うどん県、ベースキャンプ高松店です。
5月19日は愛媛県の久万高原町のなだらかな高原が
広がる大川嶺連峰の尾根歩きを愉しみました。
何たって、この時期のお目当てはこの山域に
自生するツルギミツバツツジの大群落!
ちょうど当日の地元の新聞にツツジの見頃情報が
掲載されたばかりで、数百名の方が押し寄せて、
山上は無茶苦茶に賑わっていました。
昨年は花付きが良く無かったと聞いていたので、
今年は早々と狙い目を付けていたところ、
ドンピシャにハマりましたぁ!
いわゆる、「当たり年」に遭遇。()/
美川峰東側から、車道歩きをスタート。
「西の明」手前の「ツツジヶ森」は壮観!
緑の山腹を咲き誇るツツジが赤紫に染めて、
思わず歓声が上がる程。
行き交う車もここでは一時停止で、
皆さん、写真をパチリ!
「本当に四国なのか?」
まるで九州大分の久住山にミヤマキリシマを
見に来ているかのような錯覚?
その下には伊豆ヶ谷のブナやナラの原生林の新緑が
モコモコと湧き上がるかの様な勢い。
のんびりと牧歌的な高原漫歩を満喫しながら、
まずは大川嶺を目指します。
車道から笹とススキで覆われた牧草地へ、取り付きます。
この辺りの笹は低く、歩きやすかったです。
登山道はこんな感じ。
何となく分かりますよね(笑)
ここは四国カルストの北端に位置し、
隆起準平原の地形で、山頂部はなだらかで、
山歩き超初心者にはお勧めのコースです。
でも不思議なことに気が付いたのですが…
ツツジは西側斜面にだけ咲いていて、
東側斜面にはその木自体が全く存在して
いない様に感じました。
背後には石鎚連峰や東温アルプスの峰々も
うっすらと見えています。
早々と大川嶺(おおかわみね/標高1525㍍)に到着。
ピークらしく無い、なだらかなピークです。
かつてはこの辺り一帯は一大放牧地だったそうです。
ここからは笹が深くなるので、スパッツや雨具下を装着。
ダブルストックで笹を掻き分けて、決して踏みたくないモノ、
踏んだらヤバイモノを回避しなくてはいけません!
*また虫も多く、虫除けネットと防虫スプレーは必携!
耳の中に入り込むモノに悩まされました。
道沿いには残置の有刺鉄線も有り、気が抜けません。
大川嶺を後に、笠取山に向かいます。
笠取山に向かえば、やはり山腹の西面にだけ
ツツジが咲き誇っており、素晴らしい…
壮観な眺めでした。
チゴユリが開花したばかり…
マイヅルソウも…
ツツジは、大分開花が進んでいました。
今がまさに見頃の最終ピークに感じました。
笹が腰位まで伸びている中を進みます。
濡れておらす、歩きやすかった方ですね。
愛媛・高知県境に立つ中津明神山も見えています。
笠取山西斜面のツツジの群落が素晴らしい!
キスミレ、ようやく発見!
笹漕ぎ歩きは大変でしたが、目くるめくツツジの
群落を追い掛けて歩くのは面白かったです。
山上近くまで車道が延びていて、ほとんど歩かずに
咲き誇るツツジを間近で見物することが出来るのです。
でも今回は20人程度のハイカーがいらっしゃいました。
笠取山山頂(かさとりやま/標高1562㍍)に到達。
南には四国カルストが広がって見えました。
よく歩いてきましたね。
ここでランチにして、車道を歩いて無事下山。
下山後、真新しいカフェに寄り道。
お茶して帰香。
歩行距離:6.3㌔ タイム:3時間10分
総上昇量:237㍍
ベースキャンプ高松店スタッフ