2022年1月29日 (土)

剣山 ~雪山レポート~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

127日に日本百名山の徳島県の剣山

(標高1955㍍)に登りました。

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貞光から国道438号線を利用し、見ノ越登山口へ。

2ヘアピンからは道路上に雪が出現。

しっかりと除雪されていますが、

スタッドレスタイヤが必須でしょうね。

このタイヤの威力は素晴らしく、過去には

ノーマルタイヤにチェーンで90度回った

こともたびたび(怖)(>_<)

帰りは2駆なので、安全対策として

チェーンを装着し、トロトロ運転で下山。

また鹿2頭に遭遇。気をつけねば!

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今回は見ノ越から、山頂のピストンです。

天気は晴れ。風も弱く、歩行日和に恵まれましたsun

登山口には仮設のトイレがありました。

 

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登山道は最初から雪があります。snow

樹林帯の歩き出しは日陰で、雪質は固く締まり、

凍結箇所も...スリッピーなので危険!

劒神社の境内でアイゼンを装着することを

絶対にお勧めします。

またこの最初のトラバース道は雪崩の危険性が

ありますので、くれぐれもご注意ください。danger

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視界が開け、左上部にロープウェイ西島駅が、

右上には山頂部が見えてきました。

 

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振り向くと、(左)三嶺、(中)塔ノ丸、(右)矢筈山が

クッキリと見えました。eye

今回はトップスには、finetrack社のドライレイヤー・

ベーシックに、同社メリノスピンサーモを重ね、

中間着にはFoxfire社のウール・ハーフジップを...

シェルはノースフェース社のゴア対応モデルを着用。

ボトムスにはノースフェースのタイツを履き、マムート社の

Trekkers 3.0 SO Pantsを重ねました。

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実はここで「6本爪アイゼン」を装着しました。

正直「遅かった」と反省しています。

四国の一般的な雪山歩きには、「6本爪アイゼン」が

汎用性が高く、お勧めです。

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そして「ダブルストック」に、雪専用の「スノー

バスケット」は必須sign01

深雪対策として「ワカン」と滑落停止対策に

「ピッケル」も持参しましたが、

今回は使用しませんでした。

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西島からは陽が射す箇所も多く、雪表面が解けていましたが、

無色の凍結箇所には、アイゼンが良く効いてくれます。

今回は「刀掛けの松」を通る尾根コース。

次郎笈峠に向かう鳥居を潜って「遊歩道」標識の有る

トラバース道は傾斜が急で路肩も狭く、冬場は非常に

滑落の危険がありますので、絶対にお勧めしません。danger

 

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ここ数日は新雪が降った形跡も無く、トレースがしっかりと

残されていました。沈み込みや踏み抜きはほぼ無く、用意していた

スパッツやレインパンツも着用しませんでした。

でも少しトレースを外れると、やはり踏み抜きにはご用心sign03

雪量的には深い所で、ヒザ上ぐらいありました。

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頂上は間近です。青空にうろこ雲がたなびいていました。

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山頂部に到着。

西日本の第2標高に当たります。

ようやく他の登山者に遭遇。本日は6名に

出会いました。

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気温は山頂付近で-5℃程度。

広いウッドデッキで、しばし展望に酔いしれる...

この日は、遠く石鎚山も見えましたよ。

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吊り尾根の向こうには、次郎笈(じろうぎゅう/

標高(1930)で、四国第3標高の山になります。

 

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そして遠くには、日本二百名山の三嶺(みうね/

標高1894㍍)と剣山地の西エリアを形成する峰々。

近年、人気の縦走路になっています。

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北側の展望は、手前に長い尾根を持つ塔ノ丸(標高/

1713㍍)。「スノーシューハイクにモッテコイ!」の山。

奥には矢筈山(標高1848㍍)を最高峰とする

祖谷山地(いやさんち)の峰々。

本当に素晴らしい眺望に大満足ですnote

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冬山には是非、温かい温度を長時間キープしてくれる

魔法瓶、「サーモス 山専ボトル」をお試しください。

今回は「カップ麺」と「おしるこ」に使用しました。

寒い中で温かいモノを頂くと、元気が出ます!

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下山しても、剣山(左)、次郎笈(右)がずーっと顔を

出してくれていました。(happy01)good

 

今回の山行活動時間は3時間45分。歩行距離は5.54㌔。

総上昇量は606㍍でした。

 

剣山は標高がほぼ2000㍍で、一旦冬型で荒れると大雪、強風、

視界不良、気温低下、通行障害、雪崩の危険性が伴いますので、

細心の注意が必要になります。danger

紅葉のレポートに続き、本当に久々に剣山の雪の時期、

コンディションが良い中を、登ることが出来ました。

季節毎にまた登りたくなるそんな魅力的な山ですね。

ベースキャンプ高松店スタッフ