うどん県、ベースキャンプ高松店です。
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9月20日は奈良にハイキングに出掛けました。
今回は西国六番札所の壷阪寺を拝観したら、
「日本三大山城」の高取城に登り、その後奥明日香に下り、
下山後はお彼岸を迎えたばかりの初秋の奥明日香を
ライト・ウオークする欲張りプラン。
お天気は曇り時々晴れ。午後から崩れる予報でしたが、
結局降ることはありませんでした。
まずは西国六番札所の壷阪寺を参拝。
奈良県高取町の山腹に建つ山寺です。
ここから歩き始めます。
かつて西国ウオークで、七番岡寺まで歩いた記憶が
よみがえりました。あの時は長かったぁ。
お寺の外を周り、車道から土道に入ります。
多くの先人が歩いた道のりを辿ることに...
本コースは見所が満載なので、十分お楽しみ頂けると
思います。お勧めのコースです。
まずは摩崖仏群がお出迎え。
登山道上に何ヶ所も摩崖仏群が現われます。
素朴でしっかりと彫られた石仏達は、風化して
野趣風情が漂い、とっても魅力的です。()
今回はアップダウンも比較的少なく、入門~初級レベル。
下界は30℃越えの暑い一日でしたが、山中は日陰も多く、
風も通り、快適でした。
高取城址に入って来ました。
少し雑に築かれた石垣が、城址の中心に進むに連れて、
だんだんと石が大きく、造りが立派になっていきます。
「あ~山城ですか?」と受け流していた方も、その規模や
立派さに驚く方がほとんど...
「こんなに素晴らしいとは...」()
昨今の城ブームでも人気上位の山城なんです。
張り廻られた石の城壁を進み、本丸へ。
本丸は標高583,9mで、本日の最高点。
意外と広く、風の抜ける木陰で昼食を取りました。
人気の山城ですが、すれ違ったのは3組、5名のみで
静かな道のりでした。
本丸から奥明日香へ下ります。
登りは整備状況が良かったですが、下りは路面に石が錯乱
していたり、道幅が狭まったりする箇所も在りましたが
概ね問題無しです。
道の分岐に、居ましたよ。()
そのユニークな表情が大人気の
「猿石」です。
一説では「魔除け」の意味合いを持つ、「結界石」だとか...
奥明日香、栢森に下ります。
ほとんど山の中腹をトラバースする道のり。
標識が所々で設置され、分かり易い一本道に
近い道のりです。
終盤の下り道で、一部台風の影響でしょうか?
倒木や道の崩落箇所が見られましたが、迂回路が
作られて、ゆっくり歩けば大丈夫!
栢森に無事下山。
活動時間:3時間15分 歩行距離:6.17㌔
消費カロリー:943カロリー
総上昇量:351m 総下降量:472m
下りた場所は、ちょうど飛鳥川に綱が掛かる場所です。
栢森では「女綱」が掛けられています。
この風景もナカナカお目に架かれないですね。
不思議な神事です。
ここから明日香の石舞台に歩いて下れますが、距離が長いので
今回は車でスルーしました。<(_ _)>
「不思議なことに、秋の彼岸になると彼岸花が咲くのよね」
そう云われるぐらいに正確に咲く彼岸花ですが、今年は
暑さの所為でしょうか?少し遅め…見頃はまだ1週間ほど先かな?
ナントか、咲き始めの彼岸花に田んぼの畦道で出会えました。
ここはかつて万葉集でも多くの恋の歌が詠まれた場所。
「飛鳥川の飛び石」と呼ばれる場所。
再び飛鳥川の下流に架かる綱掛けに。
下流側の稲渕地区には、「男綱」が掛けられています。
この先には稲渕の棚田が有り、この24日・25日の週末に
は一大イベントの案山子コンテストが開催されるとのこと。
折角なので開催準備たけなわの通称「案山子ロード」を歩き、
ユニークな案山子を見学させて頂きました。
ここは多くの見学者が訪れ、数百人規模の賑わいでした。
上部から棚田を見下ろしました。本来ならば緑の田んぼに
真っ赤な彼岸花が咲いて、綺麗な秋の風景が見れるのに...
ちょっぴり残念でした。
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歩行後は石舞台でソフトクリームを頬張り、名物の柿の葉寿司を
お土産に買って帰りました。
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「西国札所」、「山城」、「彼岸花咲く山村」、「案山子と棚田」と
見所満載だった今回の奈良ウオーク。
今度は明日香から紅葉の名所として名高い談山神社まで、
秋の多武峰エリアをのんびりと歩きたいですね。
ベースキャンプ高松店スタッフ