カヌー初日。
山田さんは軽い気持ちでドーソンまで行く私と違い、数か月にわたるベーリング海までの本気の行程。カヤックもご自身のものを日本から持参、分解可能型なので形状も少し異なり、食料の量も多くパッキングに時間がかかるとのことです。
さらに話を聞くと、何でもアイヌ人と骨格が似ている、いわゆる祖先ではないかという骨がユーコン川で見つかっており、そこから日本までをカヤックやカヌーで繋ぐということに挑戦中とのこと。達成までの遠征を数回に分けているらしく、今回は二回目だとか。
単なるちょっとしたカヤック好きのレベルではありませんでした。
え、そのレベルってスポンサーとかつかないんですか?とか聞いたら・・・すでにスポンサー付いてました(笑)
しかも、アメリカではそのアドベンチャーの件で既にテレビ出演したことがあるとか。
えーと、ああ、なんかすごい人と一緒になったな・・・。
今回の遠征でホワイトホースに来る前の湖で死にかけたという話をしてもらったんですが、正直冗談抜きで死にかけたんでしょう・・・。
今回そんな山田さんと、たまたま太陽ソーラーの不具合でホワイトホースに数日いたところに偶然出くわしたのでした。
こちらがこのブログでの紹介について伺ったところ
「隠さなければならないことは何も伝えていない」と快諾…かっこいい。
いや本当に。
カテゴリ…世界の強者達【カヤックのスペシャリスト山田龍太さん】
使用する川地図。
私の使用するレンタルカヤック。
山田さんのカヤック。
最後、三人で記念撮影。(右沖野君、(左)山田さん、(中)私
今年で30歳ですが、精神年齢は多分40。
そして16時出発!
カヌーは非常にゆったり。
パドルと後ろについているヒレとで方向転換を行います。
基本、川は流れているので漕がなくても進みます。
明らかに自転車とは異なるゆったりとしたスピード感。
正直遅すぎるのではと感じましたが、川はほぼ初心者なので、まずはこの世界に慣れることに専念しました。
初日はEGG ISLANDというかわいらしい島のテント場に宿泊。
既にカナダ人女性が4人着いていてテント泊していました。
なんと、このうちの一人が
「あなた、たしかウシュアイアまで自転車で行くという日本人よね…カナダのテント場であなたのあのグリーンのテントを見たわ」とのこと。
本人とはしゃべった記憶がないので、同じテント場の別の人から聞いたものと思われます。
ちなみに、彼女はもうこの川下りは5回目だとか。
島なので熊対策に油断していた私たちに、
「くれぐれもテントには食料を入れないように」と念を押して忠告してきました。
島なのに熊が来れるのかと聞くと、「ベリーベリーイージー」とのことです。
くわばらくわばら。
本日の走行距離24キロ
(更新日時2016年7月13日)
コメント