うどん県、ベースキャンプ高松店です。
2000年から始まった琴参観光主催の「遍路道歩き」ですが、
当店スタッフのフルサポートのもと、23周年をめでたく迎える
ことが出来ました。本当にありがとうございます。
そして9月10日に、新たな「遍路道歩き17期」がスタートしました。
コロナの影響で3年間、開催が延期されていたので、
本当に久しぶりの募集でしたが、沢山のご参加を頂きました。
初回は徳島県鳴門市の1番霊場霊山寺から7番十楽寺までの
約17㌔の歩行になります。
まずは1番さんで歩き出し前に参拝を。
「お遍路さん」自体が初めての方も多く、期待と不安が
入り混じった中、参拝作法も見様見真似で初挑戦
「読経」って、結構体力を使うものなんですよね。
深夜から断続的な雨に見舞われましたが、
歩き出し時点では雨も上がり、風もそよいで、
曇天の中、とても涼しく歩き出すことが出来ました。
外気温は25℃ぐらい。
これもお大師さんのおかげですね(笑)
今回でシリーズ27回目の歩く旅になりますが、
1番~2番で初めて新しいルートを採用。
季節柄、庭木で白や赤のサルスベリの花が
一杯咲いていました。
約1.4㌔歩いたら、2番札所の極楽寺に到着。
時速3㌔の、ゆったりペースなので、皆さん大丈夫そう...
2番極楽寺の境内にはお大師さんお手植えと伝わる巨杉の
「長命杉(ちょうめいすぎ)」が在ります。この木に触れて
長寿を祈願すると、3年、長生き出来るそうです。
ちょうど手の届く高さで参拝者がナデナデするので、
樹皮のその部分だけが、ツルツルに磨かれた状態です。
通称「撫養街道(むやかいどう)」を
東から西へ辿ります。
周辺は田んぼや畑が続く...のどかな道のり。
少し雨に降られましたが、降水量は0.5ミリ程度で、
傘を10分程差しました。雨具の装着は今日は不要でした。
古の遍路道はこんな感じになっていました。
コロナの影響で歩いていないのでしょうね?
今日は他に2名の歩きの方に出会ったのみ。
一瞬ためらう...草ボウボウの畦道。
秋ですね。スズメバチが飛び交っていました
歩く旅の良さは、季節の移ろいを五感で感じられる
所なんです。
今日はこんな草が生い茂る遍路道が3箇所も
ありました。ちょっと驚きです()
3番金泉寺を参拝し、順調に進みます。
歩行スタッフの間で、各自好きなポジションで
歩いて貰いました。
当歩行では宗教的な制約は全くないので、
ウエアは自由。参拝も自由です。
かつて栄えた街道筋は往時の風情を残し、
さながら「お宅拝見」の道のりの様。
田んぼの畦道歩きはドキドキの連続
皆さんが想い描く...そんな風情ある遍路道が
ようやく出てきましたよ。
3番奥の院愛染院で休憩。
ここには大きなわらじが奉納されて、腰から下の
病に霊験があるのだとか...
凍らせた...涼やかなお接待をさせて頂きました。
この辺りは、しばし自然豊かな山道が続き、
ホッとさせられます。こんな道が大好きです。
お昼前に4番大日寺に到着。
上空には青空が広がって来ましたぁ
阿讃山脈の麓のお寺を参拝後、ランチタイム
今日はお弁当持参で、風の抜ける木陰で頂きました。
余りの気持ち良さで、お昼寝したいぐらいでした(笑)
結構いらっしゃいました。感心、感心 ()
5番奥の院五百羅漢を拝観し、5番地蔵寺を参拝。
恐れていた天候になってしまいましたぁ
強烈な陽射しが降り注ぎ、気温は一気に上昇
30℃を遂に突破...
この暑さで歩行ペースも一気にダウン
先頭から最後尾まで、隊列は長~~~く()
「もう、限界休憩したい
」と誰もが暑さに苛まれた頃、
後方支援隊がガリガリ君を調達し、配達してくれましたぁ
GOOD JOB!
北側には徳島・香川の県境の山並みが連なり、
その裾野に沿って歩いていきます。
アイスを食べて、少し元気になったかな?
今日一番の札所間の長い区間、5番6番の約5.3㌔を
歩けば、最終目的地の7番十楽寺は1.2㌔とすぐ近く。
ナント青空の後に、怪しい真っ黒な雨雲が追い掛けて
来たのだから、さぁ大変 ()
歩行ペースもアップせざるを得ませんでしたぁ。
そして竜宮門が象徴的な7番十楽寺に到着。
参加者全員がみごと完歩を果たしたのです
そして参拝後、バスに戻った瞬間に豪雨 。
ギリギリ、セーフでした ()
それにしても途中で暑さが厳しかったですが、
皆さん頑張ってみごとに歩き切りました。
非常に頼もしく感じましたよ。
次回第2行程は、7番十楽寺から、吉野川を北岸から、
南岸に渡り、11番藤井寺まで歩く...約20㌔の行程。
こう、ご期待ください。
ベースキャンプ高松店スタッフ