2022年6月10日 (金)

島旅  ~小豆島~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

 

先日、高松港から約1時間、船に乗り、

瀬戸内海に浮かぶ香川県が誇る珠玉の島、

小豆島(しょうどしま)に行ってきました。

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今回の「島旅」ではベースキャンプ流で、小豆島にまつわる

幸せ巡り」を体感する完全オリジナルプラン

「幸せ」をじんわりと感じて頂ければ、良いのですが

 

「幸せ」は、楽をして感じることも出来ますが、

困難を経て、より強く感じる「幸せ」も尊いものですよね。

よって、最初から山登りです。happy01

島を南北に分ける皇踏山(おうとざん)に登ります。

この日の最高気温は26℃でしたが、山中は涼しく、湿度も

低く、風もそよぎ、山歩きには最高の条件。

いきなり「幸せ」を感じて頂けたみたいでした。(笑)

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でもここはただの山歩きでは無くて、島の遍路道でも在り、

かつては修行の道場でも在りました。

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足場の悪いトラバース道を慎重に歩いて行きます。

 

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暑い6月なのに、珍しく遠望も効き、南には

そして香川エリアの山並みが望めました。

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小豆島霊場72番奥の院の笠ヶ滝を参拝。

島内随一の行場として有名で、鎖や手すりを使い、

急傾斜の岩場を登降します。danger

*高所恐怖症の方はかなり厳しいかな。

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ここの本堂は岩場の洞窟の中に在り、その中に

幸せくぐり」と呼ばれる暗く細いトンネルが在り、

それを潜れば幸せになれると云われています。

堂内撮影禁止。

まずは最初の「幸せ」を体感して頂く場所をクリア。

「ご納得だった」ことは云うまでもありません。

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」の次は、「」へ。

次なる「幸せ」は、「海」の神秘現象に在ります。

「エンジェル・ロード」通称「天使の散歩道」とも呼ばれますが、

潮の満ち引きで、海に浮かぶ小島が陸地でつながったり、離れたりする

自然現象で、干潮の時間しか歩いて渡ることが出来ません。

「縁結び」のスポットとしても有名で、

「幸せ」に近づくスポットでもあります。

 

砂浜を潮風に吹かれ歩けば、緑の島影と青い海、

そして白く沸き立つ雲に、の到来 を感じました。

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島内を移動中に凄い光景を目撃。

田んぼと思われる場所で、大の大人が

泥んこバレーに熱狂中!

プレーよりも泥に飛び込むのが愉しそう

こんな光景って、ナカナカ見ることが出来ません。

ホント、島ならではの素敵な光景♡

こんなハプニングが島旅の魅力かも。

 

そしてお昼が近くなり、「食」にまつわる「幸せ」巡りへ。

小豆島はかつては水不足が深刻で、「水」がとても貴重でした。

ここ中山地区には「湯船の水」が湧き、有名な千枚田を潤しています。

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今はちょうど田植えシーズンたけなわで、山中に段々畑の田んぼが

広がる美しい光景は島を代表する名所のひとつで、日本の「棚田百選」、

「名水百選」更に「にほんの里100選」のトリプル選定エリアshineです。

そこを歩いて周遊するなんて、なんて贅沢。

「幸せ」を感じずには居られません。

 

そして本日のランチrestaurantは、そのお水、お米を使い、手作りにこだわった

ひなびた食堂で、ありがたく頂きました。

*ちなみにここは当日しか予約出来ない人気店。

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こちらは、小豆島名産のそうめんがメインの夏に涼やかなランチ。

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うそでしょう? (wobblysweat01

瀬戸内で上がったタイを一匹揚げたモノが出てきましたぁ。

更にでっかい野菜のかき揚げも。

白米のおにぎりも2個これもでかいぞ!riceballriceball

こちらが噂の「棚田のおにぎり定食」。

おにぎりは絶品。

ボリュームが半端ないけれど、「ア~ぁ、幸せ」「幸せ」。

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「日本のエーゲ海shineとも称される美しい海の風景に心和みます。

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午後からは本日のメインの山登り。

内海湾の向こうにそびえる山を登ります。

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小豆島霊場第1番洞雲山に登ります。

標高差は約330㍍。

深い樹林帯は緑がまぶしく、沢を徒渉したり、

急な傾斜地を登ったり

いつもは暑さで厳しいのですが、本日は涼やかで、

気持ち良く歩けました。

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そして島を見渡す絶景ポイントへ。

不動明王さんがお出迎え。

島最高峰の星ヶ城山や内海湾、眼下には草壁の町並みが。

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3番札所の隼山周辺からは、徳島から淡路島への連なりも。

空と海のブルー単色のグラデーションは幻のごとし。

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そして洞雲山に到着。境内ではつつじが開花中。

夏至の時期の午後3時頃、晴れた日だけに見ることが出来る、

太陽光で岩壁に光現する観音像、「夏至観音」を見るのが、

今回の最大の目的なのです。

この時期は梅雨時でもあり、また曇天でも、晴れていても

少し雲が掛かれば見ることが出来ない非常にハードルの高い

自然現象になります。

週間天気予報では困難な状況でしたが、日が近づくに連れて

予報が良くなり、この日は地元のテレビ局2社と新聞社1社が

取材に来ていました。聞けば今年初取材で、放映後は物凄く

観光客が押し寄せるとのことでした。

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この日は33分頃、ホンの数分が綺麗に現れる時間だとか

そしてみごとに現れてくれました。

岩壁に白くクッキリと、手に錫杖を持ち、首を少し傾けて

その神々しい姿に息を飲み、思わず手を合わせてしまいました。

「ありがたや」「ありがたや」「幸せになれます様に

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下山後に最後のとどめの「幸せ」は、「ハートのオリーブ」探し。

通常オリーブの葉っぱは葉脈が1本で、形状はシュンと伸びていますが、

ごく稀に、葉脈が2本以上有り、ハートの形をした葉っぱが出現するのです。

別名、「幸せのオリーブ」とも云われ、見つけると幸せになれるのだとか。

それを探し、ゲットするのがこの島旅の締めくくりなのですが、

なんとかウマい具合に探し出すことが出来ましたぁ。good

 

「幸せ」巡りの島旅でしたが、とても喜んで頂けてなによりでした。 

 

普段の生活が当たり前の様に送れて、このように少し旅が出来たり、

自然に中でリラックス出来たり、しんどい思いをしても山に登れたり

そんな日常こそが「幸せ」なんだと、自分なりに感じました。

ベースキャンプ高松店スタッフ