基本的に、「やらない後悔よりやる後悔」ということが最近マイブームなので、今日は「レイクオハラ」というカナディアンロッキーでは聖地と言われる奥地に行ってみました。聖地、とは少し言い過ぎかもしれませんが、なんでも訪れるためには夏のシーズン中は一日40組くらい限定のバスに乗るか(3か月前予約必須だとか)、それが出来ない場合は11キロもの道を徒歩で歩くしかないという場所とのことです。
今はオフシーズンなので、11キロを歩きます、しかも往復なので、トレイルが始まるスタート地点に行って帰ってくるだけで22キロ。スタート地点についてからトレイルが始まるので大まかな合計一日約30キロ歩行・・・。
30キロ・・・。
まあ、せっかくなので、では出発。
【コース総距離・コースコンディション】
約29km。
基本は全て雪道です。
11キロにわたるレイク・オハラ到着までの道は、多少の上り下りがありますが、除雪車が通っており、コンディションに関しては問題ありません。
レイク・オハラ到着後の道は一変、多少はトレース跡がついていますが、基本は誰も踏み入れていない状況を想定していくべきです。平均して太ももまでの高さの雪はが積もっています。
【所要時間】計7時間30分
トレイルヘッド⇒130分⇒デイシェルター⇒90分⇒、ビッグ・ラーチズルート分岐(レイク・マッカーサー行)⇒40分⇒デイシェルタ⇒20分⇒レイク・オハラ湖展望地(レイク・オエサ行)⇒35分⇒デイシェルタ⇒135分⇒トレイルヘッド
たくさんの人が入山しています。
レイク・オハラ。
凍り付くシェイファーレイク。
太ももまでの積雪とトレイル不明のため、ここで撤退。
展望地より。
11キロの歩行は2時間で行くことが出来ました。途中、合計で30名くらいが同じく歩行で下山してきたので、この時期にこのエリアへの入山はメジャーであるのだと思われます。デイシェルター到着後は、目当ての「レイク・マッカーサー」に行くためのルートへ。
結論だけ言うと、基本的にはこの時期は、もう誰もそこまでは行ってないようです。つまりは、トレースに踏み入った後がありません。
頑張って1キロ程は進みましたが、基本ルートに太ももまで新雪が積もり始めると、体力以前にトレースが分からなくなるためあきらめました。マッカーサーが無理ならと、レイク・オエサという別の有名な湖に目標を変えましたが、同様、踏み入った後がないので諦めました。あの下山した何グループにもわたる大人数は、どこに何しに入山してきているのか、正直、謎としか言えません。
結果、スタート地点にある、レイク・オハラという湖を一周して帰るということになりましたが、聖地に足を踏み入れられただけで、満足ということにしておきます。
ちなみに最近報告を怠っていましたが、当然私のサスカッチ足跡探索は山登りの際も継続しています。
特に、生息地であると思われる「山の中」、そして、トレースがくっきり残る「雪」となれば、未確認動物の足跡調査では最高のコンディションと言えるでしょう。
そして、ついに、ついに見つけた足跡がこれです。(※冗談抜きで本当にやらせなし)
撮影場所は、レイク・オハラ。
これは、明らかに他の動物との足跡とは異なります。
また、人間の足跡だった場合、雪の上をそのまま歩くのか、という疑問が残ります。
皆さんはどの様にお考えでしょうか?
残念なのが、サスカッチ(別名ビックフット)の名前通り、大きな足跡ならよかったのですが、せいぜい25~27cmくらい。そして、一番残念なのが、足跡を湖畔から追うと結局20m先にある「STAFF RESIDENCE」と書かれた、なんか営業して煙突から煙がモクモク出ている建物へと向かっているということでしょうか。
後の判断はお任せしますが、個人的には、雪の上で5本指シューズを履いているのだとしたら、真面目にサスカッチや雪男を探している人の迷惑なのでやめてほしいと思いました。表面積の関係から、シューズの方が温かいですよとも助言したい。本当に素足で歩いているのなら、凍傷になるから気を付けて。
万が一ではあるが、サスカッチを建物内で働かせているのだとしたら、そんなことで人件費を削減するより世紀の大発見を発表した方がよほど儲かると申し上げたいし、詳しくは知りませんが動物愛護の観点からも引っかかるのでは?
サスカッチだけで建物を利用しているケースのことを考えましたが、私の頭では状況に追いつけないため、残念ながら推測はここまでとします。
とにかく、最初発見した時は本気で「えっ!?」と叫びました。
結構、大きな声だったと思います。
(更新日時2016年10月19日)
高橋大輔(探検家のほう)みたいに発見できるといいですね。