うどん県、ベースキャンプ高松店です。
・
今春、山陰の但馬エリアへダブルウオークに出掛けた時の
レポートを遅ればせながら、掲載させて頂きます。
訪れたのは、4月中旬。午前と午後で別コースを歩く...
とっても欲張りな企画。午後からは天候が悪化する予報でしたので、
当初の行程を前後に入れ替えることにしました。
それではレポートです。
最初に訪れたのは、兵庫県養父市の天滝。
「日本の滝100選」に選ばれた名瀑を見に、
沢沿いの登山道を往復で、約2.2㌔歩きます。
昨秋は台風による土砂崩れで通行止めになっていましたが、
ようやく仮復旧されました。
今春は雨の日が多く、沢の水量は結構多め。
その分、沢の見応えもありましたぁ。
天気予報通り、お日様が沢に射し込み、素晴らしい
山と渓谷美を演出してくれましたぁ
登山道は非常に良く整備されていますが、立地的に
急峻な山間部に在る為に、大雨に弱く、悪天候の際には
無理をしないのが賢明でしょう。
この日は登山者は少なく、数名に出会ったのみ。
静かな山行をのんびりと...
沢からは涼風が吹き上がり、新緑が始まった森は
本格的な春の到来を謳歌するかの様。
「森林浴の森100選」にも選ばれており、とにかく
気持ち良い...渓谷ウオークになりましたぁ
本命の天滝までにも幾つかの滝が現れて、見所はたっぷり
こんな近くで沢を眺めることも出来ます。
私どもでは紅葉シーズンに訪ねることが多いのですが、
この春の時期ならではの山野草も...
ヨゴレネコノメソウ(ユキノシタ科)
ヒトリシズカ
四国ではお目に掛かれない... イカリソウ。
あと、イチリンソウ、コミヤマカタバミも...
意外と山野草が多く見られ、お花好きな方も大満足
昨秋復旧されたばかりの橋は、間隔を開けて、
一人ずつ安全に通過することにしました。
まるで天から降り注ぐかの様に流れ落ちる...
落差98㍍を誇る...天滝が姿を現しました
「ひょ~ぇ、ぇ」()
水しぶきをもろともせずに、滝の近くまで行き、
自然の造り出した大迫力を間近で... \()/
雨具を着るべきでした。少し後悔...
天滝を余り知らなかった方も、「これは凄かったぁ」と
大感激していました。
往路を下山し、次なるエリアへ。
今春は桜の開花が遅れているので、「ひょっとしたら...」
そんな淡い期待を抱きつつ、ちょっぴり寄り道を...
近くの一本桜の名所の「樽見の大桜」を見に行くことにしました。
途中で下山されているご夫婦によると、「花は散ってしまったが、
見るべき価値は十分に有る」と力説されたので、GO~
国の天然記念物に指定されている県下最大のエドヒガン桜。
樹高13.8m、幹回りは6.3m、樹齢は千年を越えるとも云われ、
地元の人々からは「仙桜」とも呼ばれているそうです。
残念ながら大部分は落花していましたが、存在感は抜群で
わざわざ登った甲斐がありましたぁ。
また途中の石垣を積んだ道のりも風情が有りました。
一度満開の桜を見に来たいと思いました。
そんな訳で、ダブルからトリプルウオークに急遽変更されたのでした。
ランチは道の駅で自由食。
人気は「幻の豚」とも呼ばれる地元の特産の
「八鹿豚」のトンカツ定食。
キャベツが大盛で、ヘルシー感を演出。
そして、ボリュ―ミィで、とっても美味しかったで~す
午後からは朝来市に移動し、「天空の城」竹田城に登りました。
竹田城は山城遺構として、近年大人気を誇り、この日も
平日ながら観光客が来られていました。
どこもそうですが、海外からのお客様が増えていますね。
下から見上げると、まるで虎が伏せている様に見えませんか?
この景観から別名「虎臥城/とらふすじょう」とも呼ばれます。
今回は駅裏登山道を山城目指して登りました。
登山道の整備は申し分無く、歩きやすかったです。
道中ではツツジもチラホラ。
お城の石垣が見事ですね。
まぁ、こんな高い山の上に、立派な石垣を積み上げて、
凄いお城を作ったもんですね(驚)
竹田城では桜が最後の見頃を迎えていました。
こんなに桜の木が多いとは知りませんでした。
「桜の名城」かも知れません。
城址の標高は353mを誇り、眼下には竹田の町が
広がっています。
「日本のマチュピチュ」とも称される眺望を
眺めながら、城址をぐ~るっと散策
往路を無事下山しました。
自然豊かな天滝、そして人工物ながら景観美を誇る
竹田城の二つに、樽見の大桜も急遽加わったトリプルウオークで
山陰但馬の春を大満喫して、帰路に就きました。
<歩行データ>
天滝 歩行距離:約2.2㌔ 標高差242m
竹田城 歩行距離:約3.7㌔ 標高差263m
ベースキャンプ高松店スタッフ