2021年2月
遍路道歩き ~土佐路~
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先日、当店スタッフがサポートする「頑張らない遍路道歩き」の
第16期ツアー生の皆様と、高知市内の4つの札所を巡る行程を
歩いて来ました。この企画は、四国八十八ヶ所を完全踏破する
48行程(毎月1回開催)で、約5年にも渡る、長大な「歩く旅」なのです。
この日は抜群の日和
に恵まれ、最高気温は20.4℃でした。
30番札所の善楽寺をスタート。いきなり、お寺の境内で
今年初となる「うぐいす
の初鳴き」に遭遇![]()
「お~っ、春ですね
」 季節感を肌で感じられるのが
歩く旅の魅力のひとつです。
市街地を南下すれば、前方に次なる札所が在る
五台山が見えて来ました。「あそこに登りますよ
」
標高差約120㍍の登りですが、しっかりと整備されて、
かなり歩きやすく感じました。多くのお遍路さんが歩いて来た
歴史ある、信仰の道の名残が随所に感じられます。
登り切ると、そこは「高知県立牧野植物園」の敷地内。
敷地内に遍路道が在る為に、お遍路さんは無料で
通り抜けが出来ます。ここでは早咲きの河津桜に
出会うことが出来ました。(今年の初サクラでした)
31番札所竹林寺を参拝。五重塔がとてもシンボリック。
参拝後は石段の下り。急勾配
で、スリップ要注意![]()
雨天
はちょっと危なくて、歩けませんね。
下山後、次なる札所へ。
一旦東へ戻るような道のりになり、ちょっとガッカリ(
)
32番禅師峯寺(ぜんじぶじ)は、再び山を登ります。
標高差は約80㍍なので、全く問題はありません!
最後の急階段を登れば、山門下に到達。
しっかりと一汗
掻きましたぁ。
もう既に半袖Tシャツの強者も数名 (@_@;)
境内からは眼下に太平洋の大海原が広がります。
「青いねぇ!」 遥か先には、観光スポットの桂浜も見えました。
海辺の砂地を利用して、野菜のビニールハウスが多いです。
ここでランチ
を取り、午後は浦戸湾に向けて歩き直します。
浦戸湾を船
に、乗って渡ります。
「歩きなのに...船に乗るの?」と云われますが、この船は
古式からの正規ルートなのです。約5分間の船旅を満喫![]()
ただ船便は1時間に1本しか無いので、遅れない様にしっかりと、
ハイペースで休憩無しで、6キロ程、歩いて頂きました。 <(_ _)>
![]()
船を下船後、程無く33番雪蹊寺(せっけいじ)に到着。
境内では桜が開花
「ヒカンザクラ」がほぼ満開状態。
そして34番に向かう途中の畔で、今年初の「つくし」を発見![]()
「今日は本当に、春を実感することが多かったですね」
旧春野町の歩行。
道沿いには水路が張り巡らされて、清流が流れていました。
水路沿いにアジサイが植えられて、梅雨前に一斉に
咲き誇り、素敵な景観を見せてくれます。
ようやく歩き終わりの34番種間寺(たねまじ)に到着。
今回は2つの山寺も巡る、約26キロ弱のロング歩行となりました。
次回は、山の札所「清滝寺」と海辺の札所「青龍寺」を巡ります。
ベースキャンプ高松店スタッフ
雪山情報 ~剣山・2月19日~
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
店舗スタッフより、「今日の剣山」の写真が届きました。
この週末にお出掛けを予定の方に、いち早くお届けしますね。
生憎の天候
で、八ヶ岳山行を断念して、四国の雪山に
登っていたなんて
全く知りませんでしたが、剣山系は
実に良い天気で、良かったですね。
「今年は雪量が少ない(
)」と、お嘆きの方には朗報かも。
結構な雪量でないかい?![]()
元旦にも登ったらしいのですが、むしろ元旦以上
との連絡です。
それも サラサラ の パウダースノ~![]()
ラッセルが厳しかった
とも言っていました。
剣山山頂ですね。午前中はほぼ無風だったそうです。
ただ気温は山頂(AM10:30)で、マイナス 5℃。
登山口の見の越の早朝は、マイナス 10℃だったとか。
彼はこの剣山山頂から、次郎笈へ縦走を愉しんだとのこと。
装備的には、アイゼン(6本爪)がお勧めで、
ワカン や チェーンアイゼン の登山者も多かった様です。
*下山時には絶対アイゼン類が必要です
!
