うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先日、徳島県神山町の焼山寺山(しょうざんじやま/
標高938㍍)に登ったレポートです。
今回は四国霊場11番札所の藤井寺から、
「最後まで残った空海の道」と呼ばれる遍路道を辿り、
12番札所焼山寺。更にその山頂までを縦走する...
ちょっぴりハードなプランです。
まずは歩き出しの吉野川市に在る藤井寺を参拝。
ここから次の札所まで、約12.3㌔の道のりが始まります。
1番札所の霊山寺から、ここまでの遍路道はほぼ街中を
歩くルートですが、ここからは人家も全く無い、完全な
山岳路となり、戸惑うお遍路さんも多いと聞いています。
でも古から多くの参拝者が辿った道のりには風情が
漂っていて、「これこそが歩いてみたかった遍路道」と
感激される人が多いのも事実。
ほぼ山中の道のりですが、貴重な展望所からは、
香川と県境を形成する阿讃山脈と吉野川の大河、
川が造り出した平野に広がる街並みが見えました。
このルートはアップダウンも多く、の
連続が続きます。
最初の登りは標高差約500㍍ながら長く、
ナカナカひと山が越せません。
杉木立に木漏れ日が差し込み、この日は
明るい道のりになりました。
今回特に感じたのは整備の素晴らしさです。
トレランの方も多く、人気の高さが伺えました。
最初の登りが終わり、柳水庵(りゅうすいあん)へ下ります。
ここの一夜堂で早めのランチとなりました。
*お遍路さんが無料で泊まれる宿泊施設。
昼食後は、標高差約245㍍の2番目の登り道がスタート。
登りのラストはイチョウの葉が落ちた石段を登り...
その先にはお大師さんが待つ...浄蓮庵,
通称一本杉庵です。
荘厳な世界観は感動的でもあります。
最後の下りは、標高差約345㍍。
折角コツコツと登って来ての「大下り」はショックです。
谷の向こうにはようやく焼山寺山が見えましたが、
まさかこの谷間の遥か下まで本当に下ることになる
なんて、誰も思いもしなかったのです()
ここでようやく左右内(そうち)の集落に出会えて、
ホッとさせられますが、
いよいよ最後の登りですね。お寺まで、標高差約300㍍は、
ほぼ登り一辺倒です。
アップダウンは終盤に足に応えますね。
暑い夏場は多くの方が足を釣る所。
やった~!12番札所焼山寺に到達。
参拝後は、更に山頂を目指しました。
お寺からの標高差は238㍍。
山頂には、12番札所の奥の院があります。
逆光の木立の向こうにはうっすらと山並みが見えました。
下山時にはお大師さんゆかりの「大蛇封じ込めの大岩」に
立ち寄りました。
聞けば金運アップのパワースポットだとか?
翌日、早速、年末ジャンボを買いに行きました(笑)
この日は総活動時間が、7時間52分。
歩行距離は16.2㌔。総上昇は1452㍍でした。
ベースキャンプ高松店スタッフ