うどん県、ベースキャンプ高松店です。
先日歩いた「遍路道歩き・伊予路」のレポートです。
今回は四国中央市の番外霊場・延命寺を出発し、
同市を横断し、愛媛と徳島の県境の境目トンネルまで
歩く、約31㌔の 超ロング行程 となりました。
愛媛県最後の札所は、第65番札所の三角寺。
愛媛は意外と山岳路が多く、最後まで本当に楽をさせて
貰えませんでしたが、歩く面白さが満載でした。
前夜の雨も上がり、気持ちの良い歩き出し...
国道11号線から1本入った、「旧道歩き」が延々と続きます。
南側には赤星山を主峰とする「法皇山脈」が望め、
その山並みに沿って東へ、歩いて行きます。
前方に製紙業が盛んな川之江・伊予三島の
工場地帯の煙筒群が見えて来ました。
その奥には香川の山並みもチラホラ。
長かった「旧道歩き」も終わり、いよいよ伊予の国、最後の
札所の三角寺への登りがスタート
この周辺は四国でも有数の「遍路導/へんろしるべ」、
いわゆる昔から残った道しるべが多く残っているエリア。
どでかい石の道しるべは、存在感があります
またこれが古来から続く遍路道の証しでも有り、
自分の歩いているルートが正解だと判るので、
正直、とてもありがたい道案内なのです。
三角寺の標高は約370㍍で、自然豊かな素晴らしい
古から続く、遍路路が復元されています。整備も良好。
三角寺に到着。と、思ったら、物凄い急な石段が
頭上に現れて、大ショック()
でも境内では、秋なのに 桜 が咲いて、大歓迎
聞けば、「四季桜・しきざくら」と云うそうです。
若干ながら、木々も秋色の気配が感じられました。
三角寺からは東進。県境を目指します。
山腹のトラバース道からは、左手に瀬戸内海と島々の
眺望が広がって見えました
川滝町は山間に田畑が広がり...牧歌的な光景。
最後はひたすら続く上り坂を、県境のトンネルまで
歩き通し、歩行終了。
これでようやく、伊予路も卒業になります。
遍路道は、徳島⇒高知⇒愛媛⇒香川と順繰りに続くと
思われていますが、実際は、愛媛⇒徳島⇒香川 と、
最後の香川に入る前に、徳島に再入場することになります。
次回は、四国一標高の高い札所(標高約900㍍)の66番
札所の雲辺寺に登る...最難関行程となりますが、
晩秋の紅葉狩りの遍路旅に期待しましょう
今回も話題の軽量ランニングシューズの「ON」を
履いての参戦でしたが、三角寺の山道もこなして
くれました。
しばらくは、「ON THE 遍路道」が続きそうです。
ベースキャンプ高松店スタッフ