次郎笈から三嶺方面を望む。
素晴らしい大展望![]()
次郎笈との稜線から、登った剣山を望む。
トレースの彼方には、赤帽子山。
彼がトレースを付けたので、明日は安心して登れそうですよ。
多くの方が気になるのが、登山口までのアクセス
だと思います。
4駆のスタッドレスタイヤは全く問題無しですが、
2駆の方はチェーンをお持ちくださいとのことです
。
あとおトイレですが、登山口の見の越、山頂のトイレは使用不可×。
唯一、西島のトイレは使えるそうですよ。
この週末は気温上昇
の予報。
今年最後の雪山山行になるかも。
どうぞ、気を付けて、雪山
をお楽しみください。
ベースキャンプ高松店
小豆島遍路道歩き レポート
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
毎月一回、小豆島の遍路道を歩いています。
今月の歩行レポートです。
第10回目の来島で、島の北側の東エリアを午前に、
西エリアを午後に分けた、2部構成で実施。
歩行距離は、約9㌔でした。
高松港から土庄港に渡るフェリー
から見た景色です。
この日は晴れて、ナント気温は19℃まで上昇![]()
まさに、春の陽気でした
。
午前は小部エリアから、「豆坂」と呼ばれる山岳遍路道を
登り、吉田エリアに下山し、82番吉田庵を目指します。
背後には昨年2月に登った恵門ノ瀧の山並みが広がります。
豆坂の上りの途中からは、眼下に瀬戸内の青い海原と
島の北側の美しい海岸線が望めました。![]()
![]()
海抜0mから、標高差約260㍍の登り
ですが、
稜線まで出ると、後はほぼ平坦の道が続きます。
夏場なら厳しく感じる登りですが、冬場は非常に歩き易いですね。
途中には鉄製の手すりが設置されたり、整備状況は良好
でした。
眺望はほぼ有りませんが、気持ちの良い里山歩き
が愉しめます。
豆坂を越えれば、吉田ダムの湖畔に下山。
大きなダム湖を廻り込み、ダムの堰堤へ。
ダムの堰堤から、背後に岩峰群を望む...
ここ吉田は花崗岩の風化した岩場が多く点在し、
「ロック・クライミング」のゲレンデとしても有名です。
「まさか、ここは下らないよね?」
堰堤の上から話していたダム横の急階段が
遍路道に指定されています。
髙さ約74㍍のダムを一気に下り、
82番吉田庵を参拝して、午前の歩行が終了。
ランチ
は海の見える、地元のお食事処へ。
新型コロナの感染予防で、貸切にして頂きました。
お店の心遣いに、感謝です。ありがとうございました。
今日はメインに「さぬき夢豚」を使ったランチ。前菜と島の名物の
佃煮がONされたライス、茶わん蒸し、素麺、デザート付
と豪勢。
予約がナカナカ取れないお店だったので、大満足でした![]()
実にランチ目当ての2部構成だったのです(
)
午後は西エリアに移動し、75番大聖寺から、歩行再開。
午後は札所が続きました。各札所では、参拝、読経を
行います。ここ76番奥ノ院三暁庵では地元の方から
おミカンや温かいお茶のお接待を頂きました。
海から少し上がった高台に在る札所をつなぐ遍路道。
最後、76番金剛寺で参拝。歩行終了。
お寺の前は、隔てるものが無い、備讃瀬戸の風景が、
まさしく![]()
![]()
パノラマビュー![]()
![]()
です![]()
楽しかった島遍路も、あと1行程を残すのみ。
春3月、早咲き桜 と 黄色のミモザ に出会えるかな?
