がします。
よくこの話の流れになった際、知り合いなんかに、
北極圏とサハラ砂漠、どちらかのアウトドアアクティビティをしないといけない状況だったら、自分の場合は絶対サハラ砂漠の方が成功率が高い・・・
という話をするんですが、大体「ふーん」とだけ言われます。
砂漠も夜寒くなるのでは?くらいの反論から、極地トークの発展を期待しているんですが、現実はなかなか厳しいです。
テント場併設の、屋根付き暖炉で温まっていると
・現地のカナダ人おばちゃん
・ドイツから来た二週間のシニア旅行団体10人くらい
・スイス人家族一行6人くらい
と次々に話をしました。
スイス人からマッシュルームスープを頂き、記念にみんなで記念撮影。
カテゴリ【人様から頂いたもの】
話す人皆、あれ君の自転車?え、テントで寝てるの?寒くないの?と聞いてきます。
まあ、それしかないので・・・。
キャンプ場の他の客はほぼ全員、RVという部屋付きトラックみたいなもので過ごしていて、たまに大きな窓からソファーでくつろいでいるおじいちゃんおばあちゃんとかが見えます。そして、優雅に飲み物とか飲みながら、雨の中トイレに行く私を見ていたりしています。
とにかく、明日からは晴れて多少は温かくなるようです。
また、聞いたら、カナダはアンカレッジ時間より、さらに一時間時差で遅くなるとのことでした。ほとんど今の生活では関係ないのですが。
雨もやみ、夕方ようやくスタート。
だんだん道がよくなっていきます。
どうやら、悪路は国境付近だけみたいです。
そして、この日人生でもこちらに来てからでも、初めて野生の熊を目撃しました。
Q1 どのような状況でしたか
夕方18時頃、一人で走っていたらガサガサといきなり音を立てて山側に逃げていきました。距離は多分10mとか。
恐ろしすぎてこちらも自転車で猛ダッシュで数キロは逃げました。
Q2 どんな気分ですか。
最悪。あ、本当に熊いるんだ・・・。怖すぎ。特に夜のテント場。
Q3 熊の特徴は?
多分ブラックベアで1,5mくらいの大きさ。怖い。
Q4 熊の写真を見せてください。
あるわけないでしょ。
その後も、レストエリアという数十キロ単位に用意される簡易トイレ休憩所で、話しかけてもないのにおじさんに「熊には気を付けろ」若いカップルに「ほんとに熊いるからカナダは・・・」みたいに一方的に忠告を受け・・・知っています。さっき見ました。
そもそも本日の出発からわかっていたことなのですが、本日に限りキャンプ場に泊まる予定ではなかったので、というか泊まれる距離にキャンプ場がないため・・・仕方なく、安心して泊まれる場所を当てもなく探しながら走ることになりました。
そして見つけたのがここ、廃墟横。
ちなみに数百メートル先に稼働中の大きな工場があり、人がいて犬もいるのでまだ安心。
ただ、廃墟って、やはり薄気味悪い・・・。
しかも白夜とはいえ、夜はさすがに結構暗くなります。
雨がシトシト降っていますし、廃墟の建物をしたたる水音が足音みたいに聞こえてくるのは私だけでしょうか。
たった一日の中で、現実的怖さと感性的怖さを味わえるなんて、今後なかなかないだろう…。
※写真は翌日の朝撮影。
薄暗い夜撮影して、万が一何か変なものが映ってしまったら嫌なので。
(更新日時2016年7月11日)
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