うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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3月16日は、新しい「遍路道歩き」がスタート!
主催琴参観光、サポートはベースキャンプ高松店で、
その名も「ゆっくり楽しむ遍路道歩き第3期生」。
リピーターで2巡目を目指される方や、懐かしい顔ぶれもチラホラ、
そして新たに歩き出しの方も...
どうぞ、しっかり最後まで歩き続けてくださいね。
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例年「がんばらない遍路道歩き」を新しく募集していますが、
今回は歩行距離を1日15㌔迄、時速3㌔程度に制限して、
「歩くのが初めて...」「歩くのが不安...」という方も参加しやすい様に、
また四国全周という途方も無い目標を立てず、阿波の国の札所を廻る、
「一国参り/全12回完結/全行程日帰り開催」に設定しました。
そして、いよいよ歩き出しのこの日を迎えたのです
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徳島県鳴門市に在る四国霊場第1番札所霊山寺を参拝。
お寺での参拝手順を確認し、希望者と読経をご一緒しました。
あ、当然宗教的拘束は全く無いので、参拝は自由です。
服装も自由でOK。白衣を身にまとう方、カジュアルなスタイルも...
3月に入り、春のお遍路シーズンが始まり、歩き遍路の方も増えて
来ました。1番さんでは多くの方が旅立ちを迎え、賑わいでいました。
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記念すべき歩き出しの日にも拘わらず、終日の雨予報。
雨具を着込み、傘を差しての歩行開始。
この日の気温は、7~10℃でしたが、風も有り、雨具を着て
歩いて丁度良いぐらいでした。
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2㌔も歩かない内に、2番札所極楽寺に到着。
こんな感じで、今日は5ヶ寺を巡ります。
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歩行路では、今回高低差はそんなに有りませんが、
お寺の本堂や大師堂は小高い所に有ることも多く、
意外とお寺参りは足腰が鍛えられます。
そしてひとつのお寺で2回読経をするので、心肺機能も
活性化され、自然と基礎体力が付く様に感じます。
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この日の札所には見所がいっぱい。
2番さんではお大師さんお手植えの「長命杉」は必見
樹齢1200年以上、樹高30mを越える巨杉で、触れば
長寿を授かるそうで、3年は長生き出来ると云われています。
そう聞けば、触らない訳にはいきません!
かつては直接サスリ、サスリ、出来たのですが、余りに多くの方が
触られるので、樹皮がツルツルに磨かれた様になっていました。
今では綱が掛けられて、それで長命杉と結縁出来る様になっています。
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札所間をつなぐ、昔ながらの遍路道を辿ります。
3番に向かう道のりには、こんな田んぼのあぜ道も...
これが、れっきとした遍路道になるんです。
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ナント、ここのあぜ道で、春を感じるモノに遭遇。
今年初見となる つくし です。
遍路道歩きでは、歩いてこそ感じられる季節感を
五感で体感出来るのも大きな魅力のひとつ。
まだまだ寒いけれど、春は近づいている様です。()/
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3番札所金泉寺では「黄金の井戸」が有名。
こちらは井戸を覗き込み、顔が水面に映って見えれば、
3年長生き出来るのだとか...
2番の長命杉と合わせると、ナント6年も長生き出来るのですから...
今回のお参りは、長寿授かり行程になっています。
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今日の歩行路は、基本的に阿波の旧街道の「撫養街道」を
東から西へと歩きます。ここは板野町の中心部でかつては
商店街で賑わいだであろうストリート。
四国の様な田舎でも時代の変化、生活の変容が感じられます。
将来的にこの遍路道やお遍路文化がどう変貌するのか?
個人的は非常に興味がありますね。
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岡の宮の大クスに一同啞然として、歩行が止まったぁ。
樹齢700年、樹高35㍍、枝の広がりは、東西27㍍、南北37㍍。
まさしく荘厳な御神木。
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再びあぜ道を通り、今行程で唯一の土道の遍路道を歩きます。
アスファルト道の路面の突き上げは、山歩きの方には結構応える様で、
山の方が全然、楽だと仰られていました。
「まぁ、直ぐに慣れると思いますので、ご安心ください。」
最近では厚底のウオーキング用シューズも人気なので、そちらの
ご利用もお勧め致します。
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3番札所の奥の院でしばし雨宿り休憩タイム。
皆さん、お腹が空いて来たみたいなので、(´~`)
モグモグタイム
お腹が空いたら、機嫌が悪くなりますし、ね。
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「これが、皆さんの思い描いた遍路道じゃあないでしょうか?」
風情ある山道の出現で、俄然遍路道っぽくなってきましたぁ
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進路は西から、北へ。一路、阿波と讃岐を隔てる阿讃山脈の
山麓に佇む...4番大日寺へ.
ナント、早咲きの桜に遭遇。🌸🌸🌸
テンションが自然と上がりますよね。
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四国霊場4番札所大日寺に到着。
参拝後、ここでランチタイム。
小降りながら雨が降り続き、バスの中でお取り頂きました。
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食後は進路が反転し、南へ。
この辺りは梅の一大産地なので、梅の開花が多く見られ、
山村の中の隠れた桃源郷の様なエリアです
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5番地蔵寺の奥の院「五百羅漢」を見学。
数多くの釈迦のお弟子さん達の色きらびやかな像が
迎えてくれました。
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最後には巨大なお大師さんも...
初回からの雨は、きっと「修行に励みなさい」とのご意向かな?
そう思っていましたが、ず~っと小降り程度だったので、ほぼ傘で
歩けた感じでした。優しいお大師さんのご意向だったのかな?
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五百羅漢を下れば、四国霊場第5番札所地蔵寺の境内。
参道には遅れていた紅白の梅がようやく咲いて、綺麗でした。
ここを参拝すれば、ラストもうひと歩き。
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昨秋結願された「がんばらない遍路道歩き16期生」の
徳島のメンバーが、わざわざ手作りの干し柿をお接待に
持って来てくれました。<(_ _)>
参加者一同、大感激のお接待になりました。
お接待文化を立派に継承実践されて、とても
頼もしく、嬉しく思いました。
元気を貰い、ラストスパート
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「アトどれくらい?」そんな声が聞かれ出しましたが、
「もうちょっと...」そう答えらざるを得ません。()
だって、本当にもう1~2㌔と、少しなのですから...
歩くことが日常になってくると、10㌔でも「あとちょっと...」
そんな感覚になってくるのです。
歩くことに慣れてくると、自然とそう思えますよ。
今日は上板七條で歩行終了。
皆さん、予想以上に健脚だったので、ビックリ ()
みごと歩き切りましたね。
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バス乗務員の方の拘束時間の関係で、「がんばらない遍路道歩き」では
ほぼほぼ封印となった温泉施設の利用ですが、久々に「ゆっくり」では
再開となりました。雨で濡れたり、冷えたりした身体を温めることで
疲労も軽減され、明日への活力になってくれると思います。
綺麗さっぱりで、歩き終えた達成感と共に、清々しい気持ちに...
また温泉併設の産直のお買い物も楽しめますし...ここはイチゴが有名で、
新鮮で粒が大きくて、値段もリーズナブルでお勧めです。🍓
さて次回の第2行程も吉野川北岸の5ヶ寺を巡る道のり。
個性ある札所群と春本番の季節の移ろいをご堪能ください。
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ベースキャンプ高松店スタッフ