ベースキャンプ高松店スタッフ
山行情報 ~東山森林公園~
ウオーキングシューズ、新入荷!
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
本日、ミズノ社から、新しくウオーキング・シューズが入荷しました。
ミズノ LD40V
¥16,000+税
重量:275g(23.5㎝) 幅(ワイズ):3E相当
素材:アッパー部に天然皮革を使用。
とにかく軽くて、幅広
でゆったりとした履き心地。
デザインはシンプルながら風合いが凄く良く、
日常使いにも、長距離ウオーキングにも活躍してくれそうです。
クッション性と安定性を両立させるミズノ・ウエーブ搭載に加え、
独自の通気システムを持ち、ヒールラバーの交換
も可能。
そしてお客様から要望の多い、脱ぎ履きに便利な内甲側に、
ファスナー
を使用しているのも売りのひとつでしょう![]()
ただいま、店頭には22.5㎝~27㎝を展開中。
新しく、この春から歩き始めたい
とお思いの方には、
頼もしい相棒になってくれるかも?
当店が誇る「ミズノ ウオーキングシューズ・コーナー」で、
是非お気に入りの一足
をお選びください。(
)ノ
ベースキャンプ高松店
雪山情報 ~三平山~
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
2月11日(木)に岡山県真庭市と鳥取県江府町の県境に位置する
三平山(みひらやま)に登った雪山レポートです。
三平山のたおやかで、美しい山容を望む。
今回はゲ-トがある林道入口から歩行スタ-ト。
夏道登山口から雪崩の跡を避けながら、森林限界を越えます。
お天気は最高でした![]()
稜線には明治時代に陸軍が築いた土塁が残存しており、
その土塁を伝って登れば、山頂はもうすぐ。
標高1010㍍の山頂に到着。山頂からの展望は抜群で
360度遮るものが無く、白銀に輝く大山、烏ケ山、擬宝珠山、
皆ケ山、蒜山三座へと続く稜線が美しく眺められました。![]()
雪を抱いた伯耆大山のどっしりした山容。
スックと立ち上がった、人気の烏ヶ山(からすがせん)も。
蒜山方面も見えました。
下山は尾根道を雪遊び
しながら、林道登山口へ。
雪山歩きが楽しめるお勧めの周遊コースです。(
)ノ
ベースキャンプ高松店スタッフ
春夏NEWウエア入荷開始!
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
2021年春夏・新商品のウエアの入荷がスタート!
(
)ザ・ノース・フェース社のレデースのアウターです。
軽量・コンパクトなゴアテックス仕様の定番レインウエア。
Climb Light Jacket ¥33,000(税込)
(左)VW色ビンテージホワイト、(右)SG色サミットゴールド
新色の2カラーです。
(
)同じく、ノースフェースのレデースのロングTシャツ
も入荷![]()
L/S Smal Box Logo Tee ¥5,720(税込)
*ポリエステルと綿の混紡素材です。
L/S Heavy Cotton Tee ¥7,040(税込)
*こちらは綿100%素材。少し肉厚で、ポケット(左胸)仕様。
(
)ノースフェースのメンズコーナーにも、同様の商品が
入荷しています。
あと、キャンプ用品で、LEDランタン![]()
も初入荷![]()
ベアボーンズリビング社 レイルロードランプ ¥8,800+税
今日の高松は晴れ
。気温9℃。
最高12℃まで上昇する予報です。
春が待ち遠しい頃合いですね。
ベースキャンプ高松店
ただいまのテント陳列案内
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
現在、店頭では 2幕 のテントを見本で張っています。
久々に「ツエルト」も張ってみました。
機会が有りましたら、是非ご覧頂きたいと思っています。
ツエルト(オリーブ色)は、ファイントラック社の「ツエルト2ロング」。
テントの代わりとしても十分使える「居住性重視モデル」。
定員的には、大体2~3人用。重さは340g。価格は¥22,000+税。
今回はトレッキングポールを支柱に使っています。
軽量コンパクトなので、緊急時のビバーク用として携行することもお勧めです。
(
)
よく、ツエルトの1~2人用のシェルタータイプとお迷いの方も
居らっしゃいますが、緊急時や長時間のビバークには
「横になりたい...筈!」ツエルトをかぶるだけで過ごすのは正直厳しいです。
十分に横になって過ごせるゆとりがあるサイズの方が絶対お勧めです![]()
あと自立しませんので、張綱は必携ですよ。
ツエルトの真ん中にある「サイドリフター」を使って、
居住空間を広げる
ことも可能です。
もう一つは、アライテント エアライズ1(オレンジ色)。
ド定番のテント。当店でも非常によく売れているモデルです。
定員は最大2名。ほとんど1人で使われる方が多いと思いますが...
