2023年2月23日 (木)

遍路道歩き17期 ~阿波路~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

先月の琴参観光主催の「がんばらない遍路道歩き」の

17期の第5行程は、2023年の「初歩き」となりました。

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この日は午前中が生憎の雨の歩行。(weeprain

「遍路転がし」の山岳行程を経たら、今度は徳島市内を

縦断する...約27㌔の長距離歩行に挑戦sign01

過去の参加者が「一番厳しかったぁ」と仰られる方が

実に多い...いわゆる超難所の区間でもあります。

それではレポートですenter

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歩き出しは四国霊場13番札所の大日寺。

皆さん、覚悟を決めて、雨の中へ踏み出しました。

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徳島市郊外の、のどかな道のりが続きます。

道端にはかつての遍路道の名残が随所に現れます。

午前中は徳島市内の5箇寺を巡る行程で、市内在住の方は

お正月に5箇寺を歩いてお参りする「五か所参り」の風習がある

のだとか...不思議な巡り合わせで、今回私達もそれを体験することに。

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前回に引き続き、鮎喰川(あくいがわ)沿いを

行ったり...来たり...

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凡そ2㌔弱歩いたら、14番札所の常楽寺(じょうらくじ)へ。

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境内にはゴツゴツした岩稜の断層が見られ、

「流水岩の庭」と呼ばれています。

皆さん、その流れの岩に乗って、サーフィンスタイルで...cameraimpact

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お次は約800㍍歩いたら、15番札所の国分寺。

次から次へと札所が現われ、お参りも大変です。

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雨の徳島市内の歩行...

徳島市のシンボルの眉山(びざん/標高280㍍)が、

良い目印になってくれます。

今日はこの山の姿がドンドン変わり、最後には

遥か彼方で見えなくなってしまう...そんなこと等、

皆さん知る由も無く、次なる札所をひたすら目指しています。

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約1.8㌔歩けば、16番札所の観音寺に到着。

本当に街中に突然現れたので、ビックリ(bearing

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難所たる所以は、ほぼアスファルト道の歩きということ。

山道と違って、アスファルト道の突き上げは堪えますモン。

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約2.8㌔歩けば、4箇寺目となる17番札所の井戸寺。

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お寺名となった「面影の井戸」をのぞき込みます。

お大師さんが掘った伝説の井戸で、自分の顔が水面に

映ったら、3年間長生き出来る...そんな言い伝えも。

この井戸寺で「五か所参り」も、めでたく完了。

後は小松島に在る18番恩山寺まで歩くのみ。

ここまで約7㌔弱ぐらいなので、あと20㌔も残っています。

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再び鮎喰川を渡り、いよいよ徳島市内中心部へ。

真正面には眉山が横たわって見えました。

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眉山北の麓に在る、野球場周辺でランチriceball

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たまに徳島ラーメンのお店に並ぶこともしますが...

参加者が多いので、今回はお弁当スタイルです。

スタッフは一応徳島ラーメンの「金ちゃんヌードル」を持参。

サーモスの熱々のお湯で温かラーメンをすすりました。noodle

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眉山の山麓を周遊しますnote

雨も上がり、ホッと...

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眉山の東側に回り込めば、眉山ロープウェイ。

阿波踊り会館で休憩させて頂きました。

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市内のほぼど真ん中を歩きます。

「がんばって、くださ~い」

年配の皆さんから、温かいエールを一杯頂きました。

この声援って、本当に力強いお接待に感じられます。

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あとは二軒屋から、国道55線に出て、ひたすら南進。

かつては旧道を歩いていましたが、道幅が狭く、交通量も

多く危険なので、集団歩行には歩行帯が在るバイパス道が良いです。

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遂に徳島市内を抜けて、小松島市へ。

途中のコンビニで休憩を考えていましたが、

ナントコンビニが全く無くて、正直ビックリsweat01

あと約5㌔ぐらいですが、ここからが長かったぁ。

車の中からは不思議そうにのぞき込む顔ばかり...

「一体、何の集団かしら?」(・・? (・・? (・・?

こんな時は胸を張って、出来るだけ笑顔で歩くことに

決めています。(happy01scissors

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国道歩きを終え、一路18番恩山寺へ。

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標高78㍍の小高い丘の上に建つ札所へ、

最後の力を振り絞り、登って行きます。

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本日の最終目的地の18番札所恩山寺に到着。

参加者全員がみごとに歩き切りました。

通常、本コースはまだ暑い9月の歩行が多いのですが、

殆どの方が強烈な暑さにやられてしまいます。

今回は午前中が雨でしたが、冬の寒さが消耗を軽減して

くれて、逆に歩行条件が良かった様に感じました。

さて次回は小松島から再び進路を西に取り、再び「遍路転がし」の

山岳路を辿り、山上の20番札所鶴林寺を目指します。

ベースキャンプ高松店スタッフ