2022年5月20日 (金)

大川嶺~笠取山 ~山レポート~

うどん県、ベースキャンプ高松店です。

 

519日は愛媛県の久万高原町のなだらかな高原が

広がる大川嶺連峰の尾根歩きを愉しみました。

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何たって、この時期のお目当てはこの山域に

自生するツルギミツバツツジの大群落!

 

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ちょうど当日の地元の新聞にツツジの見頃情報が

掲載されたばかりで、数百名の方が押し寄せて、

山上は無茶苦茶に賑わっていました。

 

昨年は花付きが良く無かったと聞いていたので、

今年は早々と狙い目を付けていたところ、

ドンピシャにハマりましたぁ!

いわゆる、「当たり年」に遭遇。happy01)/

 

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美川峰東側から、車道歩きをスタート。

「西の明」手前の「ツツジヶ森」は壮観!

緑の山腹を咲き誇るツツジ赤紫に染めて、

思わず歓声が上がる程。

行き交う車もここでは一時停止で、

皆さん、写真をパチリ!camera

 

「本当に四国なのか?」

まるで九州大分の久住山にミヤマキリシマを

見に来ているかのような錯覚?

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その下には伊豆ヶ谷のブナやナラの原生林の新緑

モコモコと湧き上がるかの様な勢い。

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のんびりと牧歌的な高原漫歩を満喫しながら、

まずは大川嶺を目指します。

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車道から笹とススキで覆われた牧草地へ、取り付きます。

この辺りの笹は低く、歩きやすかったです。

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登山道はこんな感じ。

何となく分かりますよね(笑)

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ここは四国カルストの北端に位置し、

隆起準平原の地形で、山頂部はなだらかで、

山歩き超初心者にはお勧めのコースです。

 

でも不思議なことに気が付いたのですが

ツツジは西側斜面にだけ咲いていて、

東側斜面にはその木自体が全く存在して

いない様に感じました。

 

背後には石鎚連峰や東温アルプスの峰々も

うっすらと見えています。

 

早々と大川嶺(おおかわみね/標高1525㍍)に到着。

ピークらしく無い、なだらかなピークです。

かつてはこの辺り一帯は一大放牧地だったそうです。

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ここからは笹が深くなるので、スパッツ雨具下装着

ダブルストックで笹を掻き分けて、決して踏みたくないモノ、

踏んだらヤバイモノを回避しなくてはいけません!

また虫も多く、虫除けネットと防虫スプレーは必携!

 耳の中に入り込むモノに悩まされました。

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道沿いには残置の有刺鉄線も有り、気が抜けません。danger

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大川嶺を後に、笠取山に向かいます。

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笠取山に向かえば、やはり山腹の西面にだけ

ツツジ咲き誇っており、素晴らしい

壮観な眺めでした。eye

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チゴユリが開花したばかり

マイヅルソウも

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ツツジは、大分開花が進んでいました。

今がまさに見頃の最終ピークに感じました。

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笹が腰位まで伸びている中を進みます。

濡れておらす、歩きやすかった方ですね。

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愛媛・高知県境に立つ中津明神山も見えています。

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笠取山西斜面のツツジの群落が素晴らしい!

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キスミレ、ようやく発見!

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笹漕ぎ歩きは大変でしたが、目くるめくツツジ

群落を追い掛けて歩くのは面白かったです。

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山上近くまで車道が延びていて、ほとんど歩かずに

咲き誇るツツジを間近で見物することが出来るのです。

でも今回は20人程度のハイカーがいらっしゃいました。

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笠取山山頂(かさとりやま/標高1562㍍)に到達。

南には四国カルストが広がって見えました。

よく歩いてきましたね。

ここでランチにして、車道を歩いて無事下山。

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下山後、真新しいカフェに寄り道。

お茶して帰香。cafe

 

歩行距離:6.3㌔  タイム:3時間10分

総上昇量:237㍍

ベースキャンプ高松店スタッフ