重さは1360g。価格は¥39,000+税。
「山岳テント」を代表するモデルで、雨や風にとても強いのが頼もしい限り。
そろそろ春の行楽シーズンに向けて、テント泊をしてみたいと思う方も
いらっしゃるかと思います。
軽量・コンパクト・強度も十分な「山岳テント」も、お勧めですよ。(
)![]()
ベースキャンプ高松店
小豆島遍路道歩き レポート
うどん県、ベースキャンプ高松店です。
毎月一回、小豆島の遍路道を歩いています。
今回は先月の「初歩き」のレポートです。
第9回目の来島で、島の北西部、約12㌔を歩く内容でした。
この日も穏やかに晴れて
、抜群の日和の中を
島の「山」
と「海」
を歩き廻りました ![]()
フェリー
の中で偶然に朝刊を見ていた人が、
ちょうど小豆島の氷瀑の記事を見付けられたので、
「これは
」と思い、歩き出し前に見に行くことにしました。
おさるさんで有名な「銚子渓」で、珍しい氷瀑を見ることが叶いました。
今回は66番等空庵から、75番の大聖寺まで10札所を巡ります。
のどかな風景が広がり、心が穏やかになって行きます。
路地歩きの後には、自然の中に身を委ねる...
かつての遍路道も点在し、絶え間なく変わる風景に
飽きるということがありません。
今回は踏皇山(おうとざん)を越える山越えが見所![]()
山並みの北エリアを東に沿い歩き、昼食後に越える予定。
時折、遍路道の所在を示してくれる「へんろ石」
が、
途上に現れて、とても心強く感じられます。
一体、どれ位の参拝者がこの道を辿ったことでしょう?
落ち葉の積もった山の登りですが、鉄製の手すりが完備され、
とても歩きやすかったし、冬枯れで見通しの良い明るい森は
爽快で、気持ち良かったです。
踏皇山の稜線からは、南側(四国側)の遠望もバッチリ![]()
いよいよ山越えの核心部へ。
高所恐怖症の方にはちょっぴりスリリングな岩稜帯のトラバース。
「慎重に」...「慎重に」...
その後は72番奥ノ院笠ヶ滝の鎖場に取り付き、本堂へ。
ここでは恐怖の余りに、登れない方も居らっしゃいます。
本堂は岩峰の洞窟の中です。
ここからは撮影禁止。洞窟内には「幸せくぐり」等の
ありがたい、楽しい場所も...
「これはどうやって降りるのかしら?」
下山は、更に急勾配となり、より慎重さが求められます。
踏皇山を北から南に越えた遍路道は、再び馬越えで
北側に戻ります。今度は岡山方面の風景が広がります。
北から、南、はたまた北へ... 滅茶苦茶、歩るかされますね(
)
そしてこの先で無事歩行終了。
次回は島の東エリアを北から南に山越えする、
「豆坂越え」の山岳行程です。
ベースキャンプ高松店












































































