うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先月末、遂に「遍路道歩き15期生」が
結願 しました!
思い起こせば、2017年3月25日からのスタート!
5年以上の月日を経て、ようやく47行程を、
無事、歩き終えることが出来ました。
本当に、お疲れさまでした。 <(_ _)>
初回44名で出発しましたが、結願行程のご参加は
16名でした。完歩することの難しさが、よく分かります。
今回はコロナの影響を受けて大変でしたが、何とか結願まで
サポート出来て、スタッフ一同、感慨もひとしおでした。
さて、今回のレポートです。
歩き始めは、志度の高松道の高架下からスタート。
歩行距離は約18㌔の設定です。
自転車だと約20㌔。歩く道の方が2㌔ほど短いのだ。
6月と云うことで、アジサイも多く見れました。
今年は四国も雨が少なく、水不足が心配。
残す札所は2ヶ寺。87番長尾寺を目指します。
この橋は有名な「へんろ橋」と云います。
昔は木の橋だったのでしょうね。
87番長尾寺に到着。ナカナカ風情ある雰囲気です。
境内ではお遍路さんへのお接待が行なわれていました。
ありがたや、 ありがたや。
なんと、その中にかつて一緒に歩いた方も居らしてて、
感無量の再会となりました。
立派にお遍路文化を引き継いでくれているのですね。
よく冷えたスモモのお接待には皆さん大喜び。
結願に向けて、しっかりパワーを頂きました。
いよいよ、ラスト1箇寺~
急に歩行が止まってしまいました。
どうしたのかな?と思ったら...
信号待ちでちゃっかりと民家の日陰で涼んでいました(笑)
最終行程はほぼ車道歩き。
気温は30℃を越えて、ほぼ無風。
湿度もかなり上がり、過酷さが増して来ました。
アスファルトからの熱気もうんざり...
私自身もこの歩行条件は経験したことの無い位の
ハードさに感じていました。最後まで歩けないかも?
そんな中にも、徐々に高度を上げていきます。
前方に見えるのは前山ダム。
ダム湖畔の長尾おへんろ交流サロンで昼食を
取らさせて頂きました。
この施設内には貴重な遍路の資料が展示されています。
聞けば、コロナ前は外国人の歩きの方も多く、
年間3000人位は歩かれていた様ですが、
ここ数年は1000人を切っているとのことです。
サロンからは3つのルートが選択可能ですが、
雷雨が怖かったので、一番安心かつ古式に乗っ取った
旧遍路道を辿ることにしました。
案の定、峠で雷が真上で鳴り、しばし歩行を中断し、
雨宿りを余儀なくされました。
すると一気に気温も低下。空気が入れ替わったみたい。
あれ程、厳しく感じた道のりも、「これなら大丈夫!」
ジャジャーン満を持して、登場
「真っ赤なめんたいこ?」
「真っ赤なエビ?」と驚かれましたが、
山の上でそんな海産物をお渡しすることはありません。
スタッフからは、よ~く冷えた半氷の手剥きの
グレープフルーツのお接待をさせて頂きました。
以後、雨が降ったり、止んだりの繰り返し。
最近新たに見つかった旧道を歩いてみましたが、
野趣溢れていて、少しビックリ。
「最後」と云うことで、ご来賓の方々からのお接待も
たくさん頂きました。感謝、感謝 ()
多和エリアからは、すっかり奥深い山の中へ。
とても静かで神聖な領域に入って来た感じです。
長かった道のりも、アト0.7㌔の表示。
これが最後の道案内版。
遂に念願の第88番結願寺の大窪寺に到着。
「感無量!」の ゴール \(
)/
ここで本来ならば、讃岐人らしく、締めのうどんと
行きたいところでしたが、雷雨で時間オーバーに。
感動の完歩書の授与式も降雨で出来ず、ちょっぴり
残念でした。
さて、夏休みが明けたら、みごと結願を果たしたので、
お大師さんが待つ、高野山奥の院へ、その報告と、
お礼をお伝えに、恒例のお参りに行きます。
当然、歩いて...
高野山下の九度山から、世界遺産の町石道を辿る道のりです。
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