2025年1月

2025年1月 5日 (日)

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

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四国八十八ヶ所の全行程を歩いて完全踏破する...

主催琴参観光、ベースキャンプ高松店スタッフがフルサポートする...

「がんばらない遍路道歩き」17期生の第24行程のレポートです。

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昨年12月14日~15日の1泊2日で、四国最南端の足摺岬を

目指す、約33㌔の歩行は、両日共にお天気に恵まれて、

豪快な冬の太平洋を感じつつも、かつての山岳古道を辿り、

足摺岬の山海の自然をしっかり堪能出来ました。good

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歩き出しは四万十市の四万十野鳥公園。

ほぼ四万十川の最河口部に当たります。

気温は7℃で、少し風が強かったです。

足摺岬へは岬の東海岸を通る、オーソドックスな

コースを辿ります。

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基本は国道321号(サニーロード)を南下しますが、

旧道から生活感の有る集落の中に導かれることもしばしば...

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四万十市から土佐清水市の市境へ、峠越えの登り...

さすがに登りで汗を掻きました。sweat01

峠には長~い伊豆田トンネルが控えています。

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土佐清水市の下ノ加江川沿いを下り、下ノ加江の

集落を歩けば、海はもうすぐ。

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下ノ加江の海岸でランチタイム。riceball

海の向こうには明日通る予定の窪津の突端が見えています。

「足摺岬?」とよく聞かれますが、足摺はまだその奥になります。

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スタッフのランチは、行きのJAで購入した...

「四万十ビーフバーガー」なのだ。fastfood 

夕食を想定して、洋風の小食に徹しました。

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さすがに南国土佐。12月中旬ながら、みごとな

大銀杏の黄葉。 気温はこの時間、10℃に達していました。

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海の色は手前はエメラルドグリーンで、沖に行く毎に、

コバルトブルーへ。またその水の澄んだことったらsign01

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太平洋に沿い歩く、シーサイドウオーク run

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そしてときどき山の中へ...

廃道と化していた、かつての古道を事業化して復元・整備

してくれています。今は「足摺遍路道」と称して、

お遍路さんに人気の道のりとなっています。

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この時期ならでは、道端には黄色のツワブキが一杯 note

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そして今日のメインの大岐の浜が出て来ました。

眼下に広がる白砂の海岸は約1.6㌔。

美しい砂浜が続きますが、ここもれっきとした遍路道sign01

四国有数の人気のサーフィンスポットでもあります。

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橋を渡って、砂浜に取り付きましょう。

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海の向こうの島がナント、浮いている様に見えています。

海面と上空との温度差が激しい時に見られる「浮島現象」です。

この状況だと日の入りに「だるま夕日」が見えるかも...

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靴を脱いで、冬の太平洋の波打ち際を歩く猛者も... (coldsweats02

でも意外と冷たくなくて、気持ちが良いモノです。good

固定概念を打ち崩し、新たな価値観を育むのも遍路道歩きの魅力。

その感受性やお気持ち如何で、「自分自身の再発見」の旅となるのです。

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砂浜歩きの厳しさを実感して頂けた様ですね。

一歩、一歩、砂に足を取られ、結構足に応えます。

楽なのは海水に濡れて固く締まった波打ち際ですが、

そこは押し寄せる波で、濡れることを覚悟しなければいけません。

でもこの非日常感、開放感は格別の体験となることでしょう。

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大岐の浜から急崖を登って、再び車道に戻ります。

「砂浜歩きは本当に遍路道?」と疑った方も、ここの

遍路しるべで「本当だったんだ」と納得されたことでしょう。

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初日のラストの以布利の港が見えて来ました。

【歩行データ】

歩行距離:20.27㌔ 行動時間:5時間42分

総上昇量:252m  総下降量:198m

総消費カロリー:1613カロリー

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宿泊先のホテルのプライベートビーチへ下り、

夕日を見ることにしました。

ゴツゴツした岩場、打ち寄せる波...

少し怖いぐらい...

黒潮で浸食された海岸は迫力満点。

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午後17時過ぎ...

ナカナカ条件が揃わなければ見ることが出来無い、

「だるま夕日」を見ることが叶いましたぁsign03

こんなに綺麗に見れたのは、過去一ぐらいかも。

素晴らしい自然が造り出したスペクタルショーに酔いしれました。

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そうしたら、別方向には満月が出ているし...

聞けば今宵はふたご座流星群の極大に近いらしい。☆彡

後で露天風呂に浸かり、夜空を眺めることにしましょう。spa

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初日を歩き終えた達成感に、だるま夕日の余韻が残り、

足摺温泉郷で汗を流しての夕食は、また素晴らしかった (happy01)/beer

豪快なワイン蒸し鍋の登場~ 

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更に新鮮な海鮮料理が並び、まさに豪華絢爛。

「全部食べられるかな?」

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                                                                                        。

宿泊行程ならではの楽しい夕食のひととき...

会話も箸も弾み、お酒も進みますね。

絶対完食出来ないだろうな、と思っていましたが、

全テーブル共にみごとに完食していましたぁ...

「す、すごい 」 (wobblyimpact

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2日目は昨日歩き終えた以布利港からのスタート。

朝の港では収穫された魚の選別作業がたけなわでした。

珍しい光景に皆さん興味津々。

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いきなり海辺を歩き、足摺遍路道へ。

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野趣あふれる道のりが続々出て来ます。

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でもどの道もしっかり歩かれた形跡が確認出来て、

単調な車道を歩く道のりよりも歩くのが愉しく感じられました。

雰囲気も独特で、足摺原生林を歩いている様で、秘境ムードも

たっぷり。

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今回は初めての道のりにも挑戦してしまいました。(coldsweats01

結構アップダウンが有りましたが、整備は良好でした。

昔からの遍路しるべが残っていて、感慨深しでした。

「こんな山の中も、かつては歩いていたのですね?」

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通り掛かった軽四トラックの運転手から声を掛けられたと

思ったら、いきなり下りて来て、「昔の遍路道を案内してあげる」と

云うことで、長靴ながら、しばし一緒に歩いて頂くことに...

