うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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四国八十八ヶ所を完全踏破する...主催琴参観光、
ベースキャンプ高松店スタッフがサポートする、
「がんばらない遍路道歩き」18期生第6行程の
レポートです。
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前回、徳島市内を縦断した遍路道は、勝浦川を沿い歩き、
その後、再び山岳路を20番札所鶴林寺へと導きます。
いわゆる「遍路転がし」区間が再登場する難所の行程。
更に雨天というシチュエーションで、ダブル苦行となるか?
それではレポートです。
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第6行程は徳島県小松島市の18番恩山寺からのスタート。
ここ小松島は、かつて源義経が四国に上陸した地。
ここから讃岐の屋島に向かったとされる場所なので、
義経にまつわる伝承が多く残されています。
「弦張り坂」とか、「弦巻き坂」とか...
壮大な歴史を感じさせる道が遍路道と交錯しています。
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歩き出して、直ぐに雨が降り出しました。
予報よりも早くて、ビックリ ()
ちょうど周りはミカン園で、たわわに実った黄玉が
とっても美味しそうに見えて、仕方ありませんでした。
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降雨なのですが、数ミリ程度かな?
ナントか、傘で凌げそうです。
気温は17℃~20℃で、余り暑くならずに本当に助かりました。
次に目指す19番札所の立江寺までは約4キロの道のり。
田舎の車道歩き...
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19番札所の立江寺に到着して、参拝。
このお寺は、阿波の国の「関所寺」と呼ばれ、
邪悪な人は先に進めないと云われています。
今回も皆さん問題無く通過出来ました。
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山門の横の有名な和菓子屋さんが久しぶりに開いていて、
名物の「たつえ餅」を購入することが出来ました。
今日のお接待に決定
もち米と黒米を使った紫色が特徴で、中は上品なこしあん。
塩味が少し利いて、柔らかくて、ペロリと行けちゃいます。
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次の20番札所の鶴林寺までは、約13.1㌔。
本行程は、比較的距離は短めの設定。
櫛渕エリアののどかな田園風景が広がる道のりへ。
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小松島から、勝浦町へ入り、沼江大師を参拝。
ここは当ツアーでは有名なパワースポット。
今までに「ご良縁」と「子宝」に恵まれた方、
マジで沢山いらっしゃいます。()
「ここ十数年来、子供が出来なかったのに...実は」とか、
「あそこにお参りした後、本当に偶然に縁談がトントン拍子に...」とか、
ちょっと凄過ぎるので、絶対立ち寄る様にしています。
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勝浦川右岸を遡ります。
南にはこれから登る鶴林寺のお山に連なる山塊が...
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また北側にも山稜が連なり、その間を勝浦川が流れている感じ。
この日は北側の山並みに滝雲が掛かった様に見えました。
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今日は地元のJAでの自由食
面白い、地元ならではのお寿司が並びます。
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そして大量の柑橘類、みかんが山積み ()
ここは徳島でも有名なみかんの一大産地です。
歩きながら眺めっ放しだったので、食べたい欲求を
抑えることなど、出来ません。
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標高約30mから、一路、雲が掛かる山上を目指します。
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いよいよ、「遍路転がしPart.2」の急な登りがスタート
まず、レインスーツは、暑くて着れません。
かつてレインスーツから湧き上がる蒸気の凄まじさに驚嘆した
ことがありましたぁ。モワァ~と、まるでオーラのごとく...
その印象がこの急こう配には付き纏います。
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足場も滑りやすく、要注意
この辺りから更に傾斜が増します。
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道端には歴史を感じさせる遍路しるべが数多く...
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何度か、車道を横切り、更に登って行きますが...
先程JAで仕入れた甘いミカンに疲れを癒して貰いました。
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高度を上げるに連れて、ガスの中に入り込んだみたい...
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標高差にして約470mを登り切り、山門へ。
ここの仁王様は、ナント鶴です。
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四国霊場20番札所鶴林寺は雨と霧に覆われて、
とても幽玄で幻想的な雰囲気に佇んでいました。
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18期生の皆さんは健脚揃い...
今回の時間経過はかなり優秀なので、先の行程を鑑み、
ちょっぴり貯金させて頂くことにしましたぁ。
次なる21番太龍寺までも「第3の遍路転がし」の山岳区間。
少しでも余裕が欲しいので、先に進ませて頂きました。
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この下りは山歩きのベテランの方でも、結構膝に
負担が掛かる...激下りになります。
増して路面が濡れているので、スリップにも要注意
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お寺から、約1.9㌔、標高差310mほど下り、
283号線に出たら、歩行終了。
「おつかれさまでした」
次回も「遍路転がし」の難行程が続きます。21番太龍寺に登り返し、
22番平等寺まで山岳路の連続です。
ベースキャンプ高松店スタッフ