現地の楽しいお話を聞きながら楽しく歩かせて頂きました。<(_ _)>

さすが土佐ならではの豪快で、気さくな人柄 ~。

一期一会のこんな出会いも、遍路旅の醍醐味ですね。

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足摺321号(サニーロード)をひたすら南下。

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豪快な太平洋と

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「これぞ、足摺shine」と云う...暖洋性の木々に覆われた道のり...

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そして遂に四国最南端の足摺岬に到達したのです。 \(happy01)/

対極に在る室戸岬から弓なりの土佐湾を遂に歩き切りました。

本当に土佐の行程は面白かったですね。

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岬に建つ四国霊場第38番札所の金剛福寺を参拝。

よくよく考えれば、実に3行程ぶりの札所になります。

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2日間に渡り、行きつ離れつで歩いたベルギーから来た

イケメンのお兄さんとご一緒に記念撮影 camera

聞けば2か月の休暇でお四国を歩いて廻るそうです。

お四国を愉しんで、是非、完歩してくださいね。

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参拝後は足摺岬観光へ。観光ではナカナカ訪れない、

白山洞門へご案内したら、皆さん大喜びでした。

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いわゆる海蝕洞門ですが、ハート形になっています。

ご夫婦でみごとなハートマークを完成。♡

GOOD JOB good 

                                                                                                             .

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アト、以布利でジンベエザメも見ることが出来ました。(lovely

                                     。

次回は17期で云うと全行程の丁度半分、折り返し行程になります。

四国3番目の伊予の国へ、土佐からの越境越え区間を1泊2日で

歩く、2025年の初歩きですshineshine

                                               ・

ベースキャンプ高松店

2025年1月 3日 (金)

ベースキャンプ高松店です。

                                  ・

2024年の最終の山歩きレポートです。

最後は雪山入門レベルの内容で、一年を締め括りました。

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12月25日(水)は、愛媛県上浮穴郡久万高原町と、

高知県高岡郡津野町、吾川郡仁淀川町にまたがる

標高1485mの天狗ノ森に登りました。

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天狗高原は大野ヶ原から鳥形山まで東西25kmに及ぶ

四国カルストの東部に位置し、天狗ノ森が最高地点。

『星ふるヴィレッジTENGU』の奥にある登山口までは、

アイスバーンの所が数ヶ所あるが、概ね安全にアプローチ出来ます。

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アクセス道の途中の展望所から、四国カルストを遠望。eye

お天気は抜群ながら、「エッ、雪はほとんど見えない」

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登山口には辛うじて雪が残っていました。「ホッ」

ここからの標高差は100m程度ですnote

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瀬戸見の森の展望所から、西の展望。

稜線上にのみ、白い残雪が見える程度でしたが、

最奥の大野ヶ原までクリアに見えました。sun

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こちらは太平洋側の眺望。

幾重にも連なる山々~~~ 

四国は山ばっかり~なのです。

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ほぼ稜線に登ってきましたので、後は稜線伝いに、

天狗ノ森を目指します。

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稜線上では、雪量が20㎝程度でした。

雪遊びにはちょっと物足りなかったですね。

でも雪道歩きの初体験には、ちょうど良かったかも...

南国高知でもこうして高嶺には雪が積もりますsign01

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この日は防水ハイカットのトレッキングシューズに、

6本爪の簡易アイゼンやチェーンアイゼンを装着して

雪道歩きを愉しみましたぁ。(happy01)/

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ナント、白い雪を抱いた石鎚連峰も見えましたぁ (lovelygood

ここまで見えることはナカナカ無いですよ。

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四国カルストの最高峰、天狗ノ森に登頂sign01

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東側は石灰の採掘場が在る...鳥形山。

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無事、下山。

雪道歩きを体験して、チョッピリ感覚が分って

頂けた様で、良かったです。

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今シーズンは昨年度より雪が多そうなので、四国でも

雪山を愉しめる期間が長くなりそうな気がします。

安全装備、安全計画、天候判断をしっかりして、

決して無理せずに雪山トレッキングをお愉しみください。

ベースキャンプ高松店スタッフ

2025年1月 1日 (水)

                                                       ・

 謹 賀 新 年

                                     ・

Dryu

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明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

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当店の元旦の営業時間は、12:00~18:00です。

香川高松では、お天気に恵まれて、気持ちの良い、

一年の最初の日を迎えることが出来ました。(happy01)/

                                         。

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                                       ・

新年度「アクティブシニア割」初開催になります。

また店内各コーナーでは最大30%FFクリアランス品がまだまだ沢山

有りますので、是非探しにお出でくださいsign01

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Hyakuzann

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「四国百山」カレンダーも残りわずか...

店内で無料配布しています。 

まだの方は是非sign03

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Henro1

                                   ・

今年もまだ見ぬ山海のアウトドアフィールドに

出掛けてみませんか?

冒険心と少しの緊張や不安...そして達成感 sign01

そんな挑戦を、今年も私達スタッフがしっかりと

後方よりサポートさせて頂く所存です。

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Dauragiri2

                                       ・

そして世界がより平和で、もっと行き来しやすい環境に

なります様に...   円安も落ち着いてくれます様に...

自然が今後ともず~っと残ってくれます様に...

願い事に尽きるということは無いですね。 (coldsweats01

                                                                                                                     .

ベースキャンプ高松店スタッフ